Author Archive Nomura

人のやらないことをやる

こんにちは。のむらです。
日々、色々なビジネスモデルを研究しているという性質上、
だいたい、一日に一個以上は、ビジネスモデルに関する話をしているような
気がします。
あるところで、
ビジネス(と呼べるほどの規模ではないですが。。)アイディアを
聞く機会がありました。
ただ、内容として、
もう、昔からよく聞いたことのあるお話でして、
そうなると、なかなかキツい状況にあるわけです。
身近な成功事例を見ると、
真似をしたくなる、同じことをしたくなる、
というのは、人間が社会性の生き物だからなのかも知れません。
とはいえ、
○○みたいなビジネスです、
となったところで、
その先には厳しい競争と、
営業を受ける側の「またか」というため息があるわけです。
一方で、
前例の無いことをやるとなると、
分かってもらうのに時間がかかります。
これは、顧客やユーザーを獲得する時間にも跳ね返ってきます。
ですから、
アイディアの革新性が大きすぎる場合、
今度は、どこまで走行できるか?ということも、
計算しなければなりません。
ただ、たまに、
真似した側がもっとうまくいっているケースもあります。
アイディアが真似の場合には、
その具現化の部分を完全に競争と割りきって、
競争に圧勝できるような進め方が必要だと思います。
すなわち、
やり方が全然違う
ということです。
人のやらないことをやる
というのは、
アイディアの選定基準でもあり、
アイディア具現化の遂行プロセスの基準でもあるわけです。
人のやらないこと、
やっていますか?
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顧客は誰か?

こんにちは。のむらです。
日々、色々なビジネスモデルを研究しているという性質上、
だいたい、一日に一個以上は、ビジネスモデルに関する話をしているような
気がします。
今日も、ある事例から考えてみます。
最近、メディア等でも話題になっていますが、
C CHANNEL
というサービスがあります。
これは、この春までLINEの社長を務められていた、
森川さんのスタートアップです。
森川さんというと、
以前、ビジネスクリエーターズLiveにもゲストとして来て頂いて、
多くのことを学ばせて頂きました。
その時の内容が知りたいという方は、
ぜひビジネスクリエーターズのスタンプを集めてください。
さて、C CHANNELというサービスを見ると分かるかと思いますが、
若い女性向けのメディアサービスです。
メディアとしてのポジション戦略を語ることもできますし、
縦長の動画サービスという技術的な話をすることもできる、
このサービスですが、、、
今日、注目したいのは、
「若い女性向けサービスであること」
についてです。
というのが、
森川さんは、少なくとも「若い女性」ではありません。
世の中の流れ等もあるでしょうし、
技術的なとっかかりもあるでしょう。
何か、新しいビジネスを考えるきっかけは山ほどあります。
例えば、世界中にインパクトを与えたようなビジネスというと、
iPhoneやFacebookというのが、
昨今の時価総額から思われるところです。
この2つのサービスは、
ファウンダーがサービスのユーザーであることが伺えます。
iPhoneの最初の顧客はスティーブ・ジョブズでしたし、
Facebookも、マーク・ザッカーバーグがつくりたいようにつくったフシがあります。
それに対して、
C CHANNELは、少なくとも、森川さんが顧客ではないサービスだと思います。
ビジネスでは、そういうことはよくあることでして、
例えば、人材派遣会社の社長が派遣される側であることは少ないでしょうし、
他社に人材派遣をお願いするというのも、あまり多くはないでしょう。
つまり、
自分が顧客ではないビジネスというのを立ち上げ、
育てるケースというのはけっこうあるわけです。
メディアサービスともなると、
自分がどうしても欲しくてつくる、
ということのほうが多いのですが、
そうでは無さそうなところが面白いです。
起業家であれば、
事業の立ち上げリスクというのは、
自分で引き受けるのが醍醐味でもあるわけですが、
そうすると、自分が顧客でないサービスで
リスクを引き受けつつも意思決定をする、となると、
誰が顧客なのか?
というのをよくよく考え抜く必要があるでしょう。
しかも、
顧客は自分のニーズを知っているようで知らない場合もあり、
さらに、自分のニーズを適切に表現できるとも限りません。
ただ顧客の声を聞くだけでもダメでしょうし、
自分で考えるだけでもダメでしょう。
また、状況は常に変わりますから、
タイミングによっても正解は変化します。
顧客は誰か?
顧客の真の要望は何か?
顧客の要望をかなえる最適な手段は?
ということを考え続けるのが、
いずれにしても大切なことだと思います。
打たれた手を観察すれば、
ある程度は、どういう考えがあったのか?
という想像はつきますから、
今後も、注目したいサービスです。
森川さんの起業の成功を念じると共に、
我々も立ち上げているサービスがありますから、
良い意味で勝手にライバルと思ってがんばります。
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無くなりそうなお仕事

