こんにちは、大久保です。
今回も『歴史に学ぶビジネス』シリーズを続けさせて頂きます。
「晴信行儀に於て、その外の法度以下に相違の事あらば、
貴賎を選ばず目安を以て申すべし、時宜に依り、その覚悟を成すべし」
(晴信(=信玄)がこの法度に反することがあれば貴賤を問わず申し出よ。
自分も罰せられるであろう)
有名な甲州法度の末尾。
信玄は外交だけでなく、内政にも力を入れていたことが
とてもよく分かります。
人が治めるのではなく、法で治める。
しかも、定めた本人も守る義務がある。
今では当たり前のことですが、当時は革新的なことでした。
信玄がこのように定めたのは、
父・信虎が甲斐を治めていたときは
信虎自身が横暴の限りをつくし、国が衰退していったことを
目の当たりにした経験からでしょう。
法をつくり、自らも守る。
だからこそ人の心をひきつけ、
戦のときにも統率のとれた軍を率いることができる。
言うまでもなく、
人の集まるところでは、組織であれ、会社であれ、
同じことが言えたりします。
一つ一つ、わが身に引き当てれば
歴史から多くのことを学べることでしょう。
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以上、大久保でした。
明日は村上君です。
お楽しみに!