Author Archive Nomura

『文系MBAの終焉と人材のパワーバランスの変化』

こんにちは。のむらです。
今日は、いつものシリーズではありません。
RBCの話シリーズでもありません。
ちょっと前に、ある方とお話していたところ、
「文系MBAの使い道が無い」
という近況を伺いました。
資格として考えた場合には、戦略コンサルタントや投資銀行、はたまた、企業の経営層に行くのに
必要じゃないか?と思えてしまうような状況があります。
が、それらの職の数に対して、その資格のいわゆるブランド力は問わずに考えると、
あきらかに供給過多になっています。
一部の有名大学のMBAホルダーが世の中にある限られたポストを取ってしまっている感があります。
既存のポストはさておき、
最近注目を集めるスタートアップには、大きく2つの傾向があるように思います。
ひとつは、ハッカー集団というか、つまり、エンジニアを中心としたスタートアップ。
もうひとつは、投資家の入念な構想から、必要な資本をしかるべき場所に投下するスタートアップ。
このところ話題になっている事業は、このいずれかになっている傾向が見られます。
(前者のケースでは、しかるべきタイミングで後者とうまく重なることも多いです)
前者の場合、考えてすぐ作って、市場からの声をまたすぐ修正に活かす、という
ムダの少ないサイクルが生れます。
もちろん、最初の考えの精度はマチマチなのですが、作る部分を外注しない分、
スタートアップメンバーが市場に対して負うリスクは少ないと言えます。
後者の場合、最近話題になったニュースから「あそこのことかな?」と、
想像できる方もいらっしゃると思います。
人によってそのように見えている場合と、別の夢を見ている場合があるので、
企業名を出すのは避けます。
影響力のある投資家が狙いどころとなる市場を設定する。
そこで勝てる戦略も見えたら、必要な人とお金を投下する。
あとは実行部隊となる優秀な人材が戦略の精度を上げつつ実践する。
このような流れを見つつ、
日本に目をやると、新卒採用に臨む学生は、
→大企業の総合職
という志向が今年もメジャーです。
転職市場で人材を売っている企業の担当者と話せば分かると思いますが、
この傾向が示す通り、
「ITエンジニアの枯渇」
というのがだいたいどこでも聞く話です。
世の中はITエンジニアを求めているのですが、
どうも大衆の志向はその逆に向いていると。
実際問題、技術的なハードルをクリアせざるを得ないことは多くあるために、
人材のパワーバランスが明らかに変わってきています。
優れたアイディアを実装するために、どうしても優れたエンジニアの存在が
不可欠になってきています。
実は、ITエンジニアの仕事が優れていれば優れているほど、
人間の単純労働というポストは減ることになります。
これにより、ますます、
「大企業の総合職」
といった、ポストが減ることになります。
この傾向は逆回転させることが困難です。
※歴史上は、これを、戦争によってリセットさせてきました。
さて、これらのことを考えるに、成熟化した市場では
単純な労働力というポストは徐々に減っていき、
相対的には、
→優れたテクノロジーによって生み出されたシステム
→優れた構想と戦略的な投資
のほうに、機会や成果が集まることになります。
この傾向は一方通行です。
そうすると、少し古いところで同じことをするか、
今の傾向の先に向けて動くか。
もし、自分の人生を大切にしようと思うのであれば、
このどちらかの選択になるかと思います。
こうして変わり続けるパワーバランスを見据えると、
個々人が準備すべきことというのは、
必ずしも先人と同じにはならない部分もあります。
抽象度を上げれば「勝ち続ける準備」ということで共通するのですが、
具体的な学習項目やスキルは少しずつ変わっていくわけです。
そういうことをよくよく考えて、皆さんと一緒に成長していきたいです。
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『人間がギャンブルにはまる原因や理由に関する心理学』

