『息の長いRBC的マーケティング発想』

『息の長いRBC的マーケティング発想』

こんにちは。のむらです。
今日は、いつものシリーズではありません。
また、RBCそのものシリーズです。
前回は、定例勉強会の話をしました。
今日は、RBCのマーケティングにおける考え方を書いてみます。
さて、そもそも、「マーケティング」とは何か?
様々な説や解釈があるこの問いですが、
私の定義は
「自分(自社)の目の前にお客様(ユーザ)の行列をつくるための活動」
です。
RBCでは、どのような考え方をしているのでしょうか?
最近は、「Webマーケティングのコンサルタント」なる人が、
Twitterでガンガン人をフォローしまくったり、
Facebookでガンガンリクエストを送りまくったり、、ということがあります。
で、そういう人が来ると、「まだこんなことやってるんだ。。。」と、
感じている次第です。
いわゆる押し売りマーケティングというか、
「今すぐここに並んでください」
と、拡声器を持って叫び、走り回っている街宣車のようです。
このような手法の効能は何か?というと、
→比較的短期間でたくさんの人にリーチする
ということにあります。
と書くと、「それは良いこと」だと思う人もいると思いますが、
私が考えるRBCのマーケティングからすると、それは、悪だと思います。
それはなぜか?というと、RBCは、
→無理やり人を集めるべきではない
→100年後にも自然に人が集まる場であるべき
というところに立っています。
短期間で人を集めるようなマーケティングは、実は、
「市場からの評価が早く出る」
という特徴があります。
市場というのは、その人が商圏にし得る範囲のことですが、
仮に、Twitterユーザを市場とした場合、
どんどんフォローしまくっていくと、短期間のうちに、
「市場内のリーチ率」
が上がっていきます。
「リーチ率が上がるのは良いことだ」
という常識に縛られている人が多いところだとは思いますが、
息の長いビジネスをやろうと思えば、これが害悪以外の何ものでも無いと思います。
どういうことか?
市場内リーチ率を急激にアップさせると、
自分や自社を認知する人の割合が一気に増えます。
認知されると同時に、
「良い(自分に関係ある)」「悪い(自分に関係ない)」
というジャッジが認知した側で起こります。
マーケティング上のメッセージがこうしてジャッジされてしまうことで、
「良い」という人が増えるのは良いのですが、
同時に、「悪い」という人も大量生産してしまいます。
大抵、マーケティングデータとしてこの「悪い」側の人のことを実績値と
することは殆どありません。
しかし、リーチ率が上がって「悪い」という認知をしている人が
市場内で増えていくと、結果的には「市場が無くなる」ということに繋がります。
そうなるくらいなら、「良い」「悪い」以前に、「知らない」という状態で
いてもらったほうが良いのです。
私も、セールスライティングの分野では、おそらく、
そこらへんのコンサルタントが束になってもかなわないような実績を出しましたが、
(反応率24%を超えたことがあります。運もあったと思うので、殆どの人は一生かかっても出せない実績だと思います。。)
それでも、「悪い」という認知を既にしてしまっている人を「良い」という認知に変えるのは、そうとう困難だと思います。
これはちょうど、焼畑農業を一気にやって、「もう土地が無い」となってしまうが如しです。
どんな組織でも、「やらないよりはやったほうがマシだ」
という意見には流される傾向があります。
結果的に、火に油を注ぐことになっても、やります。
RBCは間もなく会員数が2000人になりますが、
やはり、焼畑マーケティングをする気はありませんし、
そうならないようにバランスを取るのが私の仕事だと思っています。
実際、強烈なメッセージで動く人が集まると、コミュニティとしても、
微妙な感じになっていくことが想像できます。
ボソボソとつぶやくようなマーケティングを長期的に続けることによって、
RBCを
「適切なタイミングで」
「知るべき人に知って頂き」
「来るべき人に来て頂く」
ということを続けていきたいと思います。
と、巷の○○コンサルタントを敵に回しそうな話ではありますが、
でも、もし真面目に長期に渡って何かをやろうとすれば、
すごく大事な発想だと思うので、あえて書かせて頂きました。
逆に言うと、勉強会ブーム等に乗っかって3年前くらいから、
色んなコミュニティが立ち上がっているものの、
「何か、集まる人がビミョー」
「いつの間にか、新規の人の入りが減ってきた」
「というか、ちょっとしたら潰れた」
となってしまうのは、この点を真面目に考えるべきではないかと思うのです。
とはいえ、コミュニティの主催者が焼畑農業をやって、
「人が集まっているのを利用して自分だけ有名になろう」
みたいな考えであれば、それはそれで、別に咎めるつもりもありませんが。。。
(ただ、そういう価値観の人とは私なら全然仲良くしたいと思いません。)
ということで、時機が来た方??だけRBCへの会員登録をどうぞ。
明日は友部くんです。

Nomura