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『RBCの変化』

こんにちは。のむらです。
今日も、いつものシリーズではありません。
前回は、RBCのちょっと先の話をしました。
今度は、少し、今までの変化を振り返ってみたいと思います。
先日、満木さんから卒業のご挨拶もありましたが、
スタッフとして登場したのが2007年1月でした。
最初の勉強会は2006年11月の時に来られたと記憶しています。
(勉強会が終わるや否や、凄い勢いでRBCそのものについて聞きに来られたのが印象的でした。笑)
ほぼ同じ時期には樋口くんもスタッフになっていますが、
彼は、2006年1月の勉強会で、一番前の真ん中に座っていたのを覚えています。
と、、こういう話をし始めるとキリが無いのですが、
既に、RBCの立ち上げ時期を見ているメンバーは私しかいません。
先日、ひょんなことから、RBCスタッフの体制とかメンバーとかを振り返る機会があったのですが、
私の最初の立場は「広報部員」でした。
ちなみに、現在のRBCの運営体制は、以下のようになっています。
■現在の体制■
(事業部) (広報部) (総務部) (代表)
※全てのスタッフは最低1つの部署に所属する
※各部署にはリーダーたる部長がいる
この体制は、2006年の6月に私が代表になってから、変わっていません。
その前はというと、、、
■2005年度の体制■
事務局長━━━━━━Planning Division
               ┗━Strategy
               ┗━Contents
               ┗━HR
   ┗━副事務局長━PR Division
               ┗━PR
               ┗━IT
   ┗━副事務局長━GA
               ┗━総務
               ┗━会計
カッコいい体制ですが、役割が分かれすぎていて、
全体としては動きが遅くなりました。
もちろん、体制が悪いと一概には言えず、
単に、運用者たる我々に実力がなかったというだけかも知れません。
ちなみに、この時代の体制を知る人は既に村上くんしか残っていないような。。。汗
私はPlanningDivisionにいました。
この時PlanningDivisionにて、現在のRBCの核となるルール作りや仕組み化は、
もの凄く検討されました。
現在に残っているものもありますが、無くなったものも数多くあります。
ここでのトライ&エラー、シミュレーションの数々が、かなりの貯金を生んでいる気がします。
その意味で、集中的に徹底的に頭をつかうことになった当時の体制が、
時期的には必要なものだったとも思えます。
実際、団体の理念である「ビジネスクリエーターの輩出」であり、
「ビジネスクリエーターの定義」は、2005年度に定まりました。
また、RBCの会員ナンバー1番でもある敏腕コンサルタントNさんには、
多大なアドバイスを頂きました。とても有難いです。
(一応、名簿上は会員登録の早い順に番号が振ってあるのです。)
■2004年の体制■
事務局長
  ┗副事務局長
  ┗副事務局長
企画
広報
総務
本当に設立のタイミングでは「渉外」というのができそうになりましたが、
不要ということでなくなりました。
「渉外」という響きというか発想というかが、学生団体っぽかったですね。。。笑
※2004年卒の人たちによる2004年の4月設立なので、
 当然、構想をしていたのは学生だけだったので、そうなるわけです。
ちなみに、この時の私は広報部員でした。部長でもなかったです。ヒラです。笑
この時の体制は、驚くほど機能していなかったと思います。笑
とはいえ、勉強会をやり始めるよりも先に決めていたので、それでちょうど良いと思います。
また、とりあえずやり始めてみたことで、課題も見えたので、
考えてから走るよりも、走ってみて考えたほうが結果的には効率的だったと感じています。
という意味で、
「何だかよく分からないけど動いてみた」
という当時のメンバーは、とても重要な役割を果たしたと言えるでしょう。
個人的には、広報部員だったのですが、何をしていたかといえば、
モチベーションの上がらない人のフォローをひたすらやっていた気がします。
今にして振り返ると、何という無駄なことをしていたのか、、、と思いますが、
この時の苦労のおかげで、今は固く守っていることがあります。
それは、誰かに対して
「RBCのスタッフになってください」
というお願いを絶対にしないこと
です。
結局、モチベーションが問題になるのは、
「他人が敷いたレールの上を走らされている」
という時だと分かりました。
当時の私は、「せっかく集まったんだから」という思考だったのですが、
この思考が生産的な結果を生み出すことはありませんでした。
※その後も何度か個人的にはそれに近い失敗をしたのですが、
 既に完全に仕組み化された会社なら良いのですが、
 主体的に考えて動く必要のある組織においては、
 やはり自立性というのは最重要でした。
 自分で決めずに参加すると、ここぞというところで他者に依存しようとしてしまいます。
とはいえ、何とか1年間勉強会を続けることはできましたので、
何だかんだでやはり、やり始めたこと、何とかして続けたこと、
これは当時のスタッフが残した貴重な実績です。
と、体制からRBCを見ると、これだけの変化がありました。
まだまだやりたいことは色々とあります。
今後も走りながら考えたいと思います。
一緒に走りながら考える方は、RBCへの会員登録をどうぞ。
明日は友部くんです。

