こんにちは。ビジネスクリエーターズののむらです。
現在、ビジネスクリエーターズは、活動開始からでいうと20年が経ち、
法人化して16年が経ちました。
(創業は2004年4月、法人化は2008年4月)
活動内容の変遷等もありましたが、
過去の取り組みのひとつひとつを通して得られた知見こそが弊社の資産だと思います。
派手に組織を拡大することもなく、積極的に人前に出ることもなく、
比較的、地味な活動を続けているようにも思います。
これは偏に代表をやっている私や、
今の経営メンバーの性格や趣味が反映されている結果だとも思います。
他社の経営や事業推進の支援を続けていると、常に裏方ということになります。
弊社のコンサルティングのスタイルは、
「プロフェッショナル人材をチームにしてプロジェクト制で進める」
という構図なので、
「永続的にお付き合い」みたいなことを推奨していません。
最も推奨するスタイルは、
弊社チームとお客様チームとで協働できる部分は積極的に協働することで、
お客様側に我々のプロジェクト推進や業務遂行に関するノウハウを習得して頂きます。
結果的に、お客様チームで自走できるようになることが理想です。
というのが、弊社がプロジェクトで関わる
企業も事業も弊社のものではなくて、お客様のものだからです。
もちろん、開発等、内容によっては丸っとご支援のようなプロジェクトもありますが、
コンサルティングについては、その余地が十分にあると考えています。
安定志向の企業経営を目指すのであれば、
顧客企業にガッツリ入り込んで、依存度を高めるという方法もあるのは理解しています。
ただ、これによって守られるのは「雇用」であり、
嫌な言い方をすれば、実力のないサラリーマンコンサルタントを養う仕組みだとも言えます。
そして、
そういう「働く人に優しい会社」がホワイト企業と言われているトレンドも理解していますし、
「安心感のある環境でこそ成長できる」という反論が来るのも分かります。
一方で、現実的なことを言うと、
弊社が一緒にお仕事をしている独立したコンサルタントの方々は、
皆さん、実力もありますし、成長意欲もとても高いです。
(ひょっとしたら)安心感ではなくて危機感から来ているものかもしれませんが、
少なくとも「給料が保証されているから成長できる」という反論に負けるような現実は
どこにもないと思います。
とはいえ、
全てが0か100かみたいなこともありませんので、独立されている方にもグラデーションはあります。
ただ少なくとも、多くの方が日々、成長している傾向にはありますし、
長く続けられている方はやはり皆さん、かなりの実力者であり猛者です。
そういった素晴らしい方々とのご縁もあることなのでと、
「プロジェクト化するほどでもない」
「まだ具体的に動く段階ではない」
「今の時点で社内では言いにくい」
「個人的な課題がある」
等、スポットでのご支援にしたほうが良い話題について、
オンライン相談を受け付けることにしました。
こんにちは。ビジネスクリエーターズののむらです。
さて、コンセプトダイアグラムなるメソッドが世の中にはあるのですが、
どうもしっくりくる整理や説明がなかったので、
自分なりに使いやすく整理した内容を共有しておこうと思います。
コンセプトダイアグラム自体は、あらゆる施策検討に使えると考えています。
ざっくりいうと、
ターゲットとなるユーザーの行動の変遷を認知と行動に分けて整理します。
その整理された結果に対して、どうしたら理想的な遷移が起こるのか?
と考えるきっかけにできるので、かなり万能だと思います。
マーケティング施策の検討なんかは分かりやすいですが、
色々と応用が効くので、
セールスレターとかLPの文章構成であったり、
採用広報であったり、
今回、例示するような社内を変革させるような場面でも使えます。
本質的には、
「他者の認知や行動を変革させる」
という条件に合えば何でも使えます。
また、こうやって整理したり言語化することの効果は、
他人と議論したり、検討結果を記録することにあります。
組織で動いている場合には車輪の再発明を避けるためですし、
本当の天才でない場合には言語化することで思考の可視化が重要です。
(だいたい、思考を可視化しないケースの多くは、自分が天才ではないことがバレたくないという安っぽい見栄の問題だったりします)
さて、若干前置きが長くなりましたが、コンセプトダイアグラムの作り方と使い方について、スライドがあったので、それを貼って説明します。
■全体像
全体の構造はこんな感じです。
考える順番の番号を振っています。
■ターゲットとゴールの設定
ターゲットは具体的に設定したほうが、検討も具体的になります。
■ステップの定義
こちらは、ステップが多くなりすぎる場合には、そもそもゴールを分けたほうが良いです。
■ビジネスフローの定義
ここでは、粒感が揃うように、ユーザーの認知や行動の変遷をフローとして置いていきます。
そうすると、一旦、コンセプトダイアグラムの作成は完了です。
■検討につかう
作成したコンセプトダイアグラムの活用は、ユーザーが理想的な遷移をするためにはどうしたら良いか?
