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『楽ですか?』

こんにちは。のむらです。
RBCでは、年度末にプレゼン大会を行っています。
プレゼン大会では、ビジネスプランの発表を行います。
優勝すると、チャンピオンベルトを手にすることができますので、
あなたもベルト奪取に向けて、ぜひがんばってください。
今年は3月21日に開催します。
エントリーされなかった方も、残念ながら予選で落選となってしまった方も、
ぜひ、ディスカッションにお越しください。
そこで、私は新規ビジネス立ち上げのコンサルティングを
生業にしていることもありますので、年度末に向け、
ビジネス企画についての
カンタンなチェックポイントを書いてみたいと思います。
本番まで、以下のトピックでいきます。
1.ビジネスアイディアが当たる確率は?
2.BtoC信仰が生み出すリスクとは?
3.あなたがそのビジネスをやる必然性がありますか?
4.儲かりますか?
5.お客様にタダで来てもらいますか?(1)
6.お客様にタダで来てもらいますか?(2)
7.オチは?
8.やりますか?
9.ビジネスの本質を端的に言い表せますか?
10.キャッシュフローはどうなっていますか?
11.楽ですか?
今回はラスト、11回目です。
■楽ですか?
といっても、色々な楽があります。
まず、市場性です。
見ている市場は一定以上の規模ですか?
成長期もしくは成熟期にありますか?
よく、昇りエスカレーターなのか、降りエスカレーターなのか?
という例えがあります。
これは、見ている市場によって、全然違ってきます。
次に、競争です。
そもそも、無敵ですか?
(競合がひしめいているなんてことはありませんか?)
また、真似し難いものになっていますか?
オンリーワン、もしくはナンバーワンになれますか?
極めて端的なことを言うと、
「勝つ戦いになっていますか?」
ということです。
近年は、「社会起業家」という言葉が流行りになっていることもありますが、
あまりにも自己満足に偏っている方も見受けられます。
身も蓋もないですが、商売においては、
自己満足はどうでも良いといえばどうでも良い話です。
お客様が満足するかどうか、というのが、儲かるかどうか、
という指標によって確認することができます。
その指標こそが、ビジネスにおける勝ち負けの判定基準になりますので、
「勝つ戦い」をすべきです。
ですから、究極の「勝つ戦い」というのは、
市場性があって、競合がいない状態です。
「戦略」というのは、「戦いを略す」と書くとおり、
戦わないで勝てるようにするのが、戦略です。
(戦って勝ているようにする、というのが戦略だと思っている人もいますが、
それは、戦略的とは言い難いです。)
あと、運用性も重要です。
特に、1からやるなら尚更なのですが、
効率的な業務フローになっていますか?
「苦労して儲かった話」というのは、儲かっていない人たちを味方にするには
良い話なのですが、一番大事なことは、苦労しないために苦労する、
とでも言いましょうか、、、
つまり、カラダと時間をつかって動くのは必須条件ですが、同じように、頭もつかいましょう、
ということです。
その端的な例が、運用性です。
儲かるのは良いんですが、すごく手間がかかるオペレーションになっていて、
おまけに、代替不能であったりすると、ビジネス拡大のボトルネックになります。
人材としてオンリーワンを目指すために、自分の能力や技を磨く、
というビジネスパーソンは多くなってきましたが、
まだまだビジネスクリエーターは増えていないと実感しています。
(これは、私たちの怠慢と言われればそれまでですが。。。)
あるビジネスがすでに出来上がった状態で物事を考えると、
いわゆる「職人技」によって人材としての市場価値を上げることはできるでしょう。
しかし、その職人技を生かすステージが、先の例でいうところの「降りエスカレーター」
だったらどうでしょう?
(その視点に立てば、
派遣切りで職を失う人が他責で物事を論じるのには、違和感を覚えますが。。。)
もっと大事なことは、昇りエスカレーターになり得るステージを自ら作り出すことでは
ないかと思います。
そういう視点に立てば、運用性は高いに越したことがありません。
あえて非効率にする場合は、そうすることで勝ち続けることが出来る場合に限りますし、
それが出来るのは本当に世界で1位でい続けられる天才の場合だけでしょう。
さて、話は若干変わります。
同じ「楽」という漢字でも意味合いが変わってきますが、、
・情熱を持って取り組めますか?
という話があります。
ここで大事なことは、「楽しいこと」はほっといても考えるのですが、
「やりたくないことをやらない対策」を最初から考えているか?
です。
やりたいことだけを考えると、思わぬ落とし穴として、
「やりたいことにやりたくないことが混ざっているパターン」
があります。
それら、見極めた上で、楽しくやるのが大切です。
「好きこそものの上手なれ」
とも言います。
ビジネスを楽しみましょう。
ということで、今週のプレゼン大会に向けての11回に渡るお話を
おしまいにします。
ここまで毎週読まれた方にとって、少しでもお役に立てていれば幸いです。
ビジネスを楽しむには、RBCへの会員登録をどうぞ。
明日は友部くんです。