こんにちは。のむらです。
今日は、いつものシリーズではありません。
RBCの話シリーズでもありません。
最近、ある心理学的な実験の話を知りました。
箱の中に鳩を入れておきます。
ボタンを押すとエサが出てくるというケースと、
ボタンを押すとエサが出る時と出ない時があるというケースをつくります。
そうすると、前者のケースでは必要な分だけボタンを押すのに対し、
後者のケースではボタンを押し続けた、
という話を聞きました。
こちらのサイトにも分かりやすい説明がありますが、
こちらで言われていることは、
[一部引用]—————–
スキナーという学者は、レバーを押すとエサが出てくる装置を設置した箱の中に、空腹のネズミを入れてその行動を観察しました。はじめのうちネズミは箱の中をただグルグルと動き回るだけです。そのうちに偶然レバーに触れてエサがもらえます。そして、ぐるぐる回ってはレバーに触れてエサがもらえるということを繰り返しているうちに、「レバーを押せばエサがもらえる」ということを学習します。一度学習すると、いったん箱から出して時間をおいた後に再び箱に入れてもレバーを押すという行動をとります。こういった学習をオペラント学習といいます。
 ここからの説明がギャンブルにはまる理由を説明する際に重要になってきます。オペラント学習の実験にはさらに追加があります。レバーを押せば必ずエサがもらえるグループと、レバーを押しても必ずエサがもらえるわけではないグループの2種類を用意しました。レバーを押しても必ずエサがもらえるわけではないグループのネズミも、「レバーを押せば時々エサがもらえる」ということを学習します。レバーを押すことを学習した後に、両グループともレバーを押してもエサを与えることを一切やめました。すると、必ずエサが出てきていたグループのネズミは「もうエサが出てこないんだろう」とあきらめてレバーを押さなくなったのに対し、レバーを押してもエサがもらえなかったことがあるグループのネズミは「今度こそは」とレバーを押し続けました。
————————–
ということです。
これは、色々なところに現れている法則だと思います。
ケータイゲームなんかでも、うまくいっているものはこの要素があります。
セールスでも同じようなことが起こっていると思います。
どう考えても別のものを売ったほうが良いような商売でも、
この力によって、事業としては成り立っているということはよくあります。
ただ、極論すると、そういうケースで「もっと役に立つもの」というのも、
それは永続的にベストな商品である保証はありません。
というか、「それが永続的でない」ということはかなり普遍的な真理でしょう。
そう考えると、どんな事業であっても、
やる側には依存性というのがあるはずです。
(日本語的には誤用ですが、一般的に言われる「中毒性」と言っても良いでしょう)
このような性質を事業展開や、もっと細かい話で言えば、
ひとりひとりが主体的に行動することに、
うまく活用できるような仕組みがあります。
それこそがRBCがこれから展開するサービスでもあります。
これに関しては、
「がんばらない人よりもがんばる人のほうが良い」
という前提があります。
もし、この前提が共有できる法人様や個人の方がいらっしゃったら、
ぜひ、一緒にがんばりたいです。
「がんばらない人でもお金がもらえたら良い」
と考えるような組織や法人は、考えが合わないので、
私たちとしてはご支援することができません。
一緒にがんばれる出会いを期待しています。
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『言葉の力』

こんにちは。のむらです。
今日は、いつものシリーズではありません。
RBCの話シリーズでもありません。
さて、最近、言葉の力について考えます。
きっかけは、あるアーティストの作品です。
※2分くらいのところからのものを実際に見てきました。

思想や価値観こそ異なりましたが、表現方法とその効果については、
目を見張るものがありました。
元々、大学では「言葉の組立て屋」として、
言葉を並べて表現する活動をしていました。
当時の立教大学の文学部には、比較文芸思想コースという
素晴らしいコースがありました。
このコースでは、2年次の頭に選考があって、
それに通れば卒業まで好きなことをやる、
ということになっていました。
そもそも、そのコースがあったから立教大学の文学部を進路に選びました。
今はカタチを変えてしまっていますが。。
話を戻して、言葉と映像表現を融合し、
それがさらに、音声を含めた空間的な表現となると、
体感すれば分かるのですが、見る側の心を揺さぶるインパクトが
全然違います。
例えば、このブログの内容も、部屋のあっちこっちから順番にフレーズが飛んでくるとしたら、
何か、自分よりも大きな存在に感じられたり、
それぞれのフレーズがもっとシャープに感じられたり
こうして画面を左上から右下に進むのとは違った印象が生まれるでしょう。
なぜこんな話をしたのかといいますと、RBCの活動に活かすためです。
言葉の力の活かし方。
もちろん、言葉そのものが大事なのは当然ですが、
その伝え方による力というのを、追求したいと考えています。
最後に、、件のアーティストの別の作品を紹介しておきます。
決してファンではありませんが。。。汗


