こんにちは。のむらです。
引き続き、このシリーズです。
全国のサッカー経験者の方、また、サッカー小僧のご家族、ご友人の方に、
サッカーに打ち込むことで、ビジネスパーソンとしても一流になるための素養
が身につく、というご理解を頂ければ幸いです。
↓過去の記事↓
その1
その2
その3
その4
その5
その6
その7
その8
その9
その10
その11
その12
その13
その14
その15
その16
その17
その18
その19
その20
その21
↑過去の記事↑
■考えて走る■
これは、
日本にオシムさんが登場して言われたことですが、
何のことはないです。
極めて当たり前のことです。
サッカーのゲーム中、ピッチ上での行動の目的は
2つしかありません。
それは、
⇒得点を増やすこと
⇒失点を減らすこと
です。
これが、サッカーというゲームの基本です。
オシムさんは、新しいことを教えたわけではなく、
基本原則を念押ししていたわけです。
では、なぜこの基本原則を念押しする必要が出てきたのでしょう?
サッカーにおいては、チームのフォーメーションを、
ああでもない、こうでもない、と考えています。
もちろん、フォーメーションによって戦局が変わることも多いので、
これはこれで重要なことです。
ただし、一旦ゲームがはじまってしまうと、
人の動きは複雑ですから、
当初のポジション通りに人が配置されていることは、
保証できません。
それこそ、味方が退場になったり、相手選手が退場になったり、
ということにはじまり、一時的にバランスが崩れていて、
元々いたはずの選手がいなかったり、、なんてことはザラです。
そんな時に、
「ぼくはFWだから」
とか、
「ぼくは右サイドの選手だから」
なんて言っていられません。
状況に応じた判断をして、動かなければなりません。
そうしないと、得点は入りませんし、失点は防げません。
ですから、
・考えて走る
というのは、サッカーの基本原則です。
しかし、オシムさんが来た頃の日本代表に関する議論は、
フォーメーションと、各ポジションに起用する人材の議論が中心でした。
それに対する警鐘でしょう。
余談ですが、多くのサッカー選手は、ただ走るのが嫌いです。
トレーニングのメニューとして、
ただ走る、というメニューもあったりはしますが、
けっこう、皆さん、嫌いです(笑)
これは、もはや、それがサッカーではなくなりつつあるからでしょう。
さて、話を戻して、、
ビジネスでも同じようなことはよくあります。
よく言われることですが、大手のコンサルファームやVCなんかで
活躍していた人が、起業しても、そこまで高い確率では成功しない
と言われています。
確かに、経営コンサルティング、戦略コンサルティングのプロフェッショナル
であって、高いパフォーマンスを発揮した方であっても、
創業社長として活躍できるパーセンテージは、劇的には高くないのが現実です。
要因はいくつかあるとは思いますが、今回の話が一因になっていることも考えられます。
高度に仕組み化された企業は、
洗練された業務フロー、マニュアル化しないためのマニュアル、
それらが、世界で標準化されていたりします。
ひとりひとりのポジションも、業界/ファンクション/工程、、、といった具合に、
キレイにプロットされています。
さしずめ、サッカーゲームの如き、キレイなフォーメーションです。
もちろん、成熟した大企業が効率的に成果を出そうとすれば、
これは、今の世の中ではあるべき姿ですから、
とても重要なことです。
しかし一方で、基本原則は、
⇒売上を上げる
⇒コストを減らす
ですから、
その軸をぶらさずに「考えて走る」のが鉄則です。
お金が足りない、人が足りない、仕組みが足りない、、、
と、言ってる暇があれば、「考えて走る」しかないのです。
ここは、創業する時はもちろん、限られた予算で事業をはじめる場合にもそうですし、
はたまた、RBCのようにマルチキャリア設計の会社をつくる時にも当てはまります。
ここで、「昨日までの常識」や「他の仕事の常識」に縛られてしまうと、
⇒自分の単金がもっと高いから、こんなことはバカらしくて出来ない
とか、
⇒こんなのは自分の仕事じゃない
とか、
⇒売上規模に対して割に合わない
なんて言ってしまう人もいるようですが、
これでは、ビジネスクリエーターとしては、「何も考えていない」に等しいです。
そうやって、何もしなければ、成果はゼロです。ゼロなのです。
オシムさんも、
「走らないでどうやってサッカーができますか?」
と言っていましたが、
⇒点を取りに行く
⇒失点を防ぐ
というシーンにおいては、ポジションがどうだとか、利き足がどうだとか、
そんなことを言っている暇にも、走るべきです。
これは、サッカーのように複雑に人の位置が入れ替わる競技では、当然のことです。
そういうことを身をもって知っているサッカー少年はとても幸せです。
考えて走れるビジネスクリエーターに向けてRBCへの会員登録をどうぞ。
明日は友部くんです。