Author Archive Nomura

『先を見る』

こんにちは。のむらです。
今日は、いつものシリーズではありません。
RBCの話シリーズでもありません。
先を見るか、横を見るか、後ろを見るか、
これは、人の行動を変えます。
やや、余談ではありますが、
ホットな話題なので触れておきます。
このところ、学校でのいじめ問題がよく話題になっています。
私が聞く限りでは、だいたいどの学校でもいじめはあるようです。
ただ、実は、私は小学校のある時期までと、高校においては、
おそらく、いじめのない環境で育ちました。
どちらも何か特徴的な条件があるか?というのを考えてみましたが、
高校についてはけっこう分かりやすい特徴がありました。
私の通っていた高校は、日本一になる部活動が多数ありました。
そして、1学年300名程度の公立高校ですから、それらの生徒が
様々な部活に振り分けられると、もう、それでいっぱいいっぱいというか、
部活のために入学した人ばかりです。
かくいう私も、実家を離れてサッカーをしに行っていたわけですが、
サッカー部は1学年で80名くらいいました。
※学年の男子生徒の半分近くがサッカー部ですね。
他にも、ボクシングで日本一になる選手、
ソフトボールは全国制覇、吹奏楽部も毎年全国制覇、
その他、剣道やバレー、はたまた、甲子園でも有名な野球部等、
学生生活というよりは、各種セミプロの合宿生活に近いものがあります。
こういう条件だと、そもそも「教室内の時間」というのの、
人生における位置づけが極端に小さいのです。
正直、いじめやってるほど暇じゃないという感覚です。
私自身、出席日数が足りていればOKだと思っていたので、
授業のコマ単位で出欠を計算しておいて、
「コマ数は最低ラインをクリアして赤点取らなければOK」
というスタンスでした。
教室での人間関係等、あまり横を見る時間がありませんでした。
そうすると、いじめることもなければいじめられることもありません。
というか、やっぱりどう考えてもそんな暇無いのです。
じゃあ、世の中の学生がみんな日本一や世界一を目指して人生かけた勝負をするか?
といえば、現実的には、厳しいチャレンジを避けようという欲求のほうが強いのが、
人の姿ではないでしょうか?
大人だって一緒だと思います。
横見て生きていれば、やたらと周囲の人間関係が気になるとか、
足の引っ張り合いだって起こると思います。
職場でのいじめの話というのもたまに聞くことがあります。
もし、自分の仕事を通して世界を変えよう、業界をより良くしよう、
と、最低限でもそのくらいの志があれば、
隣の席の同僚をいじめようだとか、もっといえば、
そんな狭い人間関係に囚われることもなくなるでしょう。
先を見て、先を見る人と一緒に歩んで行きたいものです。

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『だから』

こんにちは。のむらです。
今日は、いつものシリーズではありません。
RBCの話シリーズでもありません。
色々なところにある
「だから」
というのは、けっこう無意識的な隷属を生み出していると思います。
例えば、
「みんなが共感することだから良いことに違いない」
「合理的なのだから正しいのだろう」
このような構造の意見はとても多く、
そして、多くの人が無意識的に支持しています。
しかし、この例はどちらも話が飛躍しています。
「みんなが共感する」というのは事象であり統計的な傾向です。
それに対して「良い」というのは価値判断であって、全く別の話です。
「合理的である」というのも、ある評価軸で事象を見た時の傾向です。
それに対して「正しい」というのは価値判断であって、全く別の話です。
どちらも「だから」を「だが」に変えることが、
原理上は可能です。
「みんなが共感することだが良くないことのようだ」
「合理的なのだが正しくないだろう」
人が生きる時には、緻密に観測したり計測した事象を認知するよりも、
なんだかよくわからないけど信じる
ということのほうが圧倒的に多いです。
そもそも、人は必ず死にます。
しかも、死は「今」にしかやってこないのですが、
それでも明日の予定を立て、来月の予定を立てます。
なんだかよく分からないけど信じる
ということがたくさん集まって、私たちの日常があります。
そんなわけで、
「だから」
と言いながらも、トンデモな信仰でしかないことは
多々あるわけです。
そういった無意識的な隷属というのに自覚的になっていくと、
被害者意識みたいなものもあまりなくなってきますし、
けっこう穏やかに生きていけます。
なので、けっこうお勧めだと思っています。
ちなみに、よく「自分の頭で考える」ということが
本やセミナーなんかで出てきたりします。
「自分の頭で考える」とは、つまりどういうことか?
というツッコミが少ないのが既に無意識的な隷属じゃないかと
言えなくもないのですが、
上述の話で言えば
「だから」をスルーしないで複数の可能性を挙げること
だと、私ならそう言うと思います。
無意識的に信じてる「だから」がありませんか?