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『リソースをどう注ぎ込むか?』

こんにちは。のむらです。
今日は、いつものシリーズではありません。
RBCの話シリーズでもありません。
前回の話の続きです。
前回、プロジェクトを動的に整理するためのフレームワークをようやく編み出せたというお話をしました。
この方法でRBCにしても自社にしてもプロジェクトの位置付けを見える化しています。
次に、これらのプロジェクトにどうリソース(時間、お金、労力)を注ぎ込んでいくのか?を考えます。
左から3列になっていますので、その割合を考えるのですが、
今のところは、3:3:1という割合を考えています。
これは完全に実験段階です。
5:3:2にしようか、とも考えました。
左の列は落としてはいけないので、どうしても大きくしてしまいがちなのですが、
安定稼働というのは、効率化を伴うべきだと思っています。
そのあるべき論も踏まえて、左と真ん中の列を同じ割合にしています。
また、10を割るよりも、RBCの場合は7を割ったほうが、
曜日毎に作業を割り当てたりしやすいので、7を割るようにしました。
これは、全体のリソースのバランスを最初に考え、
次に、メンバー毎のバランスを考えてみます。
7:0:0
6:1:0
5:2:0
4:2:1
3:3:1
2:3:2
1:4:2
1:3:3
1:2:4
1:1:5
だいたい、このようなパターンが考えられると思いますが、
ここは、メンバー毎の能力や志向によって変わると思います。
それが全体としてのバランスを最適なものにしているか?
というのを見ておくのが良いと思います。
元々、サッカーチームの機能からつくられたフレームワークでもあるので、
10で考えるのも良いと思います。
ちょうど、サッカーのシステムがGKを除く10人で考えられているので、
3-5-2 だとか
4-5-1 だとか
4-4-2 だとか
そういう風に考えても人によっては分かりやすいでしょう。
来期は非常に楽しみです。
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『フレームワーク』

こんにちは。のむらです。
今日は、いつものシリーズではありません。
RBCの話シリーズでもありません。
RBCはもうすぐ9期目に入ります。法人化してからも5期目となります。
こうして継続できているのは
本当に多くの方の力と思いの賜物であると喜んでいます。
これまでに、色々なことを試行錯誤してきました。
ITの世界にいたりするので、作業や入出力はかなりデジタルな私ですが、
実は、考える時は白紙に手書きだったりします。
来期のことをあれこれと考える中で、ようやく、しっくりくるフレームワークができました。
いつものとおり、白紙一枚なのですが、、、こんな風にします。
   |(2a)|
(1)|(2b)|(3)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    (0)
白紙を上下2段にし、上段を3つに区切り、
合計4箇所に区切ります。
※特に、RBC用には上段の真ん中をさらに2つに区切ってます。
それぞれのエリアに書く内容は以下の通りです。
(0)全体方針
 →構想をする際の価値基準
  ※具体的なタスクが見えないような抽象度で記述する
   (対して、上段ではプロジェクト名称を書く)
(1)守り
 →実績があり、続けること。ルーティン。
  安定稼働させるべきプロジェクト。
(2)攻め
 →まだ成功していないが期間中に成功させるべく取り組むこと。
  ※上段と下段の2つに分けてますが、これはケースによります。
   RBCの場合は営業と広報に分けています。
(3)投資
 →例えば構想期間が1年だった場合に、1年という期間では結果が出ないが、
  しかし、中長期的には取り組んでおくべきこと。
これを書くだけなら、別に、どういう書き方でも良いんですが、
これは、書いたプロジェクトが右から左へ移動していくようになっています。
そのために、このような構造で書いています。
しかも、説明する時も分かりやすい。
ちなみに、、、元々は、
守備があって攻撃があってファンタジスタがいる
というサッカーの要素から考えています。
サッカーの要素から考えているということは、
戦略のタイプとしては海軍の戦略に近いわけで、
中長期的な思考に向いているのだと思います。
もちろん、1日単位でこのフレームワークをつかって
日記帳のイメージでタスク整理をするのもアリだと思いますが、
(2)と(3)の違いが短時間では見えにくいような気もします。
※そうは言いながらも、試しに、やってみたいと思いますが。。
ここまで書いておいてなんですが、
見た目は線で区切ってあるので形式知っぽいのですが、
おそらく、(0)でタスクが見えないくらいの抽象度で、
というのが、かなり暗黙知である気がします。
他人に伝えるとして正確であるかどうか微妙なのですが、
この(0)欄に書く内容は、
個人が特定されないくらいの抽象度
プロジェクトが限定されないくらいの抽象度
でありつつも、
構想する期間において物事の適切or不適切や要否を判断するのに
十分な価値基準となっていること。
と、解説すればするほど微妙なところですね。。
利用イメージとしては、(0)とそれ以外の記述を比較した時に、
そこに書かれているプロジェクトが書いてあって良いのか良くないのかが、
判断できるようになっていれば、良い(0)ということです。
そこを見て悩むのだとしたら、上段に書こうとした内容が良くないのではなくて、
判断基準が良くないということです。
応用編ですが、、、
これは、枠だけ用意して上段のプロジェクトを全て付箋で用意すると、
タイムリーにプロジェクトが移動できるので、優れていると思います。
逆に、デジタルにするとしたら、
エクセルでつくれば良いと思います。
見た目の美しさが、、、ということがあれば、PPTにオブジェクト追加でも
良いと思いますが。。
要は、編集可能な状態にしておくのがポイントです。
思考の枠として、
思考のバランスをとる道具として、
思考を他人に説明する資料として、
たった1枚の紙で済んでしまうので、
是非お試しください。
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『何かを持つのにお金がかかる』

