犬のお産で信頼感を学ぶ

犬のお産で信頼感を学ぶ

こんにちは、なかしーです。
前回に引き続き動物ネタです。
佐賀の実家に住んでいた頃、とても好きなベルという犬が居ました。
そのベルが訴える事は、何故か表情を見るとすぐ分かりました。
ミズなのか、エサなのか、サンポなのか、撫でてなのか。
今でもこの特技のせいか、姉の子供(赤ちゃん】が鳴き出した時の理由は大体わかりました。
お腹すいたのか、眠いのか、ウンチなのか。。
それはさておき。
そのベルは、私の中では、家族の中で私に一番なついていると思っていました。
実際、ほとんどのシーンで、大体そうでした。
しかし、ある時を境に、何かが変わったのです。
それは、そのベルの最初のお産の時でした。
その時は、難産だったのか何なのか覚えていませんが、動物病院に連れて行ってのお産でした。
(普通は家で産ませてます。)
その時、私もついて行ったのですが、あの病院の独特の匂い(血と羊水の混ざった匂い?)に、元々血に弱い私は一髪KOで、外で具合悪くなってしまったのです。
結局、体調が戻らぬままお産は終了し家に帰ったのですが、それ以降、ベルは私ではなく最後までしっかり立ち会った父親を頼るようになりました。(これは、本当に「頼る」という感覚なのです。)
それはそれは大変ショックだったのですが、その後父親に言われた言葉も衝撃でした。
「幸一郎。犬でもの、あがん時に、誰が頼らるっかば、ちゃんと見とっとぞ。」(犬でもね、ああいう時には、誰を頼れるのかを、ちゃんと見ているんだぞ。)
と。
平時は仲良くして居るのはもちろん当たり前でしょうが、そういった有事の際にしっかりしていて、そばに居て頼りになれるかどうかで、深い信頼関係が作られるというわけです。
動物だからこそ、そういう時の反応はダイレクトなんでしょう。
当時は、ただただショックだったのですが、今考えてみると、中々いい経験をさせてもらった気がします。
会社やチーム、家族などの人間関係においても同じ事が言えるのでしょう。
「血と羊水の混ざった匂い」というのは日常性価値においてはそうそうありませんが、ビジネスのプレッシャーや危機・怪我などは起こりえます。
日頃からだけでなく、有事の際に、どれだけドンと構えてしっかり支えていけるか、意識を高く・強くもっておきたいと思います。
そういえば父親は、会社の人にもとても慕われていました。
私も父親の様になりたいと、改めて思ったそんな今日この頃でした。
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明日は小沢さんです。

Nakashima