Author Archive Hachisu

昭和史の教訓

こんにちは。八須です。
半藤一利『昭和史 上・下』を読みました。
上巻が大正の終わりから終戦まで、下巻が終戦から沖縄返還あたりまでを描いています。
上巻では特に、日中戦争から太平洋戦争についてを、軍・政府上層部の細かい動きを
中心に書いてあるのですが、もうこれを読むといかに負けるべくして負けたか、ということが
よくわかります。それこそ読みながら「なんでそれをやる!?」とツッコミたくなるほどです。
大きくまとめれば、まず世界情勢というか、各国が何を考えているのかということを
よく見ずに、自分たちに都合のいい方向にだけ考えていたんですね。たとえば
日ソ不可侵条約を結んだ時には、これでもうソ連と戦うことは絶対にないだろうとか
強硬策に出れば本気でアメリカが攻めてくることはないだろうとか、いわゆる
「希望的観測」だけで動いていたようなのです。
それから、強い信念を持った人がいなかった。なんとなく「みんなこういう雰囲気だから」
というので流されていってしまった。例えば海軍ははじめ、米英と戦うのには
反対だったのですが(絶対勝てませんと言っていた)、陸軍がどんどん動いて
戦うのが既定路線みたいになったら、意外なほどあっさりと容認してしまうんですね。
あとは「気合でなんとかする」という考え方。ものすごい戦死者を出したことで有名な
ノモンハン事件ですが、その総括である報告書を読むと、装備で負けていたということは
当然書いてあるのですが、その解決策として「もっと気合入れろ」というようなことが
書いてあるという。今で言えばまさにブラックというやつですよね。
という感じで、上巻は「どうやって負けたのか」ということがひたすら書いてあるのですが
下巻についてはまた今度。
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明日は堀川さんです。

教養を身につけるために

こんにちは。八須です。
今日は、「教養」を身につけるために役立つ連載のご紹介。
わかりやすいニュース解説で有名な池上彰氏が東工大で講義している内容を
記事にした、「池上彰の教養講座」という連載です。
「教養」というと曖昧な言葉で、何を持って教養があると言えるのか、
教養がある人というのはどういう人なのか、定義するのは難しいですが
この連載では主にニュースになっていることの歴史・背景を紹介しています。
例えば最新の記事、「二大政党制いまだ成らず 離合集散の歴史」では、
総選挙も近いと言われる日本の国政に関わる政党について
現在の民主・自民を中心とした政党になるまでの歴史を
戦後すぐの時点から紹介しています。
自分は、何かニュースで気になったことがあると、よくネットで検索して調べます。
短いニュース記事だけでその背景を知ることは難しいですし、それだけの知識で
どうこう言うことなどとてもできないと思っているからです。
同じように考える人には、この連載はとても役に立つのではないかと思います。
難点は、有料記事というところ…ただし無料の会員登録をすれば、月に20本までは
無料で読めますので、試してみてはいかがでしょうか(自分も無料会員です)。
明日は堀川さんです。

あたらしいおみやげ

こんにちは。八須です。
今日は、日本人の大好きな「おみやげ」について。
地方で確実に進行する“お土産革命”
国内・海外を問わず、どこかに旅行に行けばおみやげを買って帰るのが日本人。
国内の観光地には、どこでもたくさんのおみやげが売られています。
しかし、昔ながらの観光地であればあるほど、放っておいても客が来るために
「殿様商売」が横行しているのも事実。それは、おいしいのは昔からあるものだけで
最近作られたものはなんだか微妙、というおみやげにも言えることでした。
そんな状況をくつがえしたお土産。
ひとつはお客目線で昔ながらのおみやげをより買いやすく、また
選ぶ楽しみを提供することでヒットさせた「越中富山 幸のこわけ」と、
絶対不可能と言われた、採れたての生海苔のおいしさを保存する方法を
愚直な実験によってつくりだした技術によって、京都の有名料亭からも
引き合いもあるという「生きている海苔」を紹介しています。
「以前からあるものを、見せ方を変えることなどで新しい価値を作り出す」
「ごく少数の人しか得られなかった価値を、たくさんの人に届けられるようにする」
どちらもビジネスクリエーターとしてRBCが定義している在り方です。
我々も、こうありたいですね。
明日は堀川さんです。

「スピードハック研究会」に申し込みました

こんばんは、八須です。
今日はスピードハック研究会のお話です。
スピードハック研究会とは、ライフハックブログとして有名な
「シゴタノ!」のサービスで、3ヶ月間の講座です。
スピードハック研究会・第5期の申し込み受付を開始しました
(これは以前の期の案内ページです)

“会員限定のメールマガジン、動画配信、活動日記、ウェブコミュニティといったツールの力を借りて、時間と場所の制約を取り払い、望ましい習慣を身につけていただく講座です。”

タスク管理の方法やツールの使い方を聞けたり、ライフハックの第一人者への質問が
できたりします。自分としては効率化よりも、自分のペースを作ることや
モチベーションを維持する方法を学べたらと思っています。
また感想などを書いていこうと思います。
明日は堀川さんです。