『キャッシュフローはどうなっていますか?』

こんにちは。のむらです。
RBCでは、年度末にプレゼン大会を行っています。
プレゼン大会では、ビジネスプランの発表を行います。
優勝すると、チャンピオンベルトを手にすることができますので、
あなたもベルト奪取に向けて、ぜひがんばってください。
今年は3月21日に開催します。
(現在、エントリーシートによる選考中です。)
そこで、私は新規ビジネス立ち上げのコンサルティングを
生業にしていることもありますので、年度末に向け、
ビジネス企画についての
カンタンなチェックポイントを書いてみたいと思います。
本番まで、以下のトピックでいきます。
1.ビジネスアイディアが当たる確率は?
2.BtoC信仰が生み出すリスクとは?
3.あなたがそのビジネスをやる必然性がありますか?
4.儲かりますか?
5.お客様にタダで来てもらいますか?(1)
6.お客様にタダで来てもらいますか?(2)
7.オチは?
8.やりますか?
9.ビジネスの本質を端的に言い表せますか?
10.キャッシュフローはどうなっていますか?
11.楽ですか?
今回は10回目です。
■キャッシュフローはどうなっていますか?
会社が潰れる理由は何ですか?
かなり単純ですが、
・キャッシュアウト
です。
となると、
・お金が入るのが先
・お金が出て行くのが後
というキャッシュフローになっていると、
リスクが下がります。
最低でも、
・入るタイミングと出て行くタイミングが同時
くらいまでが、望ましいです。
サービスや商品に目が行くのは当たり前なのですが、
ビジネスの設計には、
キャッシュフローを意識することが重要です。
また、性質上、お金が出て行くのが先になるビジネスでも、
(そもそも、そういう性質のビジネスは余ったお金でやるべきとは思いますが、、、)
キャッシュフローを意識することで、
ビジネスのリスクもだいぶ明確になります。
あと、スモールビジネスでは特にこだわる必要があるのですが、
そもそもお金を回収する力が強いのか否か?
があります。
「ロジック上はお金が入るはず」ではなく、
「仕組みとしてお金が入ることになっている」
という設計にすべきです。
これは、ビジネスの構造そのものに影響されるため、
もし、「ビジネス構築力」なるものがあるとしたら、
まさに、「回収スキームの確実性」によって、測られるでしょう。
ビジネス構築力アップには、RBCへの会員登録をどうぞ。
明日は友部くんです。