こんにちは。のむらです。
日々、色々なビジネスモデルを研究しているという性質上、
だいたい、一日に一個以上は、ビジネスモデルに関する話をしているような
気がします。
というわけで、今日も、ある事例を通して考えてみたいと思います。
私が最近注目しているサービスは、
The Gridというサービスです。
こちらは、人工知能によってWebデザインを最適化するというサービスです。
ユーザーに必要なことは、
画像とテキストをアップすることだけです。
(あと、利用料を支払うこと。笑)
あとは、目標やコンテンツから、最適化されたデザインが
人工知能によってできあがります。
UIデザインの改善というのは、
Webマーケティングの世界ではとても重要でして、
それをお仕事にしている方もいます。
やっぱり、Webサイトを最終的に見るのは人間なのだから、、、
という声も聞こえてきそうですが、
最近、多くの人にとっては残念な事実を知ってしまいました。
リスティング広告の運用代行という会社は、
本当にたくさんあって、各社がノウハウを蓄積しながら競争しています。
とはいえ、googleに自動運用させることもできます。
で、Webマーケティングの世界にいれば、
まず知らない人はいないだろう、、、という会社さんが、
実は、自社のリスティング広告の運用を、
専門の人間にやらせるのをやめて、
自動運用に切り替えたのだそうです。
そうしたところ、
自動運用に切り替えたら、結果が改善してしまったそうです。
実は、人工知能、自動学習という方法によって、
私たちが思う以上のスピードで、
コンピューターは人間よりも付加価値を出せるようになっています。
リスティング広告の運用代行もそうですし、
DSPの世界では既に自動学習が基本になっています。
さらに、
他のマーケティングについても、
自動化が来るのではないか?とも思っています。
おそらく、Facebook広告のCPA最適化等は、
けっこうすぐにできると思いますし、
上述のUIデザインも、おそらくは、
自動化したほうがパフォーマンスが高くなるように思います。
画像とテキストをアップロード、という作業が残っていましたが、
画像生成についても、
広告用バナー画像の作成くらいまでであれば、
もう一歩で自動化できるように思います。
CPAやCPCを見ながら、
画像をリニューアルすべきだという判定を行い、
リニューアル判定をされたら、
画像の色合いやテキストを自動生成して、
それらを組合せて出稿、結果の解析までを
自動化できるように思います。
こんなことはカンタンに思いつくわけですから、
既に誰かが手を動かしてることでしょう。
10年スパンで、無くなった仕事って多いと思うんですよね。
ゼロでは無いにしても、
例えば、ISDNでのインターネット接続のサポートなんか、
以前に比べればだいぶ減ったでしょう。
駅の改札で切符を切っていた人なんかも、
今では見かけませんね。
じゃあ、何が残るのだろう?
と、考えるのも良いのですが、
それは競争がキツいだけの話だと思うので、
新しい仕事をつくり出した方が良いのではないかと思います。
意外と、30年前の話を一生懸命信じていることから始まっている話って
多いように思いませんか?
今、価値があるものだと信じていることを
一度疑ってみると、けっこう根拠が無かったりするものです。
自問自答というか、ひとりディベートですが、
例えば、
家は必要だ、とか、
結婚式や葬式にはお金をかけるべきだ、とか。。
それらに対して、
「いや、そんなもんに価値は無いでしょ」
と、いう立場から見てみるわけです。
そうした上で、
本質的に、より幸福感を感じるには、
何が必要なのだろう?
と考えてみる。
そこに、新たな仕事をつくり出すヒントがあるように思います。
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新規事業で継続的に発展する会社とは?

