こんにちは、スタッフの平です。
それでは第五回、戦国武将に学ぶ現代のビジネス戦略。
前回は武田信玄でしたので、
今回はその永遠のライバルである上杉謙信を採用したいと思います。
さて上杉謙信といえば、越後の龍、軍神と呼ばれており、
野戦ならば戦国最強の武将と呼ばれていたりもします。
中でも織田信長軍に勝利した手取川の戦いだったり、
武田信玄との5度の川中島の戦いがとくに有名だったりしますね。
また上杉謙信の戦以外で有名なエピソードで、
”敵に塩を送る”という言葉があります。
ということで、今回のサブタイトルは”敵に塩を送ることでの有効性”でいきましょう。
まず”敵に塩を送る”の語源ですが、
これは当時、永遠のライバルであった武田氏が今川氏に塩留めを受けて
非常に困っていた時に、武田の領民が苦しむのを見過ごすことが出来ないと
上杉謙信は今川氏の代わりに武田氏に塩を送ったことを表しています。
では、この”敵に塩を送る”ですが、
ビジネス面でどのようなメリットがあるかを考察してみましょう。
メリットとしては以下の2点が大きかったりします。
・信頼・名声を得られる
・相手に恩を着せることが出来る
…どうやら直接的、即効性のあるメリットはないようですね。
しかし、これを信頼・名声を得ることはお金を得ることより大変です。
それを言い方は悪いですが、
少し余裕があるので、相手を助けてあげるだけで己の名声が上がるのです。
これは今後、自分がビジネスを進めていく中で非常に重要なものではないでしょうか。
全く無名な人がビジネスを始めるのと、
有名な人がビジネスを始めるのでは、
どちらが成功しやすいかはお分かりですよね?
事実、義を大事にした上杉家は、当時多くの大名から信頼を寄せていたこともあってか、
戦国時代を生き抜くことが出来ました。
なお近年にも似たような事例があったりします。
今では世界一の企業となったアップルですが、
1997年に経営困難な状況を経済的に支援した企業がいます。
それがアップルの最大のライバルであったマイクロソフトだったりします。
もちろん上杉謙信と異なり、MSにはそれなりの目的があったと思いますが。
それでは、本日はここまで。
またご会いしましょう。
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明日は平田君です。