と考えて、施策案を出したり、振り返りをします。
今なら、GPT4を壁打ち相手に議論をしても良いかも知れません。
前提条件、質問も具体的なので、それなりに具体的なアイディアが出るかもしれません。
■作成例
こちらは、作成例です。全社DX推進に参画したいという社員の変容をゴールにしてみます。
■活用例
遷移に注目して施策案を検討してみます。
ちなみに、今回の例ではPPTで描いていますが、
描くことが目的ではないので、普通にExcel表やスプレッドシートのセルをつかって
ステップ、要素、矢印を記入しても良いと思います。
と、珍しくTIPS的な記事を書いてみましたが、
コンサルティングのプロジェクトの中では、
お客様の業務遂行スキルの底上げを目的に、
こういったTIPS的な内容をお伝えすることもあります。
コンサルティングにおいて私たちが大事にしていることのひとつに、
「いかにお客様が自律的にパフォーマンスアップできるか」
ということがあります。
というのが、永遠に私たちが張り付いている状態というのは、
経営的にもあまり健全ではないと考えるからです。
課題が変わることによる継続は良いと思いますが、
私たちのパフォーマンスにお客様が依存している状態というは、
極力つくらないように心がけています。
そういったスタンスの弊社とお仕事をしたい企業様は
お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせフォームはこちら
※ご紹介以外の場合、回答にお時間を頂くこともございます
前回のお話では、日本の企業が全社DXを推進するということについて書きました。
大胆なリストラによる変革が難しい日本企業の場合には、
現場の社員一人一人が変わる必要がある、という結論でした。
今回はもう一方踏み込んで、DX推進によって人を変える時に、
「何を変化させるのか?」
について触れてみたいと思います。
■旧来型のKKD
いわゆるKKD経営と言われるスタイルがあります。
K:経験
K:勘
D:度胸
の略でして、経験と勘と度胸による意思決定です。
このスタイルもスーパースターがいる場合は、
うまいこといくことが多いです。
問題は、スーパースターが不在になってしまうと、
一気に組織全体のパフォーマンスが落ちてしまいます。
また、次から次へとスーパースターが出てくるということも
なかなか難しい話で、仕事の引き継ぎも困難です。
仮に、スーパースターを育成するメソッドが優れている組織があるとしても、
経験値に頼る部分はどうしても育成に時間がかかってしまいます。
■データドリブン
KKDに対して、データドリブンというスタイルがDXでは推奨されます。
データドリブンとはデータそのものや分析されたデータに基づいて
意思決定をするスタイルです。
このスタイルでは、スーパースターへの依存度が下がります。
また、仕事のパフォーマンスが組織全体として底上げされます。
前提として、データの収集方法や分析方法がある程度確立していますので、
組織全体として知見が共有され、共有された知見が配属1日目の新人から活用できる状態になっています。
そうすると、新加入や異動時の戦力化が早くなります。
事実に立脚して仮説を立てていることもあり、
高度な閃きがなくても、ある程度の仕事の質は担保できます。
■PDCAの高速化
そもそも、世の中の変化が早くなっている中で、
正解はどんどん分かりにくくなってきていますし、
正解であったものがすぐに変化してしまいます。
このような背景を踏まえると、PDCAの高速化によって、
「手遅れになることをどう防ぐか」
が、神がかり的な意思決定よりも組織で何かをやる時には有効になってきています。
継続的な組織の成長も、スーパースターの閃きから、
高速PDCAとその結果をいかに組織全体の共有の知見にできるか、
というところに変わってきています。
■今風な人材像とは
これらの背景を踏まえた上で、DX推進によってどんな人材にシフトすべきかは、
以下のような特徴になってきています。
・PDCAを高速で回せる
・事実に基づいて仮説を立てられる
・結果を振り返るためのテスト項目をデータで集められる
※必要データとデータの収集方法を考えられる
・データの収集や分析に必要なツール類を使いこなせる
※未知のものでも素早く習得できる(×→過去の栄光、○→常に成長)
組織全体として、こういった人材に変わっていくことこそが、
日本企業が進めるDXの目標だと思います。
その意味で、DX推進を支援する側のコンサルタントにとっては、
企業毎に状況も進行状況やスピードも異なる中で、
支援先の企業や人材の現状を把握した上で、
どんな順番でどういった課題設定をするか?
の部分が重要でしょう。
何らかのツールやシステムの導入を進めることが本質的なDXではなく、
企業の現状を踏まえた上で、全方位的にDX推進をする必要があります。
これはこれで、単純に詳しい分野があれば良いという話ではないので、
とてもやり甲斐のある仕事じゃないかと思います。
ビジネスクリエーターズでは、そのようなDXの性質から、
専門性の異なる人材でチームを組んでDX推進を支援するようにしています。
DX推進するぞ!という強い意志のある企業様は、
是非とも我々にお問い合わせください。
DXコンサルタントとして活躍したい方はこちらからエントリーしてください。
こんにちは。のむらです。
近年はあちこちで言われるようになったDX。
デジタル・トランスフォーメーションの略語ということで、
「デジタルを活用して変革を起こすこと」だと言われます。
この波に、弊社もしっかりと乗っているといえばその通りで、
ビジネスクリエーターズがDX推進を支援している話の記事もあります。
よく、DXはデジタル化と混同されることがありますが、
デジタル化とは違うものとして説明されています。
ざっくり説明するならば、以下の違いになると思います。
デジタル化:既存の業務や作業をデジタルなものに置き換える
DX:デジタル技術を活用して既存の業務や作業のあり方自体を変革する
例えば、紙の契約書を電子契約に変えるという話でいうと、
デジタル化:契約書自体が電子データになる、押印がシステム処理になる
DX:「誰かが契約書を運ぶ」という業務自体が無くなる
というように区別できると思います。
余談ですが、弊社では紙の契約書を廃止して、電子契約に移行しています。
上記の単純な話もありますが、そもそも、
「改竄の難易度が全然違う」
ということからかなり前から電子契約になっています。
年配の方では未だに、
「電子的なものは信頼できず、紙の押印だと信頼できる」
みたいな話をする方もいらっしゃるそうですが、
「紙の押印の契約書と電子契約のどちらかを改竄してください」
という課題があったら、明らかに紙のほうが簡単です。
下手したら小学生の図工のレベルの話です。
年をとるとそういうことを言い出しがちな理由については、
長くなるのでTwitterとかで気が向いたら書くかもしれません。
話を戻して、、、
なぜDXがあちこちで言われるようになったのか?というと、
デジタル技術というのは日々進歩していますが、
それらの技術を使いこなすということは、
デジタル技術を手段として、価値のある変革を起こすことであるからです。
目の前に良いものがあっても、それは、使いこなしてなんぼです。
また、道具は目的ではありませんので、
「何を使うか?」以上に「何をするのか?」が大事だということを
わざわざデジタル化とは異なるDXという概念で説明しているわけです。
新しく作られた会社は、今の時代に合った仕組みを採用しやすいので、
あまりDX推進の対象にはなりません。
一方で、歴史のある、それなりに人員もいる集団となると、
DX推進の対象になりがちです。
「今の時代に合った状態にする」
という目的に最も早く到達するのであれば、
「時代に合わないチームを丸ごとクビにする」
なんかは正直いってかなり合理的です。
とはいえ、日本型の雇用スタイルでそういうやり方は馴染まないと思います。
ただ、時代によって仕事のあり方というのは確実に変化しますので、
昔は必要とされていたものの、今は必要とされていない仕事というのは、
色々とあります。
分かりやすいところでは「タイプライターを打つ仕事」なんかがあるとは思います。
いつの時代も「時代に合わなくなった職能を持つ人」というのは、
ある程度発生します。
そういう変化への対策として、
他国の例でいうならば、ドイツなんかでは、「今の職能が時代に合わなくなった」
という場合に、今の仕事を辞めて、学び直し(リスキリング)の場を国が用意することで、
労働者が時代においていかれないようにしているそうです。
とはいえ、大胆なリストラが難しいとか、
無職になることの抵抗が強いという日本の状況を踏まえると、
少し違ったアプローチということになります。
こういう前提条件のDX推進となると、最終的には、
そこにいる「人を変える」というところまでやる必要があります。
これが、日本の企業や団体におけるDX推進です。
そういう意味では、長期戦かつ総力戦になりますし、
我々のようにそういった活動を支援する立場になると、
企業文化によって、DX推進の状況によって、
重要課題や共有すべき知見・ノウハウが異なります。
支援する側にも総合力が求められていると思います。
DX推進支援のコンサルティングは様々な企業が行っておりますが、
ビジネスクリエーターズではどういった工夫をしているか?
