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『ビジネスクリエーターとして大切なことは全てサッカーから学んだ』?その9?

こんにちは。のむらです。
引き続き、このシリーズです。
全国のサッカー経験者の方、また、サッカー小僧のご家族、ご友人の方に、
サッカーに打ち込むことで、ビジネスパーソンとしても一流になるための素養
が身につく、というご理解を頂ければ幸いです。
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その1
その2
その3
その4
その5
その6
その7
その8
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■自分の立ち位置を俯瞰的に見る■
つい先日の話ですが、サッカーをあまり観戦しない方とお話をした時のことです。
サッカーのシステムについてお話をしていました。
実際には、紙とペンを使ってお話していましたので、
文字で伝えるのは難しいところですが、、、
概要としては、ディフェンスラインが4枚、中盤がダイヤモンド型で4枚
FWが2枚、というフォーメーションの時の全体の動きの連動を解説
しました。
もちろん、戦術は無限にありますから、絶対的に正しい動きはありません。
一例として、件の4?4?2(サッカーのフォーメーションは、GKを除いて後ろから表記します)
を採用したとして、
ボールはなるべく両サイドで奪う
という考え方のチームについてお話しました。
ボールを両サイドで奪うという考え方のメリットは、
相手の進路を塞ぐための人数が少なくてすむ、ということにあります。
なぜか?というと、両サイドにはタッチラインがありまして、ラインより外には
逃げられないからです。
※つまり、縦と横の2方向を塞げば、前に進むことが難しくなります。
さて、そのようなチームの場合、相手のボールがこっちに動いたら、
チームは全体としてこういう動きをします、、、
というのを各ポジションの選手について説明しました。
DFラインの4人は、ボールのあるサイドが変わると、左右のカタチが
変わったりします。
模式図にすると、
?ボールが向かって左サイドにある時


  △ △ △
凡例:●…ボール、△選手
?ボールが向かって右サイドにある時
       ●
       △
△ △ △
と、ボールが動くと、人がそれに合わせて動きます。
最近ではあまり見ませんが、井戸の釣瓶に例えられたりする動きです。
そして、上から見れば上記のようになるのですが、
ピッチ上では、このような図を地上にいながらにして描かなければなりません。
そして、問題が起こった時に、大概はどこにミスがあったのか、
というのは、ピッチ内の選手はすぐに分かります。
と、実際には、もっと細かい話をしたのですが、この話から、
「自分を俯瞰的に見る能力が養われる」
という感想を頂きました。
そして、考えてみれば、自分の立ち位置を俯瞰的に見ることが、
ほぼ無意識的にできてしまう人と、そうでない人がいますが、
サッカー経験者に関して言えば、戦術的な思考を理解しながら走れる選手は、
自分を俯瞰的に見て、最適なポジションをすぐに選べる人が多かったです。
(俗な言い方をすれば、「空気が読める」とか「立場を弁えられる」ということでもありますが)
ということは、サッカーにおける戦術を理解しながらゲームをやることで、
自分を俯瞰的に見る能力は大きく進歩することと思われます。
ぜひ、そのような発想で走っていただきたいと思います。
ビジネスにおいても、全体の戦術を意識しながら目の前のタスクにあたるのは、どこでも大事なことだと言われますが、そのような自分を俯瞰する能力自体を根本的に鍛えるのは、サッカーのほうが遥かに早いと思います。
余談ですが、サッカーをこのように見られるようになると、
・ゴールシーンだけが見所だ!
というレベルからは一歩脱却できます。
例えば私の場合、見所は、キックオフの瞬間だったりします。
(両チームの基本的なポジションを見て、それが流れの中でどのように動くか?というのはとても知的興奮を覚える見方だと思います。ぜひ試してみてください)
ビジネスパーソンとしての自分を俯瞰的に見るには、
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明日は友部くんです。

『ビジネスクリエーターとして大切なことは全てサッカーから学んだ』?その8?