『RBCの向かう先』

こんにちは。のむらです。
今日は、1月1日ということもありいつものシリーズではありません。
私自身は、実は、あまりというか全く季節感も無く過ごしています。
(休んでいる人が多い時ほど働こう、と、天邪鬼な私はそういう風に思ってしまうのです。。。汗)
とはいえ、元旦というタイミングにたまたま私の出番が来たので、
少し、RBCそのものの話をしてみようかと思います。
先日、はちすくんの記事にもありましたが、
RBCの思いが十分皆さんに伝わっていないのは、おそらく人前に出たがらない私の責任だと思います。。。汗
さて、そもそもRBCの箱としての役割は何でしょうか?
それはとてもシンプルです。
「ビジネスクリエーターの輩出」
です。
ですから、
ビジネスクリエーターが増えることに貢献していれば、RBCがRBCとして機能している、
ということになります。
勉強会を継続的に開催していることの目的は、
「ビジネスクリエーターを増やすこと」
です。
それ以外の目的はありませんし、有り得ません。
また一方で、RBCに会員登録される方は、
「自らがビジネスクリエーターとしてより成長する」
というのがあるべき姿です。
会員登録された方の中には、
勉強会に参加されたり、メールマガジンを読まれたりする一般の会員さんの他に、
勉強会等の運営に関わるスタッフがいて、
更に、合同会社立教ビジネスクリエーター塾の社員である、役員がいます。
「世界のビジネスシーン」
という私たちの活動フィールドで考えると、RBCの見る世界は4層構造になっていることになります。
(RBC内部は3層構造)
以下のような概念です。
( 0 ( 1 ( 2 ( 3 )   )   )   )
0→世界のビジネスパーソン
1→RBC会員
2→運営スタッフ
3→役員
さて、3層とか4層というと、すぐにヒエラルキーを描きたがる人もいるかもしれませんが、
上記の通り、RBCはヒエラルキー型の場ではありません。
フラットなところに役割と機会の違いだけがあります。
スタッフとて、上下の関係ではないのです。上でもなければ、下でもありません。
不当な権利を得ることもなければ、不当に権利を奪われることもありません。
これが「上下の関係ではない」ということです。
(ここから生まれている様々な制度設計は軽く1時間くらいお話できますが、今日は割愛)
全ての会員は、それぞれの居場所において、ビジネスクリエーターとして活躍するべきであって、
そういうマインドを持ち、また、周囲の人にも増して知識やスキルの研鑽をする人が増えれば、
世の中は必ず今よりも良い状態になる。
それこそがRBCが根本的に追求していることです。
会員登録された方が勉強会に参加し、
自らの関わる事業においてその成果を出す、というのは分かりやすいです。
ただ、運営スタッフにおいても、役員においても、その考え方は変わりません。
運営スタッフは、勉強会を企画すること自体が、
既にビジネスクリエーターとして活躍する機会であり、
必要なヒト・モノ・カネの調達から管理まで、責任を持って行います。
しかも、企画の良し悪しであり、その人の仕事の出来不出来については、
短期間のうちに、あからさまに結果が出ます。
役員は、会社の経営であり、会社としての事業立ち上げをする機会があります。
既に自分の会社を経営している役員もいますが、そうでないメンバーにとっては、
会社の経営に関わるチャンスです。
さて、会社の経営ということで言えば、
売上を上げるか、コストを下げるか、というのが基本的な課題です。
単純に、売上を上げるのであれば、
「勉強会の参加費を増やせば良いじゃないか」
という話になるかも知れませんが、それはやりません。
それはなぜか?
勉強会を収益事業にした瞬間に、全部とは言いませんが、
RBCの教育者としての役割を失うことになります。
現状のマネーフローと参加対象者を考えると、
事業性のある勉強会にシフトした場合、
少なくとも、「成長のためにかけるべき負荷」をかけることに、
RBCとしていくらかの躊躇が生まれることでしょう。
この教育性の担保を考え、既存の勉強会の収益事業化は行っていません。
それは、「ビジネスクリエーターを輩出する」というRBCの理念に反する可能性があるからです。
しかし一方で、企業としては、売上を上げなければ死んでしまいます。
そこで、今まで培った教育ノウハウやコンテンツを、
既存の勉強会とは違う場所で、違う方法で事業化していこうと思います。
既に、いくつかのプロジェクトが立ち上がっていますが、
既存の勉強会の傍らで、
それらをしっかりと進めていくことが2011年のRBCの姿です。
会員コミュニティとしては、2000人規模の場になりました。
(立ち上げ当初から、適正サイズは3000人規模だと思っていますから、もうちょっとですね)
次は、法人として一人前になることです。
このようなタイミングにあるRBCが、ひとりでも多くの方と有機的な繋がりをもって
2011年を進むことができれば、幸いです。
そんな私たちの仲間になる方は、RBCへの会員登録をどうぞ。
明日は友部くんです。

