Author Archive Nomura

SMAP解散騒動をビジネスとして考えてみる

こんにちは。のむらです。
ここ数日はSMAP解散騒動が盛り上がっています。
ということで、せっかくなのでちょっと考えてみます。
まず、私の立場としては、ジャニーズ事務所の中の人ではありませんし、
直接の取引先でもありません。
現在活躍されている方や、既に辞めた方にも会ったことがあると言えばあるのですが、
事務所の裏話を聞いたりということはしていません。
ですから、関係ないと言えば関係ない。
無関係者です。笑
で、その無関係者かつビジネスクリエーターの私がこの騒動をどう見るべきか?
という話をします。
せっかくなので、騒動そのものの事実と、それを発端とする意見を、
まずは分けてみたいと思います。
【事実】
1.複数のメディアがSMAP解散の可能性について報じた
2.SMAPが自分の番組の中で時間をとって謝罪した
と、とりあえず、外野から分かるのはこのくらいでして、
あとは様々な意見の出ている騒動だと思います。
影響が分かりそうなこととして、
3.当該番組の関東地区における平均視聴率が31.2%、瞬間最高視聴率は37.2%と、
 ビデオリサーチが発表した
また、
4.SMAPの謝罪のシーンはリーダーの中居正広氏の立ち位置が中心ではなく、
 端であった。中心には木村拓哉氏。
5.「今回、ジャニさんに謝る機会を木村くんがつくってくれて」と、草なぎ剛氏が発言した。
といったあたりが補足事項でしょうか。
ついでに、個人的に注目したのは
6.木村拓哉氏だけは公式に妻子があることが発表されている
というところもあります。
それから、様々な意見を引き出していることに関係ありそうなのが、
7.誰に向けた何に関する謝罪なのかが説明されていない
ということです。
【見られる意見】
A.ジャニーズ事務所はブラック企業でタレントには人権が無いのがよく分かった
 →有名税だから諦めるべき。それも込みでアイドルなのでは?
 →例えば米国では権利が契約で細かく管理されているので日本の芸能界は未開社会と言える
B.副社長とスマップのマネージャが揉めていて、どっちにつくかでSMAPが分かれた。
 →かたちはどうあれ、会社側(副社長側)に反抗するのは良くない
 →スマップを売り、今のジャニーズの礎を築いたのはマネージャなので、
  そんな功労者を蔑ろにするのは良くない
C.サラリーマン(社畜というニュアンス)の姿と重なる
 →どんな企業でも会社の言うことには従うべき。それが社畜の姿。
 →独立ができない絶対的な理由が無いのに諦める意味が分からん。
D.とりあえず、解散ではなさそう
 →国民的アイドルが解散にならなくてよかった
 →あんな状態のSMAPはSMAPじゃない!
E.老人の意見で物事が動く(社長も副社長も高齢)
 →多数決だからね。高齢化したんだから当たり前じゃないか。芸能界だけじゃない。
 →老人の意見でしか動かない国ではダメだ。老害だ!
などなど、
色々と意見のポイントがあるものの、
それぞれ、肯定的にも否定的にもポジショニングを取れるので、
その人がどのポジショニングを取るのか?を見ることで、
その人の考え方や世界観を知る良い素材と言えたりもします。
ポジショントーク という言葉もありますが、
意見というのはその人の立場や世界観を反映していますから、
意見を通して人を知るという良い機会かも知れません。
というわけで、私のポジショントークはどうなるだろうか?
というと、
誰の意図なのかまでは分かりませんが、
視聴率も取れて、雑誌等も売れて、、、
となると、多くの人が「ひと言言いたくなる」
というニュースをつくり出すことで、
人の動きが生まれ、しかも、インターネットのおかげで、
それがとても見えやすい、という点が注目すべきところだと思っています。
少なくとも、
ファンの人もそうでもなかった人も、
以前に比べてSMAPに関する注目度が上がっていることだけは
間違いがなさそうです。
しかも、どうも事象がよく分からないし、
各ステークホルダーも意志を明確にはしていません。
会社側が姿勢をハッキリ表明したわけでもなく、
渦中のSMAPのメンバーやマネージャが自分の考えを公にしたわけでもなく、
それをすればさっさと話は終わりそうなのですが、
それが無いです。
こうなると、憶測の掛け算で騒ぎが続いていきます。
つまり、ニュースをあえて情報不足の状態で提供することで、
わからない部分を埋めようとしてみんながあれこれ想像をします。
ニュースの出し方として、これはひとつの作戦だと思いました。
インパクトも大きくなり、寿命も延びます。
プロモーションとしては成功していると言える面もあるのではないでしょうか?
そして、もう一つの視点ですが、
様々な意見が出そうな出来事に対して、
何が論点で、それに対してどんな立場を取るのか?
というディスカッションサービスみたいなものは、
ちょっと前から考えてはいたので、
一定のニーズがありそうだということも再確認した次第です。
署名サービスも以前からたまに盛り上がりますが、
自分と同じ意見の人だけを集める装置なので、
風が吹きやすいということは事象としてあります。
中には、明らかに事実誤認に基づいた署名なんかもありますが、
異なる意見が見えない仕組みにもなっていますので、
拡散スピードも早いのですね。
これを1段進化させるなら、ディベートが起こるサービスでしょう。
構造的に近いものとしては、
soKKuriという、ある有名人と別の有名人が似ている
という意見に対して、賛否をポチッとやるサービスがあります。
このような構図で意見を対決させてみる、というのは、
それなりに盛り上がりそうです。
もう少し成熟して、2段階目になった時に、
ディスカッションができるというところに至りそうです。
そして最後に、
自分がしっかりと理解のできない事象を見ると、
その事象の当事者を「自分よりバカな人」という前提で見てしまいがち
なのですが、実際にはそうでない可能性もあります。
なので、分からない事象を見た時に、
「自分よりも超絶賢い人だとしたら?」
という前提で考えてみると、
仮にそうではなかったとしても、思考訓練としては
良い機会になりそうです。
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スマートフォンのサイズについて考えてみた

