こんにちは。八須です。
このシリーズも5回目です。
生産性向上が日本を救う その1
生産性向上が日本を救う その2
生産性向上が日本を救う その3
生産性向上が日本を救う その4
前回は、日本の労働生産性が低いのは、日本経済の7割を占めるサービス業の
労働生産性が低いためだということを書きました。
ではどうしたら生産性を上げることができるのでしょうか。
製造業の生産性が高いのは、機械化・IT化が徹底されているためという理由があります。
サービス業では製造業ほど機械化することはできませんが、IT化はかなりの部分まで
すすめることができるでしょう。IT化の進んでいる企業は生産性が高いという調査結果も出ています。
また最近ではSaaSやASPといわれる、インターネット経由で安価に
利用できるシステムも広がってきています。そういったものを利用すれば、自社専用の
システムを作る予算のない企業でも、高度なシステムを利用できます。
規模の差も生産性に関わってきています。やはり大企業の方が、中小企業よりも
生産性が高いのです。極端なことを言えば、M&Aを積極的に行い、規模を追求することで
生産性を上げることはできるということです。
ただ、それだけでは、最終的に寡占・独占状態になってしまい競争がなくなってしまいます。
常に新しい企業が生まれる必要があるのです。
しかも、若い企業は生産性が高いという調査結果もあります。新陳代謝は大事なんですね。
続きます。
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明日は阪倉さんです。