『エンオクを見てみた』

こんにちは。のむらです。
今日は、いつものシリーズではありません。
エンオクというオークションサイトがありますが、
これをちょっと前から見ていました。
商品と落札額を見ると、けっこうたいへんなことになっています。
例えば、iPad 64G Wi-Fiモデルが、1365円で落札されていたり、
27インチのiMacが12170円で落札されていたりもします。
これ、パッと見だと、安すぎるので、
商品提供側にはメリットがなさすぎじゃないかと思いました。
ちなみに、オークションのルールは単純。(通常オークションの場合)
1回入札すると
⇒価格が5円ずつ上がって、
⇒オークションの残り時間が10秒延長される
⇒残り時間が0になった時の入札者が落札
です。
見た目にもエキサイティングです。笑
ただし、条件がありまして、
1回入札するのに1コインが消費されます。
1回入札するのに1コインが消費されます。
※大事なことなので2回言いました
そして、コインは1コイン75円で買うか、
このサービスを友人に紹介することで得ることができます。
なので、細かい計算は抜きにすると、
1つの商品が生み出す実質的な売上げは、
落札額+入札回数×75円
ということになります。
この計算に基づくと、
実は、落札額とは裏腹、そこまで安売りをしていることにはなりません。
件のiPadの場合は、20,475円ですし、
iMacについては、182,550円なので、
Appleストアで買うのよりも高いです。
また、上記と同じスペックのiPadが12,655円で落札されたケースがありましたが、この場合、
189,825円なので、定価の3倍という水準です。
サービス提供側と商品提供側との収益配分のルールや、
コインの実質的な価格は謎ですが、細かい話を抜きにすれば、
上記のように、定価以上の売上が上がったりしています。
一方、オークション参加者側からすると、
落札者は1名なので、その人は多くの場合、
商品を激安で買う権利を得ています。
しかし、入札はしたものの落札できなかった人たちは、
「お金を払ったのに商品を買えなかった人」
です。
この構図、何かに似ていないか?
と考えること3秒。笑
これ、「宝くじ」に似てますよね。
宝くじの場合も、
全員からちょっとずつお金を集めて、
少数の人には大きなサービスが提供されて、
その他大勢の人には何も提供しない。
※運営側がどれだけふんだくるか、という違いはあるものの。。。
ゲーム性を考えると、パチンコのほうが近いでしょうかね?
いずれにせよ、
構図としてのポイントは、
一部の人に多大な利益を還元するかわりに、
多くの人からちょっとずつお金をもらう、
という部分です。
この考え方は様々な応用方法があると思います。
優れたプロフィットモデルを描くために、RBCへの会員登録をどうぞ。
明日は友部くんです。

『会議はコンペにすればOK』

こんにちは。のむらです。
今日は、いつものシリーズではありません。
RBCは会社としては3期目ですが、社員数も少なく、
また、社員ではなくとも運営スタッフも役員会に参加します。
となると、誰もが経営層として意見する機会があるわけです。
さて、最近いくつかの議題について、コンペ形式にしてみました。
結果的には、この形式だと事前にちゃんと考えてこなければなりませんので、
良い提案が出てきたりします。
その場で閃くには3秒しか時間がありませんが、
事前に課題が分かっていれば、少なくとも3分間は考えることができます。
また、メンバーが提案可能な状態に議題を設定するとなると、
何を考えるべきか?が曖昧な議題を設定することも避けられます。
もう一方で、こういう条件において議論についていけないとすれば、
経営層としての資質や適性が無いということが明らかになりますから、
経営層としての評価も自動的に行うことができます。
ということで、大抵の議題は全部コンペにしてしまえば良いと思います。
1分提案で2分質疑応答とか。
さて、そんなこんなで議論したことのひとつに、
名刺のデザインの件があります。
名刺デザインと紐付いて出てきた課題が、
RBCのロゴが無いこと。
例えば、このサイトのヘッダーとかもかなりテキトー(失礼。。)ですし、
既存の名刺についているロゴも一夜漬け的なものです。
1900人を超える会員さんがいらっしゃったり、それなりに多くの方に
見ていただけるようになってきたことからも、
ちょっと、RBCの価値観を反映したロゴをつくるべきかな?
と思っています。
そして、この件はけっこう急ぎです。
というのも、、、私の名刺が切れたからです。笑
デキるビジネスパーソンの定番コミュニティ、RBCへの会員登録をどうぞ。
明日は友部くんです。

