小さな自転車屋さんとの話(大手が参入した時に中小が生き残るには)

小さな自転車屋さんとの話(大手が参入した時に中小が生き残るには)

こんばんは、スタッフの平です。
先日、近所の自転車屋さんへパンク修理をお願いした際に聞いた
この時代に小さなお店が生き抜いていくためにどうすれば良いのか
のお話を書きたいと思います。
先日、自転車の後輪がパンクしたので
近所の小さな自転車屋さんへ修理を依頼しました。
しかしパンク修理で済むと思ったら、思った以上にタイヤの損傷が激しく
結果、タイヤ交換をお願いすることになったので
店主が修理する横で椅子に座りながら軽い雑談を始めました。
交換の片手間、店主が自転車の空気入れは月に1回は必要といった
自転車のメンテの仕方から話が入り、
近年は修理の依頼が多いから生活が出来ていることを話してくれました。
そして近所に大手の自転車屋が出来た当時の話に移ります。
自転車というのは滅多に購入されるものでもないし、
修理も1年に1台に付き1,2回ほど。
半年間お客さんが全く寄らず
お店が閑古鳥になり、非常に苦しい時期があったことを語ってくれた。
だが半年経過後、少しずつお客さんが戻ってくるようになった。
それはなぜか?
自転車というのはお店には8割組み上がった状態で納品される。
残り2割はお店のスタッフが組み立てなければならない。
素人が組み立てた自転車は極稀に前輪が外れることもあったり、
修理の質が低かったりと、
新車は安いが、その質やその後のメンテはあまり良くないため、
修理であれば昔からあるお店にお願いしたいと、
お客さんが戻ってきたのでした。
(ちなみに自転車の整備にも国家資格があるのはご存知でしょうか)
なぜ近所に大手の競合があるのにお店を続けていられるのか。
それはひとえに今まで真心込めたサービスを行ってきたからだと店主は語ってくれた。
真心込めたサービスをしてきたからこそ、
一度は大手のお店を試したお客さんが、自分のお店のほうが良いと選んでくれたのだと。
また、大手が出来たことは必ずしも悪いことばかりではなかったと言う。
それは大手のおかげで自転車に興味をもつ人が生まれた。
つまり自転車人口が増えたため、修理の件数も増えたのだった。
大手が新規参入しても中小が生きていく道はある。
これは他の業種にも通じるものがあるのではないでしょうか。
気がつけば1時間近くお店に長居する結果になりましたが
タイヤ交換代4000円以上の価値のある話を聞けた一時でした。
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明日は平田君です。

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