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■カンタンなことにこそ、個人差があらわれる■
前回に続き、ボールに近い(笑)お話です。
サッカー経験者であれば分かる感覚だと思いますが、
その選手にどの程度のスキルがあるか?
を知るには、
・ボールを止める
・ボールを蹴る
という、たった2つの単純な動作を見れば十分です。
リフティングの難しい技や、華麗なフェイントをやってもらう必要はありません。
その人のところに飛んできたボールを止める動作と
止めたボールを蹴り返してくる様子(と、飛んでくるボール)
で良いのです。
※正確に言うと、「止める」ではなく、次のプレイをしやすく「トラップする」
 ということなのですが、サッカー経験者では無い方には馴染みがないと
 思いますので、便宜上、「止める」と表現します。
特に、ボールを止めるという動作は一朝一夕では到底埋まらないほどの
個人差があったりします。
フリーキックは別として、ゲームの中では、動いているボールを
蹴ることになります。
トップスピードの中でもボールを自在にコントロールできるか否か?
の達成度によって、その選手が活躍できるゲームスピードが決まるわけです。
そして、良い指導者ほど、ボールを蹴る技術以上に、止める技術にうるさいです。
ただ、パッと見では、ボールを止める技術というのは、地味です。
多くの場合において、
ボールをどう止めたか?
よりも、
ボールを止めた後にどう蹴ったか?
のほうが注目されてしまうからです。
その意味で、蹴る技術についていえばズバ抜けていないにも関わらず、
現役中に1000ゴール以上決めたロマーリオはボールを止める技術が
素晴らしかったと思います。
↓↓参考:ロマーリオの動画

こちらを見て頂くと分かると思いますが、ボールを止めることがとてもカンタンに
見えてしまいます。
しかし、大抵はあんな風にカンタンにはコントロールできません。
少し前に、三浦KAZU選手がブログでルーニーのことを評していましたが、
「サッカーってあんなにカンタンだったっけ?」と思ってしまうのがルーニーの
プレイとのことでした。
メディア的には、C.ロナウドばっかりでしたが、
いやいや、やってるほうからすると、ルーニーのほうが真似できないんだと、
そういう目線なわけです。
もちろん、C.ロナウドも世界でもトップクラスの選手ですから、
どちらが優れた選手かということを考え始めると、軽く一晩くらいは
喧々諤々と議論できる気がしますが、
C.ロナウドの派手なプレイに比べると、ルーニーのプレイは地味です。
しかし、平凡でカンタンで地味に見えてしまうプレイにこそ、
大きな個人差がある、ということでしょう。
それは、ビジネスにおいても然りです。
メールを書く、電話をする、といった小さな行動にこそ、
大きな個人差が表れていたりします。
優れたビジネスパーソンは、ほぼ無意識にこなしてしまうことであっても、
そうでないビジネスパーソンとの違いを分析すると、それこそ、1日がかりの
研修になってしまうでしょう。
私は、セールスライティング講座をしたりもしますが、
セールスライティングの個人差というのは、ほんとうに小さな違いの積み重ねですが、
成果(反応率)で見ると、まるで次元が違ってきます。
汎用的で無意識的な行動にこそ、個人差が出てしまうということを
サッカーを通して体感しましたので、それは、ビジネスにおける何気ないシーンでも、
その事象を意識領域で考え、分析するようになりました。
サッカーの地味な面から個人差を考えて頂くと、
小さなシーンからも膨大な思考と分析を行えるようになると思います。
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『ビジネスクリエーターとして大切なことは全てサッカーから学んだ』?その7?