こんにちは。のむらです。
iPhoneを説明するスティーブ・ジョブズのプレゼンは有名ですね。

iPhoneが出てからまだ10年も経ってないのですが、
すっかりiPhoneが普及した感があります。
ちなみに、私はiPhone5をつかっていますが、
実は、これは電話としては利用していません。
電話はガラケーをつかっています。
単純に、電話としてはガラケーのほうが優れていると感じるからです。
iPhoneもそろそろ容量が足りなくなってきたので、
買い換えるべきなのですが、本体サイズが大きくなっています。
また、ガラケーも重要な強みであった電池の持ちが悪くなってきていまして、
電池自体も交換しましたがイマイチです。
となると、こちらも買い換えるべきなのですが、
残念ながら、今、良いガラケーが売っていません。
ガラケーの選択基準は、
「片手で全ての操作ができる」
なのですが、片手では開かないものばかりになってしまいました。
※デモ機を握ってみて片手で開くかを確認して、それでダメなら
 どんなセールスをされても私の答えはNOです。
ジャケットの胸ポケットにも、
パンツの左側ポケットにも入るサイズ
というのが電話のサイズ要件なのですが、
最近は、スマフォが徐々に巨大化していて、
この要件を満たさなくなってきています。
※いまの二つ折りのガラケーはこの要件を満たしています。
けっこう、サイズの問題は大事だと思っていまして、
やたらと巨大化していくのは全然スマートじゃないというか、
少なくとも、スマートフォンを持っている姿が
全然カッコ良くないとも思います。
その他の服にも全然合わないですし。
なんというか、服に着られている感に近いものがあると思っています。
そして、けっこう致命的なのは、
私はあまり手が大きくないので、
今のiPhone5のサイズは手に収まりますが、
大きくなると、手に収まらないのです。
折りたたんでも良いので、
片手に収まるようなスマフォにして欲しいと思いますし、
パンツの左側ポケットに入るような形状のものが出たら、
選ぶと思います。
IT屋の自分が言うのもなんですが、
生活の主役はスマートフォンではなくて、
自分自身なので、
邪魔にならずに、言い換えるならば、主張せずに溶け込むような
そんなサイズ感というのを理想的だと思っています。
ガラケーもスマートフォンも持っていますが、
常に持ち歩く際の場所が固定されているので、
※そういうわけで、私はモノを無くすことがありませんし、
「同じ探しものをする」という無駄な時間を減らしています。
 カバンの中身もそうなっているのですが、それはまた別の機会に。。
こういうことを考えるに、
ウェアラブルというのは、
元々の「携帯電話」というコンセプトからすると、
凄く当たり前のことであって、
ちっとも新しい考え方ではないとも思います。
また、今の調子でスマートフォンがタブレットサイズに向かって
徐々に大きくなっているのは、
実は時代の流れに逆らっているようにも思います。
どんどんカラダから離れてしまいます。
iPhoneは生産の仕組みを考えると、まぁ、あと1サイクルは
同じサイズの同じ部品をつかうでしょうから、
その点においてはあまり期待が持てません。
なので、スマートフォンが「携帯電話」であるとするならば、
「カラダから離れないサイズ感」
は、本質のひとつではないかと思います。
全員が気付かなくても良いのですが、
一部の会社だけはそこのところに気づいて欲しいと感じている
今日このごろです。
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今年こそはもっと人格を磨こうと年始に思った人のための動画

