こんにちは。のむらです。
先月、出張で上海に行ってきました。
そして、向こうのベンチャー企業(といっても資本力的にはもはや大企業ですが)と
商談をしてきました。
そこで感じたことは、
「どうしたら早く進むのか?」
に対する関心が非常に強いということでした。
というのが、基本的に
「真似出来ないビジネスは存在しない」
と考えているからです。
これは、絶対に真似出来ないビジネスを探すほうがたいへんなので、
理屈の上ではとても正しいと思います。
また、もしあるビジネスがとても儲かる良い事業だとしたら、
すぐに競争相手が出てきてしまいます。
なので、アイディアを出してからあーでもないこーでもないと、
議論していてアイディアを洗練させることは、
実際にはあまりそのビジネスで結果を出すのには影響が無いかも知れません。
※もちろん、何も考えないというのもどうかと思いますが、少なくとも、考える時間よりも早くカタチにするための時間のほうが遥かに大事です。
この原理はすごく言われれば当たり前のことなのですが、
こんな当たり前のことが全く分かってないんじゃないかという企業はけっこう多いと思います。
というのが、今回の出張に先立って、
さすがに受注確度100%の保証まではできないものの、
「こういう提案の機会があって、日本にこの仕事持ってこれそうですよ」
という話をまぁ、社会人なら誰でも知ってそうな会社のいくつかには
持っていったのですが、その反応たるや、、、惨憺たるものでした。
ある会社では、
「デモ用の端末を持ち出すには決裁が必要だから時間がかかる」
とか、
またある会社では、
「海外の企業が相手となると、弊社が海外向けの事業をやるかどうかの会議体を、、、」
とか、
もう、お話にならないようなお話をさも「それが常識です」みたいなトーンでしてくるわけですが、
そんなのは日本から一歩出てしまうと理屈の上でも商習慣の上でも非常識というか、
そんなトロイことやってたら勝てませんよ、というのが常識です。
もちろん、日本企業だからダメというわけでもなくて、
日本にあるとある大手企業の創業者なんかは、
東日本大震災の直後にとある研究所に直接出向いて再生可能エネルギーの事業の検討をしていました。
実際、上述の「会議体がどうの」と言ってた企業は一生懸命練り上げた「未来の仕組み」を
プレスリリースしようとしたら、前日にとあるグローバル企業が
「明らかにもっと未来の仕組み」をプレスリリースして、全く話題にもなりませんでした。
これが世界の常識なのだということを、カラダを通して味わってきました。
弾丸出張で、観光要素なんかゼロでしたけど、ビジネスマンとしては、
とても有意義な出張になりました。
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