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『ライバル』

こんにちは。のむらです。
今日は、いつものシリーズではありません。
RBCの話シリーズでもありません。
よくある質問に「あなたのライバルは?」というのがあります。
これは、サッカーをしていた時に聞かれたりしたので、
印象が強いのかも知れませんが。
いつも大体は
「今の自分」
と答えています。
誰か特定の人物を想像していた質問者からすると、
ガッカリな回答かも知れません。
私は、そういうところが器用では無いので、
そういうところが器用になったら、どれだけ楽に生きられるか、
今よりどれだけ売れっ子になれたことか。。笑
と、思うことがけっこうあります。
ただ、特定の人物を挙げることも本当はできるんです。
というか、実際には、けっこう特定の人物を勝手にライバルだと思っています。
じゃあ、その人物を挙げれば良いじゃないか、と言われそうですが、
おそらく、期待されたような特定の固有名詞を出すと、
今度は、私の言い分がかなり不正確に伝わるということで、挙げないのです。
どういうことかというと、
私が見たある特定の人物というのは、
私が観測して意味づけしたことによって、
私の世界に存在することができます。
※このあたりの話が理解できない方は、夏休みを利用して
 「世界内存在」とか調べてみて下さい。
 大学卒業までには知っておくべき概念じゃないかと思いますので。
今この瞬間に認知しているある特定の人物というのも、
「今の自分」によって生み出されています。
「ライバル」として思い浮かぶどの人物も、結局は、
「今の自分の生み出したある人物」なのであって、
しかも、他の人がその人物を同じように意味付けしているとは限りません。
なので、「今の私が生み出した」という接頭語をつければ、
特定の人物名を挙げても良いんですが、
それを相互に理解するのがあまりにも面倒なので、
固有名詞を挙げることは無いのです。
実際には、けっこう思いつくんですけどね。
誰でも知っているような方とかも含めて。
この前提を共有している方とだけ、
非公式な場であれば、ライバルについてお話できると思います。笑
※ちなみに、この話では、しれっと書いた「今の」について言及していませんが、
これも話せば長いです。。。