こんにちは。のむらです。
2016年になりました。今年もよろしくお願い致します。
さて、今月は12月Liveが日程調整で1月にずれ込んだこともありまして、
月に2回のLiveがあります。
その次は1月30日のLiveです。
こちらは、年始にピッタリなテーマです。
年始になるというのは、
「さぁ、今年は何をしようか?」と考えるきっかけになります。
自分がどんなライフスタイルを理想とするか?
というのは、生きていればずっと重要になるテーマです。
すぐに達成できるものもあれば、
ある程度時間をかけて準備をするようなこともあります。
ただ、自分がどこに向かうにしても、
それは色々な人や知見(言葉)との出会いによって、
少しずつ変化していくこともあるのではないでしょうか?
自分探しといえば使い古された表現ではありますが、
旅行などで非日常性のある時間を過ごし、
普段は受けられない刺激を受けることで、
自分の発想の幅を拡げる ということもあるでしょう。
ということで、年末年始に旅行に行った方もそうでない方も、
良い刺激を受けられる場をつくりました。
1月30日のLiveでは、
元旅人と現旅人の対談。
会社員とフリーランスの対談。
「そういう人生もあるんだ」という刺激を受けた上で、「今年は何をやろうか?」を考える時間。
これらが全てセットになった時間を過ごすことができます。
ぜひ、今年はひと味違った1年になるよう、
年始から良い刺激を受けてください。
さて、そんなこんなで、私自身も
「今年はどんなことに取り組もうか?」
を考えています。
そのうちのひとつで
「もっと人格を磨こう」
ということがあります。
そもそも、人格者はそんな宣言をしないんじゃないかとも思いますが、
もう書いてしまいました。笑
ただ、「人格を磨く」では、あまりにもつかみどころが無いので、
もう少し話を絞ってみます。
特に気にかけておきたいことは、
「自分と接する人の可能性を広げるような言葉をつかう」
ということです。
それはどんな言葉でしょうか?
良いお話がありました。
見た方も多いかも知れませんが、見たことが無い方は見てみてください。

「どーせむり」
という言葉が人の可能性を奪う恐ろしい言葉である。
「だったらこうしてみたら?」
と変えるだけで、人はどんどん力を発揮できるし、失敗してもまたチャレンジするようになる。
ということが述べられていました。
言い方は色々ありますが、このような意味の言葉をつかえるように、
日々、自分の発する言葉を大事にしたいと思います。
ビジネスクリエーターズという場は、学び、成長する場です。
また、身につけた能力を発揮する場でもあります。
このことをよくよく噛みしめて、
皆さまと素敵な時間を過ごしていきたいと思います。
どうぞ、よろしくお願い致します。
1月11日のLiveについては、残席わずかです。お申込みはお急ぎください。
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人狼ゲームが予想の斜め上を行く面白さであるためやってみるべきである