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■汗をかくことが必ずしも効果的とは限らない■
サッカー界には、有名な原則がいくつかあります。
そのひとつが、
・人間は走れば汗をかくが、ボールはどれだけ走っても汗をかかない
ということ。
サッカーボールはどのくらいのスピードで移動するかといえば、
世界トップクラスの選手であれば、初速で時速150kmを超えるスピードの
ボールを蹴ります。
同じスピードで人間を走らせようとしたら、おそらくカラダが壊れてしまいます。
また、ボールは試合開始直後でも、試合終了間際でも、同じように走れますが、
人間は疲労もあって、なかなか同じスピードで走るのはたいへんです。
その点で、走行距離の面でも走行スピードの面でも、
人間よりもボールのほうが圧倒的に移動効率が良いです。
ですから、「ボールを上手に走らせること」というのがサッカーでは、
最もゲーム展開を左右する要素と言っても良いかも知れません。
理屈はそうですが、人間は感情的な動物でもありますので、
一生懸命走る姿を見れば感動することもあります。
その意味でやっかいなのは、「効率的ではないのに一生懸命な人」
である場合があります。
これは、ビジネスにおいても然り。
どう考えても非効率で、実際に収支計算をする段になって、
コスト要因になっている部分があっても、
「凄くがんばってくれたから、、、」
ということで、収益配分の比率が上がってしまうケースがあります。
これ自体、人間同士のやりとりですから、発生することのは
仕方が無いのかも知れませんが、
ビジネスのルールから考えると、極めて良くない発想だと思います。
さて、ビジネスにおいて「ボール」にあたるものは何か?
といえば、
例えば、機械であり、システムであり、そして、お金です。
これらをうまく活用するかどうかは、
そのビジネスのキャッシュフローを大きく左右します。
時間と労力と手作業を注ぎ込むことも、時には意味がありますが、
多くのケースにおいては、不要なコストを生み出す要因になっています。
あなたの携わるビジネスにおける「ボール」は何でしょうか?
そして、その「ボール」はどの程度うまく活用されているのでしょうか?
ボール自体に欠陥があることもありますが、
それ以上に、ボールを扱う技術であり、ボールを生かす方法論の方を
見直すことが重要でしょう。
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『ビジネスクリエーターとして大切なことは全てサッカーから学んだ』?その6?

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■情報がシミュレーションの精度を上げる■
さて、Jリーグが開幕してしばらくしたくらいですが、
ネコも杓子も「アイコンタクト」という言葉をつかってた時代がありました。
たいして知識も無いのに、サラリーマンの宿命として
サッカー選手にインタビューさせられているアナウンサーの方々なんかは、
よくこの流行文句をつかっていたのを思い出します。
さて、あれほど流行していた「アイコンタクト」も、
実は、私の現役時代を振返ると、数えるほどしか、
そんなシーンはなかった気がします。
17歳の頃、右サイドからのFKをスペースに蹴って、
そこに走りこんだFWの選手(Iくん)が頭でゴールを決めたことがありました。
この時、「これがアイコンタクトなんだ」というのを体感した時だったと思います。
件のIくんは、最終的にレギュラーとして活躍した選手でして、
TVでは「七色のキックを持つ」なんて言われてました。
当然、キックのうまい選手ですから、
キックのトレーニングも自主的に行っていました。
同様に、私もキックのトレーニングは欠かしませんでしたから、
よく、同じタイミングでキックをすることがありました。
そうすると、大体、どんなボールを蹴るのか、という情報は
お互い、自然にインプットされます。
特に、どういう軌道のボールが蹴れるのか?
というのは、ひとりひとり、微妙な違いがあります。
とりたてて、「情報交換をしましょう」とやらなくても、
お互いのことを理解できていると、
上述のようなシーンで「アイコンタクト」が生まれます。
「アイコンタクト」が生まれたシーンを細かく振返りますと、、、
・右サイドでFK
・壁は2枚
・私は右利き
というのは誰でも見ればわかること
私が中を見た時に、ニアサイドに少しスペースがあるのが分かりました。
そして、FWのIくんもそのスペースに気が付いている模様。
その直後、私と目が合いました。
そうすると、目が合ったタイミングでIくんも私も動き出しました。
私は曲がりながら落ちるボールをスペースに蹴りました。
Iくんはスペースに走り込みました。
そうすると、ピッタリのタイミングで頭に当ててゴールが生まれました。
目が合った一瞬でお互いが交換した情報は、かなり膨大だったと思います。
3秒先のシミュレーションが一致したなればこその、
非常に心地良い体験でした。
ただ、この体験を通して分かったことは、
「初対面の人とのアイコンタクト」
というのは、複雑な情報交換までは行えない。
ということでした。
今回取り上げたケースでは、
Iくんがどのくらいのスピードで走れるのか?
私の蹴るボールがどのくらいのスピードか?
私の蹴るボールがどんな軌道になるか?
という情報は、事前に共有されていなければお互いのシミュレーションが一致しません。
ビジネスシーンにおいても、誰かと
これから何かをやろう
という時には、お互いのシミュレーションが一致するほどに
パフォーマンスも上がり楽になりますが、シミュレーションの精度を上げるには、
情報の共有が不可欠ということが分かります。
大体において、相手のシミュレーションと自分のシミュレーションに乖離がある場合に、
問題が起こったりします。
ビジネス上のコミュニケーションに限った話ではありませんが、
コミュニケーションを発端とする問題の多くは、この「シミュレーションの乖離」
でしょう。
その時に、相手を責めても何も変わりません。
なぜなら、相手は自分のことを知らないのですから。
自分を正確に伝え、相手のことをより多く理解する、
この積み重ねがここぞというところでのパフォーマンスアップに繋がることは、
「アイコンタクト」
を通して体感させられました。
ぜひ、そういうことを知りながら、ピッチでの日々を過ごして頂きたいものです。
ビジネスクリエーターとしての自分を表現するために、
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明日は友部くんです。

