TSUTAYAがネット事業を統合

TSUTAYAがネット事業を統合

友部です。
身近な話をひとつ。
TSUTAYAを運営するCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)が、
ネット事業を統合する、というニュースが流れました。
http://www.ccc.co.jp/company/news/2011/20110928_003144.html
・ハリウッド映画などをテレビ・ブルーレイレコーダー向けに配信する「TSUTAYA TV」
・インターネット宅配DVD・CD・コミックレンタルサービス「TSUTAYA DISCAS」
・DVD、CD、ゲーム、書籍、雑誌などを販売するする「TSUTAYAオンライン」
・携帯電話向けサービス「TSUTAYAプレミア」
・電子書籍サービス「TSUTAYA.com eBOOKs」
を、統合するようようです。
これは、幾つかの段階的な示唆を見出すことができます。
●事業効率化
「店づくり」は重たい投資です。
初期費用も高いですが、賃料と人件費は、
続く分、もっと高い。
賃料よりもサーバー台
建築費よりも店舗ページ費
店員さんの人件費よりもWEBオペレーターの人件費
のほうが、安い、ことは確実です。
来店者が少ないことは、同等のネットサービスがあるのであれば、
マイナス事項ではなく、むしろ退店判断をすることもでき、
事業効率は向上します。
●ネット事業のスピード加速
従来は、「店舗」という存在があったので、
「店舗」が絡む物事の決裁は、相応の時間がかかっていたでしょうが、
ネットサービス会社化をしたことにより、「ネット」を主役として、決裁が早まることでしょう。
消費者支店では、ほしいと思った瞬間と、手に入る瞬間
が、労せずに近くなることは歓迎できます。
●コンテンツビジネスの競争
従来、個人的な印象ですが、
本が代表するように、Amazonが、
オンラインコンテンツ流通の主役だったと感じています。
中古品の購入も可能で、お世話になってました。
ですが、今は、
・ドコモ系電子書籍サービス Honto!
・いろん動画/DVD DMM.com
・BookOFF系オンライン Bookoffオンライン
など、コンテンツを入手するチャネルとしての
競争の拡がりをつよく感じます。
TSUTAYA系としても、その波に乗り流さない一手なのでしょう。
 
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