『ビジネスの本質を端的に言い表せますか?』

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生業にしていることもありますので、年度末に向け、
ビジネス企画についての
カンタンなチェックポイントを書いてみたいと思います。
本番まで、以下のトピックでいきます。
1.ビジネスアイディアが当たる確率は?
2.BtoC信仰が生み出すリスクとは?
3.あなたがそのビジネスをやる必然性がありますか?
4.儲かりますか?
5.お客様にタダで来てもらいますか?(1)
6.お客様にタダで来てもらいますか?(2)
7.オチは?
8.やりますか?
9.ビジネスの本質を端的に言い表せますか?
10.キャッシュフローはどうなっていますか?
11.楽ですか?
今回は9回目です。
■ビジネスの本質を端的に言い表せますか?
よく、投資家へのプレゼンテーションはエレベーターに
乗っている間に出来なければならない、
という話があります。
実は私、投資家へのプレゼンテーションではないのですが、
実際にエレベーターで交渉をしたことがあります。
かつて、
どうしても勉強会の講師にお招きしたい、
ところが、アクセスする方法がない、、、
という方がいらっしゃいました。
そこで、とある表彰式に出席されるということだったので、
その会場に駆けつけました。
そして、いい歳して出待ちをして、
その方がエレベーターに乗り込むや、私も一緒に乗り込んで、
話しかけました。
そうやって実現した勉強会がありました。
最初のフレーズ、次のフレーズと、
何度もシミュレーションしたものです。
必要最低限のセリフで、しかしインパクトがあって、
話を聞いてもらえるようなフレーズを、、、と。
話がそれましたが、
自分のビジネス(やりたいこと)を端的に言えるかどうかで、
投資家に話を聞いてもらえるか、というのもそうなのですが、
それは、
ビジネスパートナーでも然り。
さらには、お客様においても同じです。
情報過多な現代において、1から10までじっくりと話を聞いてくれるほど
ヒマな方はそうそういません。
その中では、
・相手にとって
・印象が強く
・納得感のある
メッセージがとても重要です。
そのためには、自分のビジネスの本質は何なのか?
を端的に言い表せなくてはいけません。
企画なんかを見せて頂いた時にあるんですが、
差別化要因ばっかり説明したり、
ひらめいたポイントばかりを強調する方がいますが、
そもそも、ビジネスの構造がどうなっているのか?
とか、
端的に、どんなビジネスなのか?を後回しにされたりします。
好みや立ち位置の問題なのかも知れませんが、
少なくとも、当の本人がビジネスの本質を理解していなければ、
協力する方としても、ガッツリ信頼し難いところです。
「媒体ビジネス」とか
「コンサルフィーモデル」とか
「人身売買」とか
「物販」とか
「マージンビジネス」とか
構造は意外とシンプルです。(ちょっと露骨過ぎな表現ですが。。。)
あなたの考えているビジネスは、端的に言うと
どんな構造でしょうか??
ビジネス構造を見極める目を磨くには、RBCへの会員登録をどうぞ。
明日は友部くんです。

『やりますか?』

こんにちは。のむらです。
RBCでは、年度末にプレゼン大会を行っています。
プレゼン大会では、ビジネスプランの発表を行います。
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今年は3月21日に開催します。
そこで、私は新規ビジネス立ち上げのコンサルティングを
生業にしていることもありますので、年度末に向け、
ビジネス企画についての
カンタンなチェックポイントを書いてみたいと思います。
本番まで、以下のトピックでいきます。
1.ビジネスアイディアが当たる確率は?
2.BtoC信仰が生み出すリスクとは?
3.あなたがそのビジネスをやる必然性がありますか?
4.儲かりますか?
5.お客様にタダで来てもらいますか?(1)
6.お客様にタダで来てもらいますか?(2)
7.オチは?
8.やりますか?
9.ビジネスの本質を端的に言い表せますか?
10.キャッシュフローはどうなっていますか?
11.楽ですか?
今回は8回目です。
■やりますか?
さて、本格的にプレゼン大会が近づいてきましたが、
今まで色々言ってきたので、
尻込みしてしまった人もいるかも知れません。
良いタイミングなので、今日はちょっと違うお話です。
色々と考えることはとても大事です。
また、考えの精度を上げる為の学習も重要です。
しかし、それ以上に何と言っても肝心なことは、
「やるのかやらないのか」
です。
どんな素晴らしいビジネス企画でも、誰にも言わず、
どこにも出さず、何もしない、、、、、
では、誰一人として満足しませんし、1円も儲かりません。
しかし、多少拙いビジネス企画でも、
人に話せばあれこれとコメントがもらえたり、
どこかに出せば誰かが協力したり、
具現化し、動かしてみれば、
誰かが満足するかも知れませんし、100万円くらいは儲かるかも知れません。
ここで大事なことは、
(やらない場合にうまくいく可能性は0%ですが、、、)
何でもやってみた場合、成功する可能性は絶対に0%にはならないということです。
そもそも、RBCのプレゼン大会も、
「まずやってみる」
というきっかけです。
もちろん、エントリーしたからといって本戦に進める保証は無いのですが、
本戦出場とならなかったからといって、悲観する必要はありません。
およそ900人のRBC会員の中で、エントリーする人は数%です。
まずは、その上位数%に入れたことを素直に誇りに思いましょう。
しかも、その上位数%に入るかどうかというのは、
極めてシンプルですが、あなたの「やる気」であり「行動力」だけで
決まってしまいます。
また、エントリーして頂いた場合、本戦に出場とならなくとも、
必ずコメントを返しますので、今後のビジネス推進上、
何らかのヒントが得られることもあるでしょう。
ですので、
知識やスキルもさることながら、はじめの一歩を踏み出せる
「行動力」がとても重要です。
それはもちろん、プレゼン大会に限らずです。
何はともあれ、「思ってるだけ」「言ってるだけ」ではなく、
「行動して」「カタチにして」いきましょう!
RBCの会員でない方は、はじめの一歩として、RBCへの会員登録をどうぞ。
明日は友部くんです。