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『非効率で混沌とした状態から生み出されるもの』

こんにちは。のむらです。
今日は、いつものシリーズではありません。
RBCの話シリーズでもありません。
私のよく使う分類のひとつが、
「スター志向か、システム志向か」
という分類です。
これらの分類の詳細だけで色々と書けるのですが、
ざっくりと書いてしまうと、
ある目的を達成する、課題を解決する際に、
スターを目指す、スターになる、スターでいることを重視するのか、
スターに依存せず、システムや仕組みをつくることを重視するのか
という違いです。
ここが違う人は、けっこう人間関係で揉めている気がします。。。
さて、こういう分類を前提に、
歴史好きの人の話を分けてみると、
比較的、人に注目している人が多くて、
例えば、幕末とか明治維新あたりは人気がありますが、
その時に上げる好みは、だいたい、人物です。
ここに、スター志向への偏りが見られます。
ただ、私はシステム志向なので、
例えば、ええじゃないか騒動なんかの偉大さに
テンションが上がるタイプです。
偉大な業績や成果というのを人物から考えるのもひとつですが、
環境やシステムから考えるというアプローチもあります。
RBCは「場」をつくることに価値があると思っています。
そういう意味で、
ここ数年で見られるようになった勉強会ブームなんかもそうなんですが、
効率的で洗練された情報伝達やネットワーキングの場が増えている感があります。
ビジネススクールもその性格や得意分野が色々あると思いますが、
やはり、機会自体は増えていると感じます。
ただ、
そういう機会が増えたことによって、それに見合ったような変化が感じられるかといえば、
私にとっては、とても退屈で遅々とした変化しか感じられないというのが正直なところです。
その要因のひとつが、
効率的で洗練されたプログラムであり、
場をより効率的に、より洗練させようという、
「平凡で退屈な思考」
ではないかと思います。
人から離れて振り返ると、
歴史上の優れた成果や、
多くの人に影響を与えたり、
たくさんの人を感動させるような仕事は、
混沌とした状況の中から生み出されている、
と見ることもできます。
だとしたら、
非凡で刺激的な、
つまりは、
非効率で混沌とした状況を、
いかにしてつくりだすか?
というのが、未来から見た時に
私たちが大事にすべきことではないかと思うのです。
今期、RBCは様々なチャレンジをしていますが、
本当に優れたものを生み出そうと思えば、
効率的で洗練されたものなど、殆ど価値がなく、
もっと言えば、大多数の人が良いと思うものは、既に価値なんかなくて、
まだみんなが分かってないような、
意味不明で非効率な部分を持つ、
そういうチャレンジが必要だと思っています。
ビジネスクリエーターナイトはその一例です。
こんな言い方をして良いのかは微妙なのですが、
普通の勉強の場はたくさん見てきました。
それらの何がダメであったかについて、考えぬいた結果が
ビジネスクリエーターナイトです。
説明しようと思えば、様々な切り口から、
いかに優れた試みであるかを論説することはできます。
が、そんな野暮なことはせずに、
ただ、つくられた場に来て頂ければと思っています。
百聞は一見に如かず、です。

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『ビジネスの表と裏』

こんにちは。のむらです。
今日は、いつものシリーズではありません。
RBCの話シリーズでもありません。
前回の話に関連する話題を続けてみます。
どんな物事にも表があれば裏がある。
人目につくことがあれば、人目につかないことがある。
これは、言われれば「そうだよね」ということだと思います。
ただ、ビジネスの勉強会をやっていたり、
ニュースを見たりインターネットで情報を検索すると、
そういう当たり前のことが忘れられるような気がします。
というのが、
たとえば、ある会社のある事業がうまくいきました、
という話は、起業家や経営者、はたまた、現場の社員の目線で語られることが殆どです。
ニュース系のメディアでもだいたいそうです。
それは、そのニュースの読者がそういう層だからなのですが、
仮に、投資家の目線で見れば、全く違うストーリーがあります。
もちろん、投資家目線の話題を投下すること自体が、
誰も得しないわけですから、そういうニュース記事は、なかなかつくられないわけです。
というか、記事の作成者が投資家ではなかったりするので、
書けるかどうかという次元の話もあるんですが。。。
これはほんの一例です。
もっと色々な切り口で表と裏というのがあります。
知識を増やし、スキルを磨く。
そして一生懸命努力する。
これはもう、大前提です。
これをすっ飛ばすのは論外なのですが、
しかし、能力や労力の投下と、成果というのは、
完全一致はしません。
というのが、もし全ての人の能力が同じだとしても、
やってくるチャンスは人によって違います。
ですから、成果は全然違うのです。
実は、能力を上げたりがんばるというのを表面だとしたら、
なぜそのチャンスがこの人に来ているのか?が裏面です。
そういうことは「教わって理解するようではどのみちダメだ」という意見もあります。
確かに、表面のことであれば、
正直、お金さえ出せば誰でも教えてもらえます。
高額なセミナーや研修に出て、みっちりがんばれば良いです。
しかし、何気ないやりとりの中で
「これ、気づくかな?」
みたいな分野であれば、
そもそも勉強会のような場でどうこうするということ自体、
方法論が間違ってるかも知れません。
ただ、RBCにとっては、勉強会は目的ではありません。
あくまで、ビジネスクリエーター輩出の手段です。
形式も模索中ではありますが、
そういう裏面も視野に入れながら様々な企画ができればと、
日々考えています。
そういう意味では、何でも話せる友達とかがいるのは大事なことですね。
今の人間関係を離れて、良い仲間をつくりたい人には、
クレド講座
の参加も良いですね。
ビジネスクリエーターナイトでの出会いもそうですね。
これらの中に、道がありそうだと、漠然と手応えはあるのですが、もうひと息ですね。