こんにちは。のむらです。
12/26の20時-30時という時間帯で、
ぼうねんかいを兼ねたビジネスクリエーターズNight(BCN)がありました。
BCNというのは、元々、「起業家のための合宿」みたいなものです。
きっかけは、ハッカソンイベントに行ったことだったのですが、
そこで感じた、「ノンプログラマーの存在意義」というのを
もうちょい見直すために何かできないか?というところでした。
というのが、
ハッカソンイベントでプロトタイプが作れるようなエンジニアと、
それらを投資家とマッチングできるような世の中になってくると、
そもそも、ビジネスを立ち上げるのに、
いわゆる文系総合職的なビジネスパーソンというのは、
もはや存在自体がオワコン化してるんじゃないかと肌で感じたからです。
現実には、
収支計画を立てるだとか、綺麗なプレゼン資料つくるだとか、
そういうことでさえも躓いている人もいたりしますが、
そうなってくると、
どんどんビジネスの上流からは遠ざかり、
下流に流れていくのではないか?
という強烈な危機感がありました。
いや、実際、
Facebookもハッカーと投資家でビジネスとしては始まってしまいました。
それで、世界一のサービスになってしまいました。
(敢えて加えるなら、人脈という要素がありますが、、、そこには、既に
ハイスペックジェネラリストとかMBAホルダーは必要ではなかったわけですね。。)
このような流れの中で、
どうやってプログラミングのできない人がビジネスの上流に行けるか?
というのは、視点としては若干社会福祉的ではありますが、
ひとつの課題だと思っています。
やはり、どうせやるなら、
作られたタスクをこなすだけの人よりは、
新しい仕事をつくる人に。
既につくられた役割を果たすだけよりも、
新しいチームや組織をつくる人に。
既にある事業をそのままこなすだけよりも、
市場を拡張したり、新しい市場をつくる人に。
今はそうではなくても、
ちょっとでもそういう方向でひとりひとりが進歩することが、
中長期的には豊かな社会、楽しくて開放的で進歩的な社会をつくることに
つながると思います。
ですから、今、最も身も蓋もないことを言えば、
「エンジェル投資ができるような人になるか、
 モノづくりができるスキルのある人になるか、
 どっちかになってください。
 言い訳は一切聞きません。死ぬ気でどっちかになってください。」
ということであり、若い人には、このどちらにもなれないオトナにならないように、
全力で鍛錬の場をつくるべきです、となるんですが、、、
そうすると、
「いやいや、そんなのムリっすよ」
という多くの心からの反発が起こることでしょう。
で、そういう心からの反発と戦うことに時間を費やすのはあまり生産的ではありません。
ですから、
現状では
エンジェル投資ができるだけのキャッシュが手元になくとも、
プログラミングができなくとも、
なんとか、ビジネスの上流に関わる価値のある活動ができないか?
というのを模索するために、
プログラマーに限らないハッカソンという概念で、
BCNを始めました。
ただ、色々と試行錯誤していて、
その中で、ひとつ、
「一晩集合して合宿形式で何か成果物をつくってみる」
というのは良い方法だったようなので、四半期に一回のペースで
開催をしています。
プログラミングができない人が何かを始めるとしたら、
昨今では、少なくともこのくらいはできないとムリなんじゃないかと思います。
1.ビジネスモデルを考える
 →事業計画も含めてです。
 パワポのふわっとした概念図ではなくて、エクセルとかで収支項目を漏れ無く出してる感じです。
2.営業をする
 →単純に、売るべきものを販売するということだけではなくて、(もちろん、それもやりますが)
 顧客接点をつくるとか、そもそも、資金調達が必要な場合はそのために必要な繋がりも
 つくってくるとかです。
3.チームをつくり、動かす
 →上記の能力が著しく欠けている場合には、どうにかこうにか、やってくれる人を
 動かすほかありません。
 という点で、どうしてもスキルを身に付けたくないということであれば、
 ここに注力するというやり方もあります。
ということを考えた時に、
1や2の能力がある人は時間があれば何かはできるはずですし、
3の人は能力のある人と出会い、そういう人たちを束ねられるような人になる必要があります。
これらの課題を解決する方法として、
「一定以上の時間集合する」
というのは、そんなに悪い方法では無いと思います。
(もっと良い方法を思いついたら、どんどん改善したら良いと思いますが)
というわけで、
BCNに興味がある方は、ぜひ来てみてください。
興味あるよっていうあなたは、
お問合せからご一報ください。
次回日程を一緒に調整しましょう。
さて、前回12月26日のBCNでは、
ぼうねんかいを兼ねてということで、軽く飲んで人狼ゲームをやりました。
夜中に人狼ゲームというと、「眠くなりそうなのがキツい」
と参加を躊躇される方がけっこういるのですが、
やってみると誰でも体感するのですが、
「全然眠くならない」のですね。笑
しかも、ゲームの中では、
・論理的思考力
・コミュニケーション能力
という、あっちこっちで重宝されている能力が、
フル稼働させられますので、
トレーニングとしても良い機会です。
まだやったことが無い、という方も、
前回BCNで集ったメンバーがまたやりたいということで、
日程調整中なので、同じく、
お問合せからご一報ください。
ちなみに私の特徴としては、
どうも、人狼チームの時よりも市民チームの時のほうが強いので、
嘘をつくよりも嘘を見抜くほうが得意なようです。
ということも、ゲームを通して分かります。
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カレーづくりに見るロジカル・シンキング