『10代がアツい』

こんにちは。のむらです。
今日は、いつものシリーズではありません。
RBCの会員は、
若ければ大学生くらいから、
そして、60代くらいの方までいらっしゃいます。
平均的には、30歳前後の方が多いです。
そういう意味で、会員の皆さまにとってはシビアな話となるかも知れませんが、
今、「10代」というのが私の関心事です。
ちょっと前に、16歳の高校生が会計士試験に合格して話題になりました。
合格した高校生は、通信制の高校に通っていますが、
早く社会に出たい、と言っていました。
私は現在31歳ですが、周囲の「多数派である価値観」を辿ると、
なるべく偏差値の高い大学を目指して、
大学を出たら新卒採用で会社に入る。
というのがメジャーだと感じています。
ただ、件の16歳の高校生の場合、
既に大学に行く必要はありませんし、
必ずとは言えませんが、上記のような会社員の平均よりも、
経済的には恵まれる確率の方が高いように思われます。
さて、これはマスメディアでさえ取り上げている事例なので、
かなり情報としては下流工程の話だと思います。
この事例は、
「あぁ、今までの大学行って就職活動、みたいな流れって、情報弱者の選択ですね」
みたいな小結論なのかも知れませんが、私の話はここでは終わりません。
最近、Twitterを通して、中学生や高校生とのやりとりがありますが、
彼らの中には、例えば、
⇒高校に通いながら会社を設立する
とか、
⇒中学生にして既に起業していて、複数の法人からの仕事を既に受けている
なんていう人もいます。
つい2年位前に、「34歳にして起業して17年目」という事例もありましたから、
これ自体が極めて珍しいとか、最近出てきたとかいう話ではないですが、
彼らがインターネットを有効に活用しているところが注目すべき点だと思います。
デジタルネイティブと言われる世代の彼らにとっては、
「インターネットがコミュニケーションの道具」
という極めてシンプルな本質が的確に捉えられている気がします。
我々世代にとっては、
「ネットとリアル」
という表現を見たときに、それがけっこう当たり前に認識できる概念ですが、
よく考えたら、これは不自然なことです。
例えば、
「手紙とリアル」
とか
「電話とリアル」
という風には世界を分けません。
ただ、新たなコミュニケーションのプラットフォームが出た、
という意味では、手紙でも電話でもそのように世界を分けても良いはずです。
しかし、少なくとも、今日本にいる30代はそういうことはしない。
「いわゆるオトナ」は、子供のインターネットにおけるリテラシーについて、
あーだこーだと議論したりしていますが、
少なくとも、こういった世界認識については、
「いわゆるオトナ」のほうが、歪めた認識をしていると言わざるを得ません。
さて、なぜこんな話をしたかというと、
「ネットとリアル」
と、世界を無理やり分けている世代にとっては、
これらは別世界です。
従って、
ネットの格差はネットの格差、
リアルの格差はリアルの格差
という認知になっていますが、
この2つの世界を分断しないとすれば、
ネットの格差もリアルの格差も同じになります。
しかし、デジタルネイティブ世代が増えてくれば、
我々世代が認識する「ネットの格差」というのは、
限りなく「リアルの格差」と近づいていきます。
しかも、そもそもインターネットは、かなりフラットな世界であって、
その発信者が15歳なのか30歳なのか、ということはあまり問題にされません。
リングが平坦で、そして、いきなり世界と繋がります。
そして、デジタルネイティブ世代の中で、
先の事例のような10代は、平坦なリング、広い世界をフル活用して、
自分を表現し、必要なネットワークを構築します。
それは、私の世代から見れば、競争の激化です。
従来的な価値観のメジャー度が高ければ、
このような競争の激化は抑制できるのでしょうが、
残念ながら、10代のうちの一定の割合は、
我々世代がボーっとして意識していないところに気付き、
そしてまた、気付きを瞬時に伝播させています。
10代がどんどん我々と同じリングに上がってきています。
今、こういうことを起こしている10代が、最近の関心事です。
常識に縛られない第一歩は、RBCへの会員登録から。
明日は友部くんです。

