こんにちは。のむらです。
イマジネーションや想像力というと、
とっても奇抜な作品をつくるアーティストや、
他人が考え付かなかったようなパフォーマンスを見せるアスリート
そういった人々にのみ重要な要素でしょうか?
そうでは無いと思います。
そもそも、想像力の体とは何でしょうか?
像というのはカタチ
想というのは意識領域の営み
と、解釈できると思います。
とすると、想像力とは、「カタチに対する意識領域の営みの力」
ということになり、
また、意識領域という分類はこの場合、
・無意識領域
・五感領域
と区別されたものでしょう。
さらに、ここで言われる「カタチ」というのは、
・五感領域を通過せずに認識されるもの
と考えられます。
(じゃないと、意識領域の出る幕がないので)
さて、ここまでの話をまとめると、
想像力とは、
「五感領域を通過せずに認識されるものに対する、意識領域の営み」
です。
この前提で、やっと本題に戻ってきた感じがします(笑)
具体的にはどんなことか?
例えば、ケータイにメールを貰った時。
目に入ったメールのテキスト情報は五感を通過した認識なので、
想像力の出る幕ではありません。
また、テキスト情報の配列と、脳内にある記憶とを連結する作業
(つまり、そこにある言葉の意味を解釈する作業)
も、想像力の出る幕とは言いにくいでしょう。
(厳密に言えば、意識領域の営みが無いと成り立ちませんが、
意識領域だけでは成り立っていません)
ところが、
「今、メールをもらった」
という事実を皮切りに、
・相手がどういう気持ちでメールを送ってきたのか?
・このメールはどんな状況下で作成したのか?
・そもそも、(メール本文には書いていないとして)なぜメールという手段なのか?
などなど、
ひとつの事実における相手側の5W2Hを埋めようとすれば、
殆どの場合、想像力を必要とします。
もちろん、全部テキスト情報に落とすべく、確認を行うという方法もありますが、
正直、そういうことを真面目にやり始めたら、たったひとつの言葉のキャッチボールでも、
1日くらい確認作業が必要だと思います。
そんな時間は、とてもじゃないけどありません。
ですから、他者を理解しようと生きていくのであれば、
誰しも想像力を必要とします。
では、さらに翻って、他者を理解しようとすることが重要かどうか?
という話ですが、これは、間違いなく重要でしょう。
というのも、人間は、ひとりじゃ何もできません。
ひとりで地球に佇んでいたら、ご飯を食べるのも一苦労でしょう。
これは、極論と言われるかも知れませんので、
もうちょっと身近なことを考えてみると、
皆さんのお仕事がそうだと思います。
どんなビジネスでも、完全にひとりでは、
そもそも、ステークホルダーがいないので、
ビジネスとして成り立ちません。
・顧客はどう考えているか?
という時にも、出来る限りは言葉に落とし込んで確認すべきですが、
どう考えても確認ができない部分や、
確認することがどう考えても不必要な部分もあるはずです。
(そもそも、相手側が100%自己分析をしているという前提に無理があります)
なので、
想像力を働かせること、
また、
その想像の精度を高めること、
は、我々ビジネスパーソンにとって、非常に大切なことだと思います。
では、どうしたら想像力がよく働き、精度が高まるか?
この点については、
意識的な学習と実践が有効だと思います。
そういう視点から、RBCの定例勉強会を通して、一人でも多くの方が、
色々な方の目線で物事を考えるきっかけを手に入れて頂ければうれしいです。
(そのために、色々な講師の方をお招きしている、という面もあるのですから)
意識的な学習と実践は、RBCへの会員登録からはじまります。
明日は友部くんです。