こんにちは。のむらです。
しばらく、飲食店の話題が続いていましたが、
今日は少しだけ違う話題です。
先日、ビジネスクリエーターズのスタッフ向けに
「半日ほど一箇所にこもって作業する時間」
というのをつくりました。
何でもそうなのですが、
中途半端に労力をかけると、
たいしたものができなかったりすることも多いので、
労力をかけるなら一気にドカっとやることで、
他人にはできない仕事ができるということもあります。
ということで、そういう場があったのですが、
調理可能な場所にこもっていたこともあり、
みんなでカレーをつくってみました。
カレー自体は、極めてフツーのカレーができたのですが(笑)
※本当に、コメントのしようが無いくらい普通のカレーができました!!
カレーづくりというと、
昔、会社員時代に受けた研修を思い出します。
その研修は、
いわゆる汎用的な仕事の進め方スキルを高めるためのものでした。
年次別研修だったのですが、
その研修を受注した研修会社がアクセンチュアをスピンアウトした方がつくったところでしたので、
アクセンチュアっぽい仕事の進め方スキルを身に付ける機会になりました。
論理的に物事を把握して、
論理的に作業の手順を整理して、
論理的かつ効率的に作業を進めていく。
個人的にはとても面白い研修でしたが、
その中で、タスクの整理をするサンプルとして、
「カレーをつくる」
というお題がありました。
「カレーをつくる」というのを、まずは工程に分けるとして、、
最初はざっくり、
1.材料の調達
2.材料の下ごしらえ
3.調理
4.食べる
5.片付ける
みたいな感じになります。
次に、各工程を分解して、
1.材料の調達
1.1.スーパーに行く
1.2.肉を買う
1.3.玉ねぎを買う
1.4.じゃがいもを買う
1.5.にんじんを買う
などなど。
※サクッと書いたので、抜け漏れがありそうですが、
 要は、こういうことです。
先日、年収の低い人は野菜を食べてないから野菜をもっと食べましょう!と、
厚労省がメッセージを出して多少炎上(「野菜が高いから年収低いと買えない!」と)してましたが、、
これは、卵が先か鶏が先かという面もあるように思います。
上記のような思考が早くできる場合、
年収が少なくても料理をする能力によって、ある程度の栄養バランスを取ることも
難しくありません。
が、、、
上記のような思考が早くできる場合、
得てして、仕事ができる人だったりもしますので、
年収が高くなりやすいという仮説があります。
これが、カレーづくりの場合は、
「丸暗記で、カラダで覚える」
というのも時間をかければ可能なのですが、
「ぼうねんかいでみんなに喜んでもらう」
みたいなゴールを設定して、幹事をするとなると、
そうそう丸暗記で対応できなくなってくるので、
もう少し賢く仕事を進める必要が出てきます。
これをさらに、
「自社の売上を昨期よりの増やす」
とかにしていくと、もっとタスクの整理は複雑になってきます。
実は、1時間かそこらで完了する
「料理をする」
というプロジェクトは、仕事をする能力を鍛える、
良い場だと思っています。
ということで、私もこれからカレーをつくってみます。笑