『オチは?』

こんにちは。のむらです。
RBCでは、年度末にプレゼン大会を行っています。
プレゼン大会では、ビジネスプランの発表を行います。
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今年は3月21日に開催します。
そこで、私は新規ビジネス立ち上げのコンサルティングを
生業にしていることもありますので、年度末に向け、
ビジネス企画についての
カンタンなチェックポイントを書いてみたいと思います。
本番まで、以下のトピックでいきます。
1.ビジネスアイディアが当たる確率は?
2.BtoC信仰が生み出すリスクとは?
3.あなたがそのビジネスをやる必然性がありますか?
4.儲かりますか?
5.お客様にタダで来てもらいますか?(1)
6.お客様にタダで来てもらいますか?(2)
7.オチは?
8.やりますか?
9.ビジネスの本質を端的に言い表せますか?
10.キャッシュフローはどうなっていますか?
11.楽ですか?
今回は7回目です。
■オチは?
ビジネスを具現化する時に、
いくつかの出口が考えられます。
・出来る限り継続させる(IPO)
・事業/企業の売却
・撤退
などなど。
他にも色々ありますが、どの選択肢であっても、
うまくいけば成功と言えます。
「撤退」
と聞くと、私の知っている大企業なんかでは、
失敗しか撤退の基準が無かったりしますが、
成功する撤退というのも、ビジネスの原理原則から
考えるとあり得るはずです。
というのも、どんな事業でもライフサイクルがあります。
未来永劫勝ち続けるビジネスは殆どありません。
そうすると、進化することで生き残るのもひとつですが、
ライフサイクルに抗わずに、良いタイミングで撤退するのも
ひとつの成功パターンと言えると思います。
キャッシュフローを見た時に、利益を最大化するかたちで
ビジネスをクローズするとなると、
これは、実際にはとても難しいことだと思います。
みんな、ビジネスの立ち上げ部分は得意かも知れませんが、
クローズが得意な方は、あまり多くありません。
また、スモールビジネスの場合、
撤退にも近いのですが、あるビジネスで得た
人/モノ/金/情報
をつかって、
別の事業の元ネタにすることもできます。
「横展開」ではないので、「斜め上展開」
とでも言っておきましょうか。
この発想は、企業の生き残りにおいては、
とても大事な発想のひとつだと思っています。
よくありがちなのは、
○○万円/月
の収入を目指します。
という話なのですが、
それは、(まわりくどくなりますが、、)
「キャッシュを収入として得る」
というオチですね。
実は、ビジネスで手に入るもののうち、
「キャッシュ」
というのは、全てではありません。
なので、もっとあっても良いかな?と思うのは、
・人が集まる場をつくってからそこに集まる人をつかって別のものを生む
・ある情報が集まり続ける状態にして、その状態が新たな事業を生む
という視点のビジネスです。
特に、初期投資を限りなくゼロにするビジネススタイルであれば、
このようなわらしべ長者的な思考は、とても大事になってくると思います。
(スピード感とも相談ですが)
さて、そろそろ皆さんも事業計画がモヤっと浮かんで来ましたか??
ぜひぜひ、浮かんで終わりではなく、
「人に伝えられる状態にする」
という、最初のアウトプットをしてみると良いんじゃないかと思います。
最初のアウトプットには、RBCへの会員登録が必要です。
明日は友部くんです。

