第四回 戦国武将に学ぶ現代のビジネス戦略

第四回 戦国武将に学ぶ現代のビジネス戦略

こんにちは、スタッフの平です。
それでは第四回、戦国武将に学ぶ現代のビジネス戦略。
前回までで戦国時代の三英傑の紹介が終わりましたので、
これからはひとまずは有名所を紹介していこうかなと考えています。
ということで四人目は武田信玄でいきます。
さて、武田信玄といえば、甲斐の虎の異名や、
徳川家康を苦しめた三方ヶ原の戦い、
そしてなにより『風林火山』という言葉で有名ではないでしょうか。
なので、今回のサブタイトルは”現代の風林火山”でいきましょう。
まず風林火山のおさらいですが、
疾(はや)きこと風の如く、
徐(しず)かなること林の如く、
侵掠(しんりゃく)すること火の如く、
動かざること山の如く
つまり
移動するときは風のように素早く
林のように静かにすることで敵陣から見つからないようにして
攻撃するときは苛烈な火のように
敵の策に惑わされず山のようにじっとこらえて陣形を崩すなということを表しています。
それではこれをビジネスに当てはめて考えてみましょう。
まず『風』ですが、
ビジネスを立ち上げるとき、推進するときは
早さが重要、最初に市場を作り先行者利益を得ることが重要と
置き換えて良いのではないでしょうか。
次に『林』ですが、
自社の試みが競合にバレてしまうと対策されてしまうので、
いかに水面下で動きチャネル開拓や特許出願をして、
新しい価値を市場に出すことが重要と置き換えれます。
そして『火』ですが、
イケると判断した時は中途半端な投資ではなく
積極的な投資を行うことで、シェアを広げるということになります。
最後に『山』は、
市場で上位になった後は、競合が新しい戦略を仕掛けてきた時に、
牛歩戦略(競合の真似)を取るといった慌てず対処するに置き換えれます。
まとめると、
ビジネスを進めるときは風のように素早く
林のように静かにすることで、競合から自社の方針を見つからないようにして
投資するときは苛烈な火のように
競合の策に惑われず山のようにじっとこらえて自社のシェアを崩すな
といったところでしょうか。
いかがでしたか、現代の『風林火山』は?
最後に、
実はこの風林火山は孫子の兵法を拝借したものだったりします。
孫子の兵法を現代ビジネスに当てはめた記事がネットにはいくつも存在していたりしますので
ご興味がある方はぜひそちらもご覧になってみてはどうでしょうか
それでは、本日はここまで。
またご会いしましょう。
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明日は平田君です。

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