『ビジネスクリエーターとして大切なことは全てサッカーから学んだ』?その5?

こんにちは。のむらです。
引き続き、このシリーズです。
全国のサッカー経験者の方、また、サッカー小僧のご家族、ご友人の方に、
サッカーに打ち込むことで、ビジネスパーソンとしても一流になるための素養
が身につく、というご理解を頂ければ幸いです。
■どんな結果にも必ず原因がある■
さて、このシリーズ、しばらくサッカーが団体競技であることに
注目してきました。
今度は、個人の方に注目してみたいと思います。
サッカーには、色々な要素がありますが、その中でも特徴的なことは、
「ボールを蹴る」
という行為です。
ボールはほぼ球体です。
それに対して、蹴るという行為はほんの一瞬ボールに触れるだけです。
しかし、球体ゆえに、ボールが飛んでいく軌道に始まり、
回転の掛かり方、飛距離、スピードは、蹴ったとおりの結果になります。
ボールに意思があれば、ボールの責任もありますが、
ボールには意思がありません。
ですから、常に自分のキックを映す鏡がボールです。
私事ですが、キックはかなり得意な方でした。
早いボール、ゆっくりのボール、長い距離を飛ばす、
真っ直ぐ、曲げる、曲げながら落とす、最初真っ直ぐで後半で曲げる、
曲げずに落とす、回転をかけずに曲げる、回転をかけずに揺れる
などなど、できることは色々あります。
中学3年生の時の大会では、トップ下で出てましたが、
流れの中の得点よりもFKの得点のほうが多かったです。
とはいえ、元々得意だったのかといえば、そんなことはありません。
最初は、「ボールが曲がる」という感覚すら分かりませんでした。
しかし、回転をかけてボールのスピードを上げれば、
ボールは曲がるということが分かりました。
(詳しくは物理の先生に聞いて下さい)
ということで、毎日毎日ひたすらキックの練習をしていました。
毎日、50本以上蹴っていると、それこそ、足から血が出てしまうこともありました。
ただ、そうしているうちに、ボールを曲げることができるようになり、
また、微妙な風向きによる変化の仕方の違いを把握したりとか、
壁の位置を利用して打ち出し角度を調節したりとか、
そういうことも身に付きました。
ボール自体が球体であることから、自分の蹴った通りの動作をしますが、
一方で、蹴り方は人間の方がマスターしなければなりません。
そして、蹴るという動作は、トレーニングによっていくらでも向上します。
ですから、「蹴ったボール」という結果には、
そのキック単体の「インパクトの瞬間」という意味での原因と、
「そのようなインパクトをした」という結果に対する原因、
(すなわち、過去に行ってきたトレーニング)
とが紐付いています。
こうして体感したことは、サッカーを引退した後にも、
「結局何事も一緒」
という気づきとなり、生きています。
ビジネスの世界でも、
しかるべき準備があれば、しかるべき結果が出ますし、
結果に対する原因は様々ですが、まずは自らが主体的に
努力しなければ、何も始まりません。
(とはいえ、努力という感覚でも無いですね。自分でやりたくてやるんですから)
結果が出た人は例外なく相応の努力をされています。
ということで、ぜひ、どんどんボールを蹴って欲しいと思います。
ビジネスクリエーターとして結果を出すために、
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明日は友部くんです。

『ビジネスクリエーターとして大切なことは全てサッカーから学んだ』?その4?

