こんにちは、大久保です。
『歴史に学ぶビジネス』シリーズを再開します。
今回は源義経の第一回目です。
■「千丈の崖も己の心の持ち様一つ」(源義経)
(勝つということは味方に勝つことである。
味方に勝つというのはわれに勝つことだ。
われに勝つというのは気を持って体に勝つことである)
源義経は、戦が強かったそうですが、
その義経が言ったといわれる言葉。
実際にこの言葉通り実行し、勝ったのが
有名な一ノ谷の戦いでした。
■平家を討つべく一ノ谷に向かう途中、
義経は徒歩でゆうに二日はかかる行程を
休むことなく騎馬を走らせることで
驚くべきスピードで進みました。
当時は、騎兵で長距離移動による奇襲という
戦術発想はありませんでした。
この発想が日本で知られるようになったのは
なんと明治以降、ヨーロッパの近代戦術思想が
入ってきてからのことらしいです。
あまりにも発想が突飛のため、ついていく兵すら
戸惑っていたようです。
ただ、休憩もそこそこに、
戸惑う味方をよそに、戦いで勝つことを目的に
自分の信じる戦法をひたすら実行する姿は
上記で紹介した言葉の通りだと思いました。
■「非常識」に対して「未常識」という言葉があります。
「非常識」は常識ではないこと。
非常識なことを他人に迷惑をかけるなど
あってよいことではありません。
ただ、「未常識」となると違います。
いつかは常識となるけれど、まだ常識になっていないだけ。
その「未常識」に最初に手をつけた人こそ、
その常識の先駆者といえるでしょう。
まさに義経は先駆者でした。
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ミッションとしています。
ビジネスクリエーターとは、
「世界のビジネスシーンにおいて、人に今まで味わったことの無い
感動を与える人財」のことです。
ただ、言い方を変えれば「未常識」を作っていく人でもあるのかなと
思いました。
すでに「常識」となっていることや「模範」に追従するのではなく、
自ら新しいことを創出していく。
そういったことを積極的にやる人が集まる場が
立教ビジネスクリエーター塾であれば嬉しいと思います。
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明日は村上君です。
お楽しみに!