こんにちは。のむらです。
引き続き、このシリーズです。
全国のサッカー経験者の方、また、サッカー小僧のご家族、ご友人の方に、
サッカーに打ち込むことで、ビジネスパーソンとしても一流になるための素養
が身につく、というご理解を頂ければ幸いです。
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■他者を愛する力■
さて、最近は「草食○○」という表現があちこちで使われています。
元祖は、「草食男子」だと思うのですが、
要は、いわゆる女子に対する執着心があまりにも無さ過ぎるいわゆる男子を形容した言葉です。
さて、近年は、何でもかんでも「草食○○」と言われたりするのですが、
これは流行か?というと、私は、流行ではなくて傾向だと思っています。
というのも、ブームというのは仕掛け人がいて意図があるわけで、
仕掛けられるブームというのは、いわゆる女子に口コミされる、
端的に言えば、「いわゆる女子にモテるコンセプト」というのが、基本でした。
しかし、
いわゆる草食男子、というのは、いわゆる女子に全然モテません。
もちろん、そういう人を目の前にディスっていると、好感度が下がるので、
必ずしも面と向かって嫌がられることはないでしょう。
が、例えば、合コンの幹事なんかをやってみると分かると思うのですが、
ある程度本音を聞ける関係の相手と話していると、
「草食男子は嫌だ」
と、ハッキリ言われたりします。
そういう話を聞くにつけ、どうも「草食」が流行だということに、
違和感を持っていました。
ということで、「草食」が流行だ、という常識を外してみると、、、、
傾向だということになるわけで、
その傾向を抽象化すると、背景に何があるか?
詳細は長くなるので省きますが、、
「他者への無関心」
という結論ではないかと思っています。
無関心というのは、裏を返すと、
関わりであり、少しベタな言い方をすれば、愛情を注ぐということです。
時には、ウザイほどの干渉かも知れませんが、
それでも他者に対してエネルギーを注ぐ、ということです。
さて、サッカーはチームスポーツです。
また、人がめまぐるしく移動します。
ですから、常に、周囲のメンバーに気を配っていなくてはなりません。
ビジネスの世界では、全体最適を意識するとか、リーダーシップとか、
きめ細かいマネジメントだとか言われる話でしょうが、
こんなことは、サッカーをしていれば自然に身につきます。
常に、周囲のメンバーに気を配り、何か問題があれば、出来る限りのサポートをする、
フォローをする、だからこそ常に気にする、、、しかも、スピーディな動きの中で。
「サッカー部の同級生が不思議とモテた」ということはなかったでしょうか?
全ての原因とは言いませんが、「他者を愛する力」が、一役買っているように思います。
隣の市にある某サッカー名門高校を進路に選んだ
私の友人の友人の話です。
当時、その高校は、少数精鋭ということで、推薦で獲得してきた選手以外を
早期に振り落とす文化がありました。
走らせて規定のタイムまでに全員がゴールしないとやり直し。
一般枠の選手が足を引っ張ると先輩にいじめられる。
それで人数が絞られる、というお約束でした。
県内でもトップと言われるほどのテクニシャンだった彼でしたが、
そういう文化に対して反発していたようで、
タイムすれすれで一般枠の選手が入れなそうであれば、
大声で激励したり、カラダを引っ張ってゴールさせていたそうです。
彼が「ピッチ上で基本的に良い人なのか?」と言えば、
試合中は平気でチームメイトにもコーチにも文句を言うようなタイプで、、、汗
聖人君子という感じではなかったのです。
(結果的にはそういう性分もあって、県内最高の司令塔もレギュラーにはなれなかったのですが。。。)
※一度だけ、話す機会があったのですが、普段は穏やかな良い人でしたよ。念のため。。。
ただ、サッカーをしていると、このように、
「他者を愛する力」
というのはそうとうに鍛えられます。
オトナが各種の研修で
リーダーシップなんかを身に付けようとするのを見るにつけ、
何とも言えない気持ちになるものです。
また、色々なところでの仕事の様子や、就活生をみると、
本当に、「他者を愛する力」というのが年々下がる傾向にあるんじゃないか?
という危惧を抱くことがあります。
もちろん、私自身に十分な「他者を愛する力」が備わっているか?といえば、
まだまだ向上の余地がありましょうが、
少なくとも、サッカーをせずに育っていたら、
もっと視野も狭く、自分のことだけで精一杯だったのではないかと思うのです。
その意味で、今、社会人としてやっていけていることは、
サッカーの力が大きいと思います。
他者との関わりを増やすきっかけは、RBCへの会員登録から。
明日は友部くんです。