こんにちは。八須です。
前回の続きです。
前回、生産性の定義について書きました。
それによれば、アウトプット=生み出した価値を、インプット=生産に要した諸要素で
割ったものが生産性ということでした。
今回は生産性の中でも、労働生産性について書きたいと思います。
先の定義に従えば、労働生産性とはアウトプットを労働投入量で
割ったもの、ということになります。
つまり、例えばひとつの製品を作るのにどれだけの労働が必要か、ということです。
ところで、日本人は勤勉で優秀だとよく言われます。
では、日本の労働生産性は、当然高いのでばないでしょうか?
しかし、実際にはそうではありません。それどころか
シエスタ(昼休み)を3時間も取るスペインや
法律で週35時間以上働くとその分有給休暇になるフランスよりも
日本の労働生産性は低いのです。
OECD加盟33カ国の中で、日本の労働生産性は
たったの22位(2010年)。これはこの年に限ったことではなく
ここ10年を通して、20位より上に上がったことはありません。
一体、なぜなのでしょうか?
続きます。
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明日は阪倉さんです。