『大学の学園祭から考える』

『大学の学園祭から考える』

こんにちは。のむらです。
今日はいつものシリーズではありません。
先日、用があってとある大学の学園祭に行く機会がありました。
※立教大学ではありません。
学園祭と言えば、大まかには、
1.各種展示やプレゼンテーション
2.飲食店
3.ミスコンやコンサートなどのイベント
が主流です。
昼食を取らずにキャンパスに行ったので、
空き時間に何か食べようかと思ったのですが、
・客引き要員の学生
・売り場及び調理スペース
は飽和状態でしたが、
・食事するスペース
が全然ありませんでした。
にもかかわらず、学生さんはともかくセールスをがんばるわけです。
少なくとも、「どの焼きそばが一番おいしいのか?」
なんてことを知り得ない私にとっては、
学生が一生懸命売り込みにくることよりも、
座って食事ができるスペースを案内されたほうが、購買する理由があるわけです。
※ちなみに、、、価格と品目を見て、大体の原価と回転数を計算して、
 売上げと粗利を計算しながら歩いてました。(職業病なんですかね。。。)
そうして歩きながら、
食事スペースを売ってみてはどうだろうか?
なんてことを考えたわけです。
学園祭で斬新なアイディアといえば、「ハンズ」というアイディアがありましたが、、、
↓元ネタ

最初のアイディアは、、、
食事スペースの確保及び作成をしたら、
あとはコンシェルジュ(と、あえて言ってみる)を配置。
やるべきことは、焼きそばだのチョコバナナのセールスではありません。
1.座って食事が出来るスペースへの誘導。
2.オーダーを受けて、他店から商品を仕入れてくる
 ※ここは、ケータイをつかえば良い。
そして、連携先店舗と事前に価格に関する取り決めをして
メニューを作成しておけば、学園祭内での総合商社が完成します。
(メニュー自体に利益が乗っかってるか、連携先からマージンをもらうかは、ご相談)
在庫リスクを抱えず、顧客に押売り営業をしなくて良いので、
無駄なセールスをするリスクが減ります。
(天候等によるニーズ変化のリスクも低下)
さすがに、食事スペースそのものに課金をするのは、
ちょっと難しいかも知れませんが、、、
製品ピラミッドを形成すれば、少しは利益が生まれるかも知れません。
例えば、スタンダードなスペースは入場無料の商社モデルで利益を得る。
※入場無料だが1人1オーダー以上。
一角に、ディスプレイがあって、学園祭の様子がダダ漏れ放送されているところは、
入場料がかかる、とか。
これは、iPhoneとUstで十分じゃないかと。。
※どの辺を映すかを指示したりも出来る。
あとは、さすがに風俗店のような商売はアウトだと思いますが、
人をつかったサービスなら色々考えられるかも知れません。
学園祭というのは、ビジネス的にはいくつかのメリットが標準であって、
⇒家賃がかからない
⇒そのエリアへの潜在顧客流入にかかる広告宣伝費を負担しなくて良い
なんてことが言えるでしょう。
後者については、学校の立地/知名度/気象条件による損得はありますが。。
こういうことを考える学生が出てきたら面白いなぁ、
と思ったのですが、ただ、こういうことを考えられる学生は、
そもそも既に自分で事業をやっているので、学園祭で商売はしてないんではないか、、、
という気もしました。。。汗
が、、、
就活で、「比較的給与水準の高い総合商社に行きたい」という学生がいて、
大学側も、そういう企業に入った学生を若干、宣伝材料につかっていることを考えれば、
そういうことを考えられる学生を増やすように誘導したほうが、
全ての人にとって良いんじゃなかと思います。
学校法人配下の行事だから、儲けちゃいかん!みたいな話があろうことも若干想像はつきますが、
ハッキリ言って、儲けを抜きにビジネスパーソンとしての基礎を学ぼうというのは、
教育効果の観点から、殆ど意味が無いと思います。要が抜けてます。
私学で言えば、ある女子高なんかは、学園祭用に生徒だけで会社を登記したりしてます。
高校生でさえ、これくらいのことをやっている今日なんですから、
大学生がこのくらいのことを出来ないとは到底思えません。
そのあたりは、関係者の方に考えて頂きたいと感じた出来事でした。
そして、、、
結局、昼食は抜いて、所用が済んだ夕方に、大学の外の「なか卯」で新発売の和風牛丼を食べたのでありました。。。笑
優れた起業家への一歩は、RBCへの会員登録から。
明日は友部くんです。

Nomura