というと、
できるだけバックグラウンドの異なるメンバーでチームを組むことで、
お客様のその時々の課題に対応しやすくしています。
また、私たちの持つ知見や業務ノウハウも積極的に共有することで、
お客様メンバーの自走化を重視しています。
期間限定でハイパフォーマーを送り込むというやり方もありますが、
そうすると、私たちが抜けた後にお客様の状態が元通りになってしまうことが
危惧されます。
「時間経過による企業の生存率」といった指標もありますが、
企業が存続するかどうかは偏に
「時代に合った経営ができているか?」
で説明できると思います。
その意味で、
DX推進というのは、「企業を存続させる気があるか?」
という問いでもあると思います。
弊社ではDX推進のノウハウもございますので、
「DX推進するぞ!」
という企業様は、お気軽にお問い合わせください。
また、DX推進コンサルティングのお仕事をしたい、というフリーランスの方は、
下記のフォームからご登録をお願いします。
■ビジネスクリエーターズへの会員登録は以下のフォームからも行えます。■
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参加をご希望の方は、会員登録をお願いします。会員登録は無料です。
※ビジネスクリエーターズでは、マルチ商法に類するものをビジネスと捉えておりません。MLMやネットワークビジネスに従事されている方は、登録はご遠慮下さい。 また、政治・宗教団体の勧誘も、ビジネスフィールドからは外れておりますので、そのような目的の方も参加はご遠慮下さい。
登録後、自動返信メールが届くことをご確認ください。
ご登録頂いた情報は、ビジネスクリエーターズが、個人情報保護規程に則り、厳重に管理いたします。
こんにちは。ビジネスクリエーターズの野村です。
世界的に新型コロナウイルスによる影響が生じている中、
いかがお過ごしでしょうか?
まずは、コロナ禍で心身の苦痛を伴った方へお見舞い申し上げ、
併せて、各種対策の現場で奮闘されている方々に感謝いたします。
ここ数年間、私たちビジネスクリエーターズは
会員の皆さまに一斉にご案内をすることはありませんでした。
ビジネスクリエーターズは、
「世の中にビジネスクリエーターを増やすこと」を目的に
2004年から活動してきましたが、その中心はイベントでした。
ライブイベントを通して、参加される方々に
「変わるきっかけ」をつくってまいりました。
ただ、10年以上の活動を通して、根本的な葛藤もありました。
それは、
「OFFJTで人が成長する限界」
でした。
そういう葛藤もあり、実は、
「OJTへの切り替え」
を少しずつ進めてきておりました。
つまり、
「セミナーや研修よりも、実際の仕事を通して成長しよう」
ということです。
そして、2016年11月のイベントを最後に、会社としては
各種請負仕事をメインにシフトしました。
以降、3期ほどシステム開発やコンサルティングの案件を主軸に
お陰さまで今期も会社として継続できています。
これまでに様々なお客様の支援をさせて頂きました。
ベンチャー企業の事業立ち上げ時のシステム開発から、
日本を代表する企業においてAIシステムの開発と、
規模も様々です。
また、大手企業の業務コンサルティングのような案件から、
公益財団法人でのITコンサルティング、
さらにはLINE APIをつかった開発案件といったように、
お客様の属性も課題の種類も様々です。
各プロジェクトは、私たちとすぐに連絡が取れるメンバーと
内容や稼働の空きを確認して進めてきました。
しかしながら、昨年あたりから、申し訳ないことに
タイミングが合わずにお断りするお話もかなり増えてきました。
そのような状況を踏まえまして、今回、
ビジネスクリエーターズ登録会員の皆さまに、
BusinessCreators Professional
というプロフェッショナル人材登録のご案内をさせて頂きます。
■専業人材と非専業人材
私たちは2004年から活動してきました。
2008年には法人化しましたが、その時からの約束事が
「うちの会社は専業禁止」
というルールです。
古い会社であれば「副業禁止」が話題になったりもしますが、
私たちはもっと先の議論をしてきました。
元々、「副業禁止」は、工場作業に由来していると言われます。
肉体をつかった単純作業においては、肉体のコンディションが
生産性に大きく影響します。
従って、単純作業系肉体労働の雇用契約では、
あるべき作業効率を前提に、業務時間外に
「疲れてはいけない」という考え方がありました。
しかし、昨今のビジネス環境では、ホワイトカラー、
いわゆる知的労働にあたる仕事が増えてきました。
そんな状況下において「副業禁止」を訴えることは、
あまり時代に合っているとは言えないと考えてきました。
さらに、ビジネス環境の変化が早くなるか遅くなるか?を考えると
「早くなる」のほうに賭けたほうが正しいと思います。
それは裏返すと、「今日やっていることの陳腐化が早くなる」
ということも意味します。
そのような時代を生きる我々は、常に複数分野でのスキルアップ
というのが生存戦略上必要であろうと思います。
その結果が「専業禁止」というルールです。
このルールは法人化する以前の2004年から変わっていません。
これも偏に
「世の中にビジネスクリエーターを増やす」
というビジネスクリエーターズの目的のためです。
新しいチャレンジには、何らかのかたちで
「今の時代や環境への適応」が必要です。
ですから、
私たちは時代に合わない人材を量産するわけにはいきませんし、
私たち自身が時代に合った人材でい続けなければなりません。
そうして、
いつでもどこでも価値を出せる人間でいられるよう努めます。
■BC Professionalとは?