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『ビジネス裏話』

こんにちは。のむらです。
今日は、いつものシリーズではありません。
RBCの話シリーズでもありません。
このブログは、ビジネスクリエーターナイトのステージ上で書いています。
ビジネス系夜活であり、
コードが書けない人を巻き込んだハッカソン的なイベントであり、
というこのイベントですが、
語ればたくさんの狙いがあります。
ただ、あまり聞いたことがないので、
パイオニアとして、この分野をガンガン開拓してきたいと思います。
まずは、一堂に会することで生まれる、絶妙な熱気というのを大事にしたいです。
もうひとつ、これが最大の価値だと思いますが、
「いくらお金を出しても手に入らない話や経験」
というのを大事にしたいです。
来月は、まさにそういう感じの企画をしているのですが、
今月も、公開しちゃダメな裏話や本音トークを引き出したいと思います。
今からワクワクしています。
※もうすぐ開場というタイミングです。
さて、どうなることやら、楽しみにしています♪
ステージ上

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『どこを見て考えるか?』

こんにちは。のむらです。
今日は、いつものシリーズではありません。
RBCの話シリーズでもありません。
Facebookは偉大なサービスだと思います。
そして、どのあたりがスゴイかと言うと、その特徴として、
日々、新しい機能が追加されていることです。
いつの間にか変わっていることはもう、枚挙に暇がないです。
また、その中には、他のサービスには無かった機能というのが、
細かいことなんですが、色々とあります。
良い変更もあれば、ハッキリ言ってダメダメな変更もあります。笑
少なくとも、SNSとカテゴライズされる他のサービスとは、
少し違っているものがあったりします。
もちろん、Facebookの成功要因というと、そんなに単純では無いですし、
誰の目線で語るかによって、いくつものストーリーになります。
その中で最近思うことが、
「人間関係をインターネット上に乗せること」
という目線です。
SNSと言われるサービスのいくつかは、
そこそこの規模になったものもあります。
しかし、何か、圧倒的なナンバーワンとしては足りない。
あまり語られることは無いのですが、
「SNSをつくっていた」
というのが、それらのサービスが勝ち切れなかった理由だと思います。
何を言ってるんだ?
と言われそうな話ですが、
「人間関係をインターネット上に乗せる」という思想と
「SNSをつくる」という思想は、
ハッキリ言って全く違います。
見ているところが、世界なのか?SNSなのか?
というのは大きな違いです。
他の仕事でもそうです。
「アプリをつくっています」
こんなスタートアップが一番になることは無いでしょう。
既存のカテゴリーの中で考えている以上は、
他の人がやらなかったチャレンジなどあり得ないのです。
自分の仕事は、自分のプロダクトは、
果たしてどこを見て取り組んでいるだろうか?
ということを、
勝ち切れないサービスを見ていて思いました。

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明日は樋口くんです。

『necomimiはスゴい』

こんにちは。のむらです。
今日は、いつものシリーズではありません。
RBCの話シリーズでもありません。
あまり物欲は無いほうだと思うのですが、
しかし、そんな私が慌ててGetしたものがあります。
それが、necomimiです。
これは、脳波の状態に応じて、耳の動きが変わるという商品です。
脳波を測定するテクノロジー自体は、
いわゆるそっち系の研究ではかなり使い古されたものです。
しかし、そのテクノロジーに、モーターで駆動する耳をつけると、
こうやって別のものとして生まれ変わります。
こういう発想の仕方はとても好きです。
通販が開始されたその日にゲットしましたw
ちなみに、状態としては、
・測定不能
・平常時
・集中した時
・リラックスした時
・ゾーン状態の時
に応じて動きが変わるようになっています。
私は、1日中つけて、どういう時にどんな状態なのかを
調べてみました。w
これは、会議なんかでも、
みんなで着用すると面白いと思います。
※RBCの会議でこれをドレスコードにできないか、
どうやってみんなを説得しようかまじめに考えています。笑
ちょっと興味がある、
テクノロジーの応用事例に関心がある、
単純にネコ耳が好き、
脳波の動きについて知りたい、
と思った方は、ぜひ試してみてください♪
こちらをポチってしまえば、
2日くらいであなたの手に届くでしょう。
RBC Liteの企画で、necomimiつけて人狼ゲームとかできないですかね?
超面白いと思うんですよね。
その辺のイベントとかが束になってもかなわないくらい面白いかと。
(ちょっと大げさ??いや、分かる人には分かるはずww)

