Author Archive Hachisu

世界一の資産を持つ国は日本?

こんにちは。八須です。
今日は下記の記事について。
世界各国の本当の「富」:日本はまだまだ豊か
これまで、国家の富(資本)が統一された尺度で測定されたことはありませんでした。
(その代わりにGDP=売上が広く利用されています)
この記事では、2008年時点の各国の資産を国連が測定した結果が紹介されています。
それによると、日本は人的資本と社会資本(インフラ)によって自然資本の少なさをカバーし、
アメリカを上回る世界一の資本大国であるということです。
ちなみに2位はアメリカ、3位はカナダ、4位はノルウェー、5位はオーストラリアだそうです。
アメリカは人的資本が多く、カナダ・オーストラリアは自然資本(いわゆる資源)が多く
ノルウェーは人的資本と社会資本が多いですね。
この調査結果から出てくる考え方は、GDPは各国が持つ資本の運用の結果である、という見方です。
たとえば石油が出る国は、石油=自然資本を売ることでGDPを増やします。
自然資本は使えばなくなります。社会資本もそこまで単純ではありませんが、使えば劣化していきます。
しかし人的資本は使っても劣化しませんし、むしろ価値は向上するはずです。
そう考えれば、日本はもっとうまく資産運用ができるのではないでしょうか。
産業ごとの非効率をなくしたり、産業間の垣根を取っ払ったり、より有望な産業に
力を入れたり、せっかく素晴らしい資本があるのですから、もっとうまくそれを使えば
よりよい生活ができるのではないかと思います。
わたしたちも、自分という資本をうまく運用していきたいですね。
明日は阪倉さんです。

レンタルサーバ大手ファーストサーバ社で大規模障害、データ復旧不可能に

こんばんは、八須です。
この件、本当にヤバイです。
大規模障害のファーストサーバ、「データ復旧は不可能」
実は今月29日に開催するビジネスクリエーターナイトの会場であるロフトさんの
HPもファーストサーバで、データが消えた影響で一時閲覧不可になりました。
現在は見られるようになっていますが、まだWeb予約はできないままです。
自分はWEB業界の人間ですので、周囲から悲鳴も聞こえてきます。
正直自分も使っていておかしくないサービスでしたので、運が良かったとしか言えない…。
バックアップの大切さを再認識しました。
もちろんコストと天秤にかける必要はありますが、なんであれ「いざというとき」の
備えを考えておくことは大事ですね。
明日は阪倉さんです。

朝ごはんに「フルグラ」

こんにちは。八須です。
今日は朝ごはんについて。
先日のRBC意識調査で、朝食を取るかどうかのアンケートをしましたが
食べる  ・・・56%
食べない  ・・・44%
という結果でした。もっと食べてない人が多いかと思っていましたが
意外と食べるようにしているんだなあという感想です。
自分もなるべく食べるようにしています。と言ってもやっぱりあまり
時間をかけられないので、最近は「フルグラ」が多いです。
「フルグラ」というのは、「フルーツグラノーラ」のこと。
カルビーとか、最近はプライベートブランドでも結構あるみたいですが
ドライフルーツが入ったシリアルのことです。
自分はカルビーのものを食べていますが、これには
オーツ麦・ライ麦・コーン・小麦ふすま・玄米・アーモンドと
ドライフルーツがパパイヤ・レーズン・りんご・いちご・かぼちゃの種と
色々入っています。
シリアルって結構味が単調で飽きやすいんですが、これはおいしくてオススメです。
栄養価も高いですしね。ちなみにうちの奥さんは、これとオールブランを
混ぜて食べています。オールブランは…おいしくないですよね…。
朝忙しいけどちゃんと食べたい!という人は試してみては?
明日は阪倉さんです。

リモート接続のススメ

こんばんは、八須です。
今日まで3日間、沖縄出張でした。
沖縄にある会社に出張してサーバの設定をしていました。
全部は終わらなかったのですが、残りはリモートで東京から
作業できるように設定しておきました。
今回はこの、リモートで遠隔地のマシンの操作ができると便利ですよ、という話です。
例えば自宅のPCに外から入って操作するなどですね。
接続先のマシンへの経路は下記のようになります。
接続元PC – インターネット – 接続先ルータ – 接続先マシン
まずは接続先のネットワークに入るため、ルータの設定が必要になります。
最近のルータは多機能で、外から安全にネットワーク内に入るための
「VPN」という仕組みが使えるものが多いです。
また、「DDNS」を使えば、IPアドレスを直接指定しなくても
ドメイン名で接続することができます。
接続先ネットワークに入ったら、マシンを操作する仕組みが必要です。
Windowsであれば「リモートデスクトップ」でもいいのですが
OSを選ばないものでは「VNC」というのがあります。これを使えば
まるでマシンの前にいるように、マウスとキーボードで操作ができます。
他にも「WebDAV」という仕組みを使えば自宅PCからファイルを
取ってきたりすることもできます。
興味のある方は、かっこに入れたキーワードで検索して調べてみてください。
明日は阪倉さんです。