『お客様にタダで来てもらいますか?(2)』

こんにちは。のむらです。
RBCでは、年度末にプレゼン大会を行っています。
プレゼン大会では、ビジネスプランの発表を行います。
優勝すると、チャンピオンベルトを手にすることができますので、
あなたもベルト奪取に向けて、ぜひがんばってください。
今年は3月21日に開催します。
そこで、私は新規ビジネス立ち上げのコンサルティングを
生業にしていることもありますので、年度末に向け、
ビジネス企画についての
カンタンなチェックポイントを書いてみたいと思います。
本番まで、以下のトピックでいきます。
1.ビジネスアイディアが当たる確率は?
2.BtoC信仰が生み出すリスクとは?
3.あなたがそのビジネスをやる必然性がありますか?
4.儲かりますか?
5.お客様にタダで来てもらいますか?(1)
6.お客様にタダで来てもらいますか?(2)
7.オチは?
8.やりますか?
9.ビジネスの本質を端的に言い表せますか?
10.キャッシュフローはどうなっていますか?
11.楽ですか?
今回は6回目です。
■お客様にタダで来てもらいますか?(2)
今回もコストのお話を続けます。
タイトルは同じですが、前の話とは視点が若干違います。
例えば、
全国の大根の値段が100円だった場合に、
30円で大根を売るお店があるとします。
この場合、そのお店は1人勝ちになるでしょうか??
といえば、そうはなりません。
なぜなら、自分の家の前に100円のお店と30円のお店が
並んでいるのなら、30円のお店に行けば良いです。
しかし、
100円のお店は自分の家の前
30円のお店は電車で130円かかる隣の駅にある
となると、既に負けてしまいます。
特に、店舗型の事業では、重要なポイントです。
何かのついでに人が通るならまだしも、
人が全然通らない辺鄙なところで商売するとなると、
ちょっとの価格差では、お客様自身の輸送コスト(お金/時間/体力)
によって簡単に逆転が起こります。
辺鄙なところなら
固定費が下がりやすいというメリットはあるかも知れませんが、
それはあくまで、商売する側の言い分で、
お客様には全然関係がありません。
ネイルサロンなんかで、
「あの店より1000円安い」
と言っていても、往復の交通費が500円かかって、
移動時間がトータルで1時間30分
なんていう条件であれば、1000円安いというのは、
魅力ではないかも知れません。
ですので、価格設定の時には、商売をする側の原価だけではなく、
お客様が商品/サービスに到達するまでのコストもよく考えておく
必要があると思います。
もちろん、価格設定のみならず、そもそもの商品/サービスの設計にも
盛り込むべき視点でしょう。
プレゼン大会の前に、RBCへの会員登録もお忘れなく。
明日は友部くんです。

『お客様にタダで来てもらいますか?(1)』

こんにちは。のむらです。
RBCでは、年度末にプレゼン大会を行っています。
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1.ビジネスアイディアが当たる確率は?
2.BtoC信仰が生み出すリスクとは?
3.あなたがそのビジネスをやる必然性がありますか?
4.儲かりますか?
5.お客様にタダで来てもらいますか?(1)
6.お客様にタダで来てもらいますか?(2)
7.オチは?
8.やりますか?
9.ビジネスの本質を端的に言い表せますか?
10.キャッシュフローはどうなっていますか?
11.楽ですか?
今回は5回目です。
■お客様にタダで来てもらいますか?(1)
顧客のあるビジネスで、忘れてはならないコスト要因として、
顧客獲得単価があります。
コストを考える時に、
商品の製造原価やサービスのランニングコストなんかは、
すぐに計算できるかも知れませんが、
意外と忘れられているのが「顧客獲得単価」です。
ビジネスプランを聞いたりした時に、
ここを積んでいない例は、けっこうあります。
仮に、数字上、項目としては積んであったとしても、
ザックリと「広告費」を申し訳程度に入れてあることが
あったりします。
(私の見たことのある事業計画の数字でも、そういうものがありました)
そもそもの売り上げ見込みが、
どのような顧客獲得の規模を前提としていて、
その規模の顧客を獲得するために必要な費用がどのくらいで、、、
という計算は、忘れずにしたいものです。
そうしないと、事業継続において、思いがけない費用が発生したり、
最悪、人海戦術だ、、、、、と、死にそうなくらいに働くことになったりします。
特に、Webをつかったサービスでは、これが最も重要なコスト
であるにも関わらず、コンテンツのほうに注力しちゃうことが
けっこうあります。
こうしたら面白い、ああなったら面白い、、、と考えるのも大事ですが、
どうやったら、これを面白いと感じる人を連れてこられるだろう?
という確認が、もっと大事です。
お客様に来ていただくための費用、忘れていないでしょうか?
ぜひとも、今一度あなたのビジネスプランを見直してみてください。
次回も、コストに関するお話です。
様々な知恵を拝借する場である、RBCへの会員登録もお忘れなく。
明日は友部くんです。