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から揚げ弁当から飲食店の経営効率を考えてみる

こんにちは。のむらです。
しばらく、飲食店の話題が続いています。
せっかくなので今日も続けます。
最近、ひょんなことから
とよ唐亭なるお弁当屋さんのことを知りました。
九州から展開していて、同社のサイトによると現在のところ12店舗で、
まもなく13店舗目がオープンするようです。
こちらは、テイクアウトで330円のから揚げ弁当を販売しています。
※基本的にはから揚げ弁当のみ(味付けが2種類あるそうです)
前回の未来食堂のお話なんかもそうですが、
効率的な仕組みのビジネスだと思います。
テイクアウトで鶏肉というと、
焼き鳥という業態もあるわけでして、
しかも、同社の創業者の方は、以前、焼き鳥屋もやっていたそうです。
ただ、焼き鳥屋の場合、
・焼き
・串打ち
という熟練度の必要な工程があり、しかも、
回転率が上げにくくもあります。
※イートインの場合には、いわゆる「水で設ける」という話で、
 ドリンクを先に提供することもできますが、
 テイクアウトの場合はなかなか難しいです。
その一方で、弁当でかつ、おかずがから揚げに絞られていると、
比較すれば回転率が上げやすいですし、
工程も単純化することができます。
東京でもテイクアウトのから揚げ屋がけっこうありますし、
実際、私も利用したことがありますが、
並んでいる間に粗利の計算をしてみたら、
けっこうな利益率だとも思いました。
※ただし、私が利用したお店の場合は、明らかにスタッフ数が多すぎでしたね。
 私ならスタッフ数を半分にしても回る仕組みを考えたと思います。
ちなみに、とよ唐亭さんの場合、
テイクアウトのから揚げ屋が流行ったというところからではなくて、
・マスを狙うなら弁当
というところから、結果的にから揚げをチョイスしたそうでして、
拡大する事業として最初から考えているそうです。
九州ベンチャー大学さんのサイトでは、
そのあたりの話も紹介されていますので、ご興味のある方はチェックしてみてください。
その前の壮絶ヒストリーもとても面白いです。
じゃあ、東京でから揚げ弁当屋を先手を打って始めるか、
と考えるのも良いですが、
ポイントは、
・オペレーション効率が良い
・価格(少なくとも原価)を抑えやすい
・「弁当」というマスプロダクト
というあたりだと思いますので、
そこから発想してみてはいかがでしょうか?
ちなみに、
私なら、こんにゃくをつかう業態を考えると思います。笑
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常識を覆すのにショック療法としてつかえるのが外部からの参入(未来食堂や俺のシリーズなど)

こんにちは。のむらです。
しばらく、飲食店の話題が続いています。
今日も続けます。
最近、Webっぽい属性の人たちの間で話題になっているのが、
未来食堂です。
こちら、元々IT業界にいらっしゃった方による飲食業界への参入なのだそうですが、
・メニューがひとつに絞られている
・ただし、手持ちの食材が開示されていて、それでつくれるものはオーダーできる
・1時間程度働くと1食無料になる
・茶碗の数が業界の「常識」である席数×2ではなく、×5になっている
 (結果的に、ランチタイムが一般的に2回転なのに対し、4回転するそうな)
などなど、
実に効率的かつ効果的な仕組みが導入されています。
回転率のところでいうと、
俺の株式会社も有名な事例ですね。
同じく、他業界からの参入なのですが、
俺のフレンチ、俺のイタリアンなどなど、
皆さんもよくご存じのお店を展開されています。
良い料理人を引き抜いて来て、
回転率のところを上げることによって、
従来の「常識」だった「質と価格」の関係に革命を起こしました。
飲食業界の場合は比較的目立ちやすいのですが、
実は、他業界の人に思いつきで
「こうしたら良いんじゃないですか?」
みたいな話をすると、
「それは業界全体的にあり得ない」
といった話になることがたまにあります。
そこで、
「へー、そういうもんなんですね。勉強になりました」
で話を終わりにしても良いのかも知れませんが、
しかし、
仮に、業界全体が「ムリだ」と思っているということは、
業界内での革命は起こりにくいということの裏返しでもあります。
なので、実は、
「それはあり得ません」
と言われた時には、
「それはあなたにとって私達に勝つチャンスです」
と言われているというケースもあるわけです。
ですから、
「本当にムリなのか?」
(もし、多くの方を喜ばせ、満足させることができる変革なのであれば)
真面目に考えてみる価値があるのではないでしょうか?
ある分野において素人であるということは、
弱点となる場合もありますが、
一方で、革命的なことをするチャンスがある、
ということでもあるかも知れません。
というわけで、
美味しいごはんを頂きながら、
既存の「常識」について、
思いを巡らせたり、情報交換をしてみてはいかがでしょうか?
多少、ボロボロに論破されることがあっても、
とりあえず、「美味しい」というポジティブな感情だけは保証されているのですから。
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飲食店の付加価値も知的労働によって高まる!?