こんにちは。のむらです。
日々、色々なビジネスモデルを研究しているという性質上、
だいたい、一日に一個以上は、ビジネスモデルに関する話をしているような
気がします。
会社で新規事業を立ち上げて、軌道に乗せることには価値がありますか?
この質問をして、Noと言う人はいないでしょう。
じゃあ、あなたはその為に具体的に何をしていますか??
という質問をされると、けっこう困る人も多いかも知れません。
個人的に、就活生の相談には、ボランティアで12年程乗っています。
私のところに来る学生は、比較的アグレッシブというか、
好奇心旺盛というか、チャレンジャーが多いようには思いますが、、、
それでも、一定の割合で、
・大手が良い
・福利厚生の良いところが良い
・終身雇用っぽくてクビにならない業界/会社が良い
という方は毎年来ています。
最終的には、その人の一生はその人のものですから、
私みたいに生きろとまでは思いません。
※ちなみに、それでも私のところに来ても喜んで頂いているのは、
 大手企業にどうやったら楽に内定できるか?
 ということが分かるからだと思います。
 (相談を受ける側として、もちろん、そういったニーズにも全力で応えます。笑)
さて、会社が大きくて、福利厚生もそうですが、雇用に関しても、
比較的ゆとりのある舵取りをするためには、
会社そのものが時間の経過とともに劣化していくようでは、
なかなか厳しいものがあります。
どんな事業にも、どんな企業にも、
時間の経過と世の中の変化の中で、
不必要とされてしまうような、いわば、寿命を迎えることもあります。
よく引き合いに出すのですが、
今、磨製石器を量産して家庭用に売ってる事業者がいるでしょうか?
タイプライターを打てるというスキルがどの程度仕事になるでしょうか?
歴史を見れば、
そういう事例は枚挙に暇がないです。
それが世の中の真理でもあるわけですが、
会社単体で考えた場合、寿命を伸ばそうとすれば、
既存事業とは違う、新たな価値を生み出せる事業が出てくることで、
会社の継続的発展もあることでしょう。
継続的発展があるからこそ、余裕のある舵取りもできるというものです。
ただ、そうすると、
どんな新規事業をやるべきか?
ということが問題になるわけです。
可能性だけで考えると、1000個くらいアイディアを出せば、
3個くらいは優れたものが出てきますが、
超革新的な事業ではないにしても、
キッチリ利益の出る事業をつくることはできます。
よく、「斜め上を狙う」と表現されたりもしますが、
既存事業の強みを軸にしながら、別の分野に出て行く、
という考え方があります。
そして、そうやって既存事業の競争力を活かして、
新しい市場で一定の地位を築く、ということができます。
先の「大手大好き」な就活生が憧れそうな会社でも、
キッチリとそうやって継続的な発展をしてきた会社はあるものです。
大きなところでは、
JTという会社がそうでしょう。
もう、一世代も前から、時の経営層は、
日本の人口動態と、先進国の喫煙率の推移を見て、
様々な手を打ってきました。
結果として、多角化された事業で強い会社になりました。
また、さらにセンセーショナルな事例でもあるのは、
米コダックが破綻した傍らで、
富士フイルムがコスメ事業で成功してきた例ではないでしょうか?
米コダックは、カメラ用のフィルムが世の中から必要とされなくなると、
一気に厳しくなりました。
(細かい話をすると、企業観とか株主の考え方の違いがあるので、善悪を単純には論じられませんが、
日本では、企業が継続することを良しとする考え方が比較的強いことを今回は前提にしています)
一方で、富士フイルムは自社のフィルム事業で培った技術をコスメの分野に転用して、
新規参入を行い、一定の地位を確立しました。
こういった、「斜め上に行く」といった新規事業で、
会社としては継続的な発展があるわけです。
そして、これらの事例の傍らで、
着実に、「斜め上に行く」という事業展開をされている企業があります。
それが、実は、今月のLiveでゲストとしていらっしゃる、
岩上さんが代表を務める、株式会社LIGだったりするのです。
さて、どんな強みをどのように転用しているのでしょうか?
聞けば「なるほど」という事例ですので、
あなたの今いる会社の継続的な発展のヒントになるかと思います。
是非、
今月のLiveで直接聞いてみてください。
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VR(Virtual Reality)の未来を考えてみる