スカイマークとエアアジア・ジャパン

こんばんは、八須です。
今日は最近就航ラッシュのLCC(格安航空会社)のお話です。
沖縄にある会社がお客さんなので、よく飛行機で出張するのですが
先日往路をスカイマーク、復路をエアアジア・ジャパンで行ってきました。
料金は日によって変動が大きいので、それ以外の面での比較を書きますね。
スカイマークは何年か前に羽田-福岡間を飛んで以来2度めの搭乗、
エアアジア・ジャパンは成田-那覇便が就航したばかりでしたのでもちろん初めてです。
あと日本でLCCと言えばピーチ・アビエーションとジェットスターですが
この二社とエアアジア・ジャパンは機体が同じエアバスA320、
スカイマークだけがボーイング737という機体です。
機体の幅は、エアバスA320の方が微妙に広いらしいのですが
乗り心地はスカイマークの方がよかったです。エアアジア・ジャパンは
窮屈に感じました。窓際の席に座っていたのですが、壁がせりだしてくる感じで
圧迫感があったのが理由だと思います。できる限り通路側をおすすめします。
多分スカイマークでも同じだと思います。
予約ですが、スカイマークはなぜか2ヶ月前にならないとできません。
エアアジア・ジャパンはもっと前から予約できます。混む時期に取ろうと思うと
2ヶ月前からではちょっと不安ですね。そしてLCCはキャンセル料が高いので
他のところで予約したら、変えたくても変えられないという…スカイマークには
もうちょっと早くから予約できるようにしてほしいです。
機内・空港でのサービスは、両方大差なし。LCCは基本的に何もないので。
エアアジア・ジャパンは就航したばかりだからか、手続きに微妙に時間がかかりましたが
まあそんなものでしょう。マレーシアからスタートしているせいか、東南アジアか
インドっぽい人が空港スタッフとして仕事をしていました。実際の対応は
日本人でしたから、仕事を教えに来ていたのかもしれませんね。
別にサービスではありませんが、CAの印象は2社でかなり違いました。
スカイマークは(空港スタッフも)紺のポロシャツにチノパン?だったかな。
カジュアルです。そしてなぜか細身の人が多かった。
エアアジア・ジャパンは赤!強烈に赤。そして化粧が濃い。
濃い化粧は本国からの指導らしいです。
たまたま自分が乗った便に搭乗していたCAの方たち数人の印象ですが
自分としては断然スカイマークの方がよかったです。
なんかエアアジア・ジャパンは濃くて…。
ジェットスターの欠航数の多さが(悲鳴とともに)聞こえてきますが
エアアジア・ジャパンは保有機体数がさらに少なくたったの2機!
遅れたり欠航したら取り返しがつかない、という場合には
避けたほうがいいですね。スカイマークは25機あるのでかなり安心。
自分もエアアジア・ジャパンでの帰りが1時間以上遅れ
終電を逃して途中からタクシーで帰るはめになりました…。
なんだかんだ書きましたが、通常感じる最も大きな違いは東京での使用空港。
スカイマークは羽田、エアアジア・ジャパンは成田なので
行きやすさで選べばスカイマーク、少しでも安く、と思えば
エアアジア・ジャパンということになるのかなと思います。
あとは便数が全然違います。エアアジア・ジャパンは1日1往復、
スカイマークは1日4-5往復です。ジェットスターは3往復かな?
また他の会社の便に乗ったら感想を書こうと思います。
ピーチ・アビエーションは沖縄便がないので、ジェットスターですね。
明日は堀川さんです。

授業参観ならぬ、仕事参観!?

こんにちは。八須です。
今日はこんな記事のご紹介。
働くパパはカッコいい! 20年以上続くワールドの「子供参観日」

子供のころ、親の仕事のことなど考えたこともなかったが、夏休みを利用して親の働く姿を子供に見学させる「子供参観日」を実施する企業が増えている。子供に仕事について考えてもらうことに加え、親子のコミュニケーションの機会にしようというねらいだ。

お父さんの仕事がどんなものか、子どもの頃に知っていましたか?
自分の父はスーパーマーケットの店長さんだったのですが、店に出ることは
多分あまりなく、売上管理や人事管理みたいなことを主にやっていたのかな、と
今ならわかります。子どもの頃は全然わかりませんでしたね。
お父さんが仕事をしているところを見に行くのは、尊敬の念を起こさせるということも
あるでしょうし、それに加えて将来自分が就く仕事について、より具体的なことを
考えられるようになるのではないかと思います。実際子どもたちが知っている仕事なんて
街で見かけるものかテレビで見るものしかないんですよね。
2011年夏休み子どもミニ作文コンクールアンケート「大人になったらなりたいもの」(PDF)
仕事参観は、きっとニートになるひとを減らしてくれると思います。
あなたの会社でもやってみませんか?
明日は堀川さんです。