BC Professionalは、プロフェッショナル人材の集合体です。
各プロフェッショナルの持つスキルや知識、経験を活用して、
様々なビジネス領域の課題を解決します。
コンサルティングやプログラミング、各種クリエイティブ作業等は
期間限定で必要になることが多いです。
それらのニーズや課題に対して、チームを組んで
業務請負としてプロジェクトを進めます。
働き方は基本的にリモートワークを中心に、
成果物ベースで仕事をするスタイルです。
従って、自律的に仕事を進めて頂く必要はありますが、
自由に自分らしく働くことができます。
また、これまでのプロジェクトでは、様々な立場の方がいました。
・自分で会社を創業した方
・フリーランスの方
・どこかの企業にお勤めの方
特に、企業にお勤めの方の場合は該当しますが、
報酬の金額の他に、渡し方もご相談が必要な場合があります。
そのあたりも柔軟に対応してきました。
ですので、あなたにとっては、
・好きな時に好きなだけ働く
・いま積んでおきたい経験を積む
・必要な稼ぎを確保する
といったことの一助になると思います。
■BC Professionalメンバー募集
上記のことは「これからやりたい」ではなくて
既にビジネスクリエーターズがやってきたことです。
とはいえ、冒頭でもお話したとおりで、
「人不足のためのお断りしたお話」
が増えてきたこともありまして、
日常的に連絡が取れていない皆さまにもご案内しました。
これまで頂いたご相談の例は以下のようなものです。(一部)
・システムリプレイスにおけるPMO(ITコンサルティング)
・メディアサイトの構築
・Web上で動くAIシステムの構築
・LINE APIをつかったサービスの構築
・基幹システムに関わる調査(業務コンサルティング)
・動画制作
・VRコンテンツの制作
・コーポレートサイトの作成
・ECサイト構築支援
この機会にぜひエントリーしてみてください。
あなたの経験、得意分野を教えてください。
【登録リンク】登録はこちらからお願いします。
BCProfessionalの登録
登録後、私たちから個別にご連絡いたします。
また、ご支援が必要な企業様もお気軽にご相談ください。
ご相談フォーム
■おわりに
久々に会員の皆さまに向けて一斉案内をしました。
お伝えしたいことはまだまだたくさんありますが、
皆さまの貴重なお時間を考えますと、なかなかそれも叶いません。
ご無沙汰な方も近況等、お気軽に送って頂けますと嬉しいです。
そして、
このお知らせが「重要なお知らせだった」という方と
1名でも多く再会できますと、なお嬉しいです。
こんにちは。ビジネスクリエーターズののむらです。
ここのところ思うところがありまして、拙い言葉ではありますが、
働き方とかキャリアとか、そういったことについて、何回かに分けて書いてみたいと思います。
———-
はじめましての方は、この記事を最後まで読むと
ビジネスクリエーターズに会員登録すると思います。
フットワークが軽すぎる方や、タイトルだけで内容を理解できるような方は読むより先に会員登録を済ませてもOKです。
———-
<記事一覧>
1.サラリーマンはキリギリスという現実。アリとキリギリスでいうならば。
2.あなたは本当に自分の人生を生きていますか?誰かの人生を生きていますか?
3.選択肢が色々あるというのは本当?あなたはどっち?
4.フリーランスに向いていそうな仕事は?
5.フリーランスで仕事を得るのに必要な準備とは?不安なのは準備不足だから。
6.フリーランスの働き方の例
7.パラレルキャリアの例
8.コンサルタントの種類について
9.エンジニアの種類について
少し前に、経団連会長が
「旧来の新卒一括採用→終身雇用の仕組みを維持することは難しい。」
といった趣旨の発言をしたことが話題になり、議論を生みました。
私たちビジネスクリエーターズでは10年以上前から言い続けてきたことなので、
「何を今さら、、、」
という話でもありますが、話題になるということは、
それまであまり意識しなかった人も多いということの裏返しかも知れません。
ということで、この記事のタイトルはもう少し露骨な表現にしました。
「新卒一括採用で大きな会社に入って定年まで終身雇用で過ごす」
という、いわゆるサラリーマン人生というのは、
アリとキリギリスでいうならば、どう考えてもキリギリス的な生き方だと思います。
「毎日満員電車に押し込まれて、1時間以上もかけて郊外の家から都心に通う」
そんなことを20年も続けるとしたら、
見た目的には「せっせと働く働きアリじゃないか」と思い込んでる人もいるかも知れません。
しかしながら、というか残念ながら、
「それは違います。そういう人こそキリギリスです。」
と、はっきり申し上げたいと思います。
さて、アリとキリギリスという童話は本来どういう話でしたでしょうか?
思い出してみましょう。
ざっくりとストーリーを振り返ってみると。。。。。
夏の間にせっせと餌を集めていたアリを尻目に、
キリギリスは餌集めに尽力することなく日々を過ごしていました。
そうしたら冬になってからキリギリスは生きていくのが困難になりました。
元々はそれでアリに助けを乞うたものの「準備してなかったあなたのせいだよ」
と、見捨てられるというお話です。
(改変版では、アリが慈悲心を見せてキリギリスを助けてあげる、というものもあります。)
この童話の教訓というのは、
「将来の危機に対してしっかりと準備行動をしておくべきだ」
というものです。
(ちなみに、オリジナルの話だと、「夏にせっせと食料を貯め込むような者は餓死寸前のものも見捨てるくらいにケチである」という、もうひとつの教訓もあるそうです。)
これをサラリーマンの話でいうならば、
「明日会社がなくなったらどうするの?」
「自分の職種が世の中からなくなったら?」
「今いる業界が世の中から必要とされなくなったら?」
「そのための準備行動をしていますか?」
という話になるわけなんですが、
新卒一括採用→終身雇用というコースでは、最初からそんな危機は無いことになっています。
アリとキリギリスでいうならば、「永遠に夏だから、冬なんか来ないよね」
と言っているようなものです。
意識する、しないに関わらず、
「冬は来ない」というギャンブルに自分の人生そのものを全賭けしちゃってるわけで、
ギャンブル廃人もビックリの、お粗末な全賭けと言わざるを得ません。
(小学生男子あるあるの「命かけるか!?」を地で行ってる感じです)
1980年代以降の日本は、労働人口の8割以上がサラリーマンという歪な社会ですので、
こういう記事を日本語で書いている以上、
最大で労働人口の8割に対して「あなたの人生やばくないっすか?」と指摘することになります。
それだけ書いているとただ問題を指摘するだけですので、次の話に行きたいと思います。
では、アリのようになるための準備行動とは何でしょうか?