こんにちは。のむらです。
今日は、久々に??いつものシリーズではありません。
RBCの話シリーズでもありません。
メルマガのほうでも取り上げたいと思うのですが、
picotubeなるサービスが先月リリースされて、
昨日には資金調達のニュースが出ていました。
元々は、turntableのパクリサービスだと認知されていました。
※turntableって何?という方はこちらを読んでからこちらを読みましょう。
ちょうど先日、ようやくYoutubeの使いかたを理解したところでした。
※一応、ITの世界にいるので「動画投稿サイト」という
 テレビのニュースみたいな理解ではありませんけど。。
これを話すと長いので話を戻して、、、
picotubeは、要は、
「Youtubeの動画で自分の動画リストをつくって、
それを披露するための部屋が用意されている」
というサービスです。
turntableのパクリだと言うと、音楽を披露するので、
DJをインターネット上で行うための手段となるんですが、
披露するのが自分で見つけてきたYoutubeの動画なので、
VJという機能もあります。
これは、いわゆるクラブイベント等をイメージすると分かりやすいですが、
実は、これはpicotubeの機能から考えられる本質とは少しズレています。
作り手がどういう狙いを持っているかは聞いてないので知りませんが、
音楽とかVJ的な枠にとらわれず、例えば、落語をみんなで聞くとか、
サッカーの映像をみんなで見るとか、そういう風にもつかえます。
また、チャットがついているので、リアルタイムでコミュニケーションができます。
実は、Youtubeの動画を共有するということでいえば、そもそもYoutubeもそうですし、
初期のニコニコ動画と非常に近いです。
ただ、ニコニコ動画のコミュニケーションは非同期です。
つまり、
非同期ではないコミュニケーションを行う動画共有の仕組みが
picotubeということになります。
ここには非常に面白そうな可能性があります。
ちなみに、、、この流れを抑えると、今度は
picotubeと似てるけど違うアイディアがすぐに出ますね。
誰が最初にやるか競争だと思います。
さて、最近非常に感じるところではあるのですが、
何かを手元に置いておこう、
何かに対する所有権を手に入れよう、
というところにお金がかかるようにできてるんじゃないか?
と、世の中のルールや事象を見ると、非常にスッキリします。
もちろん、政治資金の管理団体とか相続税の話とか、そういう意味では
おかしいんじゃないかという話も出てきそうですが。。
少なくとも、コンテンツについては、ゆるやかにそのような流れになっています。
既存の利権を守る力もはたらきますから、色々な議論が起きます。
しかし、世の中の変化に適合するようなビジネスをつくれていないのが
問題を引き起こしていると思います。
ビジネスをつくる側が、この流れにうまく乗っていくのが良いと思います。
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『ビジネスクリエーターとして大切なことは全てサッカーから学んだ』-その52-

