ビッグデータというバズワードに振り回されすぎない

ビッグデータというバズワードに振り回されすぎない

こんにちは。のむらです。
日々、色々なビジネスモデルを研究しているという性質上、
だいたい、一日に一個以上は、ビジネスモデルに関する話をしているような
気がします。
さて、ちょっと前に
完全自動化なシステムにしないという設計思想
という話でも触れたことなのですが、
最近、このことを意識する機会が多いです。
いつの時代もバズワードというのはあるものでして、
例えば、これからはアプリの時代だ!と、、
こぞってアプリ開発を色んな法人や個人がやった結果、
現状をみれば、よく利用されるアプリというのは、
全体のうち0.0008%以下、という状況だそうです。
メタップスさんの記事より
というわけで、
バズワードに振り回されるとろくなことがない
というケースも多いように思います。
で、「ビッグデータ」というのもかなりバズワードとして
あちこちに出てきます。
実際には、元々のビッグデータと定義されるものとは、
程遠いような規模のものを指していることが多いというのが、
既にアレですが、
ただ、大量のデータを解析して有用なことが分かるかどうかというのも、
また、イマイチなものも多いように思います。
さらに言うならば、
ビッグデータはそもそも
「どう解析するか?」
というところに優れた仮説が必要でしょうし、
「ビッグデータから分かるのは殆どの場合、相関関係であって、因果関係ではない」
ということもあります。
このあたりをすっ飛ばして
あっちでもこっちでもビッグデータビジネスだ!と騒いでいるのは、
なんというか、踊らされている感満載で、
その無駄な予算をもうちょっと面白いチャレンジに回しませんか?
と言う言葉を何度飲み込んだことか。。苦笑
我々はビジネスクリエーターですから、
最低限、やるからにはビジネスの体をなしていることを考えます。
そうすると、データが集まるとなった時に、
それを大量に集めて解析してミラクルな因果関係を断言するために躍起になるよりも、
集まったデータが誰かにとって有用であるかどうか?
集まったデータから有用なものを取り出すことができるか?
を考えたほうが良いケースが殆どだと思っています。
実は、データが大量に集まることよりも、
少量でも、有用なデータが提供できることのほうが、
最終的には役に立つように思います。
そして、データそのものを価値あるものだと言い張るよりも、
データが収集できて、利用できるというシステムのほうが
もっと大事なことだと思います。
ゴールドラッシュで、金の採掘よりジーンズを売ったほうが儲かった、
みたいな話ですね。
ということで、
流行っているかどうかよりも、
そこには本当はどんな意味があるか?
を、常々意識したいと思う、今日この頃です。
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