「明日会社がなくなったらどうするの?」
→会社が変わっても役に立つような能力をつけましょう。
「自分の職種が世の中からなくなったら?」
→今の職種とは違う職種の能力をつけましょう。
「今いる業界が世の中から必要とされなくなったら?」
→今の業界とは別の業界でも活躍できる能力をつけましょう。
「そのための準備行動をしていますか?」
→上記のそれぞれの能力について、実践を通して経験を積みましょう。
これらをひっくるめた結論を書いてしまうと、
「会社や職種、業界を超えて様々な仕事を経験する」
ということに尽きます。
もう少し具体化すると、
「フリーランスとして様々な案件に様々なポジションで参画する」
というのが王道です。
言葉で書くのはカンタンですし、
昨今の「会社員よりフリーランスのほうが良いじゃん」という話もチラホラあります。
ただ、これまたアリとキリギリスで考えてみると、
会社員に比べてフリーランスが必ずしも楽であるということはありません。
それが証拠に、キリギリスたるサラリーマンの皆さんは、
仕事や会社の愚痴を言っている時に
「じゃ、さっさと辞めて独立したら良いじゃないですか」
と言ってみると
「でも、、、いや、、、しかし、、、」
と、今までの流暢な愚痴はどこへやら、
急にトーンダウンしたりします。
これは本人が独立する準備をしていないということもあるとは思いますが、
見たくないであろう現実をあえてえぐり出してしまうと
「だってサラリーマンのほうが楽じゃないですか」と認めてしまっているわけでして、
キリギリス思考そのものなわけです。
(実際、日本の場合は解雇規制が厳しいので、会社から見るとどれだけダメな社員でもなかなかクビにできないんです。)
とはいえ、じゃあ何からやりましょうか?
というところでしかるべき情報に辿り着いていないという人もいると思います。
(今回の記事はそんなあなたに向けて書いています。)
元々、ビジネスクリエーターズでは、ビジネスパーソンを4つに分けていました。
1.新たな市場を創り出す人
2.新たな事業や企業を創り出す人
3.新たな仕事を創り出す人
4.作られた仕事に従事する人
レベルの差はあれど、1から3までがビジネスクリエーター的な人であって、
4がそうではない人。
日本の経済成長率を再びプラスにしようと思うのであれば、
向こう30年は人口増に頼るのはほぼ不可能として、
ビジネスクリエーターの割合を増やす以外に選択肢がありません。
これは、日本という経済圏全体の、いわゆる社会への影響のような視点で語られていますが、
実は、個人の視点で語るのであれば、
ビジネスクリエーター=アリ
非ビジネスクリエーター=キリギリス
という話でもあります。
1~3の属性の人たちは、今日会社がなくなっても困らない人です。
私たちはイベント、すなわちOFFJT研修という手段でもって、
ビジネスクリエーターを世の中に増やそうと10年以上活動してきました。
しかしながら、OFFJTでの人材育成には限界を感じたこともありまして、
OJTへと大きく舵を切る決断をしました。
(ですので、今はイベントは殆どやっていません。)
その代りに、OJTすなわち、請負案件等を通して、実際に仕事をする場をつくっています。
案件毎にプロジェクトチームをつくり、チームのメンバーが案件を進めます。
社内の人に限らず、社外の人ともチームをつくって業務を遂行しています。
そして、お陰様でといいますか、申し訳ないことに、
お声掛け頂く案件に対して人が不足していてお断りするケースも出ているような状況です。
つまり、まだまだ一緒にお仕事ができる仲間を探しています。
そこで、もし今の会社でエネルギーや能力を持て余している方がいましたら、
キリギリスのような人生に陥りそうになっていることを危機であると理解されたとしましたら、
ぜひとも私たちと一緒にお仕事をしましょう。
すぐに会社を辞めずとも、
会社が無くなった時の準備は今日からでも始めておくことをお勧めしているわけですから、
柔軟な働き方を選択できるようにしたいと思います。
ですので、あなたが今この瞬間にできることは、
ビジネスクリエーターズに会員登録して頂くことだと思います。
(既に登録済みの方は、近況や参画したいお仕事のご要望等をメールで送ってください。)
現状ではキリギリスのほうが多い日本の社会ではありますが、
アリとして生きたほうが良いと考えるあなたのような方と1人でも多く出会えることを楽しみにしています。
■ビジネスクリエーターズへの会員登録は以下のフォームからも行えます。■
ビジネスクリエーターズのパートナーとして、一緒に事業を創りませんか?
参加をご希望の方は、会員登録をお願いします。会員登録は無料です。
※ビジネスクリエーターズでは、マルチ商法に類するものをビジネスと捉えておりません。MLMやネットワークビジネスに従事されている方は、登録はご遠慮下さい。 また、政治・宗教団体の勧誘も、ビジネスフィールドからは外れておりますので、そのような目的の方も参加はご遠慮下さい。
登録後、自動返信メールが届くことをご確認ください。
ご登録頂いた情報は、ビジネスクリエーターズが、個人情報保護規程に則り、厳重に管理いたします。
こんにちは。のむらです。
ビジネスクリエーターズが法人化して10年が経ちました。
会計年度としては3月末で10期目を終えて11期目に入っています。
登記したのが2008年の4月4日ですので、今日でちょうど10年です。
10周年記念グッズは別途つくろうと思いますが、
今日は節目っぽいことを書いてみたいと思います。
そもそも、ビジネスクリエーターズが何のためにあるかというと、
「世の中にビジネスクリエーターを増やすこと」
が目的です。
では、ビジネスクリエーターとは何か?
簡単に説明をすると、
・新しい仕事をつくる人
・新しい事業をつくる人
・新しい企業をつくる人
・新しい市場をつくる人
のことです。
それぞれ、レベル感や立場は色々ありますが、
こういう人たちが増えることで、
・つくられた仕事に従事する人
・つくられた仕事を消費する人
の日々の生活が成り立ったりします。
また、
経済成長率のことを考えますと、ビジネスクリエーターたる人と、
つくられた仕事に従事する人とのバランスの問題なのですが、
ビジネスクリエーターの割合が高まるほどに経済成長率も高まるでしょう。
経済成長率が高まるとどうなるか?
