第八回 戦国武将に学ぶ現代のビジネス戦略(毛利元就)

第八回 戦国武将に学ぶ現代のビジネス戦略(毛利元就)

こんにちは、スタッフの平です。
さて、恒例のネタですが、
前回、竹中半兵衛、
前々回が黒田官兵衛と
軍師系統の武将の紹介をしました。
なので、今回はその延長で
謀(はかりごと)に長けていた武将をご紹介します。
というわけで、今回は謀神とまで言われた
毛利元就で行きたいと思います。
毛利といえば三本の矢というお話が有名ですね。
一本の矢だと簡単に折れるが
三盆束ねれれば折れないという
息子たちに結束の大切さを伝えたお話です。
そういえばアベノミクスも三本の矢ってキャッチコピーですね。
で、その三本の矢を現代に当てはめると
グループ会社は親会社と子会社が力合わせて頑張ろうー!
で終わってしまいますので、
毛利元就の戦で最も有名な
”厳島の戦い”を現代のビジネス戦略にあてはめたいと思います。
厳島の戦いとは、まだ毛利家が小さな頃に
西に位置する敵国が2万の大軍勢を引き連れてやってきた際に、
元就が僅か数千で大勝利を収めた戦です。
パッと箇条書きで書くと元就は以下の様な策を行いました。
・敵軍の武将が内通している嘘を信じさせ仲間割れ
・重要拠点への築城と、敵軍への内通者送り込みによる兵力分断
・敵総大将を厳島へ誘い込み
・厳島周辺の制海権を握る
他にも他勢力への牽制だったり、細かなことを書くときりがないですね。
さて、これのポイントは
相手の土俵で戦わず、
自分たちが勝てる土俵を用意して
即効で決着をつけることです。
仲間割れをさせたり、兵力分断させて
直接対決する兵力の数の差を縮める。
そして、制海権を得ている場所に敵総大将を誘い込むことで
数ではなく速さで勝負を決める。
ビジネスに置き換えると、
大企業がカバーしないorできていない市場で戦い、
先行者利益による勝利といったところでしょうか。
いわゆるニッチ戦略にあてはまりますね。
勝てる場所(市場)を探す、勝てる状況を作り出す。
戦でもビジネスでも重要なことだと私は思います。
それでは、本日はここまで。
またご会いしましょう。
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明日は平田君です。

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