こんにちは、大久保です。
『歴史に学ぶビジネス』シリーズを続けさせて頂きます。
今回は上杉謙信の第四回目です。
鞭聲肅肅夜河を過る
べんせいしゅくしゅく よるかわをわたる
曉に見る千兵の大牙を擁するを
あかつきにみる せんぺいの たいがをようするを
遺恨なり十年一劍を磨き
いこんなり じゅうねん いっけんをみがき
流星光底長蛇を逸す
りゅうせいこうてい ちょうだをいっす
(頼山陽)
■江戸時代の歴史家・頼山陽の詩。
「鞭聲肅肅夜河を過る」とは、
川中島の戦いで、
武田信玄の奇襲を上杉謙信が事前に察知し、
夜に馬で静かに河をわたっている様子をあらわしています。
「曉に見る千兵の大牙を擁するを」とは、
夜が明けて多くの謙信側の兵が武田勢に旗をたてながら
向かっていくときのことを描いています。
「遺恨なり十年一劍を磨き
流星光底長蛇を逸す」とは、
謙信と信玄の一騎打ちで、
信玄を討たんとする謙信が
もう少しのところで信玄を逃してしまった
悔しさをあらわしています。
ここからもわかる通り、
まさに謙信と信玄はライバルでした。
■しかし、だからこそお互いを認め合っています。
それは、信玄が死ぬ間際、
勝頼以下一族に以下のように言っていることからわかります。
「上杉謙信とは和議を結ぶように謙信は男らしい武将であるから
頼ってゆけば若いお前を苦しめるような行いはすまい。
私は最後まで謙信に頼るとは言い出せなかった。
お前は必ず謙信を頼りとするがよい。
上杉謙信はそのように評価してよい男である」
敵対していたと同時に深く信頼していたのでしょう。
■ビジネスもしかり、ライバルだからこそわかることがあり、
またお互いを尊重します。
ライバルがいてこそ、緊張感もあり、負けまいと
向上努力を継続して行うようになる。
(ちなみに、RBCもライバルがいるとかいないとか…)
お互いを高め合う、そんな真のライバルはあなたにいますか?
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明日は村上君です。
お楽しみに!