『イリュージョン・オブ・コントロール』

『イリュージョン・オブ・コントロール』

こんにちは、吉村です。
みなさんはロト6やtotoなどの宝くじを買った事ありますか?
私は昨年BIGブーム(1等6億円!!)に乗っかり、何度か購入した事ありますが、
未だに当たったためしがありません。くじ運が悪いのかもしれません・・・・・
さて、ここに二つのロト6くじがあるとします。
? 【11】 【22】 【33】 【44】 【55】 【66】
? 【35】 【69】 【73】 【24】 【83】 【15】
どっちが当たりそうでしょうか?
??いやでも全部ゾロ目だと・・・やっぱ??
となんとなく?の方が当たりそうな感じしませんか?
絶対?の方が?より当たるに決まってる!!っと思ったりしませんか?
しかし、実はどちらも確率は同じなんですね。
※余談ですが、1等の当選確率は約600万分の1らしいです。
では確率が同じなのになぜ?が多く選ばれるのでしょうか?
これはつまり、自分が関与した事によって、その物事をコントロールできるのではないか、
少なくとも何か影響を与えることができるのではないかという錯覚に陥ったのです。
このような事を心理学では『イリュージョン・オブ・コントロール』と呼びます。
(別名:『コントロールの幻想』・『コントロールの錯覚』)
宝くじに限らなくても、普段私たちが生活している中で『イリュージョン・オブ・コントロール』
は様々な所で作用しています。
いくつか典型的な例を挙げますと・・・
・今回の成績が悪かったのはたまたまだ!普段はもっと出来るはずだ!
・株が暴落したのは、一時的だ!そのうちすぐ上がる!私の判断に間違いはない!
・この商品はいつかきっと売れる!きっとそうだ!長年のカンに狂いはない!
っと自分に都合の良い情報を優先的にインプットして、
都合の悪い情報にはなんだかんだと理屈をつけて耳を貸さないようになります。
(わが子に限ってそうな事をするはずがありません!っと親バカっぷりを発揮する事も『コントロールの幻想』の一種です)
これでは、いつか取り返しの付かない事になりかねませんね・・・
しかし、このような心理状況を知っているからといっても完全に防げる事はできません。
これを極力避けるには、曖昧ではない客観的な判断基準を用いること大事だと思います。
自分勝手な期待をせず、気持ちは常にニュートラルで的確かつ冷静に判断することを心がけましょう!
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明日は野村さんです。
お楽しみに!

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