『知的労働というのは頭の中身をつかうことであって、頭を決まった席に並べることではない。』

『知的労働というのは頭の中身をつかうことであって、頭を決まった席に並べることではない。』

こんにちは。のむらです。
とかく、人というものは過去が大好きです。
自分の記憶は、日々、美化し続けています。
美化というとイメージがピタッと来ないかも知れませんが、
言い方を変えるならば、自分にとって意味があったように感じたり、
重要な出来事であったように感じたりするものです。
例えば、初恋の人のことを思い出すと、
自動的に、脳内で画像加工の処理が走りまして、、、
ずいぶんと美しい映像になるものです。
さて、
知的労働がより付加価値を生む
ということはよく言われることですが、
10年、30年、というスパンで
産業構造や組織、といったものを見てみると、
ずいぶんと変わったように見えます。
ということは、昨日よりは今日、
今日よりは明日、と、
少しずつ自分を取り巻く環境も変わっているはずです。
しかしながら、
人は、連続的な変化を認知できないと言われています通り、
昨日の自分の記憶というものに
もの凄く囚われてしまったりするものです。
「チャイムが鳴り教室のいつもの席に座り」
という話ではありませんが、
時間が来ていつもの時間の電車に乗り、
いつもの席に座る。
そして、時間までいつもの席に座る。
そのことにどの程度の価値があるのか?
これに全く価値がないということもありませんが、
少なくとも、
無自覚的にそういう日常を送っているとしたら、
それは少し頭の外側ばかりをつかっているのかも知れません。
この場所で過ごしている。
自分の席があって、自分の肩書があって、
それを守るために、
昨日の自分を繰り返す。
そうしている間にも、
ある人は革新的な金融サービスをつくっているかも知れませんし、
またある人はタクシー業界をぶっ潰すようなアイディアを出しているかも知れません。
はたまた、屈強な営業マンと営業代理店を抱えている会社が逆立ちしても真似できないような
競合サービスを広めるために動いているかも知れません。
そう、あなたの席は、
いつもの席に座ることで守られるかも知れませんが、
そもそも、
その席を置くための床が、もの凄い勢いで崩れようとしているかも知れません。
それは、床の老朽化の問題なのか、
はたまた、外部からの力によって床が破壊されるのかも知れません。
付加価値を生むということは、
新たな床をつくることであり、
既存の床をより良いものにリフォームすることでしょう。
頭の中身というのは、
インプットの量と質、
問いかけの内容によって、
いかようにも働きが変わるという、
たいへん不思議なものでもあります。
そういうわけで、
自覚的に新しい情報に触れることや、
よく分からないものごとをより深く解釈したり、
そういうことをしていくところから、
昨日と違う自分の思考、
というのが出てきたりします。
私は毎朝、必ず情報のインプットを行います。
というのが、
古い自分のままで思考を始めると、
昨日の自分の繰り返しをし兼ねないからです。
ビジネスクリエーターズのメールマガジンは、
私の担当回は第三火曜日の朝に配信するようにしていますが、
朝配信のひとつのメリットはそういうことにあります。
また、悲しいかな、
無料で出しているからかも知れませんが、
あまり読まれていません。(涙)
とはいえ、
ビジネスや起業、働き方に関するお悩みを聞いた時に、
3割くらいは、
「だから、、、あのメルマガの号で書いたのに」
なんてことがあったりします。
というわけで、
ビジネスクリエーターズのメルマガ、
読んでください。笑
というのもありますが、
常に、昨日の自分と違う自分として、
思考していきたいものです。
頭は生きているうちに使え。
そして、頭は外側ではなく中身をつかいましょう、と。
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明日は八須くんです。

Nomura