坂本龍馬の手紙

坂本龍馬の手紙

こんにちは、スタッフの村上です。
突然ですが、2010年もっとも話題になった人は誰か?と質問があったとしたら、
あなたは誰とお答えになりますか?
私は、「マツコデラックス」という線も捨てがたいのですが、
やはり「坂本龍馬」のような気がしています。
先日、高知へ行く機会に恵まれ、坂本龍馬の記念館に立ち寄りました。
その時ミュージアムショップで坂本龍馬書簡集というものを購入したのですが、
手紙というものは面白いもので、
会ったことがなくても、その人の人となりがなんとなく感じられ、
まるで隣にいる兄貴分のような気がしてくるから不思議です。
中には、龍馬の姉乙女にあてた手紙などで、
現代語訳すると、「くれぐれも他の人には見せないでください」というようなことが
書かれてたりするのですが、
今こうして自分の手紙が多くの人の目に触れていることを龍馬が知ったら、
龍馬ははたしてどんな顔をするのでしょうか?
ちょっと見てみたい気がします。
色々と読んでいて、心に残ったことがあるのですが、
その中で、特に心にのこった一節を書きとめて、
今年最後のブログにしたいと思います。
・・・・(前文略)此頃みよふな岩に渡して思ふニ、
扨ゝ世の中と云ものハかきがら計である。
人間と云ものハ世の中のかきがらの中ニすんでおりものであるわい、
おかしゝめで度かしこ。
<現代語訳>
この頃妙な岩に行きあたり、しゃにむに上りました。
(脱藩を許され、海援隊隊長になったことのたとえと考えられている)
そこで四方を見渡すと、世の中牡蠣殻ばかり。
人間は世の中の牡蠣殻のなかに住んでいるものですなあ。
おかしいおかしい(狭い世界で広い視野なく生きていることの皮肉だと思われる)。
めでたい、さようなら。
それでは、よいお年をお迎えください。
今年最後のRBCブログは吉村君です。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
2011年こそ、「牡蠣殻」を壊してみませんか?
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