こんにちは。のむらです。
しばらく、飲食店の話題が続いています。
今日も続けます。
元々、私はお金をつかう趣味も無いといいますか、
(というか、高校時代からアパート暮らしということもあり、
やたらとコスパ意識が高いという説なのですが、、汗)
安くて良いものに出会うと単純に感動してしまいます。
以前、そこそこお洒落な居酒屋に行った時の話です。
若くてイケメンのアルバイトの方が、アボカドをテーブルで
カットするというので、アボカドを持ってきました。
3つの中から好きなのをお客さんが選ぶ仕組みだったのですが、
2つしか持ってきませんでした。
で、それに気付いた別のスタッフがもう1つを運んで来たのですが、
件のイケメンアルバイトさんの選んだ2つがどう見ても食べ頃ではないのですね。。汗
ということで、後から出てきたアボカドを選んだのですが、
彼がアボカドをカットしている時に、
ちょっと聞いてみたんですね。
「アボカドを自分で選んで調理したことはありますか?」と。
そうすると、
「アボカド食べたこと無いんです」
って言っていました。
なるほどね、、と、ある種の納得感がありました。
一方で、
ワインに詳しい店員さんがいるお店で、
色々とワインの説明をしてくれたりすると、
すごく良いチョイスができるように感じます。
もちろん、(若干)価格帯は違うのですが、
前者のパターンだと、割高感を感じるのですが、
後者のパターンだと、割安感を感じます。
この時の感覚の違いがどこから来るのかというと、
スタッフの知識量なのだと思います。
飲食店スタッフの仕事は、
飲み物や食べ物を運ぶ、厨房で調理する
という面では、肉体労働的でもあるのですが、
こと、上記のようなところでの顧客側の印象を考えると、
頭脳労働的な部分が評価を左右していたりもします。
というわけで、
実は、この点に力を入れると、かなり付加価値が高まるのではないか?
もうちょっと生々しく言うならば、
顧客がより納得感をもって支払をするのではないか?
と思います。
見えにくいですが、
飲食店における知識面の教育というのは、
重要ポイントな気がします。
この教育をビジネスにしても良いかもしれないですね♪
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81(エイティワン)@広尾(コートヤードHIROO)から考える飲食店のサービス設計

こんにちは。のむらです。
しばらく、飲食店の話題が続いています。
今日も続けます。
ご縁があって、プレオープンの時、あとは今月の頭にも、
広尾(コートヤードHIROO内)にある81に伺う機会がありました。
(お声掛けくださった方にはとても感謝しております)
さて、こちらのレストラン、いわゆる食通の方々はかなり楽しんでいらっしゃるようです。
81は、スペインの三ツ星レストランである、『エル・ブジ』(「エル・ブリ」とも表記されます)のオーナー、
フェラン・アドリア氏に大きな影響を受けた異才の料理人、永島健志シェフのお店です。
エル・ブジは、「世界一予約の取れないレストラン」とも言われました。
(永島シェフは、こちらでの勤務経験を持つシェフでもあります)
さて、81を訪れる際に、他の飲食店との違いが色々ありましたが、
ビジネス的な視点では、「スタート時間が決まっている」ということに
大きな特徴があると思います。
18時と21時にスタートしまして、1日に2回転です。
席数は12席です。
広いキッチンにコの字型のテーブルがあります。
飲み物は事前にアルコールかノンアルコールかを選択します。
飲み物と料理をペアリングしたコースになっています。
コースも固定です。(内容は季節ごとに変化しています)
料理はキッチンからコの字型のテーブルの中に運ばれてきますので、
いわゆる、ファッション業界のコレクションで見られるような
ランウェイを彷彿とさせます。
料理写真をアップしたりするのがあまり得意ではないので、
写真が見たい方は81の食べログをどうぞ。
※一応、先日の写真を少し。。。
2015-11-05 21.10.40


秋を表現しているので、乾燥させた生ハムとポテトで秋の木の葉のような食感を再現しています。
料理のテーマというかストーリーというか、といったところの説明をシェフがして、
料理が運ばれてくる、という流れで、ショーがテーブルにいる全員同時に進んで行きます。
若干味気ない話と感じる方もいるかも知れませんが、、
(ビジネスクリエーターにとっては、ビジネスモデルも深く味わいたいものでして、、)
この進行では、
利用者から見ると、料理の前にストーリーを味わい、
それから料理を視覚的にも味覚的にも味わいます。
さらに、演出として、この日は香りもありました。
(鴨に合わせて、燻製のスモークを部屋に流していました。)
更に、キッチンにはDJがいまして、料理に合わせた音もついています。
五感を刺激する流れ、
さらには、これが一斉にスタートして進んでいきますから、
終わりの時間も一緒です。
※ちなみに、入り口でお会計を済ませてから着席する前会計のシステムなので、
 終わったらキッチンを通ってお見送り、という流れにもなっています。
遅刻もダメですね。笑
(ダメというか、遅れてもそれまでに出た料理は出てこないので、途中からの参加となります)
ここを「ある種の顧客視点」によって、
中途半端に顧客の要望に応えていると、
このような空間であり、流れをつくることはできません。
考えようによっては、
「注文の多い料理店」
のようでもありますが、
私はとても楽しませて頂きました。
ですので、
「提供したい価値を最大化する」
という観点で、
顧客の本質的ではない要望を全ては聞かない、
というのもアリなのではないかと思います。
ちなみに、、、
先日訪れた際にも、2ヶ月くらいは予約が埋まっていたそうです。
※今後、もっと予約が埋まるんじゃないかと思っています。
飲食店は料理だけのプロダクトアウトではなく、
もっと広い範囲でもプロダクトアウトが成り立つ、
という事例だと思います。
なお、、、、
おいくらなんでしょうか?
という疑問も、ビジネスクリエーターならではだとは思いますので、
一応書いておきますが、先日訪れた際は25,000円でした。
(内容的にはリーズナブルだと思いました。)
さらに、金額を書くと、
回転数とロケーションが分かっているので、
収支計算がざっくりできそうですね。。。あえてここではしません。
計算するにはもう少しパラメーターが必要かと思いますので、
シェフの他に、現場には支配人と、DJさん、ソムリエさん、バリスタさん、
それからアシスタントの方がいたと思います。
コース内容等は81の食べログをご参照ください。
計算してみたい方はご参考にどうぞ。
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コスパはどうやって実感されるのか?