金で解決…政治献金について その4

こんにちは。八須です。
前回の続きです。
前回は、ネット献金サイト「楽天政治LOVE JAPAN」についての不満として
「匿名献金ができないこと」をあげました。今日はもうひとつの不満について。
それは、「政治家がアピールしたり、応援する人が情報提供できる仕組みがない」ということです。
その2ではニコニコ動画の企画について紹介しました。
五輪マラソン代表・藤原新、個人スポンサーが1万7000人突破 ニコ動会員向けに募集
この企画では、ニコニコ動画のそもそもの仕組みとして、寄付を受けたい人、そして
その人を応援したい人が動画を投稿したりコメントをつけたりといったことができるので、
たくさんの情報が提供されます。たとえば何も知らない人が見に来て、そこにある情報を
見ることで「この人はいい!」と思って寄付をする、というふうになるわけです。
その点、楽天政治LOVE JAPANは、政治家のHPへのリンクくらいしかありません。
せめて動画を載せるとか、そういったことができればいいのにと思います。
選挙期間中に公職選挙法に触れるというなら、その期間だけは非公開にすればいいだけですし。
まずは「Yahoo!みんなの政治」と合体すればいいんですよ。
4回に渡ってネット献金について書いてきましたが、最後になぜこんなことをネタにしたのかですが
下記の画像を見て下さい。
世代別有権者数と投票数
ネット投票ができるようになるのが理想だけど、その前にネット献金が使いやすくなるだけでも
若年層の声が届くようになるはず、ということです。
明日は阪倉さんです。

金で解決…政治献金について その3

こんにちは。八須です。
前回の続きです。
前回は、ネット献金の仕組みとして「楽天政治LOVE JAPAN」を紹介しました。
しかしこのサイト、大きな不満が2つあります。
ひとつめは、匿名での献金ができないことです。
政治資金規正法に基づき、年間5万円未満などの一定の条件を満たす献金については
政治資金収支報告書に記載する必要がありません。なので匿名での献金は適法なのですが
このサイトではできなくなっています。色々リスクがあるのはわかるのですが
受付のタイミングでは匿名にできなくても、「政治家には誰からのお金か伝えない」という方式にすれば
決済の手続き上はOKではないでしょうか。
匿名にすれば、特定の利益を狙っている人が献金する意味はなくなるわけですから
その政治家自身が発信している政策に賛同する人だけが献金することになるわけです。
なので、良い政策を出せば、それだけ賛同者が増え、お金も集まるはず。
かつ、一人が出せるお金の額に限りがありますから、お金を持っている既得権益者が
大金を出すということができません。よって、ごく一部の人だけが利益を得る政策が
実現されるのは困難になるでしょう。
もうひとつの不満については、また次回に。
明日は阪倉さんです。

金で解決…政治献金について その2

こんにちは。八須です。
前回の続きです。
前回は、「政治家を叩いても何も変わらない」「お金を出す人の言うことを聞くのは当たり前」
「だから現在はお金を出している既得権益者が有利」と書きました。
ところが、これを覆すすごい仕組みが出てきたんです。
五輪マラソン代表・藤原新、個人スポンサーが1万7000人突破 ニコ動会員向けに募集

ロンドン五輪男子マラソン代表の藤原新選手を支援する個人スポンサーが、1万7000人を突破した(2012年4月21日現在)。個人スポンサーは、ニコニコ動画内の特設サイトにおいて2万人限定で募集されており、現在までに支援を表明した人数もあわせて公開されている。

簡単に言えば、応援したい人にすごく簡単に寄付できる仕組みです。
これを政治献金にも使えたらすごい!と思ったんですが、前回の記事を書いた後に
調べたところ、実はもうありました(不勉強でした…)。
楽天政治LOVE JAPAN
クレジットカードで簡単に献金ができます。すごいです。
ところが2つ、大きな不満があります。そこが改善できたら日本は変わるかもしれない。
続きます。
明日は阪倉さんです。

