第七回 戦国武将に学ぶ現代のビジネス戦略(竹中半兵衛)

第七回 戦国武将に学ぶ現代のビジネス戦略(竹中半兵衛)

こんにちは、スタッフの平です。
前回は黒田官兵衛の紹介でしたので、
今回は軍師繋がりの武将でいきます。
さて、黒田官兵衛と最も縁がある軍師といえば、
そう竹中重治(通称、竹中半兵衛)です。
半兵衛のお話で私が一番好きなのは、
官兵衛の息子にまつわることですが、
それは今年の大河ドラマの見せ場の一つと思われますので、
皆さん、ぜひ大河ドラマでご確認ください!
ということで、今回は半兵衛の最も有名な逸話、
稲葉城乗っ取りを現代のビジネスにあてはめて考えてみたいと思います。
まず、稲葉城乗っ取りの何が凄いのかと言いますと、
半兵衛は僅か16人の部下だけで1日で城を奪取したことです。
当時、稲葉城を攻めていた織田信長の軍が約1万5000と言われています。
その兵力に対して互角だったことを考慮すると、
5000人近くの兵が稲葉城にいた事が仮定できます。
(攻城戦は攻め手が守り手の最低3倍兵力がないと攻略出来ないと言われている)
つまり現代に例えると部長クラス(もう少し上かも?)の人間が社長にクーデターをおこして
5000人の従業員を1日で従えることに成功したと置き換えることが出来ます。
とここまでの数字や肩書だけみると半兵衛って凄い!、で終わってしまいますので
ここでちょっと捻くれた見方をしてみます。
少人数で城を乗っ取ったというところですが、
実は同行者の中には安藤守就という取締役クラスの武将も居ました。
そして5000人の従業員といっても、その多くは平社員で
上の人間が誰に変わろうがあまり気にしない空気があります。
そうなると社長が逃亡したなら、安藤氏と力を合わせて、
少数の取締役クラスの人間を排除して、
部長、課長クラスの人間たちさえ抑えることに成功すれば、
乗っ取りに成功することが出来るということです。
現代において暗殺という手はありませんが、
この厳しいビジネス社会で、
本当の敵は身内にいる!、なんていうことがないように
皆さんも互いに尊敬し合える関係を
社内できづかれたらいかがでしょうか?
それでは、本日はここまで。
またご会いしましょう。
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明日は平田君です。

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