塾に行けない子供たちはどうなるのか

塾に行けない子供たちはどうなるのか

こんにちは。小沢です。
先日、児童養護施設の子供たちの学習支援をしている団体3keysを運営している方からお話を聞くことがありました。
日本では3万人の子供たちが虐待、貧困等で、家庭に代わって児童養護施設で生活をしているそうです。
児童養護施設の子供たちも学校へ行っているので、本来なら十分に教育を受けて進学をするはずですが、なかなかそううまくいかないのが現状のようです。
このようなデータをその時紹介されていました。
2008年度小学6年生を対象にした全国学力テストをもとに行われた文科省の研究結果によると、
学校外教育費が月額1万円以下の子供たちと、月額5万円以上かけている子供たちのテストの平均点の差が、
・・・なんと34点もある、ということでした。
(それぞれ平均点は44点、78点だそうです。)
ここからわかるのは、学校の教育だけでは落ちこぼれてしまうという現状ということです。
学習塾などにお金をかけてもらえる子供たちは成績が伸びていき、そうできないこは成績が伸びない。
学年があがるにつれ内容も難しくなっていくので、最初につまづいてそのまま放っておくと、将来の希望や意欲の格差につながるということです。
公教育だけでは、学習内容についていけない子供たちがたくさんでてくるという状況は、教育に関わるものとしてずしんときます。
公文、学習塾、家庭教師、または手厚い指導をする私立学校等々。
そういうところに行きたくても行けない子供がこの先どうなるのか。
そこで、金銭的に塾などに通うことが難しい児童養護施設の子供たちにも、大学生や大人がボランティアで学習支援をしようと立ち上がったのが、冒頭に出てきた3keysさんでした。
ここでは家庭教師をしたいボランティアも募集していますし、またボランティアさんの派遣費、研修費などもかかるので寄付という形での応援も受け付けているようです。
ブックオフとも提携していて、読まない古本を売ったお金を寄付するということもできます。
http://3keys.jp/
こういう現状を知って何かしら応援してみたくなったらぜひこちらのURLをのぞいてみてください。
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明日は大久保さんです。

etcstaff