こんにちは。のむらです。
しばらく、飲食店の話題が続きました。
理系バー、Incubator(インキュベータ)から考える、アイディアの価値
「冷やし中華はじめました」を初めてやった元祖が気になる
飲食店の入り口に行く前に勝負はついている昨今。主に食べログのせいです。笑
最近、「コスパ」について、考えることがありました。
予約の取れないお店に伺うご縁を頂いたのですが、
支払金額としては、そこそこするのですが、
内容を考えると、この金額ならコスパが良いんじゃないか?
となんとなく感じたのです。
※飲んでいたので、ふっと思ったくらいだったのですが。。汗
そもそも、
私たちは何をもって「コスパ」が良いと感じるのでしょうか?
「コスパが良いのと悪いの、どっちが嬉しいか?」と聞かれれば、
消費者としては「コスパが良い」ほうが嬉しいです。
コストパフォーマンス
すなわち、費用対効果です。
費用に対して得られた効果が大きければ良い、
ということですね。
逆に考えると、
「ある効果に対して、その適正な費用」
について、高い精度で目利きができるようになると、
そのコスパ意識というのも精度が高いということになるでしょう。
原材料の価格がどのくらいか?
飲み物の仕入れ値は?
この店舗だと家賃はどのくらいか?
客単価は?
回転数は?
人件費はどのくらいか?
そういうことを考えてみると、
例えば、目の前のオーナーシェフの、
「この店舗での稼ぎの上限」
というのもざっくり見えてくるわけです。
仮に、上限くらいを稼いでいるとして、
「この仕事をこの年収でやるというのは凄い」
という場合もあれば、
「この仕事でこの年収は取り過ぎだろう。。。」
という場合もあるかも知れません。
そういうことまで含めて味わうと、
より味わい深さもあるように思います。
もちろん、
このざっくり計算というのは、
かなり目に見えてないコストもあるので、
あくまで「ざっくり」ではありますが。。。
実は、この「見えていないコスト」
こそ、ビジネスにおいては「利益の正体」なのですね。
いわゆる、情報の非対称性というやつです。
情報の非対称性というのは、この場合、
売り手側には見えているが、買い手側には見えていない情報
ということです。
そういう意味で、
作り方の見当がつかない料理というのは、
買い手側にとっては、コスパを判断する指標が少ないのですね。
指標がすくなければ、限られた情報からの判断になります。
これは売り手が有利です。
実際、私は自分でインド料理をつくったことが無いので、
インド料理のコスパというのはよく分かりません。
ただ、インド料理で支払金額がすごく高かったことが無いので、
そうなると、1食あたりの支払金額くらいの指標でもって、
コスパが良いように感じたりします。
※まぁ、もう少し仮説を立てるならば、
 全体的にロス率が低そうな料理で、なんとなくですが、
 原価も安いんじゃないか?という雰囲気はあります。
 (が、自分でやったことが無いのでこのあたりはなんとも。。)
というわけで、
もし仮に飲食店をやるとしたら、
うまく情報の非対称性をつくれるような、
いわゆる、夢と魔法に満ちた商売が良いですね。
(仕組み化して大きくするのであれば、違う業態が良いです。
理由は前回のブログの通りです。笑)
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