『儲かりますか?』

こんにちは。のむらです。
RBCでは、年度末にプレゼン大会を行っています。
プレゼン大会では、ビジネスプランの発表を行います。
優勝すると、チャンピオンベルトを手にすることができますので、
あなたもベルト奪取に向けて、ぜひがんばってください。
そこで、私は新規ビジネス立ち上げのコンサルティングを
生業にしていることもありますので、年度末に向け、
ビジネス企画についての
カンタンなチェックポイントを書いてみたいと思います。
本番まで、以下のトピックでいきます。
1.ビジネスアイディアが当たる確率は?
2.BtoC信仰が生み出すリスクとは?
3.あなたがそのビジネスをやる必然性がありますか?
4.儲かりますか?
5.お客様にタダで来てもらいますか?(1)
6.お客様にタダで来てもらいますか?(2)
7.オチは?
8.やりますか?
9.ビジネスの本質を端的に言い表せますか?
10.キャッシュフローはどうなっていますか?
11.楽ですか?
今回は4回目です。
■儲かりますか?
サービスやコンテンツを考え始めると、
面白いかどうか、喜ばれるかどうか?
だけを考えてしまいがちですが、、、
当たり前ですが、売上とコストを計算して、
粗利が出なければ、そもそも事業として継続できません。
NPOなんかで多い失敗パターンがここです。
公益性だけを考えるあまり、
常に資金調達のお願い営業が必要になってしまうと、
そもそも継続が困難な仕組みが出来上がってしまいます。
仮に、公益性が高く、本気で継続・発展させたいのであれば、
しっかりとお金が残って継続可能な仕組みにしなければ、
それこそ公益性に反してしまいます。
そもそもの思い入れは最も重要だと思いますが、
思い入れがあればこそ、健全に継続する仕組みも
同じように重要です。
また、シビアに考えると、
本当に公益性があり、本当に必要とされていることであれば、
必ずお金を出す人がいるはずです。
(直接的な購買のようなマネーフローに限りません)
これは考えようですが、
サービス等を受ける人から直接お金の流れが生まれるとは限りません。
視点を変えると、
「サービスを受ける人がいる」
ということが、別のプレイヤーに対するサービスであり、
メリットになることもあります。
その意味で、
自分の考えたビジネスについて、
売上とコストを計算して、ちゃんと利益が出るのか?
これは、自分の考えたビジネスに価値があるのか無いのかを知る
基準になると思います。
自分の考えた事業が、一元的にはマネーフローを生まない場合、
「じゃあ、このスキームを誰に提供すればマネーフローが生まれるか?」
と、別のプレイヤーを引っ張り出してみると、
儲かるポイントが見つかるかも知れません。
それはもちろん、一元的にマネーフローが生まれている場合でも然りです。
より多くのプレイヤーに価値を提供するチャンスがあります。
仮に、ジャストアイディアで描き出したプランであっても、
様々なプレイヤーを絡めることで、収益性が上がる可能性もありますので、
ぜひ、そういう視点であなたのプランを検証してみてはいかがでしょうか?
次回は、コストに関わるお話です。
様々なプレイヤーの情報を仕入れるには、RBCへの会員登録を推奨します。
明日は友部くんです。