金で解決…政治献金について

こんばんは、八須です。
今日は、政治献金についてのお話。
「金で解決」って、なんだか悪いイメージな気がしませんか?
なんだか無理矢理なイメージだったり、あくどい金持ちが力業でねじ伏せるみたいな。
こうなんか悪いことした人が、財力にモノを言わせてもみ消すみたいな。
でもそんなことないと思うのですよ。
だって、あなたもわたしも、毎日何かにお金を払って暮らしているじゃないですか。
もちろんお金を払うことで違法なことを実現すると捕まりますが。
まあ、簡単に言えば、「口を出す」より「金を出す」方が、相手は動くだろうという
当たり前のことです。政治家を叩きまくると政治が良くなるのか?
ならないでしょ、ということです。
「十分な給料(国会議員なら歳費・政党交付金)をもらってる」という意見は
あるでしょうが、でも現実的に言って、資金集めのパーティとかをしないと
選挙は乗り切れないわけで、つまり足りないということでしょう。
結局のところ、お金を出してくれる人の言うことを聞くのは、国会議員でも
会社員でも変わりはないんだと思います。「高い志」なんて精神論は通用しない。
そんなの実際付き合ってみないと見抜けないですし。
だから、お金を出す人や組織にとってうれしい政策を実現しようと
するのは当然だと思うんですよね。
となると、既得権益を持っているところがどうしたって有利。
ところがすごい仕組みが出てきたんです。
続きます。
明日は阪倉さんです。

真似されない

こんにちは。八須です。
今日は「何を売るべきか」についてです。
5年も前のものですが、下記の記事が面白かったです。
ダイソンの功績
要約すると、ダイソンの掃除機がヒットしたことによって、「高機能・高価格」な
家電が売れるということに日本の家電メーカーが気づいた、という話です。
同じコンセプトだと、ヘルシオとかが後続になるんでしょうか。
ところが現在、個人向け製品をメインにしている日本の家電メーカーは、軒並み赤字。
ソニー、パナソニック、シャープも赤字です。これはテレビ事業の失敗のため。
すごく適当に言えば、液晶テレビの価格が安くなりすぎて、世界シェア1位2位くらいしか
黒字にならない「超・薄利多売」な商売になってしまったからですね。
(ちなみにテレビのシェア1位は韓国サムスン、2位も同じく韓国LGで、3位がソニー)
これは最近2度目の破綻をした半導体メーカーのエルピーダメモリと同じ匂いがします。
エルピーダが主力にしていたDRAMというメモリも、シェア1位2位くらいしか黒字に
ならない薄利多売商品でした。
せっかくダイソンに学ぶことで「高機能・高価格」商品を売ることを知ったのに
すぐに他社に真似されるような製品に会社の命運をかけるほどの投資をするなんて残念ですね。
がんばってもらいたいものです。
わたしたちも、そう簡単には真似されないような商品・サービスで勝負したいですね。
明日は阪倉さんです。

新しい技術と新しいサービス

こんばんは、八須です。
今日は下記の記事をネタに。
「スマホでタクシー」拡大 専用アプリで配車依頼 効率化・コスト減に期待

スマートフォン(高機能携帯電話)に標準搭載されているGPS(衛星利用測位システム)機能を使い、タクシーを簡単に呼べるサービスが広がっている。利用者は専用アプリ(応用ソフト)をスマホに取り込んでおけば簡単な操作で配車依頼できる。タクシー会社にとっても、運行の効率化やコールセンターの経費削減につながるため、さらに拡大する勢いだ。

これはひとつの機器に、「どこでもデータ通信ができる機能」と「現在地がわかる機能」、それから「機器メーカー以外がソフトを作って入れられる機能」が揃って初めて可能になったサービスです。
いくつもの機能を組み合わせることで可能になるというのは、まさに技術の進歩の賜物ですね。
しかし、いくら技術が進歩しても、勝手に新しいサービスが生まれてくるわけではありません。
当然、それらの技術を使って何ができるか、あるいは、現状の課題にどんな技術があれば解決できるか、そういうことを考えている必要があります。
つまり、技術という「条件」が揃い、かつ「必要」があってはじめてかたちになるんですね。
どちらにもアンテナを張っておきたいものです。
明日は阪倉さんです。