一見、役に立ちそうにないものでも、何かが加わると便利になる話

一見、役に立ちそうにないものでも、何かが加わると便利になる話

こんばんは、スタッフの平です。
IoT(Internet of Things)関連の記事を読んでいると、
よく目にする記事の一つとしてスマートロックがあります。
スマートロックとはドアをスマホで開閉できる仕組みを持っており、
物理カギが不要になる。
遠隔操作することが可能になる、といった利点があります。
欠点としては
スマホやロック側の電池が切れていたら開閉できない、
設備費用や運用費用(電気代等)がかかります。
初めてスマートロックの記事を読んだときは
上記の利点と欠点が思い浮かび、
”なんでもかんでもIoT化すればいいってものじゃないだろう”
と正直、いらないな~としか当時思えませんでした。
しかし、最近、
スマートロックにクラウドソーシングを組み合わせる記事を読んで、
ようやくスマートロックの有用性に気づくことができました。
スマートロックの遠隔操作できる利点を活かして、
家主が不在時でも、指定の部屋のみ解錠できるようにし、
その部屋にも家事代行者(掃除とか)の入出を許すというものです。
カギは電子データなので、
家事が終われば使用不可能にすることも容易です。
なので、家主、家事代行者、サービス運営者が直接会うこともなく
サービスの提供がスムーズに行われるようになります。
このシステムを知った時、
なんて応用力のあるシステムなのだろうかと思いました。
まず最初に思いつくのは
家事代行ではなく、Airbnbのような部屋レンタルサービスとの組み合わせ。
鍵の受け渡しが不要になるということは、
旅行者の時間を奪う必要がなくなるので非常にメリットがあります。
ぜひITベンチャーだけでなく、
空き家が多い自治体もこのサービスを構築して欲しいですね。
またスマートロックをドアではなく
別の場所、例えばペットの首輪につけることで、
ペットの散歩代行も円滑にすることが可能になるのではないでしょうか。
(まぁ、日本ではあまりペットの盗難は聞きませんけど^^;)
他にも、記念日のプレゼントを隠すためのサプライズボックスとか、
リアル脱出ゲームのようなものに採用するとか、
エンタメ系でも活躍できそうです。
一個人で使うにはスマートロックは微妙だな~と思っていたのが、
登場人物が増えることでこんなにも価値が高まるとは思ってもいませんでした。
一見、あまり役に立ちそうにないものでも、
何かを加える事で劇的に便利になる。
これを忘れないで自身の仕事に活かしていきます。
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明日は平田君です。

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