こんにちは。のむらです。
引き続き、このシリーズです。
全国のサッカー経験者の方、また、サッカー小僧のご家族、ご友人の方に、
サッカーに打ち込むことで、ビジネスパーソンとしても一流になるための素養
が身につく、というご理解を頂ければ幸いです。
■人の戦闘能力を瞬時に見る■
サッカーがチームスポーツであることに注目した話を続けていますが、
またまた続けます。
サッカーは11人で行います。
そして、
ジュニア?ジュニアユース年代の試合では、
・ほぼ初対面の相手と同じピッチに立つ
という経験がたくさん積めます。
練習試合や公式戦、ともかく、いろんなチームと対戦できますが、
そうすると、1試合あたり少なくとも11人。
10試合あれば、最低でも110人の良く知らない人と
会うことになります。
新卒採用の面接のように、色々な視点で相手に質問ができれば良いですが、
そんな暇はありません。
ピッチに入ったら、言葉を交わすことも無く、
どの選手が良い選手で、どの選手が相対的に弱点なのか、
ということを無意識のうちに肌で感じるようになります。
そういう経験を子供の頃から積んでいると、
ユース年代くらいになれば、ピッチに入る前から
良い選手とそうでない選手が分かるようになってきます。
実際、私がユース年代を過ごしたチームは同じ年齢の選手が
80人いましたが、高校入学前に、教室に集まったとき、
「コイツはできそうだな、、」と思った選手は、やはり一定以上の
レベルの選手でした。
私の見た感じの評価では、2名だけ、例外があったのですが、
それ以外は、だいたいピッチに入る前に感じた通りの選手でした。
そして、ピッチに入れば、5分もあれば十分。
だいたいその選手がどの程度の選手かが分かります。
さらに言えば、一回ボールを止めて蹴る、という動作をみれば、
ほぼ、その選手の能力は分かるようになりました。
これはおそらく、それまでに見てきた選手のデータが、
自分の無意識領域にストックされ続けたからでしょう。
今では、外から試合を見るだけでも、
その選手の性格が分かるようになっています。
と、これはオーバースペックな話でしたが、、、
サッカーを続けることで、
・同じ空間にいる人の戦闘能力を感じ取る力
は確実に向上します。
これは、今でも役に立っていまして、
交流会なんかでたくさんの人がいる時も、
正直なところ、お話しする前からその人の戦闘能力は
だいたい把握できています。
そして、実際にお話させて頂くと、ほぼ見込みどおりの結果になります。
これはある意味、特殊能力かも知れませんが、
少なくとも私の場合は、サッカーによって培われました。
ですので、少年少女は、ぜひともサッカーの試合を通して、
人を見抜く力を養ってもらいたいと思う次第です。
また、趣味でフットサルなんかをされる方も、
初対面の方が多い場合は、自己紹介の前に軽くゲームをしてみることを
お勧めします。
そうして、良い人脈構築をされることを念じます。
良きビジネスパートナーとの出会いには、
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明日は友部くんです。

『ビジネスクリエーターとして大切なことは全てサッカーから学んだ』?その3?