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『テクノロジーの進歩は人の仕事を消す』

こんにちは。のむらです。
今日は、いつものシリーズではありません。
RBCの話シリーズでもありません。
タイトルの通りのお話です。
partycloud
というサービスをご存知でしょうか?
開けば分かると思いますが、これは、DJプレイができるサービスです。
それなら単純にUIを提供しているだけのサービスかと思いきや、
そうではありません。
AUTOMIXなるスイッチがありまして、これをONにすると、
あら不思議。
プログラムがDJの仕事を自動化してくれるではありませんか。
無意識的に、エンターテイメントやアートの分野は、
テクノロジーによって人間に取って代わる分野ではないと、
ついつい感じてしまっていました。
しかし、技術というのは抽象化することができれば、
システム化することができます。
システム化できるものは自動化できてしまいます。
実際、このサイトのウィンドウを開いて
AUTOMIXをONにすれば、人間のDJがいなくてもOKです。
もちろん、細かい話をすれば、いやいやそれでも人間が、、、
と言いたくなる気持ちはあるでしょう。
が、それはあまり本質的な指摘ではない。
それこそ、近い分野(?)で、例えばダンスパフォーマンスだって、
例えば、アイドルプロデュース体験ゲームのような仕組みで
代替されていると、言えなくもないです。
歌手については、ボーカロイドに代替されていると言えますね。
テクノロジーの進歩は、人間の仕事を多く不要にしてきました。
しかし、人間の仕事を不要にする、というその特徴に、
「やりたくない仕事を」という制約はありません。
それが、「やりたい仕事」であっても、特徴から考えれば、
いくらでも代替できてしまうのです。
これを大前提にした時、
「人間の仕事」というのは、どうあるべきでしょうか?
また、
「人間の仕事の価値」というのはどうあるべきでしょうか?
ここで、現在のスキルや経験から発想を始めることは、
いつの時代も言われる「老害」思考ではないかと思います。
自分の持つ常識を否定しながら、ゼロベースで考えることが、
未来の私たちの生きる道を掴むための条件ではないかと思うのです。
とても重要な問いでしょう。

