あなたは誰にラブコールしますか?

あなたは誰にラブコールしますか?


こんにちは、スタッフの大久保です。
個人的な趣味として、映画以外に音楽もいろいろなジャンルを聴くのですが、
先日はm-floのLiveに行きました。
Liveの帰りにいろいろと調べてみたら、m-floのVERBALが
『フィーチャリング力』というビジネス書?を出していたことを知り、
さっそく購入してみたのですが、とても内容がよかったので
一部内容を抜粋してご紹介します。
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『フィーチャリングは、「ラブコール」から始まる』
 今の時代、インターネットの発達によって、これまで多くの人手を必要としていた作業が一人でもできるようになってきました。PC一つあれば、自宅にいても個人で独立して仕事をすることが容易くなってきたと言えます。それゆえセンスがあって努力さえすれば、一人で何でもできると錯覚しがちです。
 けれど、会社、街中、家庭など、自分の身の回りをよくよく見渡してみれば、多くの仕事は一人だけで完結する作業ではなく、誰か他の人との共同作業の中で進んでいく物事ばかりです。これは単に、時間や人手などの物量的なことばかりを言っているわけではありません。規模の小さな仕事でも、相反する個性の人同士が力を合わせることで、一人では作り出せないものを作ることができます。
つまりは、効率化や便利な道具が増えて、一人でできる部分が大きくなればなるほど、「一人ではできないこと」の真価が、より問われるようになっているとも言えます。
僕は音楽やファッションの分野で仕事をしていますが、この事実は、どんな業界や業種であっても同じ。商品開発であれ、営業であれ、誰も見たことのないような素晴らしい成果を生み出すためには、そこに携わる一人一人が、それぞれの力をうまく合わせて仕事にあたることが必要です。そのために、一緒に働く人の力を最大限に引き出して「1+1」を3にも4にもするのがフィーチャリングの極意なのです。
 では、フィーチャリングの考え方を仕事に活かすためにはどうすればいいか? 僕がまず言いたいのは、フィーチャリングは「ラブコール」から始まる、ということです。
 m-floが2003年に「loves」というフィーチャリングのプロジェクトを始めたときも、まさにこのことを意識していました。このプロジェクトにおいては、楽曲をリリースするときの名義には、必ず「m-flo loves ○○」のように参加してくれたアーティストの名前を入れています。この名義にも、自分たちがやっているのはラブコールなんだ、という意味が込められていたのです。 (中略)
しかも、僕らの仕事は誰と一緒にコラボをするかを考えるだけでなく、それを相手にオファーする過程にも関わっていました。レコード会社のスタッフにすべて任せてしまうのではなく、どうお願いするかを僕自身も考え、時には直接相手にコンタクトをとって、フィーチャリングをお願いしてきました。だからこそ、「あなたの歌声が大好きです。だから、あなたが必要なんです」ということを、参加するアーティストの一人一人に伝えることができたんです。
 アーティストと楽曲を制作する場合だけでなく、仕事の場でもこの考え方は同じです。僕は、誰かに仕事をお願いするときには、それが常にラブコールであるように意識しています。あなたの得意としていることや、持っているものが、自分はとても好きだし、必要としている。だから一緒に仕事をしたい。“そういう思いを伝えるのがラブコールです。
つまり、もしあなたが誰かに仕事を依頼したいならば、その相手に対して「あなたの実力やスキルを尊重している。だから、あなたの力を貸してほしい」ということを、まず伝えることが大事になります。これはゲストや取引先だけでなく、先輩や後輩、同僚が相手でも同じ。
 誰かに仕事をお願いするときのコツは、いわばラブレターを書くような気持ちになることなのです。ラブレターを書いて思いを伝えるときに、いい加減な書き方をしようとする人はいませんよね? 異性を口説くときにも、きちんと思いを伝えないと相手の信頼を得ることはできない。「あなたのこういうところが好きなんです」と、自分の思いを伝えることが、まず一番大事なこと。これを仕事に置きかえるならば、「○○さんと一緒じゃないと、○○のプロジェクトはうまくいかない」とか、「○○さんがいないと、新商品を○○のマーケットに広げられない」というように、相手をリスペクトする部分を、誠意を持って具体的に伝える。そうすると、言われたほうは嬉しいし、やる気になってもらえる。実力を存分に発揮して仕事にあたってくれるようになるでしょう。
 フィーチャリングを成功させるためには、相手にラブコールをすることがまず必要になるのです。
 (VERBAL 『フィーチャリング力 あなたの価値を最大化する奇跡の仕事術』幻冬舎 2013/2/27)
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ビジネスクリエーターズで言えば、毎月のLiveを開催するにあたり、講師の方へ講演のご依頼をさせていただいたり、開催が決まった場合は、会員のみなさまへご案内をさせて頂いたりすることがあります。
上記の記述からいえば、それらはすべてラブコールであることを再認識しました。
今月のLiveのご案内はこちらです。よろしければご参加ください。
ビジネスクリエーターズへの会員登録はこちらから。明日は野村君です。

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1 comment so far

あなたは何をプレゼントしますか? | ビジネスクリエーターズPosted on8:48 am - 6月 14, 2014

[…] 前回のブログに続き、m-flo VERBALの『フィーチャリング力』という本から 良いと思った内容をご紹介します。 […]