こんにちは。のむらです。
日々、色々なビジネスモデルを研究しているという性質上、
だいたい、一日に一個以上は、ビジネスモデルに関する話をしているような
気がします。
さて、VR(Virtual Reality)のためのヘッドマウントディスプレイというのが
けっこう目につくようになってきました。
先日も、ペプシストロングゼロのキャンペーンで活用され、話題になっていました。
このキャンペーンで採用されたのは、
Oculus Rift(オキュラス リフト)でした。
VRのことを考えると、
よくある反応が、
生身の人間とのコミュニケーションが疎かになる、、
という話でしょう。
物事が変化するタイミングでは、
基本的には悲観的、否定的な声のほうが大きいものです。
とはいえ、ちょっと昔を考えてみると、
mixiを一生懸命つかっていた人たちが、
日本は匿名文化だから実名のFacebookなんか普及しない
と言ってたような気がします。。。
別に、その当時の多くの方の予測が外れたという話をしたいのではなく、
変化のタイミングでは、悲観的な声のほうが大きいものだ、
ということでしかありません。
VRに関する悲観論はけっこうカンタンに聞こえてきますが、
私は基本的に楽観主義なので、楽観的に考えてみたいと思います。
そもそも、人の存在というのをどう捉えるべきか?
ということが曖昧なままに、「生身の人間」とか「生の体験」
ということが言われているように思います。
人の生命をどうとらえるか?という時のひとつの切り口として
「統一的な主体を持つ時間の連続性」
という見方をすることができます。
この切り口で人をみた場合には、
肉体の形状や認識している世界が、
従来の意味での3次元の世界であるかどうかというのは、
あまり関係ありません。
実際のところ、
Facebookを閲覧するために、
Facebookで投稿をするために、
Facebookでいいね!を押すために、
意思を持ってつかわれる時間というのは、
自分の肉体の形状がどうであるかというのは、
既にあまり関係ありません。
押す人がどんな格好をしていうようが、
いいね!はいいね!なのです。
これは、Facebookというひとつの空間が生まれていて、
そこに多くの人の命が注がれている。
従来の3次元の世界の制約を受けずに。
そんな見方ができると思います。
同じように、VRで広がった世界というのも、
そこに人が時間をつかうというのは、
やはり、新しい空間、下手をすると、
だいぶ次元の違う空間に、
人の命が注がれるということでしょう。
その空間が快楽や幸福感をもたらすのであれば、
それはわざわざ否定してそれよりも不快で不幸な時間に
縛られなくても良いのではないでしょうか?
そうすると、種の保存的な文脈から、
生殖行動の減少を気にする人もいるかも知れませんが、
そもそも、種という次元で意志をもって生殖行動をする、
という生き物がいるというよりは、
そういう行動をしていた種が結果論として、
生き残っている、と考えるほうが、
進化論的な見方だと思います。
というのが、日本語で自然淘汰と言われる言葉は、
元々はNatural Selectionという語なので、
本来は、もっと結果論的なニュアンスが強いです。
そうやって捉えると、
新しい次元の世界が出てくることに対して、
不要なストレスを抱えることも無いのではないでしょうか?
好きな人が好きなだけ、
VRの世界に命を注ぐ。
そのことに対して無意識的な否定をするのではなく、
新しい次元に生きることができる可能性が出てきた、
と、今の時代を生きていることを喜んだほうが良いのではないでしょうか?
おそらくは、
一定の割合で、VRの世界にどっぷりな人が出てくるでしょうが、
スマートフォンのゲームで数時間をつかうのと、
実はそんなに変わったことでは無いようにも思います。
もう少しレトロなことを言えば、
生計を立てるためではない目的で
旅行に行ったり、草サッカーをするのとも、
本質的には、同じことでしょう。
※旅行や草サッカーを咎めることが無いのに、
 スマフォゲームやVR用ヘッドマウントディスプレイを咎めるというのは、
 そもそも筋が通ってないです。
ですから、この流れは確実にもっと具体的な、
人々の幸福感や快楽に繋がるようなかたちで大きくなるでしょう。
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電子書籍はまだ本気出してない

