こんばんは、スタッフの平です。
ITが進化することで
毎日、新しいサービスが生まれ、新しいビジネスモデルが生まれています。
そのスピードは昔とは比べ物になりません。
そしてバルセロナのお笑い劇場では
顔認証技術を用いて、笑う毎に料金が発生するビジネスモデルが登場しました。
バルセロナのお笑い劇場が一回笑うごとに課金する実験。入場料は無料
一昔前では顔認証技術を安価に活用することなど到底出来なかったのですが、
各メーカーがスマホやタブレット競争をすることによって
マシン性能の向上、部品の小型化が進み、ようやくこのようなビジネスモデルが成立するようになりました。
それにしても従来の仕組みの”劇場でつまらないモノを観たと感じてもお金を払わないといけない”
この当たり前の価値観を破壊したのが凄いですよね。
この仕組が発展していけば劇場だけでなく、様々な場所、
例えば映画館で感動しなかったらお金を払わなくても良いというビジネスモデルも生まれるかもしれません。
ビジネスモデル自体は、大道芸人への投げ銭をハイテクにしただけと言えばそれまでなのですが、
ITが入ることによって人の善意に極力頼らずに済む仕組みになったのではないでしょうか。
顔認証だけだったらポーカーフェイスされたら終わりじゃん!と思った方、
確かにその通りです。
それならばセンシングするデータを増やす対策がまず考えられます。
例えば座席で心拍数や体温等が測れるようになれば、
ポーカーフェイスをしていても感動していることがバレバレに!、となったり。
いや入場時にリストバンド型のウェアラブルデバイスを装着してもらえばもっと簡単に実現出来そうです。
または全体の支払い額は今までと同じにして、感動した人ほど多く支払ってもらったするやり方もあります。
対策方法は色々ありそうですが、実際に導入したバルセロナの劇場の収益はプラスになっていることから
そんなに対策しなくても大丈夫だったりするのかもしれません。
このような仕組みが導入されれば、
次に考えらべきことはセンシングされたデータをどう有効活用するかですよね。
例えば映画館で取れたセンシングデータを制作会社に提供すれば、
どのようなシーン、どのような音楽がユーザにウケるのか統計データで判断できるので
より人が感動する映画が作られるようになったりします。
または口コミサイトにデータが提供されればより信頼性のある評価が可能になったりします。
ユーザ側の利点はデータを提供する代わりに料金が安くなったりかもしれません。
もちろんデータを取られるのが嫌だと言う方は多いとは思いますので、
導入には多くのハードルが待ち構えているでしょうが、
感動した分だけお金を払う、そんな映画館があったら一度は試しに行ってみたいと思いませんか。
(もしかしたらBCの勉強会の料金プランも将来はこのような仕組みになったり、、、するかもしれませんね?)
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明日は平田君です。