こんにちは。のむらです。
今日は、久々に??いつものシリーズです。
RBCの話シリーズではありません。
↓過去の記事↓
その1
その2
その3
その4
その5
その6
その7
その8
その9
その10
その11
その12
その13
その14
その15
その16
その17
その18
その19
その20
その21
その22
その23
その24
その25
その26
その27
その28
その29
その30
その31
その32
その33
その34
その35
その36
その37
その38
その39
その40
その41
その42
その43
その44
その45
その46
その47
その48
その49
その50
その51
↑過去の記事↑
今日は、クラブワールドカップの決勝がありました。
結果はバルセロナの圧勝でした。予想通りでしたが。。。
サントスは長い冬の時代を乗り越えて世界チャンピオンへのチャレンジでした。
サントスといえば、かつてペレを擁して黄金時代がありました。
しかしながら、ペレの時代以降は、黄金時代を迎えられずに過ごしてきました。
これについて、ブラジルではけっこう、引き合いに出される話があります。
それが、サンパウロFCとの比較です。
サントスFCは選手に投資し、サンパウロFCは環境に投資した。
サントスはペレをはじめ優れた選手の力で黄金時代を迎えたが、
彼らが引退すると、何も残らなかった。
その後、低迷期が続く。
一方のサンパウロFCは環境に投資をした。
その結果、良い選手が育ち、また、選手が変わっても、
優れた環境は良い選手が育つための下地として機能し続けた。
と、ザックリと言えば、このようなことが言われたりしました。
そして、この環境づくりに関していうと、
バルセロナは、おそらく現時点においては、
世界一と言えるくらい、優れた環境をつくっているクラブだと思います。
キャプテンのプジョルをはじめ、イニエスタやメッシといったスター選手が
生え抜きの選手として育ってきています。
監督であるグアルディオラ氏も、バルセロナで育ち、
バルセロナでプロになって活躍していました。
現在のバルセロナの組織や環境の整備には、
ヨハン・クライフ氏の影響が大きいと言われていますが、
以前は、オランダにあるアヤックスというクラブが、
やはりクライフ氏の影響で優れたクラブ運営をしました。
アヤックスにしてもバルセロナにしても、
優れた技術と優れた判断力、さらに、優れた人間性も持ち合わせている選手が
次から次へと育ってきています。
優れた選手が育って活躍したり、
ビッグクラブに高額で売れたり、
という結果が出た状態であれば、
組織づくりや環境整備の価値を理解するのはカンタンです。
しかし、重要なことは、
最初に組織づくりや環境整備に力を入れる段階では、
結果はまるで見えません。
同じお金をかけて、
平らなグランドをつくるのと、
スター選手を獲得するのとでは、
後者のほうが結果が明らかです。
もし、短期的に自分の仕事の結果を誰にでも分かるように示せと言われれば、
ほぼ全ての人が、選手獲得にお金をつかうことでしょう。
しかしそれは、時間の経過とともに価値が目減りする仕事です。
平らなグランドをつくったところで、明日スター選手が育つわけではありません。
これを全ての人に理解してもらうのはたいへんです。
というか、おそらくムリです。
いや、それどころか、それが理解できない人が殆どだから、
サンパウロFCやアヤックス、そして、バルセロナのようなクラブは、
あっちにもこっちにもあるわけではないのです。
もし、組織や環境の整備の価値を理解できる人が多数派であれば、
バルセロナやアヤックスのようなクラブはもっとたくさんあるはずです。
このようなことを、私は幸いにして、サッカーを通して10代の頃から
当たり前のように知らされてきました。
それから月日が流れ、私が社会人になった頃、
『ビジョナリー・カンパニー』なる著名な本を読んで、
同じようなことを時間をかけてまた知ったわけです。
(第4水準と第5水準のリーダーの違いの話)
そして、そうはいっても、
長期に渡って存続する、しかも、トップであり続けるような会社は少ないんだと、
そして、その背景に何があるのかをたくさんの社会人が「勉強している」んだと、
知った時に、サッカーをやっていて良かったと思ったのでした。
ちなみに、RBCも、バルセロナやアヤックスのようなチームにすべきだと思います。
バルセロナでは、誰が出てもチームとしての文化であり哲学が同じように表現されます。
これは、生やさしいばかりではなく、
ある種のストイックさも必要ではないかと思います。
もちろん、まだまだ最高のチームづくりのためにやるべきことはたくさんあります。
できることから少しずつでもやっていきますし、
また、そのような永続するチームづくりをしたいという仲間がいれば、
一緒にがんばりたいと思っています。
ちなみに余談ですが、、、、
ようやく良い選手が育つようになってきたサントスFCは、
ちょっと前に立派な練習場ができたりしたんですよね。
これは、ロビーニョという良い選手が出てきて、高値で売れたので、
そのお金でできたんです。
が、、、なぜかグランドにはペレの名がついたそうです。笑
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『面白い人になる3つの選択肢』

