『RBCのスタッフをやっててよかったこと』

『RBCのスタッフをやっててよかったこと』

こんにちは。のむらです。
今日は、いつものシリーズではありません。
また、RBCそのものシリーズです。
前回は、マーケティングの話をしました。
今回は、ちょっと個人的な話をしてみたいと思います。
私は、どんな体験からでも、学ぶべきことがあると思っています。
その意味では、何をしても良いといえばそうなんですが、、、
RBCのスタッフになってよかったことは何か?
というのをちょこっと書いておきたいと思います。
1.0→1を経験できた
まず、私はRBCのできた時からスタッフをやっています。
単純に、何もない、どうなるか想像もつかないところからやってみたというのは、
いい経験だったと思います。
というのも、手取り足取り教えてもらえたり、想像力をあまり発揮しなくても、
完成イメージが描けるような場であれば、創造的な想像をする力は、
殆ど養われなかったのではないか?と思います。
「叩き台があったり、前例があれば動けます」
正直言って、こういう人なら山ほどいますし、
こういう経験なら山ほどできます。
何だか知らないけど、やってみた。
それは、世間知らずだったからできたのかも知れません。
はたまた、世間知らずだったから想像がつかなかったのかも知れません。
とはいえ、とにかく、何もないところから何かをつくりだす、ということに関われたのが、
最も大事だったことだと思います。
これはベタな話ではありますが、やっぱり言うほど甘くはないと思います。
2.人に会う理由ができた
次に、人に会う口実ができたこと、です。
社会人になったと言っても、私は大企業に入ったので、
何の権限もない一社員でしかありませんでした。
もちろん、本気で相手のことを考えれば、何かしらの価値を生み出すことはできるはずなので、
それが、異なる属性や、異なる価値基準の人に会えない言い訳にはなりません。
とはいえ、油断するとすぐに怠けてしまう私ですから、
「積極的に起業家・経営者の方とお会いしなければならない立場」
とも言えるRBCのスタッフでいられたことは本当によかったと思います。
そのおかげで、何とかそういう方々と少しでも会えないか?ということを考え、
また、会社員としてはお仕事を受発注し難い立場でしたが、
RBCはお仕事と言ってはいけないレベルの話だとは思いますが、
お願いをする口実にはなりました。
そうすると、どんな方にお会いしても、お会いする理由がある、お話する理由がある、
という状態が常に用意されていました。
常に手ぶらな状態にはならないので、このことは非常に大事なことでした。
3.マルチキャリア
そして、次世代型のキャリア構築というのを、自分自身で試せたことです。
成熟した社会においては、
→人と同じことをやり続けることの価値が生まれ難い(同じ仕事をやり続けにくい)
→事業そのものの寿命が短くなる(今ある仕事が急に必要なくなったりする)
→知識やノウハウのコモディティ化が早い(仕事が習熟しやすい)
といった性質が強まります。
しかし、それに抗おうとして、
沈みゆく産業、必要とされない仕事に生活をのっけてしまって、
生存権を盾に、あまり世の中全体にとって効率的ではない行動をするオトナも少なくありません。
こういう人に対して、
「君たちは無能だから消えてください」
と言うのはカンタンですが、
「じゃあ、どうしたら良いのか?」
というのを示しておかないと、「太陽と北風」でいうところの北風みたいなオチになる気がします。
成熟した社会において、
同時に複数のキャリアを構築する、
というのは、もう、あまりにも当たり前なリスクヘッジの方法だと思います。
これは、個人のリスクヘッジにもなっていますが、
世の中の最適化にもなっていると思います。
不要な産業に世の中の資源を投じることになったニュースが日本でもありましたが、
正直なところ、当事者の方々が、他の分野でも活躍できるようにキャリア構築を
行ってきていれば、あまり大きな問題ではなかったと思います。
私は、マルチキャリアという概念(ケータイではありません。。。笑)だと思っていますが、
これはもっと世の中に浸透すべきです。
個人にとっても、世の中にとっても、実は、会社にとっても良いことです。
RBCは私にとってはそういう場になりましたし、
法人化した時の仕組みも、そのように設計されています。
これを全部話せば、何回かの講座にもなりました。
4.知識やスキルが増えたこと
勉強会に何度も参加しているというのもありますが、
開催する側になれば、ここでこんなことを書いてしまって良いのか
ちょっと微妙ではありますが、、、汗
正直、参加者の方よりも学習効果が高い場合が多いです。
それは当然で、
その勉強会の価値がどこにあるのか?
何が狙いなのか?
どうしてその講師の方をお招きしたのか?
講師の方はどんな方なのか?
ということを、多くの参加者の方よりは、
勉強会の主催者のほうがよく知り、よく考えているからです。
そういう状態で勉強会に臨んでいるわけで、
しかも、ちょっと眠いとか、そういう理由で欠席するわけにもいきません。笑
単純に、学習量が強制的に確保されます。
また、マルチキャリアの話とも絡みますが、
いろいろな種類の作業をやることになります。
会社員としては、知らないうちに意外と色んな方に作業を丸投げしていたわけですが、
そういうわけにもいかず、やったことのない作業がたくさん出てきます。
そういう時に、自分は知らないと言ってられず、調べてやるしかないのです。
さらに、異なる会社の人たちと、仕事を進めていくことで、
勉強になることも多いです。
例えば、私のパワーポイントのスキルは、就職先の企業では
殆ど教わったことがない状態で構築されていきました。
実は、某外資系コンサルファームの先輩から連日のようにご指導を頂いた時期がありました。
たった1枚のスライドを褒めて頂くまでに半年くらいかかった気がしますが、
自分のつくったスライドが初めて褒められたことは、今でも鮮明に覚えています。
近視眼的に見れば、パワーポイントの扱い方と思われてしまうかも知れませんが、
その背景にある考え方であり、もっと言えば、頭のつかいかたであったりと、
たくさんのことを学んだ本当にかけがえの無い経験でした。
いつも寝不足でしたが、あの時にぐっすり寝ていたらと思うと、とても恐ろしいです。
5.人の動きを見れた
あとは、RBCというのがコミュニティであることに関係が深いのですが、
人がどんな情報に対して、どう動くのか?
というのを定点観測できていることはとても恵まれています。
これは、人が集まっている場を運営していけば、
ほぼ共通的にできることです。
もちろん、当事者がどの程度のアンテナを立てているかによって、
だいぶ差があるとは思いますが。。
【おまけ】
よかったことを話せば、じゃあ、よくなかったことは?となるかも知れませんが、
あまり思いつかないですね。。
思い通りにいかないことであったり、失敗したなぁ、、ということはありますが、
しかし、それらは全て貴重な学びとなって、生かされていたりします。
ちょっとだけ例を出すと、
私は、
「RBCのスタッフに人を誘うこと」
というのをある時から一切しないようにしました。
スキルだとか知識だとかを見れば、
「戦力になりそうな方」
というのは、色々なところにいらっしゃいます。
ただ、そういう一見強そうな方であっても、
「自分で決めていない」
という方は、実は、とても弱いです。
ピンチになるといともカンタンに倒れます。
これは、過去にそういう失敗があったので学んだわけですが。。。汗
と、今回は個人的なことを書いてみました。
RBCへの会員登録はあなたの意志でどうぞ。
明日は友部くんです。

Nomura