『ビジネスクリエーターとして大切なことは全てサッカーから学んだ』-その49-

こんにちは。のむらです。
引き続き、このシリーズです。
全国のサッカー経験者の方、また、サッカー小僧のご家族、ご友人の方に、
サッカーに打ち込むことで、ビジネスパーソンとしても一流になるための素養
が身につく、というご理解を頂ければ幸いです。
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その1
その2
その3
その4
その5
その6
その7
その8
その9
その10
その11
その12
その13
その14
その15
その16
その17
その18
その19
その20
その21
その22
その23
その24
その25
その26
その27
その28
その29
その30
その31
その32
その33
その34
その35
その36
その37
その38
その39
その40
その41
その42
その43
その44
その45
その46
その47
その48
↑過去の記事↑
■他者を愛する力■
さて、最近は「草食○○」という表現があちこちで使われています。
元祖は、「草食男子」だと思うのですが、
要は、いわゆる女子に対する執着心があまりにも無さ過ぎるいわゆる男子を形容した言葉です。
さて、近年は、何でもかんでも「草食○○」と言われたりするのですが、
これは流行か?というと、私は、流行ではなくて傾向だと思っています。
というのも、ブームというのは仕掛け人がいて意図があるわけで、
仕掛けられるブームというのは、いわゆる女子に口コミされる、
端的に言えば、「いわゆる女子にモテるコンセプト」というのが、基本でした。
しかし、
いわゆる草食男子、というのは、いわゆる女子に全然モテません。
もちろん、そういう人を目の前にディスっていると、好感度が下がるので、
必ずしも面と向かって嫌がられることはないでしょう。
が、例えば、合コンの幹事なんかをやってみると分かると思うのですが、
ある程度本音を聞ける関係の相手と話していると、
「草食男子は嫌だ」
と、ハッキリ言われたりします。
そういう話を聞くにつけ、どうも「草食」が流行だということに、
違和感を持っていました。
ということで、「草食」が流行だ、という常識を外してみると、、、、
傾向だということになるわけで、
その傾向を抽象化すると、背景に何があるか?
詳細は長くなるので省きますが、、
「他者への無関心」
という結論ではないかと思っています。
無関心というのは、裏を返すと、
関わりであり、少しベタな言い方をすれば、愛情を注ぐということです。
時には、ウザイほどの干渉かも知れませんが、
それでも他者に対してエネルギーを注ぐ、ということです。
さて、サッカーはチームスポーツです。
また、人がめまぐるしく移動します。
ですから、常に、周囲のメンバーに気を配っていなくてはなりません。
ビジネスの世界では、全体最適を意識するとか、リーダーシップとか、
きめ細かいマネジメントだとか言われる話でしょうが、
こんなことは、サッカーをしていれば自然に身につきます。
常に、周囲のメンバーに気を配り、何か問題があれば、出来る限りのサポートをする、
フォローをする、だからこそ常に気にする、、、しかも、スピーディな動きの中で。
「サッカー部の同級生が不思議とモテた」ということはなかったでしょうか?
全ての原因とは言いませんが、「他者を愛する力」が、一役買っているように思います。
隣の市にある某サッカー名門高校を進路に選んだ
私の友人の友人の話です。
当時、その高校は、少数精鋭ということで、推薦で獲得してきた選手以外を
早期に振り落とす文化がありました。
走らせて規定のタイムまでに全員がゴールしないとやり直し。
一般枠の選手が足を引っ張ると先輩にいじめられる。
それで人数が絞られる、というお約束でした。
県内でもトップと言われるほどのテクニシャンだった彼でしたが、
そういう文化に対して反発していたようで、
タイムすれすれで一般枠の選手が入れなそうであれば、
大声で激励したり、カラダを引っ張ってゴールさせていたそうです。
彼が「ピッチ上で基本的に良い人なのか?」と言えば、
試合中は平気でチームメイトにもコーチにも文句を言うようなタイプで、、、汗
聖人君子という感じではなかったのです。
(結果的にはそういう性分もあって、県内最高の司令塔もレギュラーにはなれなかったのですが。。。)
※一度だけ、話す機会があったのですが、普段は穏やかな良い人でしたよ。念のため。。。
ただ、サッカーをしていると、このように、
「他者を愛する力」
というのはそうとうに鍛えられます。
オトナが各種の研修で
リーダーシップなんかを身に付けようとするのを見るにつけ、
何とも言えない気持ちになるものです。
また、色々なところでの仕事の様子や、就活生をみると、
本当に、「他者を愛する力」というのが年々下がる傾向にあるんじゃないか?
という危惧を抱くことがあります。
もちろん、私自身に十分な「他者を愛する力」が備わっているか?といえば、
まだまだ向上の余地がありましょうが、
少なくとも、サッカーをせずに育っていたら、
もっと視野も狭く、自分のことだけで精一杯だったのではないかと思うのです。
その意味で、今、社会人としてやっていけていることは、
サッカーの力が大きいと思います。
他者との関わりを増やすきっかけは、RBCへの会員登録から。
明日は友部くんです。