こんにちは。のむらです。
今日は、いつものシリーズではありません。
RBCの話シリーズでもありません。
前回、少しだけお笑いの話題になりましたが、もう少し大きな話をしてみたいと思います。
あの人は面白いとか面白くないとか言われることがありますが、
どうしたら「面白い人」になれるのか?
を書いてみたいと思います。
そもそも、面白いとはどういうことなのか?
これだけ議論していても何年もいける気がするのですが、
とりあえず、「他人にとって心地良い感動が生まれたこと」と定義しておきましょう。
なので、「面白い人」というのは、「他人にとって心地良い感動を与える人」
ということになります。
さて、では、どうしたらそのような人になるでしょうか?
3つの選択肢があると思います。
1.落語家パターン
2.リアクション芸人パターン
3.司会者パターン
1.落語家パターン
これは、ある程度決まったコンテンツがあって、
それを1から10まで表現し切ることによって、面白くするパターンです。
落語家はそうですし、1人漫談、講演やスピーチもそうです。
もう少し幅を広げると、歌手なんかもそうですね。
このパターンの場合、重要なのは持ちネタです。
良いネタを持っている、つくっている、ということが前提になります。
また、面白さを発揮するには、一定以上の時間と空間を必要とします。
2.リアクション芸人パターン
これは、他人とのやりとりを通して、
その反応を見せることによって面白くするパターンです。
突発的にボケたり、他人とは違った反応をすることで、
笑いが生まれたり、、ということです。
反射神経の良さであったり、他人とはちょっと違った特徴が
うまく生かされる選択肢ですね。
大勢がいるような場で「面白い人」と言われるのは、
だいたいがこのパターンの人です。
大規模な宴会とかパーティとかに強いです。
何せ、短時間で面白さが発揮できるので。
3.司会者パターン
これは、前の2つは自分のパフォーマンスによって面白くするものでしたが、
それに対して、周囲の人のパフォーマンスをうまく引き出すための
フリをするパターンです。
このパターンの人がいると、その人自身は面白くないんですが、
場としては面白い場が生れます。
このパターンになるためには、
何がみんなにとって面白いのか?
ということに敏感である必要があります。
また、個人戦にはめっきり弱いので、
1対1での食事などではあまり威力を発揮できません。
複数人での会食に強いタイプです。
さて、ここまで3つの選択肢を挙げてきました。
自分が、どの選択肢に合っているかを考えてみると、
面白い人になれると思います。
ちなみに、、、第4の選択肢として、
「いるだけで面白い人」
というのもあるのですが、これだけは選ぶことができません。
自分がいるだけで面白い人ではない場合には、
3つの選択肢から選びましょう。。
逆に、、、人の面白さを見る際にも、
これらの見方によって、その人の面白い部分を引き出せるようにすると、
良い関係が築けるのではないでしょうか?
落語家パターンの人にリアクション芸を求めると、ヒドい結果になりますし、
リアクション芸人パターンの人に良いフリを期待すれば、グダグダな仕切りになり、
司会者パターンの人にみんなが聞き入るような話をさせるのも酷です。
あなたはどのパターンを目指しますか?
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『立川談志師匠が亡くなりました』

