『ビジネスクリエーターとして大切なことは全てサッカーから学んだ』?その24?

『ビジネスクリエーターとして大切なことは全てサッカーから学んだ』?その24?

こんにちは。のむらです。
引き続き、このシリーズです。
全国のサッカー経験者の方、また、サッカー小僧のご家族、ご友人の方に、
サッカーに打ち込むことで、ビジネスパーソンとしても一流になるための素養
が身につく、というご理解を頂ければ幸いです。
↓過去の記事↓
その1
その2
その3
その4
その5
その6
その7
その8
その9
その10
その11
その12
その13
その14
その15
その16
その17
その18
その19
その20
その21
その22
その23
↑過去の記事↑
■条件を利用する■
サッカーというスポーツは屋外で行われるのが一般的です。
(一部、例外もありますが)
従って、様々な条件下でプレイすることがあります。
ピッチが土なのか、人工芝なのか、天然芝なのか、、
土なら、固いのか、砂が多いのか、
天然芝なら、深さはどうか、とか、芝の大きさや
ピッチレベルでの禿げ具合は、、、
(スタンドから見ると緑でも、実際にはハゲハゲ、、なんてこともあります)
他にも、デコボコしていたり、、
地面の種類だけでも色々な条件がありますが、
更に、気象条件があります。
暑いのか、寒いのか、
ムシムシしているのか、カラッとしているのか、
風はあるか、風向きはどうなっているか、
雨が降っているか、太陽が出ているか、雪が降っているか、
既にやんでいるが積もっているとか、
水溜りがあるとか、少し滑りやすいとか、
このように、どのゲームでも、色々と条件が変わってきますので、
まずは目の前の条件を受け入れなければなりません。
「風が強いから思い通りのプレイが出来ませんでした」
ということもあるでしょう。
しかし、そんなことは相手チームにしてもお互い様ですから、
思い通りにプレイできないのであれば、
思い通りにプレイできないなりに勝つ方法を考えるのが、サッカーです。
単純ではありますが、例えば、強い追い風の時。
そういう時は、前へのボールが風を受けて伸びるわけですから、
ミドルレンジからでもシュートを積極的に打ってみるという手があります。
また、ボールを浮かせてしまうと、風の影響を受けやすいので、
味方にパスを出すときには、極力浮かさないとか。
一方で、強い向かい風の時はどうでしょう?
追い風のチームのミドルシュートをガンガン受けていてはたいへんです。
となると、ミドルレンジでは、シュートを打たせないことを重視します。
逆に、ディフェンスラインの裏に出てくる縦パスは、追い風ゆえに人が追いつけません。
(よく、追い風だからと縦にボールを蹴ってしまう人がいますが、これは非効率です。)
ですから、ディフェンスラインの裏に縦のボールを蹴らせれば、意外と楽に守れます。
(攻撃する時には、縦へのボールにブレーキがかかるわけですから、向かい風の時こ
そ、縦へのボールが有効だったりもします)
しかも、条件は試合の中でも変わります。
前半と後半で、エンドが変わるということもありますが、
風向きが変わることだってあります。
小学校の頃、台風の中での試合で、前半は豪雨と向かい風で、
ハーフタイムに晴れてしまったこともあります(笑)
そんな時に、「雨降れ」「風吹け」と騒いでいても、仕方がありません。
結局のところ、条件を受け入れ、早くその条件を利用する者が試合を有利に運ぶのです。
ピクシーことストイコビッチ氏がJリーグでプレイしていた頃の映像として
よく出てくる映像がありますが、カウンターの際に、40メートルくらい、
リフティングで進んだことがあります。

このプレイは観衆を大いに沸かせ、人々の記憶に残るプレイでしたが、
最も大事なことは、ピッチコンディションが酷かったということです。
(これが、サビチェビッチ氏だったら、どういう選択をしたのかも見たいところですが)
参考:サビチェビッチ氏の映像
(ドリブルの時、ボールを置く位置がかなり後ろなのが特徴的です)

このように、条件に合わせて、最適な判断をしていくことが求められるサッカーは、
ビジネスにおいても、大事なことを教えています。
というのも、条件の無いビジネスというのは、既にビジネスではありませんし、
条件が微妙に変わることというのは、ザラです。
契約条件でさえも変更になることはありますし、
市場の動きが変わることはもちろん、ミクロにみれば、小さなコミュニケーションの間にも
条件は変わり続けます。
その中で最適解を模索し続けるという思考をサッカー少年達は鍛錬されているわけです。
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明日は友部くんです。

Nomura