生産性向上が日本を救う その4

生産性向上が日本を救う その4

こんにちは。八須です。
このシリーズも4回目です。
生産性向上が日本を救う その1
生産性向上が日本を救う その2
生産性向上が日本を救う その3
前回は、日本の労働生産性は先進国中では高くない、ということを書きました。
ちなみに、主要先進国と言われる日米英独仏加伊(G7)中、最下位です。
いったいどういうことなのでしょうか?
このデータを引いてきているのは社会経済生産性本部の労働生産性の国際比較2010年版という調査なのですが
ここでは製造業・サービス業に分けての分析も行なっています。
それを見ると、実際のところ日本の製造業の労働生産性は高い(22カ国中6位)のですが
サービス業の労働生産性がとても低い(小売で21カ国中17位、飲食宿泊で20カ国中15位)と
いうことがわかります(比較国数が違うのはデータがある国の間で比較したため)。
そして、日本といえばものづくり大国、製造業が強い!というイメージがありますが
GDPに占める割合で言えば製造業は25%に過ぎず、実に72%がサービス業で占められています。
いくら製造業の労働生産性が高くても、7割を占めるサービス業の労働生産性が
低かったら、全体としては低くなってしまうのは当然なわけです。
続きます。
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明日は阪倉さんです。

Hachisu