返品無料のECサイトが流行っていますが

こんばんは、八須です。
返品無料のECサイトが多くなってきていますね。
有名どころでは靴のザッポス、靴・バッグ・財布のJavari(Amazon)、
Amazonでは服も返品無料になってきているようです。
自分のお客さんで家具の通販をしている会社も、30日以内は返品無料にしています。
そして、最近業績を伸ばしているというのが下記。
返品無料で快進撃のメガネ専門販売サイト「Oh My Glasses」が業界を変える
なんとメガネ。メガネを買うときは視力検査をしますから、ECで売るのはかなり難しい。
それを返品無料にすることによって安心して買えるようにしたということですね。
そして、他の返品無料ECと違うところは、「ほとんどの場合、返品されるのが当たり前」と
いうところ。通常の返品無料ECサイトは、基本的に「実際には返品率は低い」と
いうことで成り立っています。
しかしOh My Glassesは、一度に5フレームまで注文でき、家で試着をして全部返送、
気に入ったものにレンズを入れてもらうという仕組みです。
つまり、運送コストがかなりかかるということ。
でも成り立っているのは、単価が高いからです。
平均客単価は3万円台ということですから、Zoffや眼鏡市場などの
格安販売店とは全然違いますね。
「これまでにないサービス」を実現するために、「高単価の客層に絞り込んだ」ことが
成功の秘訣だと思います。
ECサイトが登場してから、既に15年以上が経過し、単なるリアル→ネットの置き換えでは
これまでにないサービスを提供することはできなくなっています。
リアルでは決して不可能な多数の顧客にリーチするネットの特性を活かして
顧客の絞り込みをすることで、新しいサービスを提供し、
利益をあげることを考えるべきなのかもしれませんね。
明日は初登場!堀川さんです。

インストールしてあるソフトのアップデートを簡単に

こんばんは、八須です。
今日は、便利なツールのご紹介です。
インストール済みソフトの更新を自動的に実行するAppliStation
WindowsやOfficeは、自動アップデートの仕組みがありますが
たいていのソフトは自分でアップデートをしなければなりません。
なんでも新しくした方がいいというわけではありませんが、古いものを
使っているとセキュリティホールがあったりしてまずいこともあります。
Applistationを使うと、有名どころのソフトのアップデートの確認、
インストールを一括で行うことができます。かなりの数のソフトに
対応しているので、入れてみてはいかがでしょうか。
多分10個くらいはアップデートした方がいいソフトがあると思いますよ。
Windows用ソフトなので、Macの方は別のものをお探しください…。
明日は阪倉さんです。

長い時間を共に過ごしている人5人を思い浮かべてください

その平均が、今と未来のあなたを決めているそうです。
こんにちは。八須です。
今日は下記の記事のご紹介。
「長い時間をともに過ごしている5人」の平均が、今と未来の自分を作っている

あなたがどれだけ賢いか、どれだけ才能があるか、どのようなスキルがあるか、どこで生まれたか、どんな家柄か、というのは問題ではありません。人生で成功したいのであれば、どんな人に囲まれているか、ということが大事なのです。

人は環境によって作られる、と思っています。
環境の内、最も大きな位置を占めるのが人です。
であれば、誰と付き合うかがその人を作るというのは自明のことです。
ちなみに自分の1位は奥さんですが、寝ている時間を除けば
1日6時間も一緒にいれば長い方ですね。
その次になると一気に短くなって(友達が少ないんですよ…)、
週1回程度ミーティングしているクライアントノ会社の人たち、
その次が月2回話す機会のあるRBCスタッフかな。
普段一人で仕事をしているので、ひとりきりでいる時間が大半です。
これって、変化がないということなんじゃ…と思い、ヤバイ気がしてきました。
というわけで、突然会いたいと言われたらやさしくしてあげてください(笑)
明日は阪倉さんです。

環境の力について

こんにちは。八須です。
今日は下記の記事のご紹介です。
転職 – 水野敬也のウケる日記

自分を変えることができないなら、環境を変える。
自分に向いている状況を選び取る。
そのことに専心した方が、最終的に、ハッピーになれる確率は圧倒的に高まる。

「英語を話せるようになるには、英語圏の国に住むことだ」なんていいますが
環境には強制力があると思っています。
就職先を選ぶ時に、「やりたい仕事かどうか」ということと「どういう会社か」という二軸で
選ぶと思うのですが、この「どういう会社か」というのは突き詰めれば
「その環境で強制される=学べるものは何か」ということだと思うんですね。
例えば自分が前いた会社に決めたときは、まず「システムエンジニアの仕事がしたい」ということで
業界を選び、「この会社は上場していて人数もかなり多いし、歴史もそれなりにあるから
一般的な会社員であることを強制される=学べるだろう」と思って決めたわけです。
やりたいことも大事ですが、何がやりたいかわからない時もありますし、
そこでは何を強制されるかということをよく考えて選んだり辞めたりすると
いいのかもしれません。
明日は阪倉さんです。