こんにちは。のむらです。
今日は、いつものシリーズではありません。
RBCの話シリーズでもありません。
立川談志師匠が亡くなりました。
大学の時に授業で落語を学ぶ機会がありまして、
少しは関心のある分野でした。
もう少し大きなくくりで、お笑いはけっこう好きです。
遥か昔、どこかで人間国宝であられた五代目柳家小さん師匠の話をしたような
しなかったような気もします。
元々、談志師匠の師匠にあたる方でした。
このお二方が同じネタをやっている動画を見つけましたので、シェアしたいと思います。
五代目柳家小さん『短命』(1/2)

五代目柳家小さん『短命』(2/2)

立川談志 『短命』

乗れないと枕をボツにしてしまうところに、この方の不思議さを感じました。
私も、この方々を超えて活躍したいと思います。
(と、私は何を目指しているのでしょうか。笑)
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『頭が良くなる3つのポイント』

こんにちは。のむらです。
今日は、いつものシリーズではありません。
RBCの話シリーズでもありません。
前回は、自分のTumblrからの転載記事を載せましたが、
ある意味その逆のことを今回は扱ってみます。笑
最近たどり着いた説ですが、頭が良くなるには3つのポイントがあると思っています。
まずそもそも、頭が良いとは?どんなことなんでしょうか?
結論を言ってしまうと、「時間内に出る問いの量と種類が多いこと」だと思います。
というのも実は、問題を解く能力というのはあまり個人差がありません。
しかし、そもそも問題を設定するか否か?
というところでの個人差は非常に大きいです。
なので、このような定義だと思っています。
さて、3つのポイントですが、、、
1.周辺視野を広げる
2.言語運用の高度化
3.頭の回転を早くする
です。
それぞれ、カンタンに説明してみます。
1.周辺視野を広げる
 →予想外の情報を受け取る。
  自分の想定の範囲で情報をやりとりしている場合、
  自分の思考の幅は変わりません。
  つまり、問いの種類が増えないということになります。
  これは、興味のなかったことについて調べてみる、
  知らない人の話を聞いてみる、とか、
  無茶振りに応えてみる、とかが実際の行動です。
2.言語運用の高度化
 →言い換える/つなげる/分ける
  同じ意味の言葉で言い換えてみる、というところに
  問いの質を高める効果があると思います。
  これは、実際には、問いの精度を上げるということなんですが、
  同じことを別の言い方で表現することで、かなりレベルが上がります。
  あと、つなげるとか分けるというのは、思考の基本です。
  同じものは同じものとしてつなげる。何が同じなのか?
  そして、違うものは違うものとして分けてみる。
  分けるということは、どこにどういう線を引くか?を決めることです。
  この話は言葉で表現する、ということなので、
  最初は、賢そうな言論をパクるとか、頭の良い人の言ってることを真似するとか、
  そういうのもアリじゃないかと思います。
3.頭の回転を早くする
 →これは、時間あたりの思考量を増やすということです。
  そのためにやるのはけっこうシンプルな習慣です。
  3秒で決める。
  例えば、食事のメニューを見て3秒以内に決めるとか。
  これは、時間制限による追い込みによって、思考のスピードを上げるわけですが、
  条件づけによって思考のスピードを上げるという方法もあります。
  先に、結論を言ってしまうとかいうのがその方法です。
  例えば、「頭が良くなるポイントは3つある」と先に言っちゃうと、
  3つを何が何でもひねり出さねばなりません。笑
  ※ちなみに、この3つはひねり出したものではありません。。。
  平たくいえば、自分を追い込む、ということです。
上述の意味で、頭の良くない人は、まず、これらのことをしていません。
もし、人類よりもチンパンジーになりたい、という人は、
これらのポイントを意識してみてはいかがでしょうか?笑
※チンパンジーってなんだ!?という方は、前回の話を読んでみてください。
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