こんにちは。のむらです。
日々、色々なビジネスモデルを研究しているという性質上、
だいたい、一日に一個以上は、ビジネスモデルに関する話をしているような
気がします。
さて、実はこのところ、
殆ど紙の本を買わないようになりました。
基本的にはKindle版を購入するようになりました。
元々、紙の本を読むよりも、
Webで情報収集するほうが得意でして、
その理由はというと、
文字を読むのが遅いので、
縦書よりも横書きの文章のほうが早く読めるので
ありがたい、というのがありました。
もうひとつ、
横書きの文章のほうが論理展開が早く見えるので、
そういう意味でも、横書きの文章が好きです。
とはいえ、電子書籍でもやはり、
縦書の本は多いです。
電子書籍の魅力として、
移動中にiPhoneで読めますし、
PCでも読める上に、
場所を取らないというのも私にとっては重要です。
ただ、
まだまだ電子書籍は本気を出していないとも感じています。
そもそも、デジタルデバイスで読む書籍なのですから、
もっとデジタルデバイスの持っている力をフル活用しても
良いんじゃないかと思っています。
グラフィックやアニメーション効果等、
デジタルデバイスだからつかえる表現というのが、
もっとたくさんあります。
今のところは、
線が引けるとか、
検索が早いとか、
テキストが中心の機能じゃないかと思います。
その点で、
絵本は電子書籍によって
すぐにパワーアップしそうだとも思っています。
もう少し、エンジニア主導で書籍の企画をすると
変わるかも知れません。
ビジネスクリエーターズナイトとかで、
真面目に企画をしてみても良いかも知れません。
けっこう、ゲームクリエイターとかと考えてみると
面白くなると思っています。
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検索をしなくなっている!?

こんにちは。のむらです。
日々、色々なビジネスモデルを研究しているという性質上、
だいたい、一日に一個以上は、ビジネスモデルに関する話をしているような
気がします。
さて、以前、
『ブラック社員になるな!ムダな残業を減らすコツ Vol.2(google検索)』
の中で、
大学生が検索すればすぐに分かるようなことを検索せずになんとかしようとして
しっかり間違えていた話を紹介しました。
個人として、これが競争力が高いかどうかという視点は確かに大事なのですが、
市場の傾向として見直すこともできるように思います。
というのが、
日本で多数派な進路を辿ったと仮定すると、、、
・持ち込み禁止、インターネット検索禁止の中で学力試験を受けて大学に入る
・大学に入るとLINEやFacebookやTwitterをコミュニケーションにつかう
といったあたりの条件に該当する人が多いように思います。
さらに、ビジネスの進化をサービスのPV(ページ表示回数)で考えてみると、
ポータル時代(Yahoo!)

検索エンジン時代(Google)

SNS時代(Facebook)
という流れがあります。
これは、消費者側からの目線で考えると、
増え続けるインターネット上の情報量に対して、どのように接するか?
の変化でもあります。
最初は、情報を整理してくれた人の情報の分類に頼り、
次は、一問一答で欲しい情報を拾ってくれる人の仕組みに頼り、
そして、増え続ける情報群に対して人柱を立てて自分に関心のあるものだけが目の前を流れるのに頼る、
と、そういう変化を遂げています。
これらの背景を踏まえると
「問題を解決する時に検索をする」
というのは、多くの人(特に若い人)にとっては、
習慣化のタイミングが少ないように思います。
というわけで、
検索をしないことを前提としたサービスづくりが
これからはポイントになってくるように思います。
実は、No.1とまでは言われないサービスでも、
テキストによる検索というのが
徐々に役割を減らしているように思います。
少なくとも、複数単語で欲しい情報を、、
ではなく、
ざっくりとした地域とか素材とかサービス内容等。
AIRBnBやUberもそうですし、
pinterest、
クックパッドもそうでしょう。
複数単語で精度の高いページに辿り着くのではなく、
ざっくり絞り込んだらあとはページをスクロールさせて、、、
というほうが最近は馴染みがあるように思います。
※こういう風景のほうが見慣れてませんか?
今、私たちがつくっているサービスでも、
そういうことを意識するようにしています。
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ビッグデータというバズワードに振り回されすぎない

