台湾鉄道の旅3(九份編)

台湾鉄道の旅3(九份編)

こんにちは、スタッフの村上です。
今日も前回前々回に引き続き、台湾の鉄道の旅をお送りします。
(と、いっても今日は鉄道が出てきませんが・笑)
今日は、バスに乗り、台北近郊の九份(じょうふぇん)へ行きたいと思います。
九份へは、前回ご紹介した瑞芳駅からバスに乗って、
20分くらいのところにある山間の町です。
余談ですが、台湾のバスは、なかなか面白いです。
運転手さんがいきなり「トイレ」といって、どっかに消えたり、
バス停留所の「次は???」というLED画面が、
一年中「現在修理中」だったり、ドアを開けたまま走りだしたり、
突っ込みたくなるところが山ほどあります。
九份までは、台北の忠孝復興駅からは、高速バスも頻繁に出ていますので、
バスの旅をしてみたい方は、ぜひ乗ってみてください。
台北からのバスの時刻表は、こちらからどうぞ。
(台北からは金瓜石行きに乗ってください。
 帰りのバスの時刻は、金瓜石発車+10分程度になります。)
九份では、「舊道(じょうだお)」というバス停で降ります。
運転手さんも心得ていて、大体
「到了九份老街~~(だおらじょうふぇんらおじえ・九份の街に着きましたよ?)」
とかいって、教えてくれます。
バス停の前には、展望台があり、
瑞芳の駅からあがってきた坂道や、海を見渡すことができます。
景色は、↓な感じです。なかなか絶景です。
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景色を堪能したら、ぶらぶらと散策を始めましょう。
セブンイレブンのわきが街の入り口です。
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九份は、もともと、9軒の家があって、いつもふもとの町に買い出しに行くときに、
9軒分の物資を調達したことから、九份(中国語で九つ分の意味)という地名が付いたそうな。
第二次世界大戦の間・戦後とゴールドラッシュでにぎわったそうですが、
鉱山の閉山とともに、街は寂れたそうです。
ところが、その後ベネチア映画祭の受賞作品「悲情城市」のロケ地になったことから、
にわかに注目を集め、最近では「千と千尋の神隠し」のモデルにもなったといわれています。
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(悲情城市の看板。ここは鉱山街時代、映画館があったそうです。)
そんなわけで、日本人観光客はもちろん、台湾人にもとても人気だそうで、
土日になるとものすごく混雑するそうです。
(台湾人の友達には土日はものすごくこむから、平日行った方がいいよと勧められました)
古い街並みの中には、懐かしい感じのお土産屋さんや、
ちょっとおしゃれな茶藝館などがひしめいています。
早速僕も名物料理を…ということで、
ここの名物の芋圓(ゆーゆぇん)を食べてみました。
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芋圓は漢字の通り、芋団子なわけです。
そこにシロップやら、小豆やらがはいって、一緒にいただくデザートなんですが、
あたたかいのと冷たいのを選べて、冷たいのを選ぶと、氷をいれてくれます。
芋圓自体は、白玉みたいな食感で、もちもちして美味しかったです。
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ちなみに、台湾の人たちは、もちもちした食感で美味しいことを「QQ」と表現するそうです
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雰囲気のある街並みも見て、おなかもいっぱいになりました。
来週は、さらに奥の観光地・金瓜石(じんぐわすー)に向かいたいと思います。
九份の詳しい観光情報は、こちらからどうぞ
明日は、吉村君です。
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