映画レビュー『unbeatable』

映画レビュー『unbeatable』

こんにちは、スタッフの大久保です。
今回も映画レビュー(ネタバレなし)を書きます。
今日は先日香港に旅行に行った時に観た『unbeatable』です。
※事前に書いておきますが、日本では上映されない映画です。
【あらすじ】
程辉は、過去にボクシングのチャンピオンまで登りつめたほどだったが、ヤクザと関係を持ったことから道を外れ、刑務所に入っていた。
刑務所から出所してからは、古い友人の誘いで、格闘技のトレーニングセンターで下働きを始めた。家は、家賃の安い母子家庭の家で、間借りしていた。
借りた家の家主は、王明君と小丹親子。
王明君は、夫に捨てられ、下の男の子を不慮の事故で亡くしたショックで、精神病を患っている。小丹は、そんな母親を支えている。
程辉も、王明君の病気を知って、王明君と小丹の親子の力になろうとしている。
ある日、程辉の働くトレーニングセンターに、一人の男性・林思齐が入会してきた。
林思齐は、大金持ちだった父親が不動産投資で失敗し、一気に貧乏生活になってしまい、毎日飲んだくれる父親を介抱していた。
そして、程辉に総合格闘技(MMA)をやりたいので、ボクシングを教えて欲しいと依頼してきた。程辉は自分ががんばる姿を見せて、父親に立ち直ってもらいたいと思っていた。
順調に腕を上げた林思齐は、終にその舞台に立つ。
勝ち上がっていくが、強敵に負けて、首を損傷する大けがを負う。
程辉は、弟子の林思齐のために、自分がMMAに参加しようと決意。
48歳という年齢で再び総合格闘技の舞台に立つ程辉は、林思齐に勇気を与え、また、疑似家族のような暮らす小丹にも、勇気を与えたのだった・・・・。

【オススメ度】
 ★★★★☆(星4つ) ※あくまでも個人的な感想です。
【レビュー】
先月、個人的に香港旅行に行った時に観た映画。
香港に住んでいる友人に紹介してもらい、一緒に行きました。
わざわざ香港で映画を観た目的は、映画の内容そのものではなく、
日本人と香港人の映画の見方に違いがあるのでは、
という仮説を確かめたかったからです。
実際に観てみて、日本と違ったことは以下のとおりでした。
・チケット代が安い
  →日本だと普通に映画を観るとチケット代が大人1,800円ですが、
   香港では平日から、その半額くらいでした。
・字幕が2つある
  →字幕は中国語と英語の2つが同時に表示されていました。
   (音声は広東語でした)
・リアクションが大きい
  →笑ったり、泣いたり、(痛いシーンがあって)悲鳴をあげたり
   といった一つ一つのリアクションが、日本に比べて大きかったです。
・映画上映中に、友達同士で話し合ってもOK
  →上映されている映画をネタに友達同士で話して
   盛り上がっているのは、見ていてとても新鮮でした。
・映画上映中に携帯電話を見てもOK
  →映画館だと、スマホを見ている人がいるとすごい目立つので、
   日本で映画を観るときに、そういう人がいるとイライラするのですが、
   香港では当然のように、何人かが映画上映中にスマホで
   メールチェックしていて他の人も全然気にしていないのが、
   興味深かったです。
映画自体は、アクションやコメディの要素が盛り込まれており、とても良かったです。香港観光中に行った場所がいくつか映っていたこともあり、自然と感情移入できました。
言語の問題で、映画の内容が理解できないのではないかという心配もあったのですが、上述のとおり英語の字幕があったおかげで、普通に観ることができました。
映画の完成度は高いので、観る人は少数でもいいから、こういう映画を日本でも観れるようにできたらいいのに、と思いました。
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明日は野村君です。

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