極めてシンプルに考えると、
元気な世の中になると思います。
結局のところ、
世の中を元気にしたいのか、
そうじゃないのか、というだけの話なので、
極めて単純な話じゃないかと思っています。
さて、新しい仕事や事業、企業や市場をつくります、となった時に、
出発点として
「アイディアを出す」
という段階があります。
はるか昔に、アイディアに関する記事を書いていましたが、
もう少し、角度を変えて書いてみます。
以前に書いた話では、アイディアの質を4段階に分けていました。
要約すると、
1.面白いね、良いねと言われる
2.あれば使う/買うと言われる
3.「早くつくれ/売ってくれ」と怒られる
4.「手伝わせてくれ」とお願いされる
というレベルの違いがあって、2以降じゃないならやらないほうが良いという話でした。
(1にも満たないなら時間が無駄なので喋るのをやめよう、という話でもありました)
さて、ここにもう少し加えるべき話がありまして、
今日はこの記事を書いています。
私自身、様々な事業の立ち上げに携わってきていて、
気付いたことがいくつかあります。
まずは、
・誰に対しても同じ反応を目指すのは意味がないどころかたぶんそのアイディアは事業にならない
ということがあります。
あるアイディアに対して色んな人が群がってきてあーでもないこーでもないと議論を始めます。
そして、「全員の意見を集約したアイディア」なんてものに変えていったりするのが、
無責任な人の集まりだとありがちなんですが、まぁ、これはまずうまくいかないでしょう。
※というか、もはやどうやって具現化するのかわからないというものになったりもします。
そもそも、事業を立ち上げようというのに誰の事業なのかわからないというのが、
スタートラインにすら立てていない話だとも思います。
次に、
・アイディアの価値が分からない人を説得するための材料を用意するのはあまり意味がない
ということがあります。
言語化が不十分という場合は少しは洗練させたほうが良いかも知れませんが、
反対する人がいるから何とか納得させようとがんばるのは余程の暇がない限りはやめておいたほうが良いでしょう。
というのが、アイディアに賛同しない人が納得したところで、
殆ど影響を与えることはできないからです。
そこで、
・アイディアの価値に共鳴する人は4割もいればちょうど良い
ってなことを思いました。
10人いれば4人です。
そして、この4人というのが、事業を立ち上げるとなったら重要だと思います。
あるアイディアを聞いた時に必要な4人とは、
1.「やるぞ~」となる人(ファウンダーに近しい立場としてジョインする人)
2.「それ、早くちょうだい」という人(1stユーザであり熱狂的なファン)
3.「あるならば欲しい」というトーンの人(普通のファン)
4.信頼する人からの案内なら買うかな、という雰囲気の人(消極的なファン、一般客)
というところです。
何はともあれ、1の人がいないと余程の天才じゃないとカタチにするのは難しいとおもいます。
2の人が厚ければ、世の中に広まる最初のところでかかる時間が短いと思います。
3と4ばっかりだと、けっこうたいへんかも知れないです。
(別のアイディアを出すために時間と労力をつかったほうが良いかもしれません。)
で、そういうわけなので、
「そのアイディアの価値がわからん」
という人が6割までならば、無視して良いと思います。
というか、無視すべきだと思います。
こういう人の声を取り入れたことによって、
本来尖っていたアイディアが丸くなっていって、
毒にも薬にもならないというのが最も意味がありません。
ですので、もしあなたが優れたアイディアを思いついたとしたら、
世の中の半分以上はバカだと思って、
さっさとカタチにしていったら良いと思います。
(まぁ、世の中の半分以上の人からは自分がバカだと思われてますけど。笑)
ということで、
他人をバカにすること、、もとい、
他人からバカだと言われ続けること、、もとい、
ビジネスクリエーターの集団であり続けることに
より一層邁進したいと思います。
そんな私たちと一緒にお仕事したいという方は、
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※通常のサラリーマン的な雇用はやってません。別の形態が前提になります。
現状ですと基本的には請負仕事がメインになります。
コンサルティングといった期間限定のお仕事や、システム開発等のものづくりが中心です。
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こんにちは。のむらです。
私もなんだかんだで社会人になってから14年になりました。
新卒では新卒一括採用というシステムで大手企業に就職しました。
その後、会社をつくって10年が経ちました。
自分の年齢になってくると大企業病を発症している方も
チラホラ見かけるようになってきていまして、
最近、その発症のメカニズムを考えてみたので書き残しておきます。
そもそも、ここでいう大企業病というのは、
どういった症状のことでしょうか?
