日本の企業が全社DXを推進するということ

日本の企業が全社DXを推進するということ

こんにちは。のむらです。

近年はあちこちで言われるようになったDX。

デジタル・トランスフォーメーションの略語ということで、
「デジタルを活用して変革を起こすこと」だと言われます。

この波に、弊社もしっかりと乗っているといえばその通りで、
ビジネスクリエーターズがDX推進を支援している話の記事もあります。

よく、DXはデジタル化と混同されることがありますが、
デジタル化とは違うものとして説明されています。

ざっくり説明するならば、以下の違いになると思います。

デジタル化:既存の業務や作業をデジタルなものに置き換える
DX:デジタル技術を活用して既存の業務や作業のあり方自体を変革する

例えば、紙の契約書を電子契約に変えるという話でいうと、

デジタル化:契約書自体が電子データになる、押印がシステム処理になる
DX:「誰かが契約書を運ぶ」という業務自体が無くなる

というように区別できると思います。

余談ですが、弊社では紙の契約書を廃止して、電子契約に移行しています。
上記の単純な話もありますが、そもそも、
「改竄の難易度が全然違う」
ということからかなり前から電子契約になっています。

年配の方では未だに、
「電子的なものは信頼できず、紙の押印だと信頼できる」
みたいな話をする方もいらっしゃるそうですが、
「紙の押印の契約書と電子契約のどちらかを改竄してください」
という課題があったら、明らかに紙のほうが簡単です。
下手したら小学生の図工のレベルの話です。

年をとるとそういうことを言い出しがちな理由については、
長くなるのでTwitterとかで気が向いたら書くかもしれません。

話を戻して、、、
なぜDXがあちこちで言われるようになったのか?というと、
デジタル技術というのは日々進歩していますが、
それらの技術を使いこなすということは、
デジタル技術を手段として、価値のある変革を起こすことであるからです。

目の前に良いものがあっても、それは、使いこなしてなんぼです。

また、道具は目的ではありませんので、
「何を使うか?」以上に「何をするのか?」が大事だということを
わざわざデジタル化とは異なるDXという概念で説明しているわけです。

新しく作られた会社は、今の時代に合った仕組みを採用しやすいので、
あまりDX推進の対象にはなりません。

一方で、歴史のある、それなりに人員もいる集団となると、
DX推進の対象になりがちです。

「今の時代に合った状態にする」
という目的に最も早く到達するのであれば、
「時代に合わないチームを丸ごとクビにする」
なんかは正直いってかなり合理的です。

とはいえ、日本型の雇用スタイルでそういうやり方は馴染まないと思います。

ただ、時代によって仕事のあり方というのは確実に変化しますので、
昔は必要とされていたものの、今は必要とされていない仕事というのは、
色々とあります。
分かりやすいところでは「タイプライターを打つ仕事」なんかがあるとは思います。

いつの時代も「時代に合わなくなった職能を持つ人」というのは、
ある程度発生します。

そういう変化への対策として、
他国の例でいうならば、ドイツなんかでは、「今の職能が時代に合わなくなった」
という場合に、今の仕事を辞めて、学び直し(リスキリング)の場を国が用意することで、
労働者が時代においていかれないようにしているそうです。

とはいえ、大胆なリストラが難しいとか、
無職になることの抵抗が強いという日本の状況を踏まえると、
少し違ったアプローチということになります。

こういう前提条件のDX推進となると、最終的には、
そこにいる「人を変える」というところまでやる必要があります。
これが、日本の企業や団体におけるDX推進です。

そういう意味では、長期戦かつ総力戦になりますし、
我々のようにそういった活動を支援する立場になると、
企業文化によって、DX推進の状況によって、
重要課題や共有すべき知見・ノウハウが異なります。

支援する側にも総合力が求められていると思います。

DX推進支援のコンサルティングは様々な企業が行っておりますが、
ビジネスクリエーターズではどういった工夫をしているか?
というと、
できるだけバックグラウンドの異なるメンバーでチームを組むことで、
お客様のその時々の課題に対応しやすくしています。

また、私たちの持つ知見や業務ノウハウも積極的に共有することで、
お客様メンバーの自走化を重視しています。
期間限定でハイパフォーマーを送り込むというやり方もありますが、
そうすると、私たちが抜けた後にお客様の状態が元通りになってしまうことが
危惧されます。

「時間経過による企業の生存率」といった指標もありますが、
企業が存続するかどうかは偏に
「時代に合った経営ができているか?」
で説明できると思います。

その意味で、
DX推進というのは、「企業を存続させる気があるか?」
という問いでもあると思います。

弊社ではDX推進のノウハウもございますので、
「DX推進するぞ!」
という企業様は、お気軽にお問い合わせください。

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