『ビジネスクリエーターとして大切なことは全てサッカーから学んだ』-その51-

『ビジネスクリエーターとして大切なことは全てサッカーから学んだ』-その51-

こんにちは。のむらです。
しばらく空きましたが、引き続き、このシリーズです。
全国のサッカー経験者の方、また、サッカー小僧のご家族、ご友人の方に、
サッカーに打ち込むことで、ビジネスパーソンとしても一流になるための素養
が身につく、というご理解を頂ければ幸いです。
↓過去の記事↓
その1
その2
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その9
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■できることをやる
最近、セルジオ越後さんの記事が話題になりました。
今年は、アジアカップで日本代表が優勝しました。
殆どの試合が苦しい試合でした。
シリア戦では(誤審だとは思いますが)退場者が出てしまいました。
結果的には、1人少なくなった後に、なんとか1点を取って勝ちました。
特に、最近の日本代表は、選手が人として成熟しているような気がします。
ボールを触らせれば、今の代表の選手は、過去の選手と比べて、そこまでずば抜けてはいません。
ただ、人間的な成熟度がかなり高まっているところに、逞しさを感じます。
南アフリカワールドカップの期間中から、選手ひとりひとりの「チーム全体を考える姿勢」
が、とても向上してきたと思います。
そうやって出来上がった結束力の強いチームは、
強敵との戦いで威力を発揮してきましたし、
観戦する私たちへの感動も与えてきました。
さて、今の日本は、震災によってあらゆることがピンチだと思います。
人によっては、「潜在的なリスク」くらいに捉えているかも知れませんが、
私は、そんな段階には無いと捉えています。
特に、現状の「過剰なまでの自粛ムード」は、そうとうの危機感を持っています。
件のセルジオ越後さんの記事にもある通り、
これは、「退場者が出たからといって、走るのをやめている」
ということに他なりません。
悲しみや悼みというのは感情です。
しかし、感情を行動にそのまま表すことというのは、
時としては意識的にコントロールをしなければいけないことです。
もし、そのコントロールを行わなければ、
世界はもっと紛争だらけ、犯罪だらけになっていると思います。
私は現役中にイエローカードをもらったことはありますが、
退場になったことはありません。
退場になると、チームへの負荷が大きくなるので、
イエローカードをもらったら、何かと注意したものでした。
ただ、たまには退場者が出るゲームもあります。
退場といっても、レッドカードをもらう場合もあれば、
既に交代枠を使い切った後に、ケガ人が出た場合というのもあります。
どちらのケースも目の当たりにしたことはありますが、
今の日本は、後者のケースに近いでしょう。
じゃあ、後者のケースでチームが1人足りない、という時、
残った選手はどうするか?といえば、
「11人の時以上に走る」
「11人の時以上に考える」
という姿勢になります。
「悲しいので私もベンチに下がります」
なんていう選手は、普通はいません。
こんなことは、子供であっても、当たり前に理解しています。
潔癖なまでの言葉狩り等は、
全体感の無い「行き当たりばったりのチームワーク」
でしかありません。
本来、チームには「集まっている目的」があるわけで、
それを見失っているのは、手段の目的化でしかありません。
全てが全てとは言いませんが、
現状の過剰なまでの自粛ムードは、
ややもすれば、ケガ人が出たことを理由に「ぼくも休みます」
と言っているのに等しいのではないでしょうか?
私たち、今生きている人間は、震災前よりもがんばるのが、
サッカー少年ならば当然の姿勢なのです。
明日は友部くんです。

Nomura