意思決定が遅いとか、無責任とか、挑戦しなくなるとか、
派閥とかセクショナリズム、マニュアル通りのことしかしない、
といったことがあるあるネタで出てきます。
こういった事象を抽象化してみると、
「会社に埋没して自分の人生を生きていない」
ということではないかと捉えています。
もちろん、大手企業に在籍しているというのは、
そうなるきっかけでしかなく、そうでない方もいらっしゃいますし、
中小零細企業にいてもそうなる方もいらっしゃいます。
最終的には個人差ということにもなってくるのですが、
しかしながら、大手企業に長くいることで、
そうなりやすい条件が揃っているのも事実だとおもいます。
例えばですが、、、大手企業のボリュームゾーンの人の人生を考えてみます。
(終身雇用が成立した30年間くらいの日本が男性主体の企業社会であり、この先はホントは
そんな世の中が続かない気もするのですけど、一旦、男性寄りの記述になります。)
小学校、中学校を卒業して、成績もまぁまぁです。
そして、高校は自分の偏差値を見ながら地元のちょうどいい進学校にいきます。
高校を出る頃には大学入試で、そこそこ以上の大学に入ります。
大学も後半になると就活をして、ポテンシャル採用で大手企業に入社します。
新卒入社すると大手企業ということで親も喜んでいますし、
合コン受けなんかも悪くありません。
給料は新人だと社内では最低ランクですけど、
毎年のように基本給が上がっていったりします。
最初の2~3年は仕事を覚える時期ですが、
後輩社員が入ってきたりしてそうこうしているうちに
7~8年くらいが経過します。
そのあたりで「お友達の紹介」とやらで結婚なんぞをしてみます。
そうすると手当が増えたりします。
子育てをしてみるとまた手当が増えたりします。
年齢が上がるとまたまた基本給が増えたりします。
一方で、結婚を機にお小遣い制が導入されたりして、
自由に飲み歩くことも新しい人に会うこともあまりしなくなります。
情報源は会社と家、それからTVとか通勤時間のスマートフォンくらいです。
また、郊外に家を買ったりして、
長距離通勤とローン生活が始まったりもします。
生命保険に入ったりしてその支払なんかもあります。
そうこうしているうちに、13年くらい経っています。
35歳を超えてくると、ちょっと嫌なことがあって
転職サイトを覗いてみたりしても、
「うーん、現状維持か年収ダウンかなぁ」
なんてため息が出たりします。
起業家の自伝なんかを読んだりして、
「自分で会社をつくればもっと稼げるかな?」
という気分になったところで、
毎月の支払を賄うだけのアイディアも出てこないので、
法務局や司法書士事務所に行くこともなく、
せいぜいまた別の起業家の本を買うために本屋に寄ったりします。
会社の中では、リーダーや管理職として、
社内の上の人と現場を繋ぐ役割になっていたりします。
新人時代に一生懸命覚えた仕事もどこへやら、
Excelを覗き込んだり次から次へと来るメールを読んでたり、
会議の予定が次から次へと入ってきたりで、
毎日が過ぎていきます。そして満員電車に揺られます。
そうこうしているうちに、40歳くらいになってきます。
現場業務もだんだんよく分からなくなってきて会議ばっかりになってきますが、
基本給は順調に上がっています。
もはや転職する気もなければ、起業する気もありません。
家のローンが終わるまで、会社に居続けることがゴールになってきます。
会社の中では、
たまに頭のおかしい若手が突拍子もないアイディアを持ってきても、
「うちの会社のやり方はこうなんだよ。」とか
「マネタイズはどうするの?」とか
「こういう可能性は考えてないの?実行するにはリスク予測が足りない」
「うちの事業部だと予算がないよ」
と、諭すのがだいぶうまくなっていたりします。
で、そうやって鼻をへし折られた若手が会社を辞めようとすると、
「まぁまぁ、若いときは色々あるけど、そのうち慣れるから。私も昔はね、、、、、」
と、会社の離職率を下げるという役割も全うします。
そうこうしているうちに、定年が近づいてきて、役員まではいけなかったけれど、
最後は居酒屋で部下からあたたかい挨拶と花束をもらって会社を去っていきます。
あとは年金暮らし。
まぁ、あくまでボリュームゾーンの話ですので、
人によって合わないところも色々あるとは思います。
大企業というか、大きな組織というのは、
分業と責任の分散が進んでいたりします。
また、新卒一括採用というのは、ポテンシャルだけで給料を払うという、
けっこう宝くじみたいなシステムです。
(そもそもこのシステムが日本と韓国くらいしか無いとも言われてますが)
そういった条件が揃うことで、
パフォーマンスと給料が連動しない仕組みと、
誰も責任を取らなくていい仕組みが出来上がっています。
また、大きな組織にはそれぞれに独特の文化や慣習があるために、
会社に入ってから身につけるスキルというのが、
年を経るごとに「その会社に最適化されたスキル」になっていきます。
少し余談ですが、上記の人生だと、生まれてから年金暮らしになるまで、
一度も商売全体を体験していなかったりしまして、
その観点でいうと、一生「どこの学校にいったか」「どのポジションにいるか」
という椅子取りゲームしかしてない気もします。
そうすると、「いざ起業」といっても、そもそもどうやってお金儲けすれば良いのか、
想像もつかないですから、アイディアが出なくても仕方ないという部分もあります。
(これはこれで日本の経済成長をジリ貧にしている大きな課題だと思っていますので、
それについては、別の会社をつくる準備をしている今日このごろです。)
話を戻して、、
「パフォーマンスと待遇が連動しない」
「誰も責任を取らなくていい」
という環境下に長期間いることが、大企業病のきっかけではないかと思います。
1.新人時代は仕事を覚える前に給料が貰える
→とりあえずいたほうが得
2.仕事を覚えてバリバリやっている
→昇給はしているものの、もうちょっと給料アップしないと回収できない
3.管理してるだけであまり仕事っぽいことをしなくなる
→昇給しちゃったのと時代に合うスキルも怪しいので転職したら損
という変遷を辿り、転職市場で値段のつかない人が
自分の価値以上にお金をもらうようになってしまいます。
ですので、待遇だけに注目してしまうと、
ある期間を超えて在籍しているとしたらだいたい
実力に見合わないお金をもらっていることになります。
そうなると、第一に「クビにならないこと」が意思決定の基準になってきます。
しかも、過去の築いた資産があったりする会社なので、
「どうやったら失敗しないか≒新しい挑戦をしなくて良くなるか」
「どうしたら自分の責任にならなくなるか」
というパラダイムが強固になりがちです。
愛社精神という言葉もありますけど、
会社に対する愛というのは、従業員であることだけが表現の方法では無いとおもいます。
顧客として応援するとか、はたまた、発注先となってもっとその会社を良くする、
という方法だってあるはずです。
なので会社を愛しているから在籍しているというのは、
唯一無二の理由でもなんでもないです。
根拠のない自信があるという(良い意味で)頭のおかしい人は、
どうにでもできるのですが、
ひと目を気にしがちで自信に根拠を求めるタイプの方が、
(だからこそ、大手企業の看板が生き甲斐みたいになってる)
上述のようなスパイラルに陥らないためには
根拠のある自信が必要なのです。
それが、この流れで言うならば、
「どこへ行っても活躍できる実力」
なのです。
詮ずるところ、
「どこへ行っても活躍できる実力」
というのが、大企業病発症に対する
真っ当な対処法なのではないかと思います。
ですので、そういうことに気付いた(かどうかは知らないですが)企業は、
