こんにちは。八須です。
今日は下記の記事について。
世界各国の本当の「富」:日本はまだまだ豊か
これまで、国家の富(資本)が統一された尺度で測定されたことはありませんでした。
(その代わりにGDP=売上が広く利用されています)
この記事では、2008年時点の各国の資産を国連が測定した結果が紹介されています。
それによると、日本は人的資本と社会資本(インフラ)によって自然資本の少なさをカバーし、
アメリカを上回る世界一の資本大国であるということです。
ちなみに2位はアメリカ、3位はカナダ、4位はノルウェー、5位はオーストラリアだそうです。
アメリカは人的資本が多く、カナダ・オーストラリアは自然資本(いわゆる資源)が多く
ノルウェーは人的資本と社会資本が多いですね。
この調査結果から出てくる考え方は、GDPは各国が持つ資本の運用の結果である、という見方です。
たとえば石油が出る国は、石油=自然資本を売ることでGDPを増やします。
自然資本は使えばなくなります。社会資本もそこまで単純ではありませんが、使えば劣化していきます。
しかし人的資本は使っても劣化しませんし、むしろ価値は向上するはずです。
そう考えれば、日本はもっとうまく資産運用ができるのではないでしょうか。
産業ごとの非効率をなくしたり、産業間の垣根を取っ払ったり、より有望な産業に
力を入れたり、せっかく素晴らしい資本があるのですから、もっとうまくそれを使えば
よりよい生活ができるのではないかと思います。
わたしたちも、自分という資本をうまく運用していきたいですね。
明日は阪倉さんです。