こんにちは。のむらです。
引き続き、このシリーズです。
全国のサッカー経験者の方、また、サッカー小僧のご家族、ご友人の方に、
サッカーに打ち込むことで、ビジネスパーソンとしても一流になるための素養
が身につく、というご理解を頂ければ幸いです。
■カルチャーとパフォーマンスの関係■
前回、サッカーがチームスポーツであることについて述べました。
そこで、もう少しその話を続けます。
現在、日本では「人もボールも動くサッカー」を理想と掲げて
チーム作りをすることが主流となっています。
これ自体、私の理想からしても、納得感のあるものです。
ここで言う「人もボールも動く」ということについて、
もう少し説明を加えておきますと、、、
・人が動く
 ⇒ボールを持っている選手が動くのは当然ですが、
  ボールを持っていない選手も走ることで、
  ボールを出す先(=次の展開の選択肢)が増えます。
・ボールが動く
 ⇒上記の通り、選択肢が多ければ、
  ボールもよく動くことになります。
そして、これらの動きを通して何が実現されるのか?
というと、
1.(相手の守備の隊形を不安定にすることで)ゴールに繋がりやすい局面が生まれやすい
2.(そもそも選択肢が多いので)ボールを失う確率が下がる
ということが挙げられます。
(ザックリ言うと、「決定機の創出」と「ボール保持率の向上」となります)
つまり、この2つの目的から逆算して、
「人もボールも動く」という「手段」があるわけです。
これは、世界的に見た場合、比較的勤勉さの目立つ日本人には
非常に合った考え方ではないかと思います。
ボールを持たない選手が(献身的に!?)走り回るという姿になります。
ただ、あくまで目的は「決定機の創出」と「ボール保持率の向上」ですから、
この目的の達成具合によって、「人もボールも動く」という手段の正解/不正解
を語るべきです。
ですから仮に、「人もボールも動いた」結果、
「決定機が減った」「ボールをすぐ失うようになった」となった場合には、
手段が間違っていると言わなければなりません。
もしくは、さらに優れた代替手段があるのであれば、そちらを採用すべきです。
これだけマスメディアで言われていると
一見、「人もボールも動く」という手段が絶対的真理のように
なってくるかも知れませんが、そうとは限りません。
昔、南米に行った時に勉強になりましたが、実は、代替手段もあるのです。
日本的な「人もボールも動く」という試合運びは、
・勤勉さ
・献身性
・全体最適
といった、和の精神とでもいうべき要素が大前提にあります。
しかし、サッカーの世界は広く(?)
「ドロボーパス」
という概念もあります。
これは、全員が(自分さえ良ければ、という)ドロボー的な価値観で動いた場合、
やはり、「決定機の創出」「ボール保持率の向上」は実現できる、
というお話です。
どういうことかと言うと、
・ある選手が他の選手にボールをパスする
 ↓
・自分がボールを取られる心配はなくなったので、
 自分にボールが戻ってこないようにパスコースから消える(笑)
 ↓
・ボールをもらった選手も同じように考えて、何とか他の選手に
 ボールを送る
 ↓
・同じく、パスコースから消える(笑)
と、「自分さえミスしなければ良い」という我利我利な考え方による、
極めて部分最適な試合運びです。
一見、ダメそうな方法ですが、実際には、優秀なドロボーが11人揃うと、
結果として
「チームがボールを失う確率が下がる」
(タイトなパスが通るので)「決定機が生まれる」
(おまけに、ゴールを決めればドロボーパスの連鎖から開放されるので)「点が入る」
となることも珍しくありません。
ただ、このケースで絶対に外せない条件があるとしたら、
それは、「全員がドロボーに徹していること」です。
10人のドロボーに、1人の「和の精神な人」を混ぜてしまうと、
その1人が徹底的に穴になってしまいます。
逆に、「和の精神な人」が10人いるところに、ドロボーを1人混ぜても、
その1人が弱点になってしまいます。
ちなみに、私はどちらのケースも経験しています。
(後者は、精神衛生上というか、嗜好の問題というか、
あまり好みではなかったですが。。。)
どちらの場合でも、その場のカルチャーを全員が共有するか否かで、
結果的にはチーム全体のパフォーマンスが変わります。
ビジネスにおいても同じことが言えます。
企業理念や、それぞれの企業が持つカルチャーは、
とても多岐に渡ります。
それこそ、対極の文化を持つ会社がそれぞれの業界で
トップ企業になっているケースもあります。
メディア等での流行り廃りはあるものの、
どんなカルチャーの企業が経営的にうまくいくか、というのは、誰も分かりませんし、
実際、決めることができません。
ただ、ひとつだけ実感することは、
どんなカルチャーであれ、メンバー全員が共有できていれば、
企業全体のパフォーマンスは、最大化される、ということです。
こういうこともサッカーを通して10代の頃から体感していましたので、
ますますサッカーには足向けできません。
「ビジネスクリエーター輩出」というビジョンを共有できる方は、
RBCへの会員登録をどうぞ。
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『ビジネスクリエーターとして大切なことは全てサッカーから学んだ』?その2?

