『企画系の会議をうまくやる方法(1/2)』

『企画系の会議をうまくやる方法(1/2)』

こんにちは。のむらです。
先日、いわゆる企画系の会議に出てみて、
この手の会議をうまくやるには
大きく2つのことが重要だと思いました。
それを書いておきたいと思います。
2つのことというのは、
1.基本動作編:情報収集
2.スキル編:アイディア発想
です。
そもそも、企画系の会議というのはどんなものかというと、
会議の時間を通して、より良いアイディアを出し、
そのアイディアを実行する方法を合意し、実行に繋げる、
という会議です。
どんな仕事でも、カタチにするためには、
それなりの時間と労力がかかるものです。
しかし、そもそものアイディアが良くなければ、
実行段階でどれだけ苦労しようが、
それによってもたらされる成果はあまり大きいとは言えません。
例えば、銀座4丁目の交差点のど真ん中に穴を掘るとなると、
それはとても苦労の多い作業です。
もし、作業のたいへんさだけを問題にするならば、
「オレ、超がんばってる」
みたいなアピールもできるかも知れませんが、
そのアイディアを実行されたところで、
多くの人にとってはそれは非常に迷惑な話です。
つまり、実行段階でどのくらいがんばるかということは、
それそのものに価値があるわけではなく、
それが、どんなアイディアを実現するためのがんばりなのか、
という方に、より重要な価値があるわけです。
ところが、往々にして、自分の仕事となった途端に、
自分の苦労そのものに価値があるように錯覚してしまいがちなので、
これは非常に注意が必要です。
さて、それでは、実行した場合の価値が大きくなるような、
優れたアイディアを生み出すような会議をするには何が必要でしょうか?
大前提として、優れたアイディア、より良いアイディアを出す必要があるわけです。
となると、アイディアがどのように生まれるのかを理解しなければなりません。
アイディアというと、閃きのように感じるかも知れませんが、
完全に何も無いところからアイディアが生まれることはありません。
アイディアはその要素として情報が必要です。
例えば、多くの人が天動説を信じている社会において、
地動説という仮説を立てるというのは、
非常に珍しいアイディアだったことでしょう。
ただ、地動説というアイディアが出るには、
「地球が動いている」と考えるわけですから、
「地球」という情報を持っていないと、
そもそもこのアイディアは出ないことになります。
地球というのがある、という情報が無いところに、
地動説というアイディアは出ないのです。
従って、アイディアを出す材料というのは、
自分の持っている情報
になるわけです。
もし、優れたアイディアを出そうと思ったら、
情報が必要であるということです。
ということで、企画系の会議までに、
どんな情報をどのように手に入れるのか?
という準備が必要です。
もちろん、会議を通して企画をより良いものにするのですから、
ひとりよがりの結論ありきで準備しては、
せっかく他の方がいる会議があまり有効に活用できません。
かといって、何も準備しないというのは、
アイディアの質を上げにくくなります。
情報そのものは、世界中に溢れているわけですから、
まずは、それらを集めてくる、という基本動作をすれば良いわけです。
これは、やるかやらないか、という話なので、
あまり能力には依存しません。
基本動作と言えるお話です。
例として、ビジネスクリエーターズLiveの企画で考えてみましょう。
ビジネスクリエーターズLiveは、
ビジネスクリエーターといえるゲストをお招きして、
皆さんで会いに行こう!という場を毎月つくっています。
ゲストの特徴をうまく引き出して、
集まった皆さんにとってより有意義な時間をつくりだすことが、
企画の良し悪しによって変わります。
では、その企画会議をするにあたって、どんな準備ができるか?
なるべく汎用的に挙げてみます。
■ゲストについて知る
まずは、ゲストについての情報を集めます。
方法は、
1.最近の情報を集める
→Twitterやブログ、facebookの投稿等、ご本人が書いているものがあれば、
 少なくとも直近3ヶ月分くらいは見ておきます。
→ニュース等を見ます。Googleでニュース記事を検索したり、
 ゲストの方の会社サイトにニュースの項があれば、それも見ておきます。
2.ゲストのパーソナリティに関する情報を集める
→Wikipediaや公式プロフィールを調べます
→書籍があれば、読みます。
 もし、数が多くて時間的に間に合わない場合は、
 その方が初めて書いたものを読みます。
■集まる皆さんについて知る
1.集まる皆さんの統計情報を確認する
→どういう方が多いのか、ビジネスクリエーターズの場合は、
 会員属性や、最近のビジネスクリエーターズLiveに参加された方との
 会話を思い出します。
 メール等で近況を聞いてみたりもします。
2.特定の方の要望を聞く
→たくさんの方にあたる必要はありませんが、
 ゲストの方と相性の良さそうな方3名くらいに、
 ゲストの方から何を聞きたいか?を直接質問してみます。
→また、答えが来ない場合もあるので、
 ゆるいもので良いので、こういう話をしてもらおうと思います、
 という叩き台を出すのも良い方法です。
と、ここまでの情報収集に関しては、
自分のスキルとは殆ど関係なく、やるかやらないか、
という部分です。
なので、まずはこの基本動作をしておくことが大切です。
次回、スキルに依存する部分の話をします。
まだの方は、ビジネスクリエーターズへの会員登録をどうぞ。
会員登録は無料です。
明日は樋口くんです。

Nomura

1 comment so far

『企画系の会議をうまくやる方法(2/2)』Posted on7:16 pm - 7月 18, 2013

[…] 2つのことというのは、 1.基本動作編:情報収集 2.スキル編:アイディア発想 です。 […]