『大学の学園祭から考える』

こんにちは。のむらです。
今日はいつものシリーズではありません。
先日、用があってとある大学の学園祭に行く機会がありました。
※立教大学ではありません。
学園祭と言えば、大まかには、
1.各種展示やプレゼンテーション
2.飲食店
3.ミスコンやコンサートなどのイベント
が主流です。
昼食を取らずにキャンパスに行ったので、
空き時間に何か食べようかと思ったのですが、
・客引き要員の学生
・売り場及び調理スペース
は飽和状態でしたが、
・食事するスペース
が全然ありませんでした。
にもかかわらず、学生さんはともかくセールスをがんばるわけです。
少なくとも、「どの焼きそばが一番おいしいのか?」
なんてことを知り得ない私にとっては、
学生が一生懸命売り込みにくることよりも、
座って食事ができるスペースを案内されたほうが、購買する理由があるわけです。
※ちなみに、、、価格と品目を見て、大体の原価と回転数を計算して、
 売上げと粗利を計算しながら歩いてました。(職業病なんですかね。。。)
そうして歩きながら、
食事スペースを売ってみてはどうだろうか?
なんてことを考えたわけです。
学園祭で斬新なアイディアといえば、「ハンズ」というアイディアがありましたが、、、
↓元ネタ

最初のアイディアは、、、
食事スペースの確保及び作成をしたら、
あとはコンシェルジュ(と、あえて言ってみる)を配置。
やるべきことは、焼きそばだのチョコバナナのセールスではありません。
1.座って食事が出来るスペースへの誘導。
2.オーダーを受けて、他店から商品を仕入れてくる
 ※ここは、ケータイをつかえば良い。
そして、連携先店舗と事前に価格に関する取り決めをして
メニューを作成しておけば、学園祭内での総合商社が完成します。
(メニュー自体に利益が乗っかってるか、連携先からマージンをもらうかは、ご相談)
在庫リスクを抱えず、顧客に押売り営業をしなくて良いので、
無駄なセールスをするリスクが減ります。
(天候等によるニーズ変化のリスクも低下)
さすがに、食事スペースそのものに課金をするのは、
ちょっと難しいかも知れませんが、、、
製品ピラミッドを形成すれば、少しは利益が生まれるかも知れません。
例えば、スタンダードなスペースは入場無料の商社モデルで利益を得る。
※入場無料だが1人1オーダー以上。
一角に、ディスプレイがあって、学園祭の様子がダダ漏れ放送されているところは、
入場料がかかる、とか。
これは、iPhoneとUstで十分じゃないかと。。
※どの辺を映すかを指示したりも出来る。
あとは、さすがに風俗店のような商売はアウトだと思いますが、
人をつかったサービスなら色々考えられるかも知れません。
学園祭というのは、ビジネス的にはいくつかのメリットが標準であって、
⇒家賃がかからない
⇒そのエリアへの潜在顧客流入にかかる広告宣伝費を負担しなくて良い
なんてことが言えるでしょう。
後者については、学校の立地/知名度/気象条件による損得はありますが。。
こういうことを考える学生が出てきたら面白いなぁ、
と思ったのですが、ただ、こういうことを考えられる学生は、
そもそも既に自分で事業をやっているので、学園祭で商売はしてないんではないか、、、
という気もしました。。。汗
が、、、
就活で、「比較的給与水準の高い総合商社に行きたい」という学生がいて、
大学側も、そういう企業に入った学生を若干、宣伝材料につかっていることを考えれば、
そういうことを考えられる学生を増やすように誘導したほうが、
全ての人にとって良いんじゃなかと思います。
学校法人配下の行事だから、儲けちゃいかん!みたいな話があろうことも若干想像はつきますが、
ハッキリ言って、儲けを抜きにビジネスパーソンとしての基礎を学ぼうというのは、
教育効果の観点から、殆ど意味が無いと思います。要が抜けてます。
私学で言えば、ある女子高なんかは、学園祭用に生徒だけで会社を登記したりしてます。
高校生でさえ、これくらいのことをやっている今日なんですから、
大学生がこのくらいのことを出来ないとは到底思えません。
そのあたりは、関係者の方に考えて頂きたいと感じた出来事でした。
そして、、、
結局、昼食は抜いて、所用が済んだ夕方に、大学の外の「なか卯」で新発売の和風牛丼を食べたのでありました。。。笑
優れた起業家への一歩は、RBCへの会員登録から。
明日は友部くんです。