こんにちは。のむらです。
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■サッカーは1人ではできない■
さて、サッカーに限らず、チームスポーツにおいては
ほぼ共通する話ですが、現在のルールでは、サッカーは1チーム11人で行います。
よく、例えば、、、の話で出てくるのですが、
ロナウドが11人のチームとガットゥーゾが11人のチームはどっちが強いか?」
みたいな話があります。
個人的には、
ちょっと前に親善試合で来日したリトマネン(もう、かなりお年を召していますが、、)が11人
というチームが見たいですが。。。
というのはさておき、、
現実に、そのような場をつくることが出来ないので、実証することは出来ませんが、
この手の例え話をすると、必ず双方のチームに強みと弱みがある、ということが
指摘されます。
それは、どんな選手にも強みと弱みがある、ということに起因します。
サッカー界で伝説となった選手はたくさんいますが、その中でも必ずトップ3に
挙げられるであろう選手がディエゴ・マラドーナです。
ズバ抜けたテクニックとスピード、更に、パワーも一定レベル以上であり、
おまけに、あまり注目されませんが、1対1のディフェンスもかなり高いレベルに
ありました。
まさに超人的な選手でしたが、それでも「身長が低い」という特徴がありましたので、
コーナーキックを蹴ることはあっても、中に入っていることは少なかったです。
それこそ、ヘディングで競り合ったら例えばフリットなんかのほうが断然強いでしょう。
じゃあ、、、ということで、マラドーナが身長を伸ばすためにマシュマロを大量に食べたとか、
そういう話は聞いたことがありません。(笑)
※成人すると骨は伸びないと言われますが、ゼラチンの大量摂取により、骨と骨の間を
 大きくすることなら成人後もできるという話があります。(体質による効果の差はありますが)
答えはシンプルで、マラドーナはコーナーキックを蹴る。
そして、ルジェリとかバチスタとかそういったタイプの選手が上がってくればよかったわけなので、
本人は身長を伸ばす必要はなかったわけです。
(まぁ、身長が足りない分は手を使えば、、、という声もありそうですが、それはそれとして。。。)
逆に、ルジェリが蹴ったコーナーキック、、、というのはコメントに困りそうです。。(笑)
11人の選手がいれば、みんな強みと弱みはバラバラです。
お互いの強みを引き出し合い、弱みを補完しあうことでチームとしてのパフォーマンスが上がります。
と書くと、いかにもパンチの無いコメントですが、上述のコーナーキックの例は、とても重要で、
チームのパフォーマンスを上げる時には、
・あるメンバーがやるべきこと
と、同じくらい、時としてはそれ以上に大事なのですが、
・あるメンバーがやっていはいけないこと
があります。
「やってはいけないこと」というのは、
「どうがんばっても人様のお役に立てない分野で、必要以上に労力をつぎ込む」
ということです。
逆に、人様のお役に立てる分野は、全力でやるべきです。
その「やるべきこと」「やってはいけないこと」は、画一的に語られるものではなく、
各人によって変わってくるはずなのです。
そういう意味では、RBCは、全人類が対象とは思っていません。
また、「ビジネス」の名を騙った、浅はかな行為を行う方にはお引取りを願っています。
(そもそも善悪の問題はあるのですが、少なくとも、そういう方がRBCに来ても意味が無いです)
さらに、こんなこと言って良いのか分かりませんが、
流行のスキルに必要以上に人が群がるのも、どうかな?と思って見ています。
(いや、だってあなたそのスキルで人様のお役に立つまでにはなれないじゃないですか、、、という人がいたり。。)
↑このあたり、ちょっと言い方がキツイかも知れませんが、
サッカーを通して、「体感」して育っていれば、当たり前のことは当たり前だと
カラダが言うのです。
その意味で、やはりそういうことを私に「体感」させたサッカーには、感謝です。
RBCフットサルチームに入る前にRBCへの会員登録をどうぞ。
明日は友部くんです。

『ビジネスクリエーターとして大切なことは全てサッカーから学んだ』?その1?

