狂言が面白い

狂言が面白い

こんばんは。スタッフ八須です。今回は狂言のお話です。
初めて狂言を見たのは1年半くらい前なのですが、
ここしばらく、3ヶ月に1回くらいのペースで観に行っています。
日本古典文学大系の狂言集(上下)なんてのも古本屋で
見つけて買ってしまいました。
狂言師として有名な人というと野村萬斎などが思い浮かぶと
思いますが、自分がよく観に行っているのは茂山千五郎家という流派です。
狂言というのは大きく大蔵流と和泉流に分かれていて、さらにその中に
茂山千五郎家(大蔵流)や野村万作家(和泉流、萬斎は万作の子)と
いうふうに、○○家というのがいくつかずつあります。
違いがわかるほどは観ていないんですが。
狂言は能の合間に演じられてきたものですが、現在では
単独でも演じられています。ほとんどはおかしみのある
笑えるものです。劇中で演者が大笑いしたりすることも
よくあり、だから狂言師は長生きする人が多い、と萬斎が
言っていました(笑)
能や狂言が始まったのは鎌倉時代で、現在演じられている台本が
できてきたのは室町時代ですから、まあ500年くらいは同じものを
やっているわけです。なのに現代の我々が見ても笑えるというのは
ものすごいことですよね。言うなれば本質的なツボを押さえている、
ということなのでしょうか。
長くなってきたので続きます。
明日は阪倉さんです。

Hachisu