『ビジネスクリエーターとして大切なことは全てサッカーから学んだ』-その48-

こんにちは。のむらです。
引き続き、このシリーズです。
全国のサッカー経験者の方、また、サッカー小僧のご家族、ご友人の方に、
サッカーに打ち込むことで、ビジネスパーソンとしても一流になるための素養
が身につく、というご理解を頂ければ幸いです。
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その40
その41
その42
その43
その44
その45
その46
その47
↑過去の記事↑
■自分で決める面白さ■
先日、前日本代表監督である岡田さんがカンブリア宮殿に出演していました。
その中で、「リスク」に関するお話をされていました。
監督は、「こういう時はこの位置にいろ!」というルールを与えます。
しかし、実際のところ、各種条件が固定普遍だということは有り得ません。
例えば、
「一般的には監督の言うとおりかも知れないが、今は相手の選手がモタついている。
じゃあ、待ってないで自分から行っちゃえ!」
なんて考えることもあるわけです。
監督はお作法を指示するが、
それに従うか、それを破るか、というのは、選手によって判断することが出来ます。
そうやって、失敗したら監督に怒られるかも、とか、次から試合に出られないかも、、
なんていうリスクを取ってチャレンジしたことが成功すると、気持ち良いわけです。
面白いのです。
そこで岡田さんが言われていたのは、
「だから、そうやってチャレンジして失敗したら怒る」
ということです。
世間を見渡せば
「リスクを取ってチャレンジしたんだから、それで十分じゃないか」
みたいに、チャレンジしたこと自体を褒めてしまう傾向もありますが、
岡田さんは、その傾向を否定しました。
というのも、
「怒られなくなったら、リスクがリスクじゃなくなるから」
だそうです。
とても当たり前なのですが、けっこう、多くの人が忘れていることではないか?と思いました。
サッカーにおいては、監督がそのチームの秩序をつくりますが、
その秩序から外れ値とも言うべきプレイこそが、サッカーの最も芸術的で美しいシーンを生み出します。
伝説のプレイは常にそういう中で生まれます。
86年の、ディエゴ・マラドーナの5人抜きであれば、自陣からドリブルして、GKまでかわすなんてことは、
お作法的に考えれば「どう考えても非効率な選択」なわけです。

ゲオルゲ・ハジが94年のワールドカップで見せたロングシュートなんかは、
明らかにシュートレンジではない位置からのシュートでした。

例を挙げればきりがありません。
お作法はある。
でも、それとは違う選択をしてもっとスゴイ結果を出す。
そこにリスクを超えた面白さがあるのです。
そういう意味では、「監督やコーチに怒られる」というリスクがある中でプレイした経験は、
サッカーの面白さを味わう重要なスパイスだったのでしょう。
ビジネスにおいても、それは同じです。
失敗すれば、痛い目に遭う。
だからこそ、リスクを超える姿というのは、常にアンビリーバブルであって、美しいのです。
一起業家としては、死ぬまで起業しないとしたら、
ビジネスパーソンとしての面白さを9割方手に出来ないのではないかと感じます。
美しくリスクを超える一歩は、RBCへの会員登録から。
明日は友部くんです。

『RBC合宿』

こんにちは。のむらです。
※今日は、いつものシリーズではありません。
RBCでは、年度の真ん中くらいのタイミングで合宿をしています。
先ほど、合宿から戻りました。
かなり睡眠不足なのですが、、、
この睡眠不足の意義は何か?
ということをちょっと書いておきたいと思います。
立教ビジネスクリエーター塾は、
 「世界のビジネスシーンにおいて、人に今まで味わったことの無い感動を与える人財」
 の輩出を目的とし、活動を続けています。
そして、
「100年後にも学びの場として機能していること」
を私は常に心がけています。
このような目的で活動し続けて7年目ですが、
広告を打つこともなく、人から人へと思いが伝わり、
現在では1800名以上の方が会員として集っています。
集まられている方は皆さん、RBCの理念に共感した方々でありますから、
同志という関係です。
今、たまたま私は代表という立場にあって、
運営スタッフも、今はたまたまそういう立場にありますが、
その関係は上下関係のようなものではありません。
ただ、上下関係が無いとは言いつつも、
拡がり続ける輪の中心にいるわけではありますから、
私たち運営スタッフは、常に成長し続け、
会員の皆さまにとって、ロールモデルであることが理想です。
各人の個性がありますから、活動フィールド等は異なりますが、
それでいて、「ビジネスクリエーターとしての香りのする人」
という点では一致しているべきです。
ですから、ビジネスクリエーターとして、
⇒より高いビジネスマインドを持ち
⇒知識を有機的に活用し
⇒持てるスキルを価値ある表現方法で発揮する
ということは、いくら突き詰めても、やりすぎということはありません。
ということで毎年、何かしらのトレーニングメニューに取り組むのですが、
トレーニング内容は、日々の皆さんの状況を見ながら、
「もう少し高めたら良い能力」かつ「優先度が高いもの」を抽象化し、
それらの能力に対して負荷のかかるものを作成しています。
世界にひとつだけの研修です。
今年は、メインのグループワークが1本。
個人ワークが2本ありました。
内容を知りたい方は、スタッフになるのが一番良いという気もしますが、、、
興味があれば、お問合せフォームからお問合せください。
さて、トレーニングではなく、
日々の課題への取組みがどうなるでしょうか?
これからが本番です。
何かの拍子に、トレーニングを通して気づいたことや知ったことがフラッシュバックすれば、
今回のトレーニングに取り組んだ甲斐があったというものです。
100年後にも続く、RBCへの会員登録をどうぞ。
明日は友部くんです。

