おばあちゃんとFAX

おばあちゃんとFAX

こんばんは。RBCスタッフの庄司です。
メールが発達して、最近はFAXを使う人も減ってきてしまいましたが、今日のブログでは、FAXもいいもんだ!ということを伝えたい!と思います。
私の祖母は長崎県の五島列島(長崎の佐世保からフェリーで2時間半くらい)に一人で暮らしています。
祖母は昔から文章を書くのが好きで、祖母が書いた詩や俳句が新聞に載ったこともあります。
そんな祖母は私たちの誕生日はもちろん、何かある度にハガキに素敵な文章をつづって孫たちに送ってきてくれます。
しかし、せっかくもらったハガキにお返事をしようと思いながらも、机に向かってペンを取り出しハガキに文章を書いて切手をはってポストに入れる、これだけのことが意外とできない。
Eメールなら電車に乗っている間に打って返せるけれど、もちろん祖母にはパソコンやEメールなんて理解できない。
また、祖母はよく家に電話をしてきてくれるのですが、平日は仕事で帰りが遅く、休日も外出することが多いので、祖母の声はいつも留守電の録音から聞こえてくるだけ・・。
「今日も誰もいないのですが、忙しいのですか?」というちょっと寂しそうなメッセージが残されていたりします。
そこで、私と母が考えたのが祖母の家にFAXを設置すること。
ハガキや手紙となるとついちゃんとした文章を書いておくらなくっちゃ!という気持ちになるけれど、FAXならEメール感覚でちょっとしたメッセージを送れる。
しかも、相手の時間を気にしなくてもいい。
「これから仕事に行ってきます。」
「今日の夕飯は、家族で中華を食べにいきました。」
「いま家に帰りました。今日も寒かったですね。」
こんなちょっとしたメッセージでも祖母のもとに届けば、なんだか一緒の時間をすごしているような気持ちになってくれるのではないか、と思う。祖母がFAXの送り方がわからないのなら、祖母はいままで通りにハガキを書いて返してくれればいい。
紙切れとインク切れになったときだけ、近くの電気屋さんに取替えをお願いしておいた。
だから、祖母はメッセージを受け取るだけでいい。
こうしてFAXを設置してから、私たち家族はこまめに祖母にFAXを送るようにした。
内容は1行や2行だけれども・・。
思った以上に祖母は喜んでくれた。そして、いつしかFAXの送り方を覚えたようで、
「FAXって便利ね。」
と筆ペンで綺麗に書かれたメッセージが送られてきた。なんだか嬉しい。
やはり「手書き」世代の方にはEメールはなじまないところが大きいと思うので、そんな場合はFAXを使ったコミュニケーションが結構いいんじゃないかと思いますね。
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明日は友部くんです!

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1 comment so far

大久保修Posted on10:33 pm - 10月 14, 2007

どこの社長だか忘れましたが、
遠隔地の社員のモチベーションをあげるのに、
筆ペンで伝えたいことを書いて
FAXで送るのだそうです。
「ばんばれ!」という言葉も
メールで送られてくるのと、
筆ペンで書かれたFAXが送られてくるのとでは
まったく違いますよね。
このブログを読んで、
それを思い出しました:)