こんにちは。のむらです。
日々、色々なビジネスモデルを研究しているという性質上、
だいたい、一日に一個以上は、ビジネスモデルに関する話をしているような
気がします。
さて、ちょっと前に
完全自動化なシステムにしないという設計思想
という話でも触れたことなのですが、
最近、このことを意識する機会が多いです。
いつの時代もバズワードというのはあるものでして、
例えば、これからはアプリの時代だ!と、、
こぞってアプリ開発を色んな法人や個人がやった結果、
現状をみれば、よく利用されるアプリというのは、
全体のうち0.0008%以下、という状況だそうです。
メタップスさんの記事より
というわけで、
バズワードに振り回されるとろくなことがない
というケースも多いように思います。
で、「ビッグデータ」というのもかなりバズワードとして
あちこちに出てきます。
実際には、元々のビッグデータと定義されるものとは、
程遠いような規模のものを指していることが多いというのが、
既にアレですが、
ただ、大量のデータを解析して有用なことが分かるかどうかというのも、
また、イマイチなものも多いように思います。
さらに言うならば、
ビッグデータはそもそも
「どう解析するか?」
というところに優れた仮説が必要でしょうし、
「ビッグデータから分かるのは殆どの場合、相関関係であって、因果関係ではない」
ということもあります。
このあたりをすっ飛ばして
あっちでもこっちでもビッグデータビジネスだ!と騒いでいるのは、
なんというか、踊らされている感満載で、
その無駄な予算をもうちょっと面白いチャレンジに回しませんか?
と言う言葉を何度飲み込んだことか。。苦笑
我々はビジネスクリエーターですから、
最低限、やるからにはビジネスの体をなしていることを考えます。
そうすると、データが集まるとなった時に、
それを大量に集めて解析してミラクルな因果関係を断言するために躍起になるよりも、
集まったデータが誰かにとって有用であるかどうか?
集まったデータから有用なものを取り出すことができるか?
を考えたほうが良いケースが殆どだと思っています。
実は、データが大量に集まることよりも、
少量でも、有用なデータが提供できることのほうが、
最終的には役に立つように思います。
そして、データそのものを価値あるものだと言い張るよりも、
データが収集できて、利用できるというシステムのほうが
もっと大事なことだと思います。
ゴールドラッシュで、金の採掘よりジーンズを売ったほうが儲かった、
みたいな話ですね。
ということで、
流行っているかどうかよりも、
そこには本当はどんな意味があるか?
を、常々意識したいと思う、今日この頃です。
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想像できたら具現化できる。やる人がまず少ない。