『あなたがそのビジネスをやる必然性がありますか?』

こんにちは。のむらです。
RBCでは、年度末にプレゼン大会を行っています。
プレゼン大会では、ビジネスプランの発表を行います。
優勝すると、チャンピオンベルトを手にすることができますので、
あなたもベルト奪取に向けて、ぜひがんばってください。
そこで、私は新規ビジネス立ち上げのコンサルティングを
生業にしていることもありますので、年度末に向け、
ビジネス企画についての
カンタンなチェックポイントを書いてみたいと思います。
本番まで、以下のトピックでいきます。
1.ビジネスアイディアが当たる確率は?
2.BtoC信仰が生み出すリスクとは?
3.あなたがそのビジネスをやる必然性がありますか?
4.儲かりますか?
5.お客様にタダで来てもらいますか?(1)
6.お客様にタダで来てもらいますか?(2)
7.オチは?
8.やりますか?
9.ビジネスの本質を端的に言い表せますか?
10.キャッシュフローはどうなっていますか?
11.楽ですか?
今回は3回目です。
■あなたがそのビジネスをやる必然性がありますか?
さて、ビジネスプランを具現化する前に、
ちょっと意識しておいたほうが良いポイントです。
特に、会社をつくる方には大切だと思います。
そもそも、儲からなければビジネスは成り立ちませんが、
儲かるだけでも成り立たないことが多いです。
儲かるというのがイロハであれば、(次回、詳しく触れます)
この話はニホヘトというところでしょうか?
例えば、だいぶ以前になりますが、、、
「ゲーム開発プラットフォーム」
というアイディアを出したことがあります。
理論的にはけっこう筋が良いんじゃないかと(勝手に?)思うのですが、
それは、あくまで理論的には、、、ということ。
一応、
さわりだけ解説しておきますと、
・従来のレンタルサーバのサービス
・従来のゲームポータルサイトのサービス
に、
・APIの公開(及び開発支援ツールの提供)
・アイテム課金の決済基盤
・アフィリエイトやドロップシッピングのような利益還元の仕組み
を掛け算するというアイディアです。
・開発者向けSNSの追加も考えても良いかも知れません。
イメージ的には、
ハンゲームとセカンドライフが合体したような感じでしょうか。。
これにより、何が実現されるかというと、、、
・開発者に対して、
 個人レベルでも法人レベルでも、価値のあるゲームに対して
 エンドユーザが認めた分の価値を報酬として還元することが出来ます。
というのも、個人レベル、趣味ベースでけっこう秀逸なゲームが
つくられているのですが、現状は、インターネットを介しての
バラマキくらいしかできません。
個人レベルの場合、
情報商材的に課金することは可能ですが、売り切りになりやすいので
営利目的でやるとなると、中長期的に適正利潤を上げることは難しいです。
単発の商材として利益を上げるとなると、どうしてもエンドユーザに対し、
リスクを負わせることになってしまいます。
これでは、つくり手のキャリアにとって、見方によっては汚点が増えてしまいます。
(ボッタクリ開発者として。。。)
と、まぁ色々と話せばきりがないのですが、
結局のところ、、、
ゲームクリエーターや、ゲーム業界に精通している人が
このビジネスを手がけるのであれば、非常に納得感があります。
ところが、全然ゲーマーでもない私が手がけたことで、
まず、「なんであなたがやるの?」というモヤっとした違和感があります。
そうなると、外から見る分には、
サービス内容よりも利益が気になってきます。
(だって、本人、ゲームそのものについては語れないんですから(笑))
もちろん、利益がないとビジネスとしては0点ですが、
Web上で一定以上の人を囲い込むようなサービスでは、
旗振り役の人選(or会社選び)がけっこう重要です。
例えば、コミュニティをつかったビジネスでよくあるのは、
マーケティングのための会員組織をつくるパターンですが、
コミュニティリーダーがメンバーからどう映るのか?は
極めて重要です。
(これがうまくいかずに、コケる例もありました)
その意味で、「なぜあなたがやりますか?」という質問に対しては、
明確な回答があったほうが良いです。
それは、中長期的に利益を上げるビジネスや、自分のキャリアとして
資産になるようなチャレンジの場合はよく考えたほうが良いと思います。
となると、前提条件として、
・自分はどんな人か?
・自分はこれからどうなるのか?
を知っておく必要があります。
そのためには、
ビジネスという切り口での多様な人・モノ・知識との出会いが有効でしょう。
ビジネスという切り口での多様な人・モノ・知識との出会いは、RBCへの会員登録から。
明日は友部くんです。