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明日は樋口くんです。

『ビジネスクリエーターとして大切なことは全てサッカーから学んだ』-その52-

こんにちは。のむらです。
しばらく空きましたが、引き続き、このシリーズです。
RBCの話シリーズではありません。
全国のサッカー経験者の方、また、サッカー小僧のご家族、ご友人の方に、
サッカーに打ち込むことで、ビジネスパーソンとしても一流になるための素養
が身につく、というご理解を頂ければ幸いです。
↓過去の記事↓
その1 その2 その3 その4 その5
その6 その7 その8 その9 その10
その11 その12 その13 その14 その15
その16 その17 その18 その19 その20
その21 その22 その23 その24 その25
その26 その27 その28 その29 その30
その31 その32 その33 その34 その35
その36 その37 その38 その39 その40
その41 その42 その43 その44 その45
その46 その47 その48 その49 その50
その51
↑過去の記事↑
■ゼロリセットを経験する
サッカーはとても点の入りにくいスポーツです。
ですから、攻撃をしていても点が入らずに攻撃が終わる、
ということはザラです。
後ろからボールを運んでいって、それで結局やりなおし。
そういうことの繰り返しです。
ですから、常々、リセットを経験することになります。
ただ、もう少し違ったリセットについて今日は触れてみます。
残念ながら、少し汎用的ではないお話です。
私自身の話なのですが、サッカー選手になりたくて、
高校進学の時に、家を出ました。
中学校での成績はそこそこ良かったので、
学校や塾でも、あまり良い顔はされませんでした。
学校や塾の先生は言います。
サッカー選手になれるかどうか分からないのに、
せっかくの成績を捨ててサッカーをしに行くのはリスクだ、もったいない、と。
塾のテストで志望校を書く時に地元の学校をひとつも書かなかったことについて、
「息子さん、ホントにこんなんで良いんですか?」
と、うちの親は言われていたそうです。
※その中で自分のチャレンジを邪魔しないで、
 送り出してくれた自分の親にはとても感謝しています。
そして、予想通り、高校に行けば、勉強は殆どしませんでした。
だいたい、集まってきた同級生の殆どは、
「サッカーが終わっちゃうと、人生が終わっちゃう」
みたいな人でした。笑
地元に帰ればそこそこ有名だったりする選手が、
「我こそは」
と、全国から集まってきます。
1学年で80名くらいいましたが、もちろん、全員がメンバーにはなれません。
インターハイは毎年のように出場していたので、
つまり、3年時のインターハイの県予選でベンチ入りできれば、
まぁ、「全国大会出場」という実績で大学には行けるだろう、と、
そういう感じで、あとは、ギリギリそのメンバーになれないくらいの選手でも、
能力的にはそうとうなもんですから、監督のコネのある大学に、
セレクションを受けに行ったり、というのもありました。
もちろん、そこまで至らない選手が過半数なので、
それぞれに、選択をします。
専門学校に行くだとか、あとは、いわゆるFランク大学に行くだとか、
そういう感じが多かったと思います。
私自身も、選手として成功できませんでしたので、
次のことを考える時期がきました。
監督は、自分のコネのある大学のセレクションに行ってみないか?
と、面談の時に打診してくれました。
それは気持ちはたいへん嬉しかったのですが、その場で断りました。
私の中で、18で成功できなければ終わりと決めていたので、
その場では、「大学に行くなら受験して入ります」と言いました。
ただ、口ではそう言ったものの実は、
そこまでちゃんと考えていたわけではなくて、(笑)
ただただ人生をリセットすることだけを決めていました。
中学の時に、「自分の成績を見て何となく進路を決める」
みたいな考え方を否定したわけですが、
今度は、「サッカーの能力をつかって何となく進路を決める」
みたいな考え方も否定してみたわけです。
実家に戻ってからあれこれと考えた結果、
次は文芸を学問として認めている大学に行こう、ということで、
結果としては立教大学の文学部に進学しました。
もちろん、一度リセットしてしまった脳ミソからのスタートだったので、
成績の急上昇は必要だったわけですが。。。笑
ただ、こうやってリセットしてみても、全く問題はない。
というか、中学校の頃にやれリスクだ何だと言っていた教師よりは、
偏差値の高い大学に行くことになったわけですから、
実際には彼らの論理からいっても何の問題もなかったです。
こうやって書いてしまうと、あっさりしたものですが、
もちろん、「あぁ、もうサッカー選手としてはおしまいだな」
と思った時は、それはそれはショックだったわけです。
なんといっても、他人からどうこう言われるということではなくて、
自分がもうダメだと思っちゃっているわけですから、
立っている拠り所が無いんですね。
ただ、そうやってリセットしてみた体験があると、
失敗を恐れるとかいうことはあまりなくなります。
今ぐらいの年齢になって感じるのですが、
リセット経験をせずに、育った人は、
チャレンジする前に失敗を怖がることが多いです。
ちょうど、自分が中学の時に見たオトナたちのように。
正確にいうと、リセットしたことが無いので、
リセットになることを全力で避けようとする、という感じです。
いわゆる優等生、エリート、という感じの方は、
そういうパターンが多く、
ただ、新しいものを世の中に生み出そうとするならば、
そのようなリセット恐怖症は、とても邪魔になります。
もちろん、痛みを伴わないリセットというのはありませんから、
ひたすら勧めると無責任だと言われるとも思いますが、
それでも、やっぱりありがたい経験だとは思います。
サッカー選手を目指せば、おそらく、どんな選手でも、
それこそプロになっても、リセットの日はやってきます。
そして、多くの人には比較的若くしてその日はやってきます。
18歳でそういう経験ができたことが、
私にとってはとても大きな力になっています。
本当によかったと思います。
自分がサッカーに打ち込んだことに感謝しています。

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