こんにちは。のむらです。
日々、色々なビジネスモデルを研究しているという性質上、
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気がします。
さて、SFが技術革新には不可欠だ、という話があったりもしますが、
誰かの想像が、ちょっと遅れて具現化されるというのは
よくあることです。
実際、技術革新というのは、既知の知識の蓄積というよりは、
未来を想像することによって成り立っています。
例えば、飛行機が空を飛ぶ原理については、
まだ、どういうメカニズムであるかについての議論が終わっていません。
つまり、飛行機がなぜ飛ぶのか?を人類は理解していないのですが、
それでも今日も飛行機は飛んでいるわけですね。
今日ご紹介するサービスは、
nanaです。
↑こちらのサイトを見て頂くと、どんなサービスなのかが説明不要かも知れないですが、
みんなで歌を歌えるアプリです。
仕組みとしては、
誰かがアップロードした音のデータに対して、
さらに音を重ねてアップロードできる、
というものです。
ですから、
非同期で合唱ができるのですね。
このアプリの世界観ですが、
確か、昔、GoogleがAndroidのコンセプトムービーを流していて、
その時に、Android端末を持った世界中の人が、
歌を歌って、そうしたら、世界のみんなで歌ってるよ、
となってる映像がありました。
これは、一種のSFだったわけですが、
こうして、nanaのようなアプリでは、
その世界が具現化されているわけです。
おそらく、コンセプトとして何かを想像する人は、
けっこうな数、いると思います。
しかしながら、
それを具現化するために実際にやる人は極めて稀です。
ぶっちゃけて言うと、
既知の情報と過去の実績をベースに、
「地に足のついた」人生を歩む人が大半だとは思いますが、
もし、そういう人しかいなければ、
「今までになかったモノ」
なんて、永遠に登場しません。
そういうわけで、
ある意味、「地に足のついていない」人こそが、
「今までになかったモノ」
を人類にもたらします。
実は、たまたま縁あって、
nanaが登場する直前くらいから知っていたのですが、
上記のようなことからも、
とても応援したいと思う、スタートアップのひとつです。
初期の頃に比べて、
随分と改善されてクールなアプリになっています。
歌うのが好きな方も、
そうでもない方も、
是非一度、触ってみてはいかがでしょうか?
個人的には、
大地讃頌とか歌っている人がいて、
「懐かしい!」
とか感動していました。笑
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スイッチングコストの高いビジネス

こんにちは。のむらです。
日々、色々なビジネスモデルを研究しているという性質上、
だいたい、一日に一個以上は、ビジネスモデルに関する話をしているような
気がします。
今日は前回の話に関連したことを考えてみます。
具体的な仕事の内容に関わるので、詳細な事例までは書きませんが、
一度導入すると辞めにくいサービスというののひとつに、
セキュリティビジネスというのがあります。
私が昔いた会社は、
まぁ、立場的にも比較的セキュリティレベルは高かったように思います。
今も、けっこう、打合せで会社を訪問した時に、
オフィススペースと打合せスペースの間に
セキュリティゲート的なものが無かったりすると、
大丈夫なのかな?というのを、反射的に感じてしまったりします。
が、、、
実際には、そこまで至るには、他にも塞ぐべき穴がありまして、
聞けば聞くほど、色んな会社で、
まだまだ情報漏洩に繋がるような穴が開いているなぁ、
と感じるところがあります。
セキュリティ対策には、けっこうコストがかかります。
また、そもそも今までなかった仕組みを考えるというのは、
けっこうたいへんなことです。
というわけで、
けっこうほったらかしな穴が開いている企業さんは多いのですが、
そこに、セキュリティ関連のシステムを導入してみます。
そうすると、
穴を塞ぐという要件を満たしている限りは、
多少、使い勝手が悪かったとしても、
それを無くすというのは、
なかなか難しくなります。
じゃあ、セキュリティ関連のソリューションをつくればボロ儲けだ、
という思いも出てくるものなのですが、
複数の企業に導入できるものとなると、
環境の差分をどこまでカバーできるか、
という話になるわけでして、
例えば、Windows環境なら動作するが、Macだとダメです、
となると、導入が難しいところもあります。
会社の知財には、顧客データや技術情報をはじめ、
デザインデータのようなものもあるわけでして、
けっこう、事例として聞くのは、
デザイン系の職種の社員が、
会社の成果物をコッソリ転職活動のために
他所に持ち出す、という話もあります。
会社の立場で考えますと、
せっかく育てた社員がいなくなる上に、
ちゃっかり会社で給料払って作らせたものまで持ち出される、と、
泣きっ面に蜂という感じです。
というわけで、
色々なケースに対応するようなソリューションをつくるとなると、
これはこれで、初期投資がけっこうかかります。
ですから、ある程度、売れる見込みの立つ機能であったり、
まずは自社でつかうためのシステムとしてつくる等して、
それから販売して、利益を追加開発に再投資する、等、
ビジネスを進める上での戦略も大事になるでしょう。
あとは、幅広い技術的な知見も必要になります。
ただ、ここをクリアできたら、
持続性のあるビジネスになるようにも思います。
何しろ、一度売れたら、他の便利なものに比べても、
解約し難いわけですから。
ということで、
この分野は注目しています。
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