『BtoC信仰が生み出すリスクとは?』

こんにちは。のむらです。
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生業にしていることもありますので、年度末に向け、
ビジネス企画についての
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本番まで、以下のトピックで行きたいと思います。
1.ビジネスアイディアが当たる確率は?
2.BtoC信仰が生み出すリスクとは?
3.あなたがそのビジネスをやる必然性がありますか?
4.儲かりますか?
5.お客様にタダで来てもらいますか?(1)
6.お客様にタダで来てもらいますか?(2)
7.オチは?
8.やりますか?
9.ビジネスの本質を端的に言い表せますか?
10.キャッシュフローはどうなっていますか?
11.楽ですか?
今回は2回目です。
■BtoC信仰が生み出すリスクとは?
「起業」「ビジネスプラン」というと、とかくBtoCが目立ちます。
BtoCには思いつきやすいという傾向があるようです。
また、巷のビジネスプランコンテストや起業本でも、
BtoCがとても多いように思います。
確かに、普段の生活や問題意識から着想しやすい
という点は見逃せません。
ただその一方で、真似しやすい、というのもBtoCの特徴だったりします。
BtoCは、ある層であったりマスであったり、
一定規模の人を動かすモデルであることが多いです。
ちょっと前に流行った「富裕層ビジネス」というキーワードも、
基本的には「層」を意識した、ものであります。
(基本、顧客がたった1人では成立しない)
BtoCの場合、大きな資本を注ぎ込んで、長期的かつスピーディにやる
プレイヤーがいれば、勝ち目が少ないです。
着想がカンタンな一方で、自分ひとりで始めようと思ったら、
「7年で回収します」
という大企業が出てきたらどうでしょう?
(個人レベルで7年赤字を続けられる方は、そもそもビジネスをやる
動機があるほうがレアな気がします。。。)
また、前回のお話とリンクしますが、当たりのアイディアでなければ
かなり苦しい戦いになるリスクがあるのがBtoCです。
ですので、この発想しかなければ、起業はハイリスクだし、
イノベーションは常に自身にとってもかなり破壊的です。
「起業はリスクが高い」
と、言われることも多いようですが、
それは、規模が必要なアイディアを具現化しようとするからだと思います。
ただ、こういう発想は、2005年以前は、ある意味定説だったような気もします。
2005年が何の節目かと言えば、
それは、1人で株式会社を設立できるようになった
という節目です。
また、資本金の最低額も規定がなくなりましたので、
理論上は資本金1円でも株式会社が登記できます。
(とはいえ、登記自体に、24万円くらいは必要です)
こうなると、人も入れず、お金も入れずに創業できます。
にもかかわらず、起業のプランというと、
資金調達が必要なプランを考える方がとても多いです。
それが、理想とするライフスタイルに合っている場合は
良いのですが、、、そうじゃない場合は問題です。
多くの人を集めなければ成立しないビジネスを考えると、
勝率を上げるには、資金調達をセットで行う必要が出てきます。
資金調達自体が難しいのもさることながら、
調達できた場合でも、本来的には不要なリスクを背負ってる
ことになります。
(あんまりこういう指摘ばかりしてると、
金融機関の人には怒られそうですね。。。笑)
少なくとも、「多くの人を集めるビジネス」の場合、
適切な参入障壁を築けなければ、資本力で勝負がついてしまいます。
(その意味では、大企業にいる人ほど、BtoCがやりやすいと思います。)
一方で、そもそもの発想を変えて、BtoBになったらどうでしょう?
同じ話を裏返すだけなので、特徴については割愛しますが、
個人的には、BtoCに比べて楽な起業スタイルになると思います。
BtoCのプランを考えている方は、
ぜひ、
「そもそもBtoCであるべき理由は何なのか?」
考えてみてください。
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