『型』

『型』

こんにちは。のむらです。
私は小学校の1年生から6年生の途中まで、剣道を習っていました。
お世辞にも、本気で取り組んでいたとは言い難い状況でしたが、何とかかんとか6年弱続きました。
なぜ卒業前に辞めてしまったのかといえば、結構ショボイ理由でして、、、
当時、水泳が苦手だったのが嫌で、
「個人メドレーができるようになる」という目標の下、水泳を習い始めました。
そうしたら、「水泳と剣道のスケジュールが重なってしまった」と、たったそれだけの理由でした。
(水泳の方は、とっとと目標を達成したので、3ヶ月そこそこですぐにやめてしまいましたが。。)
中学の授業で剣道がありましたが、ここで発見がありました。
うちの中学が弱小剣道部だったこともあり、
剣道部の同級生をコテンパンにやっつけてしまいました。
とはいえ、小学校時代にはそんなに強くなかったことを考えると、
「何でだろう?」
と思ったわけです。
いくつかの理由が思い浮かびましたが、そのひとつが、
「型」
でした。
これは、小学校時代に習っていたことの意味が、
やっと分かってきたという話なのですが、(もっと早く気づけという気もします。。)
「基本となる構え」を崩さないと、アラ不思議、強いんですね。
剣道に限らずですが、
基本となる「型」をどれだけ身につけたか?
によって、その人のパフォーマンスは大きく変わってきます。
ビジネスにおいては、
定常的な作業であるほどに、その影響は大きいです。
例えば、一番分かりやすいのは
「タイピング」じゃないでしょうか?
メールを書くにも、ドキュメントを作成するにも、
はたまた、メッセンジャー等で会話をするにも、
「1回キーを打つごとにキーボードを見回して・・・」
では、あまりにも効率が悪いですし、
そもそも、タイプすることが目的ではないので、
そんなことに神経をつかっている場合ではありません。
なればこそ、継続的に関わる作業については、
早く「型」を身につけることで、本来考えなければならないことも
十分に考えられるというものです。
しかしながら、どうやったら「型」が身につくか?
といえば、これは「実践あるのみ」です。
カラダが覚えていなければ「身についた」とは言えません。
近頃は、「楽に結果が出る」なんてことを言う人も増えてきましたが、
結果を出していない人の「楽」と考えるレベルと、
結果を出している人の「楽」と考えるレベルがそもそも全然次元が違っていたりします。
(なので、そのまま「楽」と理解すると、たいていの場合には全く役に立ちません)
結果を出している人にはそれぞれ、その方が結果を出すのに必要な「型」が身についているものです。
どんな人でも
「今現在の自分の価値観が一番正しい」
と、自覚的にしろ無自覚的にしろ、強く信じ込んでいます。
(「間違いを認める」というシーンも、正確には、「間違いを認めることが正しい」
という自分の価値観を一度通過した結果です)
ですから、観念的、概念的なアプローチでのみ「型」を身につけるのは、
ほぼ不可能と言っても良いでしょうし、仮に出来たとしても恐ろしく非効率です。
「型」を身につける際には、やはり「実践」が確実であり近道なのです。
前回書いた
◆ビジネスマインドを高める
ということと同時に(ステージによってはそれ以上に)
◆基本となる「型」を身につけるためにたくさん実践する
ということの重要性を剣道の話から思い返しました。
特に、RBCのスタッフの皆さんは、
普通の人よりも多くの「実践」の機会が与えられています。
この機会を活かし切るか否かは、
究極的にはその人の「やる気」で決まりますが、
「より多くの実践の機会」が価値あるチャンスであることには、
あまり気づかなかったりします。
(大体にして、気づいた時には、
どうあがいてももうそんな機会が得られなくなってしまっています)
ということで、今年度ももうすぐ半分です。
スタッフの皆さんは、チャンスを活かしてがんばりましょう。
スタッフにエントリーを希望される方はお問合せください。
また、スタッフとまではいかなくとも、「型」を身につけたい、
という方はまず会員登録を!
明日は、名倉くんです。

Nomura