こんにちは。のむらです。
さて、前回予告したこのシリーズを書いてみます。
全国のサッカー経験者の方、また、サッカー小僧のご家族、ご友人の方に、
サッカーに打ち込むことで、ビジネスパーソンとしても一流になるための素養
が身につく、というご理解を頂ければ幸いです。
■サッカーの基本ルールについて■
今回は、サッカーの基本ルールを振り返ってみます。
サッカーという競技の結果は、
  ?競技時間内に
  ?失点よりも得点が多ければ勝ち
というルールによって決まります。
となると、サッカーという競技で結果を出すための基本軸は、
 ⇒競技時間中の得点を増やすこと
 ⇒競技時間中の失点を減らすこと
ということになります。
この基本ルールが、企業経営の基本にも通じます。
企業においても、
「会計年度」という「競技時間」が定められています。
「決算日」というタイムアップのホイッスルのタイミングがあり、
その日の時点でお金が残っていれば、「儲かった」ということです。
よく、研修なんかでロジックツリーの例として
「会社が儲かる」という目的に対して、
 ・売上を上げる
 ・コストを下げる
と書かれたりしますが、まさに、この考え方です。
サッカーにおいて、個別のシーンであーだこーだと言うことはたくさんありますが、
まず基本軸として、
 ⇒競技時間中の得点を増やすこと
 ⇒競技時間中の失点を減らすこと
ということを忘れては、ただの自己満足になってしまいます。
ビジネスシーンにおいても、同じことが言えます。
あるスキルを身につけたり発揮したり、
ある戦略を立案したり実行したり、、、と、
個別のシーンにおいて語れることは無限にあるでしょう。
しかし、戦略なりスキルばかりに目が行ってしまい、
「それって儲かるの?」
という視点が抜けてしまったら、それはやはり自己満足と言わざるを得ません。
全ての行動は、つまるところ、
「売上を上げる」(=得点を増やす)
「コストを下げる」(=失点を減らす)
のどちらかに繋がるものである、という視点は、
私はサッカーの中で自然に学びました。
また、この視点が抜けた時の自己満足が、
「一定以上のレベルの人から見られた場合には、全く評価されない」
ということも、選手生活の中で学びました。
さらに言うと、「全ての人がそういう視点でサッカーを見ているとは限らない」
ということも学びました。
例が適切かは微妙ですが、、、
比較的観戦暦の浅い方からすると、
ルーニーよりも、C.ロナウドのほうが断然評価が高い
という事象に表れていると思います。
(マスメディアの扱いがとても顕著でしたね。マスメディアは、
マスに向けているため、かなり素人向けになっています。)
これらのことが、ビジネスにおいても同じように見えました。
ということを意識して頂くと、RBCのフットサルチームの活動も、
より意味があると思っています♪
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明日はRBCフットサルチームのキャプテンである友部くんです。

『Just do it!』

こんにちは。のむらです。
先日行われた2008年度プレゼン大会では、
5つのプレゼンと、それら案件に関するディスカッションが行われました。
また、投票により、チャンピオンになったのは、
株式会社エコブランドの東さんです。
東さんのブログにも載っています。
さて、それぞれの案件のスコアは、投票によって決まったため、
私だけのジャッジではありませんが、各採点項目の傾向を見るに、
「実践度」
という部分で、東さんの案件が他の案件をリードしていたと思います。
私も、行動については、トピックを立てて書いていましたが、
土俵がビジネスである限り、
1000億円儲かるアイディア<100万円儲けた実績
として語られるべきだと思っています。
前者はどこまでいっても仮説です。後者は実績です。
両者には比べようもないほどの断絶があります。
優れた仮説を立てることには価値がありますが、やはり、最終的には、実績です。
「儲かった」という実績は、
堅く言えば、「市場からの評価」ですし、やわらかく言えば「誰かのうれしい」の裏返しです。
サッカーで言えば、
素晴らしい攻撃、完璧なパス回しが出来ても、ゴールを決めなければ0点です。
逆に、蹴り損ねのシュートでも、ゴールしたら1点です。
そして、「相手より多く点を取ったチームが勝ち」となります。
話は変わりますが、
サッカーの性質や原理原則、はたまたルール設計というのは、
非常にビジネスに似ていると思っています。
ということで、今後は、その話をシリーズで書いていきたいと思います。
「RBCにフットサルチームがあるのも、そういう意味なのか!?」
と思っていただけるとうれしいです(笑)
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