『Eメールの未来』

こんにちは。のむらです。
※今日は、いつものシリーズではありません。
最近、TwitterやFacebookを中心に色々なものをいじりまくっています。
ふとしたきっかけで、
Eメールという仕組みがどれくらい持つものなのか?
というのを考えてみました。
いわゆるメールソフトを利用したメールというのは、
お手紙が一通ずつ箱に溜まっていく仕組みです。
件名や受信時間等でソートすることができます。
Webメーラにおいても、基本は一緒です。
ただ、Gmailのようなつくりでは、スレッド形式ということで、
少し進化したように見えます。
とはいえ、落ち着いて考えてみると、
マルチスレッド形式で、大きなサービスといえば、
日本には2ちゃんねるがありました。
そういう意味で、かなりイノベーティブな設計思想だったとも言えます。
「メーリングリスト」
なるものもありました。
これまたGoogleのサービスに、
Googleグループ
なるものがありますが、これも、一見、メーリングリストのように思われます。
しかし、グループページを活用し始めると、
そこにはマルチスレッド形式の掲示板のような使い勝手があります。
メールが飛ぶのですが、それはあくまで通知でしかなく、
グループページをつかったほうが、話題は整理されやすいです。
これが分からない人がグループに混じっていると、
メールの「返信」をつかって全然違う件名のメールを送ったりして
「イー!」となる時もあるでしょうが、 そこは我慢のしどころです。笑
とはいえ、これもまた、2ちゃんねる的といえば、そうですね。
「sage」という機能が無い分、Googleグループは
まだ2ちゃんねるを超えていないと言える気もします。
以前から何度か書いていたGoogleWaveの話がありましたが、
これは、2ちゃんねるを超えている部分がありました。
それは、リアルタイムコラボレーションという概念で表現されましたが、
同時性の可視化というところが先を行っていました。
ここまで来ると、Eメールという手段でコミュニケーションを取ることが、
どの程度有効か?ということを考え始めなければなりません。
特に、1対1のコミュニケーションにおいては顕著でしょう。
さて、今度は1対Nの場合ということで、別の角度から見ると、、、、
Twitterならば、情報流通のエンジンとして機能しています。
Facebookであれば、利用法にもよりますが、
個人情報の入力元であり、
情報の出口として機能していると思います。
日本であればmixiも同じように機能させることができるでしょう。
(ただし、最近のIF変更はTwitterがある程度流行っていることに逆行しているので、
失策だと思って見ていますが。。というか、このIF改悪により、
mixiの使用頻度が著しく落ちました)
SIMフリーが実現されていない環境において、携帯電話の端末認証をしているのも、
実は大きなポイントだと思います。
ユーザの心象とは裏腹、考えようによってはFacebookのほうが匿名性が高い、
と言える気もするのですが、そこに気づいている人はかなり少ないような印象を受けます。
いずれにせよ、これらが情報の出口を押さえつつ、個人情報と紐付くわけです。
こういう情報流通の仕組みが成熟化してくると、
相対的に、Eメールの重要性というのは落ちてくる気がします。
そうなると、Eメールを核とした業務やサービスの設計そのものが
陳腐化してくることになります。
RBCは100年経っても、同じように学びの場として人が集うようでなければなりません。
と考えると、RBCの活動を支えるインフラについては、
100年後にも通用するかどうか?
という視点で向き合う必要があります。
そして少なくとも、Eメールという仕組みは、そのうち殆ど無いに等しい状態を迎えるように思います。
このようなことを考える、今日この頃です。
100年後にも続く、RBCへの会員登録をどうぞ。
明日は友部くんです。