色々と施策を打っていたりもしますね。
例えば、副業を解禁どころか、奨励している企業さんとか、
新卒入社の時点で人によって異なる条件提示をする企業さんなど。
(ニュースでも出てますので、ご興味ある方はググってみてください)
ちなみに、
我々ビジネスクリエーターズでも、企業にお勤めの方が
自分のスキルや経験、はたまた好奇心や成長意欲を出発点に、
プロジェクト単位でお仕事をできるようにするという活動も進めています。
※なぜイベントを後回しにしているかと言いますと、OFFJTよりもOJTのほうが早く人が成長するからです
ご興味のある方は、
お問合せからご連絡ください。
人によっては気分を害するような話であったかも知れませんが、
自分と未来は変えることができると信じているからこその記述であることを
ご理解頂ければ幸いです。
なお、今回書いたことは私自身の「選ばなかったほうの人生」でもありました。
器用に世渡りできるタイプでも無いですし、元来、勤勉でもありません。
ビジネスのセンスがあったわけでもありません。
知識だって皆無な状態で社会人になったわけでして、
それについては、新卒一括採用というシステムによって助けられた人間です。
そんな人間でも死なずに会社を10年ほど続けられたので、地頭力もあって努力もできる方であれば、
私なんかよりよほど簡単に成功するんじゃないかと思います。
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こんにちは。のむらです。
先月、出張で上海に行ってきました。
そして、向こうのベンチャー企業(といっても資本力的にはもはや大企業ですが)と
商談をしてきました。
そこで感じたことは、
「どうしたら早く進むのか?」
に対する関心が非常に強いということでした。
というのが、基本的に
「真似出来ないビジネスは存在しない」
と考えているからです。
これは、絶対に真似出来ないビジネスを探すほうがたいへんなので、
理屈の上ではとても正しいと思います。
また、もしあるビジネスがとても儲かる良い事業だとしたら、
すぐに競争相手が出てきてしまいます。
なので、アイディアを出してからあーでもないこーでもないと、
議論していてアイディアを洗練させることは、
実際にはあまりそのビジネスで結果を出すのには影響が無いかも知れません。
※もちろん、何も考えないというのもどうかと思いますが、少なくとも、考える時間よりも早くカタチにするための時間のほうが遥かに大事です。
この原理はすごく言われれば当たり前のことなのですが、
こんな当たり前のことが全く分かってないんじゃないかという企業はけっこう多いと思います。
というのが、今回の出張に先立って、
さすがに受注確度100%の保証まではできないものの、
「こういう提案の機会があって、日本にこの仕事持ってこれそうですよ」
という話をまぁ、社会人なら誰でも知ってそうな会社のいくつかには
持っていったのですが、その反応たるや、、、惨憺たるものでした。
ある会社では、
「デモ用の端末を持ち出すには決裁が必要だから時間がかかる」
とか、
またある会社では、
「海外の企業が相手となると、弊社が海外向けの事業をやるかどうかの会議体を、、、」
とか、
もう、お話にならないようなお話をさも「それが常識です」みたいなトーンでしてくるわけですが、
そんなのは日本から一歩出てしまうと理屈の上でも商習慣の上でも非常識というか、
そんなトロイことやってたら勝てませんよ、というのが常識です。
もちろん、日本企業だからダメというわけでもなくて、
日本にあるとある大手企業の創業者なんかは、
東日本大震災の直後にとある研究所に直接出向いて再生可能エネルギーの事業の検討をしていました。
実際、上述の「会議体がどうの」と言ってた企業は一生懸命練り上げた「未来の仕組み」を
プレスリリースしようとしたら、前日にとあるグローバル企業が
「明らかにもっと未来の仕組み」をプレスリリースして、全く話題にもなりませんでした。
これが世界の常識なのだということを、カラダを通して味わってきました。
弾丸出張で、観光要素なんかゼロでしたけど、ビジネスマンとしては、
とても有意義な出張になりました。
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こんにちは。のむらです。
ここ最近、自分自身の価値観を問われる場があったりしました。
質問としてはあるあるネタではありますが、
それにどう答えるか?というのは人の数だけ違いがあるように思います。
例えば、
「どうして会社員を辞めて創業しましたか?」
という質問。
実際にはいくつもの要因が重なっていたとは思いますが、
「先が見える人生よりも先が見えない人生のほうが、自分の人生を生きている感じがするから」
というのがひとつの答えです。
というのが、新卒で入った会社がいわゆる大手企業だったこともありまして、
ぶっちゃけ、時間通りに会社に行って、言われたことをちゃんと聞いていて、
なおかつ、
痴漢冤罪とか見せしめで収賄容疑とかで逮捕されたりといったアンラッキーがなければ、
(収賄容疑のようなケースはトカゲのしっぽ切りに選ばれる場合だと思いますので、
それはそれで秘密裏にあとで悪いようにはならないかもしれないですけど。笑)
「最高でこれくらいの人生、最低でこれくらいの人生」
というのは20年レベルでだいたい予想がつくのですね。
では、果たして、だいたい分かっている20年先のために、
20年間、色々なことに耐え抜いて、、、
人生が100年だとすれば20%を分かりきったことのために費やす価値があるのか?
それに対する自分の答えがNoでした。
この選択の背景には、
1.人生は1回しか無い
2.一生は自分が思う以上に短い
3.自分の人生は自分のものである
という価値観があるように思います。
私の場合、移動中は思考実験の時間だったりするのですが、
先日、溜池山王駅を夕方あたりに歩く機会がありまして、
ラッシュアワーなので、たくさんの人とすれ違いました。
そうやってたくさんの人とすれ違いながら、
「今すれ違った人全員と仲良くなろうと思ったら、
一生かかってもムリじゃないか?」
ということを思いました。
よく、恋愛のスタートは
「あなたのことがもっと知りたい」
で、
「あなたのことはもう分かった」
で恋愛が終わると言われたりしますが、
全てとは言わないまでも、自分なりに
「この人のことを分かった」
というのにはまぁ、それなりに時間がかかります。
そういうことを思うと、
私が一生のうちに理解できる人など、
ごく僅かなのではないか?
という感覚を覚えました。
ラッシュアワーのある駅のほんの一コマくらいでそうなのですから、
東京の人を分かる、
関東の人を分かる、
日本の人を分かる、
アジアの人を分かる、、、
というのは、絶望的な話にも思えましたし、
もしそんなことを言ったり思ったりしたら、
それはなんという傲慢だろうとも思ったわけです。
どんな人にも違いがあって、
それこそがその人がその人たる部分であり、
もっと言えば、
その人が自分の人生を生きている部分だとも思います。
その様子を色に例えれば、
自分の人生を生きている人が増えると
世の中は色彩豊かになるでしょう。
その世の中の豊かな色彩を味わうということは、
より多くの人を具体的に理解することであって、
すなわち、
自分との違いをいかに発見していくかという過程です。
日々、そういう選択であり、
そういう行動を続けていくことで、
自分の人生はより豊かに彩られるのだと考えています。
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