こんにちは。のむらです。
引き続き、このシリーズです。
全国のサッカー経験者の方、また、サッカー小僧のご家族、ご友人の方に、
サッカーに打ち込むことで、ビジネスパーソンとしても一流になるための素養
が身につく、というご理解を頂ければ幸いです。
↓過去の記事↓
その1
その2
その3
その4
その5
その6
その7
↑過去の記事↑
■カンタンなことにこそ、個人差があらわれる■
前回に続き、ボールに近い(笑)お話です。
サッカー経験者であれば分かる感覚だと思いますが、
その選手にどの程度のスキルがあるか?
を知るには、
・ボールを止める
・ボールを蹴る
という、たった2つの単純な動作を見れば十分です。
リフティングの難しい技や、華麗なフェイントをやってもらう必要はありません。
その人のところに飛んできたボールを止める動作と
止めたボールを蹴り返してくる様子(と、飛んでくるボール)
で良いのです。
※正確に言うと、「止める」ではなく、次のプレイをしやすく「トラップする」
ということなのですが、サッカー経験者では無い方には馴染みがないと
思いますので、便宜上、「止める」と表現します。
特に、ボールを止めるという動作は一朝一夕では到底埋まらないほどの
個人差があったりします。
フリーキックは別として、ゲームの中では、動いているボールを
蹴ることになります。
トップスピードの中でもボールを自在にコントロールできるか否か?
の達成度によって、その選手が活躍できるゲームスピードが決まるわけです。
そして、良い指導者ほど、ボールを蹴る技術以上に、止める技術にうるさいです。
ただ、パッと見では、ボールを止める技術というのは、地味です。
多くの場合において、
ボールをどう止めたか?
よりも、
ボールを止めた後にどう蹴ったか?
のほうが注目されてしまうからです。
その意味で、蹴る技術についていえばズバ抜けていないにも関わらず、
現役中に1000ゴール以上決めたロマーリオはボールを止める技術が
素晴らしかったと思います。
↓↓参考:ロマーリオの動画
こちらを見て頂くと分かると思いますが、ボールを止めることがとてもカンタンに
見えてしまいます。
しかし、大抵はあんな風にカンタンにはコントロールできません。
少し前に、三浦KAZU選手がブログでルーニーのことを評していましたが、
「サッカーってあんなにカンタンだったっけ?」と思ってしまうのがルーニーの
プレイとのことでした。
メディア的には、C.ロナウドばっかりでしたが、
いやいや、やってるほうからすると、ルーニーのほうが真似できないんだと、
そういう目線なわけです。
もちろん、C.ロナウドも世界でもトップクラスの選手ですから、
どちらが優れた選手かということを考え始めると、軽く一晩くらいは
喧々諤々と議論できる気がしますが、
C.ロナウドの派手なプレイに比べると、ルーニーのプレイは地味です。
しかし、平凡でカンタンで地味に見えてしまうプレイにこそ、
大きな個人差がある、ということでしょう。
それは、ビジネスにおいても然りです。
メールを書く、電話をする、といった小さな行動にこそ、
大きな個人差が表れていたりします。
優れたビジネスパーソンは、ほぼ無意識にこなしてしまうことであっても、
そうでないビジネスパーソンとの違いを分析すると、それこそ、1日がかりの
研修になってしまうでしょう。
私は、セールスライティング講座をしたりもしますが、
セールスライティングの個人差というのは、ほんとうに小さな違いの積み重ねですが、
成果(反応率)で見ると、まるで次元が違ってきます。
汎用的で無意識的な行動にこそ、個人差が出てしまうということを
サッカーを通して体感しましたので、それは、ビジネスにおける何気ないシーンでも、
その事象を意識領域で考え、分析するようになりました。
サッカーの地味な面から個人差を考えて頂くと、
小さなシーンからも膨大な思考と分析を行えるようになると思います。
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