周辺的大阪。

周辺的大阪。

私は大阪(正確には兵庫)に住んでいるわけですが、
今回初めて?関西に来て異業種交流会に参加できました。
というのも、こっちに大学の地盤がないせいなのかもしれないが、
あまり交流会といわれるものが活発ではないようなのです。
というのは東京と比較してのこと。
これまで10回以上は参加しましたが、
合コン的なものであったり、単なる名刺交換会であったり、
ひどいものでは、悪徳商法のようなものさえありました。
やっぱり東京とは違う。
そこで思い出したのは、
政治学にある「世界システム論」という考え方。
「世界全体を単一の社会システムとみなし,その内部構造を,
国際分業・中心・周辺といった分析概念を用いて把握しようとする立場」
すごく乱暴に言うと、世界を「中心」と「周辺」という考え方で区別し、
「中心」が「周辺」に影響を与えているということ。
難しい話は以下参照ください。
http://note.masm.jp/%C0%A4%B3%A6%A5%B7%A5%B9%A5%C6%A5%E0%CF%C0/#wc156ae2
長くなったがつまり、
東京は「中心」であり、大阪は「周辺」であるということ。
大阪は東京から作用をうけるものなのだ。
正確には大阪は「周辺の中心」なのだ。
対抗すべき「中心」とはなりえない。
情報、知識、人が集まるのはやはり、東京という中心なのである。
それに対して、西日本という周辺の中心である大阪と東京は違うのだ。
インターネットなど情報は物理的な距離をなくしてボーダレス社会と言われて
長年が立っている。地方自立ということでそれぞれの自治体が
より活発に活動できるようになっているのも確か。
だから決して卑下することではない。
ただまたまだ大阪は中央にはなりえてはいないのだと思う。
だから人にもよるがまだまだ不便を感じることは多々続くだろう。
東京は世界の中心?周辺?
自分の置かれている環境を客観的に見直してみると、
ひとつのマーケッティングみたいで
面白いかもしれませんね。

etcstaff

2 comments so far

大久保修Posted on11:58 pm - 9月 23, 2007

そういう意味では、
東京で働けるというのは
ひとつのメリットではありますね。
こういうブログを読むと、
恵まれている環境にいすぎて、
ボケていることがわかります。
RBC会員の方に、
わざわざ静岡から東京にいらっしゃる方があり、
頭が下がります。
自分も頑張らねば!

かもPosted on9:35 pm - 9月 27, 2007

それは、大阪来て、離れてみるとすごく実感があります。
少なくても日本では東京はとてもチャンスが多い場所であることは確かです。
また、世界で見ても東京の便利さ(特に買い物などモノが集まる場)は
格段と言っても過言ではありません。(もちろん住み易さとは違いますが)
取り敢えず、もう少し大阪でチャンスを散策してみます。